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2008年12月

I love Oxford!

Peter4_2
このいかにも英国らしいお家はOxford に住むPeterの家です。ロンドンからOxfordへは車でM4(motor way)を1時間くらい走ると着きます。そして、このかわいい村へは、市の中心から少し離れたほうへ向かって、「あっ、ここかな?」というくらい細い道を曲がります。まるで迷路のように曲がった道の両脇に、こんなかわいい茅葺き屋根のお家が点在している風景は、本当に「魔法の国のアリス」の村のようでした。

ロンドンに住む私の友人はお人形専門のアンティークディラーなのですけれど、ちょっと補修が必要なお人形があると電話をするのがPeterです。彼は何百年も前のビスクドールをきれいに直したり、オートマータ(ゼンマイ仕掛けのお人形)を元通りに動く様にできる魔法の手の持ち主です。

私が彼の家を訪ねたのは6月の半ば、英国の庭が一番美しい頃でした。Peterの趣味はご多分に漏れずガーデニング。でも、彼の庭はとっくに趣味の域を越えていて、毎年夏には庭を一般に公開しているそうです。そして、もうひとつの大事な趣味は「鉄道」。といっても、汽車に乗ることではなく、鉄道関係の物を集める事。だから、彼の庭には駅の標識があったりするのです。

Peter1


そして、こんな物も!(赤いのはパブリックフォン、公衆電話のボックスです)
Peter3_2


でも、何よりも驚いたのはお庭に汽車があることでした。
Peterが「さぁ、お茶にしよう。どこで飲む?家でも良いけれど、庭で飲もうか?」と聞くので、「OK!」と答えたら、「じゃぁ,先にコンパートメントの中で待っててね。」と言うのです。びっくりして庭を良ーく見渡すと奥の方に古い古い汽車のコンパートメントが置いてありました。

小さなドアを開けて中へ入ると。。。
Peter2
待っていたのは、ダンディなテディベァ! お皿に山盛りののケーキと熱くて濃い紅茶とたっぷりのミルクを持ったPeterは愉快そうに笑いながら、汽車の中のちいさなこだわりについて色々話してくれました。網棚の上には、忘れ物の様に置かれた革のトランクやボゥラーハット(山高帽)、そして壁には、当時の路線地図や切符もさりげなく飾ってありました。
英国人って変人が多いから、多種多様な文化が育ったっていうのは、私は住んでいた頃に度々経験した事だったのですけれど、ここにも立派な「英国人」がいました。庭作りの上手な人の事を「彼はgreen thumb(緑の指)を持っている」というのですけれど、庭だけではなく、何でも直してしまう事も出来る魔法の手を持つPeterは何色の指を持っているのでしょうか。

Peter5魔法の手の持ち主、Peterと。
東京に居るとバタバタキリキリすることの多い私も、イギリスにいる時には子供のような笑顔になってしまいます。
そして、時々忙しい毎日に悲鳴を上げたくなると、このきれいな庭と「英国人」Peterを思い出してクスッと笑ってのんびりとした気持ちに戻ります。

今日のイギリスは最高気温が3度です。(最低気温は-3度!!!) 凍るような寒さのお庭はどんな景色なのでしょう。でも今花が咲いていなくても、土の中では球根達が春に向けて栄養を蓄えているはずです。うわぁ、楽しみ!春になったら、UKへ行きたい!

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日本人は忙しい!

皆が楽しみにしていたクリスマスが終わったと思ったら、街中たった一日ですっかりお正月を迎える準備に変わっていました。ヨーロッパでは、New Yearはクリスマスに比べるとそれほど重きをおいていないので、25日を過ぎると逆にのんびりとした感じになります。でも、日本はもちろんお正月が一年で一番大切なので、年末も新年を迎えるための準備に大わらわになる訳ですよね。。。

私も、新年をこざっぱりと迎えたいと昨日お買物へ出かけました。家のすぐ近くから車で第3京浜にのり、ちょっと走るとIKEAがあります。噂には聞いていたけれど、安いし、色もかわいいから、家の中をどんどん変えたくなります。私もワゴンいっぱいにキッチンのマットやバス用品、手元を明るく照らすライト、作品を整理しておく箱などを買いました。


Hyacinth
良い香りにつられてヒアシンスをお買物ワゴンの中へ。家へ帰ってから、きれいな色のポットに入れて窓際に置きました。
猛ダッシュの年賀状書きも、お陰様でヒアシンスのふんわりとした良い香りに包まれてすいすい進みました。


そして、本当はのんびりとソファで本を読みたい私。
図書館で借りたり、買ってあった本達。お正月に読むぞ!

Books

そして、何よりも本業の編物。
Knits

これはシェットランド島から取り寄せた糸で編んでいるアラン模様のセーターと編みかけの手袋です。手袋は、先日スウェーデン在住のニットデザイナーのHさんに教えて頂いたスェーデンの伝統的な道具(平たいかぎ針のようなもの)を使って編みます。技法はとってもシンプルで簡単なのに、手加減一つですぐきつくなっちゃうし、まだまだ練習中です。でも、面白いからちゃんと取得して、ぜひ他にも色々作りたいと思いました。私らしい色と素材で!

スウェーデンの楽しいお話をHさんから色々と聞いたばかりだったので、IKEAへ行った時には、思わずミートボール+ソースやディルと一緒にマリネされたスモークドサモン(私の大好物!!!)やヘリング(イワシ)、チーズの大きな固まりやジンジャークッキーを思わず購入しました。やっぱり、誰かから聞いた事って心に残っていて、その事と関係がある物を見た時に「あっ!」とうれしくなるんですね。ひとりで買い物をしていたのに、Hさんと一緒のような気分でした。彼女が「これこれ、これ美味しいのよー!」と、にこにこ教えてくれているような感じ!

さぁ、まだまだお正月までにしなくちゃいけないことが沢山です。「しなくちゃ」、じゃなくて「したいこと」と思って、楽しもうっと! : )

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Merry Christmas!!!

