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2009年3月

不覚にも。。。

今朝は、いつもご飯をねだりに来る外猫達にも「どうして今日はこんなに早いの?!」と怪訝な目で見られる程早起きをした私。ずーっと家で缶詰状態で仕事をしていたのに、この2-3日続けて人混みへ出たせいか、すっかり昨日の夜から風邪をひいてしまいました。

知り合いのDr.にも「気力で風邪を治す人」と言われていたのに、鼻と喉にきているこの風邪は、どうやらそういう具合にもいかないようです。うんうん寝てるよりも、集中して仕事をすれば風邪のウイルスも「あれ???」と思って、いなくなるかもしれないから、いっそもう起きちゃいましょ!と庭の小鳥よりも早起きをしました。

朝の光に誘われて庭へ出てみたら樹も草もみんな蕾たくさんつけていて、暖かくなって花を開く日を待っているようでした。

Garden1
Garden3

これは、毎春かわいい花を沢山咲かせてくれるクリーム色のもっこうバラと、私が「ミドリのバラ」って呼んでいる緑色の花を咲かせるバラです。
私は赤やピンクの花よりも、黄色や紫、水色、白い花が好きなので、庭も自然とそんなふうな色が多くなりました。

「どうしましょ、風邪ひいちゃったー!」と思っていたのに、庭に出て、いろいろな蕾達を見ながら「うわぁ、うわぁ!」とうれしくなっていたら、大分元気になりました。きっと朝の冷たい空気と花達からエネルギーを貰ったんですね!でも私は、花が一斉に咲いて、星の王子様のバラや不思議の国のアリスの花達のように「私って、きれいでしょう?」「私を見て!見て!!」という時よりも、蕾にうっすらと色がついて、もう今日明日にも咲きそうな今頃が一番好きです。「もうすぐ!」というわくわくした気持ちがするからかしら?

そして、庭の隅にこんなスミレを見つけると、思わずにっこりしてしまいます。
Garden2

こんなふうに地面に近いところに咲く小さな花達は、背が高い人間や空を飛べる鳥や虫のためではなくて庭へ遊びにくる猫達のもの。もしも、アリスのように魔法のクッキーやキノコで大きくなったり小さくなったりできるのならば、私も小さくなって自分の庭をジャングル探検の様に草を掻き分けて冒険してみたいなぁと思ったりもします。

そんな事を言っていないで、私がしなくちゃいけないのはこれ。。。

Bags1


作品展の準備です。
もう2週間もないので、展示方法を詰めたり、事務的な事、講習会の準備などを始めなくちゃいけないのに、まだまだ作りたい物があって、なかなか頭の切り替えができません。ひとつの作品を作っていると、「あっ、こんなのも良いかも!」とアイディアが浮かんで、他の物も作りたくなって、そうすると色違いも作りたくなって、そして素材違いも作ってしまう感じです。

そんな私が、この2-3日作っているのがこれ。

Rings
かわいいでしょう?
これは、かぎ針で編んだボールやビーズやいろいろをまとめた指輪です。ころころと指の上で遊ぶ感じがかわいい!! いろいろなヴァリエーションを作っているので、ぜひギャラリーへ見にいらして下さいね。販売も予定しています。

何だか楽しい事を考えていたら元気になってきました。さぁ、今日も忙しい日になりそうです。

作品展まで13日。

作品展のことは、カテゴリーのmimosa gallery, Tokyoのところを見て下さいね。
4/17には、素敵なバッグのワークショップもあります。

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香りのこと。

「香り」ってとても不思議で、お友達の家へ行くとその人らしい香りがすると思いませんか?お菓子作りが上手な彼女の家はドアを開けるとヴァニラの香り、お家中ピカピカでキチンと片付いている彼女の家はキリッとした洗剤のような香り、イタリアのマンマのようにお料理が上手な彼女の家はいつも何かを煮込んでいるような美味しい香りがします。
さて、私の家はどうでしょう?

私の「香り」の楽しみ方は、お香を焚いたりアロマキャンドルを灯すというよりは、1日の始まりや夕方気持ちを切り替えたい時、そして1日の終わりにルームスプレイや良い香りのクリームやアロマオイルを使っています。

Kaori1
左の小さなビンはフランスのCote Bastideの「ルームフレグランス90°ミモザ」です。朝、仕事をする前にお部屋にシュッ!ふんわりとミモザの香りが広がって、いい気持ちになります。
右側の赤いフタのビンは、上海灘 Shanghai Tangのルームスプレィ「Ginger Flower」と、箱のは新しい香りの「TeaTonic」。私はShanghai Tangのオリエンタルな香りが大好きで、夕方になって仕事からプライベートに気持ちを切り替える時に毎日使っています。

外が少し暗くなって来て、お腹が少し空いて来た頃に、このルームスプレィをお部屋にシュッ!シュッ!!として、音楽をKeith Jarrettにして、ワインを小さなグラスについで少し時間をかけて夕刊を読んで、頭を「仕事」からゆるゆると離して行きます。そして、お料理をして、ご飯が済んだら実はまた仕事!です。でも、多分、この「切り替え」の時間がなかったら、気持ちがギュウギュウになって、すごくストレスが溜まってしまうに違いありません。
家で仕事をする私が、上手に自分をコントロールするやり方を見つけた感じです。

