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My Shanghai 7

私の住みたいところ 上海工芸美術館

今日は私が上海でも大好きな場所、上海工芸美術館のご紹介です。この美術館はフレンチ租界の中でもひときわ目を引く優雅な建物です。1905年に上海市の産業庁の長官のために作られたという説と、フレンチトラムウェイ社の支配人の依頼で1920年頃に作られた、という2説があるそうですが、その後は国連や上海市長の公邸として長い間使われていました。そののち、上海工芸美術研究所が入居し、文革の間も中国の手工芸品の素晴らしさを諸外国へ広める目的で、外国人へ解放された数少ない場所でした。今も同じ用途で一般に公開されているのですけれど、いつ訪れてもほとんど人影がなく、とっても静かなので、するっと当時の優雅な生活へタイムスリップする事が出来ます。

Gate
この門を入って右の方へ行くと、目の前にきれいな芝生のお庭が広がります。プラタナスの並木道から一歩中へ入ると、まるでヨーロッパに来たようです。

別称「小白宮」(Little White House)と呼ばれるように、フレンチルネッサンス風の真っ白な館は優雅でとっても素敵です。
Overview_2


Entrance
中へ入ると、正面には墨絵のようなステンドグラスが印象的なホールがあります。ここは、色やインテリアも渋く男性的な感じです。

Ladiessalon


エントランスの左側にある女性用の応接間として使われていた部屋は、こんなふうに白い壁にピンクの飾りが優しく、天井の照明も鹿をアレンジしたものでかわいい感じでした。


赤い絨毯が敷かれた素敵な大理石の螺旋階段を上がると、2階では一部屋ずつに刺繍や切り紙、編み物などの伝統的な民間工芸品が飾られています。また、毛糸刺繍や絹糸の刺繍の部屋には職人さんが居て、実際に刺しているところを見せています。昔は、実際に家として使われていたので、当時のお風呂や洗面所がそのまま残されていて、お手洗いまで凝ったアールデコのステンドグラスで飾られていたのを見ると、その頃の優雅な生活が目に浮かんでくるようです。


Garden

2階から庭を眺めたところ。バルコニーの鉄細工(iron work)が素敵でしょう? 朝起きて、この窓を開けたら、こんなお庭が広がっていたら??? 私は思わず、「ここに、住みたい!」って思いました。
この部屋は玄関の真上にあたり、きっと当時はメインベッドルームっだったのでしょうね。館の中で一番眺めの良いお部屋です。


Terrace
こんなふうに、テラスで庭を見ながらのんびりとしたり。。。ここは1階の玄関のところです。実際の玄関は上の写真の様に、左右に広がる階段を上がったところになります。きっと、パーティを催した時にはテラスに面した大きな窓は開け放して、このテラスで涼んだり、秘密のお話をしたりしたんでしょうね! ここにたたずんでいると、1920年代のビーズが散りばめられたアールデコのドレスを着てチャールストンを踊る人たちの姿が目に浮かんできます。羽のついた髪飾りをつけて、長いシガレットホルダーを片手に意味ありげに微笑む女性達や、一分の隙もない着こなしのダンディな紳士達。そんな生活が実際にここではあったことを感じさせてくれる場所です。


この下は、当時は台所や使用人の部屋だったと思われる半地下の部屋が沢山あり、現在はそこが色々な工芸品の売店になっています。そこにもいろいろな職人さんがいて、精巧な切り紙やかわいいランタンをその場で作ってくれたり、アンティークの陶器や刺繍製品のお店などもあります。ここは工芸美術館と言っても展示されている作品の数や質だけを問えば、上海博物館の方が勝っているかもしれません。でも、実際に作品を作っているところを見られたりするのも楽しいし、何と言っても来訪者が殆どいないので、華やかだった上海の当時の生活を、のんびりと空想するのにはうってつけの場所です。

Fish_2


ここは、My Shanghai 5でご紹介した素敵な陶器のお店ZENやお洒落なお店の並ぶ東平路のすぐ側です。東平路はとっても短い道なのですけれど、Sasha'sを後ろにして、東平路をどんどん東へ歩いて行き、岳陽路を横切ると、そのまま汾陽路になります。美味しいイタリアンレストランColaboや有名なドイツのビアハウスPaulaner Brauhausを左側に見ながらもう少し歩くと、復興西路との角に、この上海でも指折りの優雅な館があります。ぜひ、晴れた日にたっぷりと時間をとって、いらしてみてくださいね。

上海工芸美術館 汾陽路79号 

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