6hills

Merry Christmas!
今日はクリスマスイヴですね。
私はクリスマスデコレーションが大好きで、どこかへ旅行へ行く度に買って集めたオーナメントや自分で作ったものなどが棚一杯にしまってあります。そして11月の後半になると、今年は何を飾ろうかしら?と悩みながら、色々な箱を出したりしまったりするのも毎年の楽しみです。

私の今一番お気に入りのオーナメントは、去年表参道のMOMA(NYのMuseum Of Modern Art)のお店で見つけたこのサンタクロースです。彼は、赤いガラスで出来ていて、手足の先にはキラキラ光るグリーンのラメが塗ってあります。そして、ハンドペイントのとっぽい顔が何ともかわいい! まだまだサンタクロースになる練習中のようなcuteな我が家のサンタです。

Mysanta

そして、私が今年見つけたお気に入りは、このカード。
Card1

これは、D-BROSという日本のスティショナリーのブランドの商品です。私はここの独特なファンタジックなセンスや、遊び心に溢れたカレンダーやカード、グラスetcが大好きで、六本木ヒルズや赤レンガ倉庫などで見つけると、つい手にとって遊んでしまいます。

このカードも上半分を90度に立てると上に描いてある絵が、下半分の鏡のような池に映り込んで絵が完成するようになっています。かわいいでしょう? 
他にもビニールのカードにお水を入れると、ベネチアングラスの花瓶のようになって、簡易花瓶として使えるスグレ物や、タンブラーの手前側にはオオカミが、向こう側には赤ずきんちゃんが描いてあって、絵が重なる様になっていたり、クッキーやチョコレート、マッチのようなカードなど、どの製品も「わぁっ!」と驚きでいっぱいです。
なかなか扱っているお店がないのですけれど、visions coaxというサイトで通信販売をしています。D-BROSで検索をしてみて下さいね。

そして、クリスマスに私が楽しみに待っているのが、このクッキー!!!
Cookies
これは、私の友人と彼女の高校生の娘が作った力作です。素敵でしょう?去年初めて贈ってくれた時には、余り上手にできていて、しかもとってもかわいいのでびっくりしました。それに何と言っても美味しくて、「どこで買ったの?」と彼女に聞いてしまったくらいです。

アイシングで飾られたクッキー達も、何だかすごく嬉しそうでしょう?じっくり見れば見る程、目や模様のアイシングの細かさや飾り付けのセンスの良さに脱帽です! 私の友人もタダモノではないのですけれど(!!!)、私は、こんなに器用でじっくり物事に取り組める彼女の娘の将来もとっても楽しみです。

今年も、こんなふうに楽しくてあたたかくてしあわせなクリスマスです。
本当にうれしい毎日です。

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My Shanghai 10

今までは、上海ってこんなに素敵!フレンチ租界バージョンっていう感じでしたけど、今日は私が上海で食べるローカルなご飯のご紹介です。私は上海へ行くと、お昼はこんなジモティばかりのお店で、そして夜はちょっとお洒落をしてレストランへ行きます。どちらもすごく美味しいから、どちらかだけではダメで、一日の中でその落差を楽しんでいます。さぁ、ローカルな上海ご飯へどうぞ!

まずは、上海蟹。(大閘蟹ダーヂャーシェ)

_crab
10月頃から旬を迎えるメス、その後はオスが美味しい上海蟹は、もちろん地元の人たちもその時期には何回も食べる大好物です。
私はjust visiting(観光客)なので、レストランで食べるしかないけれど、その頃に上海の友人達に電話をすると、
「ゴメン!今、家で蟹食べてて、手がベタベタで話せない!!」なんて、羨ましい事を言ったりしています。
そして、秋になると私も「今頃ならまだメスかしら?それとも、もうオスもいいかしら?」とわくわくしてきて、カレンダーとにらめっこをしながら、いつ行こうかな?と考えます。上海には一年を通して上海蟹を食べられる美味しいお店も沢山ありますけど、旬に行くとどこもかしこも(普段は蟹を売っていないお店まで!)大閘蟹!と大騒ぎで楽しいです。この立派な蟹は、王道の王宝和大酒店で。ここは、お店の人が丁寧に身だけを取り出してくれます。でも、もう少しローカルなお店でみんなで無口になりながら食べるのも楽しいですよ。


Beijingduck_2
そして、次は上海でも美味しい北京ダック。(北京カオ(火偏に考)鴨 ベイジンカオヤー)
准海中路の有名店 全聚徳で食べても1羽¥3,000位なので、2人で行っても、もちろん1/2羽ではなく1羽をオーダーして、「もう、いらない!」っていう位食べます。日本では皮しか食べないお店が多いけれど、ここでは目の前で1羽をあっという間に、皮とお肉(2-3種類をお皿に山盛りに!)に切り分けてくれます。だから、好きなだけお味噌やお葱と一緒にくるくるっと巻いて召し上がれ!

Jellyfish
北京ダックが焼き上がるまでは、こんな前菜はいかがでしょう。上にあるお皿は、美味しいのに日本では余り見かけないくらげの頭の部分。ごま油とお醤油のさっぱりしたタレにつけて頂きます。そして、左はちょっと見るとギョッ!とするけれど、私が大好きなあひるの水かき。コラーゲンたっぷりでプリプリしています。辛いワサビのソースをつけて、どうぞ。意外と、ひとつ食べたらもうひとつ、とお箸がのびてしまいますよ! お口直しに、右のお皿の甘辛いきゅうりのピクルスもどうぞ。

中国では前菜を沢山注文して、そのあとおかずを何品か頼んで(しかも必ずお肉+お魚+お豆腐+野菜とバランス良く!)、まだお腹に入ればデザートを食べます。日本人が「それじゃぁ、締めに焼きソバかチャーハンでも。」というのは、とっても垢抜けない食べ方みたい。。。なるほど。


Dates
これも、私が上海で初めて食べたお料理の一つです。餅米を詰めたナツメのシロップ炒め。上海料理のひとつで、優しい味の箸休めです。甘いナツメともちもちっとした餅米の組み合わせがクセになって、つい「あれ、頼も!」と注文してしまいます。見た目よりもさっぱりとしていて、美味しいです。これを食べられるのは圓苑(Yuan yuan)などの上海料理のお店だけなので注意!北京ダックや蟹のお店には残念ながらありません。。。

Chiken
そして、これは正真正銘のローカルフード。ここ、振ディン(県に似た字)鶏のさっぱりとした蒸し鶏と麺は地元の人に大人気!
ある日 一人で歩いていたら、ひっきりなしに人が入っていくお店がありました。中を覗いてみたら、お店中の人たち皆が同じ蒸し鶏+麺を美味しそうに食べています。そこで私は目的地を急遽変更して、ここでお昼を食べる事にしました。
注文の仕方が解らなくて困っていた私を、回りで食べていた人たちが口々に「何を食べたいの?ほら、お財布出して、30元持ってる?(¥450くらい)」と助けてくれました。それからずっと、私に蒸し鶏が運ばれてきて無事に食べ始めるまで、みんなで心配そうに見守っていました。そして、私が「好吃!ハォチー!」とにっこりしたら、やっとお店中が安心してまた食べ始めた感じでした。そんな事も一人歩きならではの楽しさでした。


Potrice
これは、市内に何軒もある香港点心のお店、避風塘(ビーフォンタン)の鴨肉がのってる土鍋で炊いたご飯です。あぁ,考えるだけでお腹が空いちゃう!
ロンドンの中華料理店は殆どが広東料理なので、私がUKに住んでいた時には、この土鍋ご飯を良く食べていました。そのせいか、メニューにこのご飯を見つけると何となく懐かしい気持ちになります。このご飯を食べると私の頭の中が「あぁ、ロンドン!」となる訳です。食べ物って面白いですね!
避風塘は朝ご飯から夜食にまで使えるので、どこにあるか覚えておくと便利です。花園飯店(ホテルオークラ)の側の長楽路にもあります。

そして、最後はみんなが大好きな火鍋!

