My Shanghai 1
さて、今日は大好きな上海のガイドの第一回目です。上海は訪れる度にものすごい速さで色々変わっているので、どこからご紹介しようかと悩みましたが、ガイドブックには殆ど載っていない大人のブティックホテルを選ぶ事にしました。
Mansion Hotel 上海市新楽路82号 www.chinamansionhotel.com
これはフレンチ租界にある1932年に建てられた個人の家を、2007年にリノベィトしてホテルとして開業した首席公館酒店(Mansion Hotel)です。旅行中に、個人の邸宅を訪問している気分が味わえて、とってもリラックスできるので私のお気に入りの場所です。上海の中心地にあり、賑やかな准海中路のすぐ側なのに、ホテルに一歩足を踏み入れると、とっても静かで、アンティークの家具が配置されたロビーはまるでヨーロッパのプチホテルのような雰囲気です。
1階のロビーでアフタヌーンティを頂くのも素敵ですけれど、私のお勧めは屋上のレストラン マグノリア。ホテルの向いの公園やロシア正教会、昔ながらの老アパートを眺めながら、ゆったりとしたソファに身を沈めながら飲むコーヒーやアペリティフは上海ならではです。季節が良ければディナーにも訪れて下さいね。レストランで出しているのは西洋料理(イタリアンっぽい)なので、何故上海で???と思われるかもしれないけれど、風が心地よい屋上のテラスでのんびりとしていると、旅行中なことをすっかり忘れて、上海に住んでいる錯覚さえ覚えるほどです。
そして、このホテルで一番のお部屋はこんな感じ。Mansion Suite
素敵でしょう?アンティーク家具のレプリカを使っているので、まるで1930年代の上海に居るような雰囲気です。壁には昔の写真が飾られていて、コーヒーテーブルの上にはレコードプレィヤーが置かれていたりします。でも、もちろん設備は現代的。ジャクージのお風呂にipodのdockもあります。クローゼットを開けると、シルクのローブがかかっていて、このホテルならではのサービスが感じられます。
Louis Vuittonのsound walkで女優のJoan Chenが上海案内のスタート地点に選んだのもここ、新楽路のMansion Hotelです。彼女に誘導されながらホテルを出て、道を渡って右へ曲がって...と富民路、長楽路、巨鹿路辺りを散歩するのも良いですね。時々私はsound walkを聞きながら頭の中で上海を散歩しています。
このホテルがある新楽路は、実は今、上海で一番のhot spotなんです。上海人の友達に「今、どこへ行くと面白いの?」と聞くと、誰もが口にするのが「新楽路」です。まだまだ残ってるローカルな食堂と
中国人デザイナーのエッジィなお店が並んでいて、しかもそれが行く度に増えてる!私は上海の魅力は、古き良き時代のエレガンスやローカルな生活、そして上海万博に向かって動き続けているエネルギーが入り交じっているところだと思います。そして、ロンドン育ちの私にとっては、日本から一番近いヨーロッパを感じられる大切な場所です。そして、手芸家にとっても宝の宝庫!
そんな上海を少しずつご紹介していきたいと思っています。次回のMy Shanghaiをお楽しみに!
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コメント
こちらでははじめまして。
ふつうの観光旅行では訪れないような上海の街はうっとりしちゃうほど素敵!
私は日本から一番近い英国を感じられる香港のファンだけど、上海はもっとハイソ(!?)な感じがするかも。
投稿: kk | 2008年11月15日 (土) 15:16