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My Shanghai 17

すてきな本屋さん!

この頃、上海へ行くとすっかりフレンチ租界が住処になっている私は、この日ものんびりと「何かないかしら?」と巨鹿路をお散歩をしていました。平行に並んだこの長楽路、新楽路、巨鹿路辺りには、小さなセレクトショップやデザイン系のお店がぽつぽつと並んでいて、しかも発展中の上海のこと、行く度に何処かしら新しいお店が増えています。

そんな巨鹿路で見つけたのがこの本屋さん、I.LIFE DESIGN(アイ ライフ デザイン)です。
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今迄は、南京東路の近く福州路にある多分上海で一番大きな本屋さん、上海書城へ行くことが多かったのですけれど、いまひとつ「これ!」と思う本には巡り会えていませんでした。
本屋さんって、どんなに大きくても自分の好きな本や必要な本がなかったら、ただの大きな箱のような感じになってしまうのに、ここはこんなに小さいのに「わぁ、どれにしよう、迷っちゃう!」という感じでした。

上海では珍しくお店の中もすごくシンプルで良い意味で「ふつう」な感じ。
カウンターでは、コーヒーをいれる事もあるらしくて、ほのかにコーヒーの良い香りも漂っていました。


Ilifebooks

来ている人たちも、みんなひとりで静かに自分の好きな本を見ていていい感じだし、何と言っても平積みにしてある本もJane Austinだったり、Glenn Gouldだったので私の本箱を見ているような感じもありました。


そして、私の目を惹いたのがここ。

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日本の作家のコーナーです。
上海でも村上春樹は大人気らしく、ずらっと並んでいました。その他にも谷崎潤一郎や芥川龍之介、そして吉本ばななも沢山ありました。
私の隣で中国人の女の子が、どの吉本ばななの本を買おうか迷っていて、私に「これ読んだことありますか?」か「どれがお薦めですか?」と(多分!!)聞いてきたけれど、悲しいかな、中国語が出来ない私はジェスチャーで、「これが良いかも!」と「白川夜船」を薦めました。
彼女は、何冊かを手に取って随分考えていたけれど、「白川夜船」を買う事に決めたようでした。そして、お店を出る時に、にっこり笑って「再見!」と私に手を振ってくれました。
旅行って、こんな出会いがうれしい!

私が迷ったあげく買ったのはこの2冊。

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吉本ばななの「哀しい予感」とアイリーン・チャンの「1952年以降の作品集」

両方とももちろん中国語なので読めないけれど、漢字だから何となくわかるかしら。。「哀しい予感」は家にある日本語のと並べて読めば、何となく読めそうだし。。。

アイリーン・チャンの作品は日本語では何冊か読んだ事があるので、彼女が実際に書いた中国語で文を眺められるだけでも何となくうれしいんです。
それに、上海には実際に彼女が香港へ移住する前に住んでいたアパートがあって、そこで食事をすることも出来るらしいんです。だから、その時迄に少しでもこの本を読んでおけたら、もっとそこで何かを感じ取れるのではないかと思うから頑張らなくっちゃ!

大好きな川上弘美の本はあるかしら?と思って尋ねたら、「老師的提包 」(センセイの鞄)は翻訳されてるけれど、残念ながら売り切れていました。きっと、これから他のお話もどんどん紹介されていくのでしょうね。シャンハイニーズの友達たちともいつかお互いの国の好きな作家の事とかを話せたらいいな。

そして、そんな私好みの本がぎゅっと並べられたこの本屋さんの道に面した門には、こんなかわいいポストがついていました。

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またひとつ上海で私が「あ、あそこに行こ!」って思う場所ができました。良かった!!


I LIFE DESIGN 巨鹿路(Julu Lu)830号

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