Hotpot_2


上海には色々なお鍋のお店があって、北京風の羊のしゃぶしゃぶやオーガニックの野菜を使うお店、キノコばかりのお鍋やひとりずつの小鍋スタイルのお店もあります。でも、私が行くのはここ、来福楼のようにスープを2種類選べたり、具材を細かく選べるところです。ただ問題がひとつだけ。沢山チョイスをしなくちゃいけないのに、メニューが中国語だけのところが殆どなんです。そんな時の力強い味方は「旅の指差し会話帳」「食べる指差し会話帳」。でも、たいていはページを探すのがもどかしくて、回りのテーブルを見て「あれとこれ!」と頼みます。思った物と違った物が来ても、お鍋だから大丈夫! みんなでそんな失敗も笑いながら食べましょう。あぁ、上海へ行きたい!!!

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Noism08.

Noism_2

金森穣が率いるダンスカンパニー Noismの公演を見てきました。
NINA 物質化する生け贄(ver.black)
横浜赤レンガ倉庫1号館 
2008 12.17-21


金森穣のことは前からすごく気になっていました。まだ1度しか彼の舞台を見た事がなくて、でも普段は新潟に居るし、そうでなければ海外公演をしているので、今回の横浜での公演は絶対見逃したくないと思いました。

感想は..やっぱり行って良かった! 「床からエネルギーを吸い上げようと思ったら、あぁいう動きになったんです。」と、金森穣は言ってたけど、人形を床から起こすような動きを、生きている人間が自分の目の前でするのを見るのは不思議な感じ。それだけじゃなくって、60分の舞台は、息をのんだり、目を丸くしたり、頭でうーんって考えたり、心がドキドキしたりしているうちに終わってしまって、まだあと何回も見たいと思いました。
今日の舞台を見ていたら、以前、勘三郎が本の中で「ジャン・コクトーが日本へ来た時に歌舞伎を見て、その動きからインスピレーションを受けて「美女と野獣」を作った」、と言っていたのを思い出しました。そして、今回の作品について金森穣は「日本の伝統芸能独自の下半身の動きを取り入れた作品に触発されて作った」という事でしたけれど、様々な文化が色々な時代に、数々のアーティストによって、西洋と東洋を行ったり来たりしているんですね。楽しい! ジャン・コクトーはフィルムの逆回しをして、あのかかとからスクッと真っすぐに起き上がる動きを表現したけれど、Noismのダンサーは、いくら鍛錬しているとはいえ、すごい! 

NINAのストーリーは....各々の感じ方によって違うし、見る前にはきっと知りたくないから私が感じたストーリーも秘密にしておきますね。


そして、講演後には金森穣と井関佐和子が観客の質問に答える、というとっても贅沢な時間がありました。そこで彼が、「作り上げるという感じ、意味を込める感じを意識的に壊そう、壊そうと常に考えている」、「表現する事は見る事」、とひとつひとつの言葉を丁寧に探しながら答えている姿に、私はすごく感動しました。(私が感じた事なので、もしも意図していた事が違っていたらごめんなさい!)

日本の身体の表現は下へ下へ↓ですけれど、西洋は天へ↑(上へ)。私も教会へ行く度に賛美歌もあの教会の尖塔も天上へ届く様に、そしてバレエの動きも上へ上への表現なのね、と感じていたけれど、金森穣は「僕は、下へ↓行きそうな時は上へ↑、上へ↑昇りそうな時は下へ↓と考える」と言っていて、今日彼の舞台を見てなるほど!と思いました。
今日のNoismの舞台とアフタートークを見て、彼から一番強く感じた事は、自分が作り出す物と向き合う真摯な気持ち、でした。金森穣と、彼と一緒に働いている人たちが、今、すごく日本の舞台芸術の制度を変えていってること、それを新潟県という場所で行っている事にものすごく意味があるんだと思いました。

NINAの前に、現在創作中の作品[partita]を少しだけ上演しました。もう既に出来上がりがすっごく楽しみ!
これは、来年の6月にりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館と東京の新国立小劇場で上演予定です。
でももし、間に合うんだったらNINAをぜひ!!!
問い合わせ:アンクリエイティブ03-5458-0548

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My Shanghai 9

ここはモロッコ???

Elwajh

いえいえ、ここは東京から2時間で行かれる上海です。でも、この写真を見ていると、まるでマラケシュかタンジールかモロッコのどこかに居るみたいでしょう?

ここは、フレンチ租界の中でも有名な瑞金賓館の中にある素敵なbar、Face(最近closedしたって聞きました。残念!でも、どこか場所を見つけてまたオープンする予定とか)と同じ系列のモロッコレストラン、El Wajhです。私はここが大のお気に入りで、上海へ行くと必ず1度は訪れます。お料理も美味しいけれど、ここのインテリアがとっても素敵なんです。昔の建築だから天井もそれほど高くないので、ギュッと詰まったようなスペースに鮮やかな色が氾濫していて、それが壁にかかっているデコラティヴな鏡に映って色の迷宮を生み出しています。

ここでいつも私が楽しいと思うのは、お食事をしているテーブル毎に違う言語で話しているという事。私は日本語か英語で、先日は、私の左隣はドイツ人のご夫婦、右隣はイタリア人女の子とモロッコ人の男の子のカップル、もうひとつ離れたテーブルには英語を話しているグループ、後ろにはシャンハイニーズ(上海人の事)etc!という感じでした。みんなメニューを見ながら何を食べようかと悩む時に、お隣のテーブルをチラッ!と見て、そして「これは何?おいしい?」と何語で聞こうかと耳を澄ませる訳です。

先日食事をしていたら、件のイタリアン+モロッカンのカップルが私たちをチラチラ見ながら何か話しています。そして、イタリア訛りの英語で「あなたは何人なの?」と聞くので、「日本人よ。」と答えると、彼女は勝ち誇った様に彼へ向かって「ほらね!!!」と言っています。そして私に「日本語って小鳥が話してるみたいでしょう?だから、私は絶対彼女は日本人よ!と言ってたの。」と、にっこり!どうやら二人は私が何人かを懸けていたようでした。彼は「彼女は絶対、地元の人だよ。」と譲らなかったそうで、もうすっかり私は上海人に見えるのね、と少し嬉しくなった夜でした。

Minttea_2

必ず、食後に頼むミントティ。フレッシュなミントの葉がいっぱい入ってて本当においしい。いつもはお砂糖抜きの私も、ここの甘いミントティは大好き!

この頃、東京にもモロッコ料理のレストランが増えたけれど、私は次に上海へ行くまで我慢!我慢!!といつも自分に言い聞かせています。だって、ここの羊やお魚のタジンや、一緒に食べる色々な種類のクスクスはとっても美味しいんですもの。。。

そんなお料理を作ってくれるのは、彼!

