琳派から日本画へ
今日も琳派の展覧会のご案内です。
「琳派から日本画へ 宗達・抱一・御舟・観山」山種美術館にて 2008年11/8~12/25
先日の国立博物館平成館での大琳派展から、ますます日本画にはまっている私は、青空の広がる気持ちの良い内堀通りに面した山種美術館へ行ってきました。
一番思った事は、大きな美術館も良いけれど、山種美術館くらいの大きさの美術館も素敵だということでした。何故ならば、大きな展覧会へ行くと展示作品の数も多いし、会場も広いので頭も身体も見終わる頃にはヘトヘトになってしまう事が多くて、帰る前に好きな作品をもう一目見たいと思っても会場を延々と逆走しなくちゃいけないけれど、ここならばそんなことはありません。しかも、作品を近くでじっくり見る事が出来て、抱一大好きな私にとっては、とっても嬉しいことでした。
これは、抱一の弟子、鈴木其一の「四季花鳥図」。琳派の作品は絵の具の色が鮮やかに残っている物が多いけれど、これは特に色が鮮やかできれいでした。他にも、抱一の「飛雪白鷺」や「月梅」などの強く心が惹かれる作品を近くで見る事ができたのは本当に幸いでした。私は何でも正反対の物が同居しているもの(人も!)が好きなのですけれど、琳派の作品はデザイン的でモダンだけど、密かにかわいかったり、ものすごく大胆な部分と繊細な部分が入り混ざっているところが好きです。今日も抱一の梅の枝のガガッと描かれた感じと紅梅のぽたっとした形が同じ画面に同居しているのが良いなぁと思いました。
そして、足が止まって、いつまでも見ていたいと思ったのは、菱田春草の「月四題」。絹に春 夏 秋 冬の月が描かれているのですけれど、本当にきれい。繊細で静かな感じ。墨の濃淡を見ているうちに、作品から伝わってくる静けさや寂しさに泣きたくなってしまうような気持ちにさえなりました。でも、ものすごく高い技術に支えられている絵なので、しっかりとした印象も感じられます。
そして、山種美術館と言えば、この作品かしら。
印刷物では見た事があったけれど、実物は本当に素敵でした。やっぱり実物を見なくっちゃ!!!
実は、山種美術館の館長は私の幼稚園からのお友達です。彼女の丁寧な説明に耳を傾けながら、私も今まで日本画を見て不思議に思っていたことを聞きました。日本画って月を墨で縁をぼかして、白く残したように表してあるでしょう?あれはどうやってあんなに丸く残せるの?屏風にするかしないかは始めから決めてあるの?書き直しの効かない日本画の下絵は実物大で描くの?名前の位置が色々なのは何故?この雪はパッと筆を振って白を散らしたの?それとも、ひとつずつ描いてるの?....と、矢継ぎ早に子供のような質問を沢山したのに、丁寧に答えて下さった館長に感謝!!!
そのわかりやすくて優しい口調に、他の来館者の方達も思わず聞き入っていました。きっと、私と同様にもっと日本画が好きになられたに違いありません。
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