春よ来い!♪
梅の花が少しずつ開いてゆくのを見ているうちに、2月ももうあと少しになりました。
まだまだ外は寒いのに、何やら庭に遊びにくるご近所の猫達にはもう春がやって来ている様子。。。
でも、寒いとは言っても、もう既に冬の寒さではなく、春のやさしい陽射しが感じられるし、少しずつ新しい柔らかな葉っぱが出始めたようです。
以前に京都の老舗の和菓子屋さんのご主人が、「季節を先取りする」という事について、「桜が咲き始めたら、もうそれは本当の桜の方が美しいに決まっている。だから、その前に、桜のお菓子を作らないと駄目なんだ。」というような趣旨の事をお話していらっしゃるのを聞きました。私は、何て素敵な考え方!そしてこれは日本人独特の季節感だとも思いました。
そんな私も花が咲き始める前に、リボンで作ったお花のアクセサリーをご紹介しようと思います。
きれいでしょう?
これはリボンをくるくる巻きながら縫って作ったバラのコサージュとブローチです。
リボンの質、幅や色(グラデーションの物を使ったり!)で色々な雰囲気の物を作れるので、その日の自分の気持ちに合わせた花を作る事ができます。
だから、明日せっかくのお出かけなのに〜!というような時に、パパッと作るとシンプルなお洋服が春が訪れた様に華やかになります。
これは、ブレスレットです。
2つとも同じ手にはめると、ぱっとそこに花が咲いた様になります。意外と手元って、目がいくところなので、こんな「小さなお花畑」が自分の手に合わせて動くのは楽しいし、一緒に居るお友達も「わぁ、きれい!」って思って下さるはずです。
プレーンなシャツに合わせると、素敵です。
そして、こんなものも。
これは、リボンで作った蕾とかぎ針で編んだボールと葉っぱを合わせて作った髪留めと指輪です。
ラメの糸はフランスの刺繍糸。こんな小さな物なら気軽に手元にある材料で作れるので、「何か作りたいな」なんていう気分の時にぴったりかもしれません。
このリボンリーと呼ばれるリボンで作った花達も、私がロンドンに住んでいる頃にアンティークマーケットでボンネット(女性用の帽子)やクッションについているのを見かけて、「どうやって作るのかしら?」と思っていた物でした。
そして、自分で色々迷いながらリボンをくるくる巻いたり縫ったりしているうちに「私のリボンの花」が出来上がって来たような気がします。
そして、こうして作った花達をバッグやバスケットにつけたり、プレゼントを包装する時にそうっと添えたりすると、簡単に私の生活を楽しく、そしてきれいに演出してくれるので、ニットやラグラグと共にリボンリーは私の大好きな手芸です。
このリボンの花達の作り方は、「おしゃれ時間。」08号 (主婦と生活社刊)に、「伊吹広子さんのリボンリー」というタイトルで詳しいプロセス写真付きで掲載されています。昨年の春の号ですけれど、ぜひ問い合わせてみて下さいね!
急いで! 急いで!! だって、もうすぐ春がやって来るんですもの。本当の花が咲き始める前に作らなくちゃね!
作品展まで49日。
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