Chef
El Wajh は浦東にもあるけれど、私はここが好きです。ホテルオークラ(花園飯店)のほうから、賑やかな准海中路を横切り、そのまま茂名南路を下ってしばらく歩いた左側にひっそりとあります。

El Wajh  茂名南路207号-8
021-6466-0479

そして、茂名南路をEl Wajhへ向かう途中に、私の大好きなオールド上海の雰囲気を今も伝えるレストラン1931があります。ここはカフェとしても利用できるので、お買物の途中や食後に立ち寄っても良いでしょう。お店の人も他とはちょっと違う、エレガントなチャイナドレスを着ています。'30年代のJAZZを聴きながら、レトロなインテリアの中で少しの間外の喧噪を忘れられる素敵な場所です。

1931_2

1931 茂名南路112号  021-6472-5264

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Leonard Foujita展

今日は、現在上野の森美術館で開催中の「没後40年レオナール・フジタ展」のご紹介です。
Foujita

私は今までずっと藤田嗣治は好きだけど、レオナール・フジタはあんまり....と思っていたのですけれど、今日の展覧会を見て気持ちが変わりました。フランス国籍を得て受洗をし、レオナールと改名してからの時期に重点を置いたこの展覧会は、エソンヌでの晩年の生活やシャペル・フジタの様子が再現されていて興味深いものでした。

今まで私は展覧会へ行くと、「この絵のこの線が好き」とか、「この表情が好き」というふうに、1枚1枚の絵を見ていた様に思うのです。でも、今日は見終わった後に「私は、藤田嗣治の人生全部が好き!」と思いました。

まず私の目を惹いたのは、展覧会場へ入ってすぐ右手にかかっている、モディリアーニが描いたフジタの肖像でした。数少ない線であんなに見事にフジタらしさを捕まえている事がとっても印象的だったし、フジタを有名にした乳白色の裸婦達は、いつも通りとってもとってもきれいでした。フジタが自分好みに毛を抜いて、細くした面相筆で描いた身体の線や、印象的な目を見ると、いつも私は思わず溜息が出ます。本当にきれい。。。

「仰臥裸婦」と、その下絵として描かれたデッサン「腕をのばした大きな裸婦」が並べてかかっているのですけれど、何となく印象が違う感じ。油彩とデッサンということだけではなくて、何だか感じる雰囲気が違うんです。デッサンのほうがかわいい、ふんわりした感じがします。じっと見てみたら、顔が少ーしだけ違いました。デッサンのほうがほほがふっくらしていて、右目の睫毛の向きが逆で、髪ももっとくしゃくしゃっとした感じでした。暫くこの絵の前にいたら、何だかその時のアトリエの雰囲気が伝わってきて、私までモデルを前にしている気分になりました。

そして、3番目の奥さんになったモデルのユキは、本当はベルギー人なのに何故ユキって呼ばれてるの???と私はいつも不思議に思っていたのですけれど、今日その謎が解けました。彼女の肌が「雪の様に白い」ので、フジタが「ユキ」と呼んでいたそうです。ふぅん...。ユキとユキの親友を描いた「二人の友達」を見ると、ユキの肌の白さが際立っている事が感じられます。フジタは、「女に耳としっぽをつけたら猫でしょう。」と言っていたそうですけれど、このふたりは本当に猫みたい。

私が一番等身大のフジタを感じられて楽しかったのは、彼がが晩年を過ごしたエソンヌのラ・メゾン=アトリエ・フジタの様子が再現されている展示でした。フジタが作った、まるでドールハウスのようなアトリエの模型は、彼が長ーい時間をかけて楽しんで作ったのが感じられて面白かったし、そのほかにもフジタがミシンを使っている写真や(彼は自分や妻の洋服を縫うのが大好き!)、妻へ贈った手作りの箱、愛用していたお裁縫道具が入っていた缶(色々な色の糸やボタンでいっぱい!)、木彫りの鏡(もちろん、私も自分を映してみました。フジタと同じ鏡に映っている自分が不思議な感じ!)など、興味津々でした。かわいいアルミの装飾用のレリーフは、私も幼い頃から大好きで、自分でアルミ板を買ってきて、釘で模様をつけてから、はさみで切り抜いて、クリスマスオーナメントにしたりしていました。

会場に展示されているこまごまとしたものや、それらが使われていた家の写真を見ていると、フジタが自分がきれいだと思うもの、好きなもの、いいと思うものを使いながら暮らしたい、と強く思っていた事が解ります。それ以外はいらない、という感じです。一番凝縮されたフジタの世界がありました。

さて、これは何でしょう?
Box
Box2
これは、フジタが妻に贈った手作りの箱です。

そして、フタを開けると?

Plates

こんな素敵なフジタが描いた擬人化された猫の小皿が入っています。
自転車に乗ったり、パラソルを差したり、ダンスをしたり....。フジタが実際に描いたお皿は、もっと大きくてお皿の縁もグルッと紺色です。(これは、今回の展覧会の為に作られたミュージアムグッズです)

何年か前の京都での展覧会や横浜での回顧展などを見た時には、その線の繊細さや美しさに一番強く心を打たれた印象がありました。でも、今回はフジタが生涯追い求めた「西洋と東洋の融合」という普遍のテーマを色々な角度から見られたので、フジタ像を感じる事が出来ました。

そしてこれは...
Myfoujita

私が父から譲り受けたフジタです。私がいつも仕事をする机のすぐ側の壁から、いつも見守ってくれています。この絵を見る度に、きれいなことはすてきなこと、でも、一日でこの色、この線は描けないんだから、がんばろうっ、と思います。

没後40年 レオナール・フジタ展 上野の森美術館 ~2009. 1/18、福岡市美術館 2009. 2/22-4/19、せんだいメディアテーク 2009.4/26-6/7
                

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I love UK!! SHINE A LIGHT!

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今日は六本木ヒルズへThe Rolling Stonesのドキュメンタリー映画 SHINE A LIGHTを見に行ってきました。私はT. Rex やDavid Bowieのグラムロックが好きなので、Mick Freak(ミック・ジャガーのファン)の友人達とは少し距離を置く感じだったのですけれど、今日はマイッタ!!! 

もちろんロンドンに住んでいた時も、日本でもThe Rolling Stones のコンサートへは何度も行っているのですけれど、何年か前の東京ドームの時の音響の悪さに前回の来日コンサートからは足が遠のいていました。でも、この映画は小さなホールでのライヴドキュメンタリーなので、下手にコンサートへ行くよりも良いかも!もちろん、何でも映像よりも生の方が良いに決まっているけど、この映画はカッコイイ!!
でも、日曜日の昼間の映画館はちょっとおとなしすぎて。。。だって、目の前のスクリーンから飛び出しそうに、エネルギッシュに動き回るミックを見ても、誰もピクリとも動かずに真剣に見ているんですもの。。。どうやったら、じっとしていられるの??? UKで、映画館中一体になって、踊りながら見たかったなー!!!

私が往復の電車の中で読んでいたのは、堀内宗心の「宗心茶話」。堀内宗心が語る茶の湯に関する12ヶ月のエピソードをを詩人の高橋睦郎がまとめた本ですが、とても興味深くて、今、夢中になって読んでいます。ロックとお茶、かけ離れているようで、私にとっては同じ位今日は興味があることでした。日本の事も、もっともっと知りたいし、いつまでもいつまでもエッジーでYoung at heart!でもいたいのです。

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I love London! West Endの楽しみ

さて、ここはどこでしょう?
前回のMy Shanghaiでご紹介したPassage Shanghaiに似た雰囲気のここは、ロンドンのピカディリーサーカスの近くのBurlington Arcadeです。

Arcade

多分ロンドンへいらした方の殆どがこの近辺でお買物をしたり、観光に訪れると思うのですけれど、ここのアーケィドは意外と見逃されていらっしゃるかもしれません。Old Bond Streetと平行しているこのアーケィドは1819年に建築されて、現在はカシミア製品のお店や紳士用の小物やアンティークの名店が軒を連ねています。私にとってここは、絹のガウンや着心地の良い最高級の綿のパジャマ、素敵なベルベットの室内履きなどを扱っていたLord'sが特に思い出深い場所です。父の会社がピカディリーにあったため、父はいつもLord'sで自分の身の回りの物を揃え、そして私たちにはN.Pearlできれいでやわらかいカシミアのセーターを買ってきてくれました。私はひとりでロンドンへ行っても、何となくここへは必ず足が向いて、今はもうなくなってしまったLord'sを懐かしく思ったり、洗練された品揃えのお店のウィンドゥディスプレィにうっとりしています。
そして、お茶はもちろん向いのFortnum & Masonへ。観光で行くと時間がないからか、一階しか見ない方が多いようですけれど、上の家庭用品のフロアはイギリスらしいピクニックバスケットがピンからキリまで揃っていたりして面白いのでお薦めです。イギリス人はピクニックが大好きで、バスケットの中もちゃんと陶器のお皿やシャンパングラス、銀のナイフやフォークという凝ったものまであって、もちろんこういうのはとっても重いのでサーバント(使用人)が持つのが前提なんでしょうね!夏のピクニックのお話は、すごーく沢山あるので、またの機会に。

Piccadilly Circusから、Leicester Squareの方へ歩いて行きながら上を見上げたら、こんな素敵な看板がありました。

Hamlet
大好きなJude LawのHamlet、見たい!!! 

そして、そのまま歩いてCovent Gardenへ。まず、Royal Opera Houseのbox officeへ行って演目やワークショップをチェック!意外と演目によってはチケットが残っていたり、面白い舞台裏を見せてくれるツアーを日中に行っているので見逃せません。私がロンドンに住んでいた頃は、大好きなFrederick Ashtonの振り付けのロマンティックでかわいいバレエを必ず見に来ていました。そして、今も日本で大活躍中の熊川哲也さんがロイヤルバレエ団に在籍していた時に、ドンキホーテに出演していた彼をロイヤルボックスからプリンセスダイアナが大輪のバラのような笑顔で[Bravo!!!]と大声援をおくられていた事も忘れられません。

そんないつも賑わっているCovent Gardenで、お薦めの場所がここ。

Pollocks

ここは、アンティークのおもちゃの博物館 Pollock's Toy Museumのお店です。ここでは、幼い頃に好きだったDoll's Houseや指人形、紙でできた様々なおもちゃ、イギリスの昔のおもちゃのレプリカなどを売っています。デザインや色がかわいいので、私は資料探しの意味もあって訪れるのですけれど、すぐにそんなことは忘れて、色々なおもちゃを手に取って遊び始めてしまいます。
Pollocks2

そして、私にとってもうひとつのおもちゃ箱がここ、V V Rouleaux.

Vvrouleaux

Vvroleaux2

ここには、きれいな リボンやトリミング、羽、ビーズなどがいっぱい!しかも、見せ方がキッチュでいかにもロンドンなんです。ひとつひとつの物を見ると、東京にあるものも多いのに、その使い方がカッコイイ!!このMarylebone High Streetのお店は最近出来たのですが、Sloane Squareの方のお店は随分前からあって、ずっと私の憧れの場所でした。貴重なアンティークのタッセルやブレードも扱ってるのですけれど、超高級住宅地のSloane Squareという場所柄、品揃えがかけ離れています。きれいなタッセルについていた小さなタグを見たら、びっくりするような値段がついていて、何とそれは19世紀に貴族の館で使われていた植物染めのものだという事でした。でも、そんな特別な物が普通にお店に並んでいるところがロンドンだなぁと思いました。手芸好きな方は、ぜひいらしてみて下さいね。きっと、とってもスペシャルな物が見つかりますよ!
V.V. Rouleaux 102 Marylebone High Street
54 Sloane Square

そしてこのMarylebone High Streetは、この数年素敵なお店やレストランが増えていて、ロンドンでも注目のエリアです。元々この辺にはインテリアの専門店が多いのですけれど、私が生地や壁紙、カーテン地を探しにくるお気に入りのお店はここです。お店の名前は???家庭用品などが充実しているデパート、John Lewisの裏から5-6分ちょこちょこっと歩いたところ、という感じでいつも歩いていくので、みなさんもそんな感じで探してみて下さいね。

Wallpaper

ここのお店は個人の家のインテリアを任されたインテリアデコレーターが多く利用しているようで、そんな人たちがお店の人と打ち合わせをしている内容が聞けるのも、私にとっては大きな楽しみです。カーテン(イギリスではdrapes ドレィプスと言います)をひとつ作るのでも、カーテンボックスをつけるのか、つけるとするならばどんな形にするのか、カーテンボックスにトリミングなどの飾りをつけるのか、カーテンは真ん中から左右に分けるのか、片側開きにするのか、どのくらいのギャザーをよせるのか....と決めなくてはならない事は山ほどあります。だから、もちろん一回で決められる事ではなく、最初はスワッチという布の見本を何種類か持ち帰り、家へ帰って一日に何回も眺めたりして様子をみます。そして、いよいよ注文となるのですけれど、当然ながら殆どの場合在庫がないので、実際にに自分の家にカーテンが下がるのは何ヶ月か先ということになります。でも、その日を楽しみに待つ事が、また嬉しいんですよね!すぐに簡単に手に入るのも便利ですけれど、こんなふうにひとつひとつのことを大切に時間をかけて決められる事も、とっても贅沢な事だと私はイギリスでの生活を通して習いました。

そして、何よりも私がロンドンを好きな理由は、West Endへ来れば今日ご紹介したようないろいろな楽しみがギューッと詰まっているからです。「ロンドンに退屈した時は人生に退屈した時」、って言った人がいますけれど、私も正に同感!!!

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My Shanghai 8

ここはどこ? Passage Shanghai


Passage

ここは、上海のフレンチ租界の中でもまだ多くのヴィラのような建築が残っている、ペタン地区のはずれのほうにあるPassage Shanghai(パッサージュ シャンハイ)です。まだかな、まだかな、と思いながら復興西路を歩いて、華山路につきあたる少し手前の左側に、あらっ?と思うようなプチパリが隠れています。
と言っても、入り口にインテリアショップと素敵なリネンやカシミアのベディング(寝具etc)やシルクのネグリジェやパジャマに手刺繍をオーダーできるお店、そしてその奥には、いつもフランス人でにぎわっているカフェGinger、上の階にはYogaスタジオがある、こじんまりとしたパッサージュ(路地)です。

私のお気に入りはこのカフェ、Ginger。先日訪れた時もお店の中はフランス人ばかり。[Bonjour! Ca va?] chu!chu!!とフランス式の挨拶を交わし、食べるのももちろんgateaux chocolat(チョコレートケーキ)とcafe. 私は思わず、そこここから聞こえてくるフランス語の洪水に、上海に居る事を忘れてしまいそうでした。
そして、ここのフードメニューは、ちょっと不思議。パスタやサラダなどに加えて、美味しそうな幕の内のような日本風のお弁当もあって、びっくり。それもそのはず、ここのシンガポール人のオーナーは日本に住んでいた時に、フードプロデユーサーとして活躍していらした方だそうです。ふむふむ、なるほどね!

お店の中はこんな感じ。素敵でしょう?暖かみのあるオレンジの壁に包まれると、とてもリラックスできます。

Ginger

外には、細長いテラス席もあります。少し位寒くてもヒーターがあるから大丈夫。やっぱり外は気持ちがいいですものね!

Ginger2

ここでのんびりとしていると、ひっきりなしに階段を上って行く人の姿が..。何かしら?と思って、私も登ってみたら、上には素敵なヨガのスタジオがありました。上海でヨガをするなら、ここ!という有名なスタジオらしく、西洋人の女性達が盛んに予約をとっていました。ここで、ヨガをしてから、下のカフェでチョコレートケーキを食べてしまってもプラスマイナスゼロ!という気分は、私にも良ーく解ります!???

この復興西路の辺りには、様々な建築様式の家が残っていて、のんびりとそんな家並みを眺めながら歩くのも楽しいものです。お店になっているところもありますけれど、殆どが普通の住居のようで、窓が開け放たれていたり、日によってはお洗濯物のオンパレードのこともあるのが微笑ましい感じです。

Bluehouse_2

こんなふうに、かわいらしい丸窓があったり。。。

Stairs_2

こんな素敵なお玄関へつながる階段があったり。。。


Yellowhouse


このお家には、こんな素敵な出窓もついています。このお家はムーア風(北アフリカのモスリムのこと)建築というそうです。


こんなふうに、一軒ずつ違う様式のお家が並んでいるので、楽しくて知らず知らずのうちに大分歩いていて、気がつくともうクタクタ! 足が悲鳴を上げている事もあります。そんな時には、迷わずGingerへ。
でも、もしも、もっとお腹がすいていたら、Gingerのある復興西路の突き辺りの道、華山路を右へ曲がったところにある丁香花園で広大なお庭を眺めながらの飲茶やお食事をどうぞ!

Passage Shanghai   Ginger 復興西路299弄1号
丁香花園 Xian Yue HIen Ding Xiang Garden 華山路849号

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My Shanghai 7

私の住みたいところ 上海工芸美術館

今日は私が上海でも大好きな場所、上海工芸美術館のご紹介です。この美術館はフレンチ租界の中でもひときわ目を引く優雅な建物です。1905年に上海市の産業庁の長官のために作られたという説と、フレンチトラムウェイ社の支配人の依頼で1920年頃に作られた、という2説があるそうですが、その後は国連や上海市長の公邸として長い間使われていました。そののち、上海工芸美術研究所が入居し、文革の間も中国の手工芸品の素晴らしさを諸外国へ広める目的で、外国人へ解放された数少ない場所でした。今も同じ用途で一般に公開されているのですけれど、いつ訪れてもほとんど人影がなく、とっても静かなので、するっと当時の優雅な生活へタイムスリップする事が出来ます。

Gate
この門を入って右の方へ行くと、目の前にきれいな芝生のお庭が広がります。プラタナスの並木道から一歩中へ入ると、まるでヨーロッパに来たようです。

別称「小白宮」(Little White House)と呼ばれるように、フレンチルネッサンス風の真っ白な館は優雅でとっても素敵です。
Overview_2


Entrance
中へ入ると、正面には墨絵のようなステンドグラスが印象的なホールがあります。ここは、色やインテリアも渋く男性的な感じです。

Ladiessalon


エントランスの左側にある女性用の応接間として使われていた部屋は、こんなふうに白い壁にピンクの飾りが優しく、天井の照明も鹿をアレンジしたものでかわいい感じでした。


赤い絨毯が敷かれた素敵な大理石の螺旋階段を上がると、2階では一部屋ずつに刺繍や切り紙、編み物などの伝統的な民間工芸品が飾られています。また、毛糸刺繍や絹糸の刺繍の部屋には職人さんが居て、実際に刺しているところを見せています。昔は、実際に家として使われていたので、当時のお風呂や洗面所がそのまま残されていて、お手洗いまで凝ったアールデコのステンドグラスで飾られていたのを見ると、その頃の優雅な生活が目に浮かんでくるようです。


Garden

2階から庭を眺めたところ。バルコニーの鉄細工(iron work)が素敵でしょう? 朝起きて、この窓を開けたら、こんなお庭が広がっていたら??? 私は思わず、「ここに、住みたい!」って思いました。
この部屋は玄関の真上にあたり、きっと当時はメインベッドルームっだったのでしょうね。館の中で一番眺めの良いお部屋です。


Terrace
こんなふうに、テラスで庭を見ながらのんびりとしたり。。。ここは1階の玄関のところです。実際の玄関は上の写真の様に、左右に広がる階段を上がったところになります。きっと、パーティを催した時にはテラスに面した大きな窓は開け放して、このテラスで涼んだり、秘密のお話をしたりしたんでしょうね! ここにたたずんでいると、1920年代のビーズが散りばめられたアールデコのドレスを着てチャールストンを踊る人たちの姿が目に浮かんできます。羽のついた髪飾りをつけて、長いシガレットホルダーを片手に意味ありげに微笑む女性達や、一分の隙もない着こなしのダンディな紳士達。そんな生活が実際にここではあったことを感じさせてくれる場所です。


この下は、当時は台所や使用人の部屋だったと思われる半地下の部屋が沢山あり、現在はそこが色々な工芸品の売店になっています。そこにもいろいろな職人さんがいて、精巧な切り紙やかわいいランタンをその場で作ってくれたり、アンティークの陶器や刺繍製品のお店などもあります。ここは工芸美術館と言っても展示されている作品の数や質だけを問えば、上海博物館の方が勝っているかもしれません。でも、実際に作品を作っているところを見られたりするのも楽しいし、何と言っても来訪者が殆どいないので、華やかだった上海の当時の生活を、のんびりと空想するのにはうってつけの場所です。

Fish_2


ここは、My Shanghai 5でご紹介した素敵な陶器のお店ZENやお洒落なお店の並ぶ東平路のすぐ側です。東平路はとっても短い道なのですけれど、Sasha'sを後ろにして、東平路をどんどん東へ歩いて行き、岳陽路を横切ると、そのまま汾陽路になります。美味しいイタリアンレストランColaboや有名なドイツのビアハウスPaulaner Brauhausを左側に見ながらもう少し歩くと、復興西路との角に、この上海でも指折りの優雅な館があります。ぜひ、晴れた日にたっぷりと時間をとって、いらしてみてくださいね。

上海工芸美術館 汾陽路79号 

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日本の誇り!

今日は、朝起きてカーテンを開けたらとってもいいお天気だったので、湘南をドライブしてきました。
私の家の2階の窓からも富士山がきれいに見えるのですけれど、海+富士山は本当にきれい!
南葉山から見える今日の富士山はこんなふうでした。

Mountfuji

外国人の方に「日本で知ってる事って何?」って聞くと、100%[Mount Fuji!!!]と、にっこり笑顔が返って来ます。そうなんです。世界中探しても、こんなに穏やかで気品がある山は(実際登るのは大変だけど!)ありませんものね。

そんな富士山を見ながら、今日はあのプリンで有名なMARLOWEでランチをしました。
カフェ・レストランマーロウ 横須賀市秋谷 tel:046-857-4780

Marlowlunch


Window

偶然窓際の席に座る事が出来たので、こんな風景の中、こんな美味しいお刺身のサラダや牡蠣の素揚、そしてこの時期にMARLOWEへ来て、食べないでは帰れない、紅玉がたっぷり入ったりんごのプリンを戴きました。美味しかった!! : ) 

そのあと、シーカヤックのお店 コアアウトフィッターズへ遊びに行って、これからのコースの説明をいろいろして頂きました。お昼を戴いている時に、目の前の海をカヤックの一団が横切り、その気持ち良さそうな感じを「いいなぁー!!」と思っていたら、やはりここのツアーの皆さんでした。今の時期は少し寒そうだけど、私向きのまったり+たき火というツアーもあるので、今度参加してみようかな。


KOA OUTFITTERS 横須賀市秋谷 tel:046-858-0180

そして、夕焼けを見にとっておきの場所へ。

Museum

ここは、夕焼けに染まる神奈川県立近代美術館です。もう時間が遅かったので、今日は残念ながら展示は見ないでカフェへ直行。丁度、太陽が刻々と海へ沈んで行くところでした。


Magic1

今日の夕日はこんなふうでした。きれいでしょう?

Magic2

富士山がたくさん???

Magic3_2


不思議な写真の正体はこれ!売店で見つけたドイツのおもちゃです。真ん中のレンズを覗くと、一つの物がいくつにもいくつにも見えるので、くるくる回したり、右や左に傾けて角度を変えたりすると、すっごく楽しい!首に下げられるようにヒモがついているので、今度下げてお散歩へ行ってみましょう。不思議の国のアリスになった気分になれるかもしれません。

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My Shanghai 6

雍福会! Yonfoo Elite
ここは、上海のフレンチ租界の中でもペタン区と呼ばれた高級住宅街の中にあるプライベートクラブです。この辺りは素敵なアールデコ建築が沢山残っているので、春にはプラタナスの新緑の中を、秋には金木犀の香りに誘われて、今は少し寒いけれどはらはらと枯れ葉が舞落ちるプラタナス並木を楽しみながらお散歩するのにぴったりなところです。前回のMy Shanghai 5でご紹介した陶器のお店Zenの近くなので、時間を合わせてここでお昼を食べたり、疲れたらお茶を飲むのがお薦めのプランです。

Entrance

雍福会は1930年にイギリス領事館として建てられ、毛沢東政権の後にソ連やベトナムの公館などとして使われていました。そして、現在は上海だけではなく世界中ののセレブ御用達のプライベートクラブになっています。Diorや色々なメゾンのパーティが開かれたり、香港や台湾のスター達の隠れ家としても有名な場所です。

そんな、ちょっと近寄りがたいような雍福会もランチや午後のティタイム、そして食後のドリンクにはメンバーではなくても訪れる事ができます。
でも、私たちが許されているのはメインの建物の1階と庭に面したバルコニー席、そしてお天気が良ければ庭に並んだガーデン席。2階のゴージャスなダイニングルームや庭に立っているエレガントでエキゾティックな離れはメンバースオンリーです。。。
私はお昼を食べに行ったのですけれど、大きなマグノリアの樹を眺めながらバルコニー席でいただく上海料理は、とっても優雅で素敵でした。

Balcony_2

これは、ミントの葉がぎっしりで美味しかったモヒート! 気候が良かったら、こんなふうにこのバルコニー席でのんびりと午後を過ごすのが、私のお薦めの上海の大人の極上のプランです。きっと、ここの庭の樹はいろいろな姿の上海を見てきたのでしょうね。そんな事に想いを馳せながら、ゆったりとエレガントな時間を過ごす事が出来ます。


Hall

これはエントランスホール。まるでウォン・カーウァイの映画のシーンのようでしょう?今にもトニー・レオンやマギー・チャンが現れそうな感じです。ここは、ある意味で「とっても上海」です。まるで時計が止まってしまったかのように、オールド上海の華洋折衷な雰囲気が残っています。それは、ものすごくセンスよく新しく作られたものなのでしょうけれど、本当に素敵!!!


下の写真は2階のパウダールームです。エレガントでしょう?ロンドンでもこんなインテリアには、なかなかお目にかかれません。初めて雍福会へ行った時には、東京からたった2時間飛行機に乗るだけでこんなに素敵な空間に居ることができることに、とってもびっくりしました。上海人の友人達は、私が雍福会を始め、いろいろなフレンチ租界に散りばめられた洋館レストランに何故そんなに感激するのかが不思議なようです。彼らにとっては、この華洋折衷は上海の文化そのものなのですものね。

Powderroom_2


Fabroom_2


そして、ここはお庭にあるメンバースオンリーの離れ。大理石のジオメトリックな模様がカッコイイ床や長いドレープや椅子の鮮やかな色合いが本当に素敵。
中国語では、文学+音楽+芸術のことを「精神食糧」というそうなのですが、ここでは、その事を強く感じる事ができます。


私が行った時には、ランチ〜アフタヌーンティ、食後のドリンクはノンメンバーもOKでしたけれど、ディナーはメンバースオンリーでした。どうぞ予約をして、ちょっとエキストラバガンドなお洒落をしていらしてみてくださいね。Enjoy!!

そうそう、大好きな陶器のお店ZENや素敵なお店が建ち並ぶ東平路からここまでは、ZENのドアを出て左へ向かい、有名な赤い建物のSasha'sを通り過ぎ、道をそのまま横切って、鳥魯木斉(ウルムチ)北路へ突き当たったら右へ曲がり、2本目の復興西路から永福路へ入ったところのドイツ領事館の向かいにあります。
先日このblogを見て下さった方が「地図を見ながら読みたいから、上海の地図を買いましたよ!」と教えて下さった事も、私にとってはすごく嬉しいことでした。

雍福会 Yonfoo Elite 永福路9号 (衞山路口) 5466-2727

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Augarten!

今日は憧れのAugarten のお話です。

私は食器が大好きです。小学生の時に夏休みの自由研究に作ったババロアをどの器と合わせようかと悩んだ事、家では洋食が多かったので祖母の家の食卓に並ぶ和食器がいつも楽しみだった事、母が少しずつ私に譲ってくれる古伊万里の事、ロンドンのアンティークマーケットでお小遣いで買い集めた食器の事、そして何よりも「いつの日か!」と憧れていたウィーンのアウガルテン!!!食器のことを思うと、あれもこれもとひとつひとつの大好きな食器の事をお話ししたくなってしまうのですけれど、今日は以前にウィーンへ行った時に訪れたアウガルテンの工房をご紹介したいと思います。

1718年に設立され、ヨーロッパで2番めに古い竃のアウガルテンの工房は市の中心から車で15分くらいの所にあります。日本でアウガルテンは、ハプスブルグ家のマリアテレジアが好きだった、かわいいピンクのばらのシリーズの食器で有名かもしれませんね。

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アウガルテンに着いて、工房見学を申し込むと気軽にお店の裏側にある工房へと案内してくれました。
そこでは、いろいろな食器のシリーズごとに部屋が分かれていて、しんと静まり返った空間の中で、絵付け職人の方々がすごく真剣な眼差しで、でも楽しそうに手を動かしていました。
これは、アールデコの人形のための青い絵の具を溶いているところです。

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ドレスの襟元の小さな模様をを青く塗っているところ。
私は、ただただうっとり。。。

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出来上がると、こんな素敵なお人形になります。地震大国の日本で、こんな陶器を持つのはとっても贅沢なんでしょうけれど、本当に素敵でため息が出ました。そんな私の憧れの気持ちが彼らにも伝わったのか、とっても親切にいろいろ見せてくださいました。

そして、私が何年も憧れていて、ウィーンへ行くことに決めた時に「これだけは、絶対に買いたい」と思って決心していたのが、ホフマンデザインのアールデコシリーズの「メロン」のモカカップとクリーマーです。もちろんセットで揃えたら素敵なんでしょうけれど、今の私に似合うのは自分用のカップとクリーマー。きっと、ずっとずっとアウガルテンはこのシリーズをやめずに作り続けてくれるでしょうから、少しずつ集めたいとおもっています。

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メロンは7色あるのですけれど、私が選んだのは黄色。

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ほら、裏も素敵でしょう?

私がアウガルテンを特別に思うのは、何と言ってもその艶!!!ピカピカとしていて、品が良く、本当にきれいです。3回も竃焼きをして、その独特の艶を出すのだそうですけれど、工房を訪れてみて解った事は、ひとつひとつの器や人形に様々な行程の職人の方々の気持ちや誇りが詰まっているからこその、あの輝きなんだと思いました。

ウィーンへいらしたら、オペラや美術館(クリムトやシーレ!!!)、宮殿も素敵ですけれど、もしも陶器に興味があったら、ぜひここへいらしてみてくださいね。デパートの食器売り場にすまして並んでいるあの食器達が、こんなふうに大切に愛されて作られている事を感じる事が出来ます。

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ウィーンのクリスマス!

Tree_2

さぁ、今日から12月です。
毎年12月になると、嬉しいような悲しいような気持ちになります。クリスマスが近くなって、街中がイルミネーションやデコレーションできれいになって、何だかみんな華やいだ顔をしているけれど、ということは同時に今年ももう後少しで終わってしまうという事でもあります。
今年の始めにしようと思っていた事をいろいろ心の中で思い出して、あっ!と思ったり、頑張った自分にちょっとほっとするのも今頃かもしれませんね。

さて、今日は何年か前に訪れたウィーンのクリスマスの写真のご紹介です。寒い寒い12月に行ったのですけれど、ちょうどクリスマスマーケットが開かれていたり、大きなツリーが飾られていてとってもきれいでした。


Glassornement
Ornaments_2

これは、クリスマスマーケットのオーナメントのお店です。クリスマスマーケットでは、こんなオーナメントを売っているお店やオーストリアらしい民芸品を売っているお店が何十軒も並んでいて、みんなヴァンショー(シナモンなどでフレーバー付けをしてある暖かい赤ワイン)を飲みながら、1軒1軒のお店を見て回ります。

このオーナメント、きれいでしょう?ガラスのボールのひとつひとつに手描きでかわいいテディベアや木馬や素敵な雪景色の絵が描いてあります。

下の写真はガラスのオーナメント。こんな壊れやすい物を買ったら、旅行中ずーっと気を付けていなくてはならないのに、私は思わずツリーの一番上に飾る天使を買ってしまいました。案の定、東京の家に帰り着くまで大事に大事に連れて帰って来なくてはならず大変でしたけど、毎年クリスマスオーナメントを閉まってある戸棚を開く度に、その時の事を思い出して楽しくなります。


Demeldeer

かわいいでしょう?これは、あのザッハトルテで有名なDemelの本店のウィンドウを飾っていたお菓子のトナカイです。Demelのカフェでは、観光客と地元の人たちみんなが同じザッハトルテとその横に添えられた山盛りのクリームを嬉しそうに食べていました。外は小雪がちらついていてとっても寒かったので、お店に入って暖かいコーヒーと甘ーくて濃厚なチョコレートケーキは何よりのご馳走でした。余り美味しくて東京のお友達にもお裾分け!と思い、次々と配送を頼んだら余り高くてびっくりした事も今は楽しい思い出です。。。
そして、ロンドンも底冷えがして寒いけれど、ウィーンはもっともっと寒いので、靴屋さんへ行ったら、普通のパンプスやブーツの中にも毛皮が敷いてあってびっくりしました。ファッションというよりも必然性があってのことなんでしょうね。今でも私はこの時購入した、中は全部毛皮、靴底は滑らないようになっている雪+氷使用のブーツがあるので、「明日は雪が降りそうです。」なんていう天気予報を見ても、ふむふむ、あれを履きましょう、と涼しい顔をしていられます。

ウィーンでは憧れのアウガルテンの工房へも行きました。そのお話はこの次に!

さて、これは私が作ったラグラグのクリスマスオーナメント達です。今年も出番がやってきましたよ。
ラグラグはマットだけではなく、こんなふうに色々な形にも作れます。まだまだクリスマスには間に合いそうだから、仲良しのお友達や大好きなご家族へ、こんなかわいくて温かなプレゼントはいかがでしょう?

Ragrug

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