そして、これは。。。

Kaori2
私が愛用しているバラの香りのもの。
うっとりするバラの香りは、リラックスしたい時はもちろん、何か「かわいいもの」「ガーリーなもの」を作る時にもシュッ!とします。不思議な事に、こんな簡単な事で自分をより女の子モードへ切り替えることができます。

後ろのは大好きなオーストラリアのオーガニック化粧品JurliqueのRose Hand & Body Lotion,右の背が高いのはSanta Rosa のperfumed mist Rosa Spring, そして、左手前のもJurliqueのPure Rose Body Oil,右手前のは最近お気に入りのPaul Smithのオーデコロン ROSEです。
バラの香りって、何だかとっても特別な感じだと思いませんか?もちろん生花が一番きれいだけれど、こんなふうにバラの香りを身にまとえるのも、女ならではの特権です。
私は、朝と寝る前にこのSanta Rosaのミストを髪にシュッ!とすると、朝は「楽しく」、そして夜は「ゆったり」とした気持ちになれます。

Jurliqueのものは、他にも色々持っていて、私はJurliqueなしではきっと息が詰まってしまう、と思う程頼っています。Jurliqueのものは本当に良い香り!!ミストや美容液を顔にシュッ!とすると、はぁっ、と気持ちがリフレッシュするし、ラベンダーのエッセンスをお湯に垂らしたタオルをゆるくしぼって顔に乗せたり。。。
Kaori3
これも、私の必需品たち。この小さなJurlique のLavendar Body Oilは旅行の時に必ず持って行くし、Energising Bath Oilをお風呂に数滴垂らして、「今日も良く頑張りました」とバスタブでのびのびとします。その後、細かい作業でバリバリになった肩や首回り、疲れた目と手や腕をPure Rose Body Oilでマッサージして1日の疲れを取ってから休みます。

香りって、こんなふうに、私の事を元気にしたり、リラックスさせてくれたり、落ち着かせたりしてくれる大切なパートナーなんですね。
さぁ、今日も香りの助けを借りて、頑張ろうっと!

作品展まで16日。

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永遠の憧れ!

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彼女は私の永遠の憧れの存在のひとり、Zandra Rhodesです。
ザンドラ・ローズは1970年代〜からUKだけではなく、世界中に影響を与えたイギリス人のデザイナーです。ショッキングピンクの髪+独特なメイクアップで目を引く彼女は、彼女が作り出すその独創的なドレスと彼女自身の溢れる魅力でManolo Blahnik, Vidal Sasoon, Joseph, Brian Eno, Kaffe Fasett など全てのUKで活躍する人々が賛辞を惜しまない素敵な女性です。


ロンドンに住んでいた頃、彼女のドレス(多分Marie Helvinがモデルで写真はDavid Bailey)を初めてBritish Vogueで見た私は、「うわぁ。。。」とひとめぼれ! 本当に「なんて素敵なの!!!!!」という言葉がピッタリのドレスでした。フランスのオートクチュールとは違う、パンキッシュなエネルギーと色と形+シフォンというふんわりとしたやさしい生地+ハンドプリントされた不思議な模様。。。ヴォーグからそのページを切り取り、暫く部屋に貼っていた私は、或る日そのお店へ出かけてみる事にしました。
なぜ、「出かけてみる」なんていう、大げさな表現になったかというと、その頃のヨーロッパでは一流ブランドのお店には子供なんて立ち入れない雰囲気があったからです。

今でこそ銀座にマツキヨもあるけれど、私にとって「銀座」は渋谷とは違うお洒落をしてでかけるところです。そして、私が住んでいた頃のロンドンも同じでした。その頃のBond Streetは、お店のドアに鍵がかかっていて、ブザーを押して開けてもらうような宝飾店、お客をジロッと判断するドアマンがいるようなお店ばかりでした。そのBond Streetから角をちょこっと曲がったところにあるザンドラ・ローズのお店は、とてもとても特別な場所。Jerry Hall, Elizabeth Jagger, Anjelica Huston, Britt Ekland,etc,etc そんなヒップなかっこいい常連客達が「これ、着てみていーい?」なんて言いながら楽しそうに社交をしているところへ、東洋人の高校生は絶対に入れない雰囲気がありました。だから、いつもウィンドウを、「わぁ、素敵。。。」と、うっとりと眺めているだけだったんです。

そんなザンドラがNotting Hillの自宅を売ってまでして作ったのが、2003年にオープンしたこのミュージアムです。


Zandra8
London Fashion & Textile Museum
83 Bermondsey Street London SE1 3XF
http://www.ftmlondon.org
バーモンジーの中でひときわ目を引くこの鮮やかな建物の屋上階に住むザンドラは、「若いデザイナーを育てたい」+「ロンドンにちゃんとしたファッション専門のミュージアムを作りたい」と考えて、このミュージアムオープンしました。
ロンドンへいらしたら、[When I'm not working, I'm sleeping!]というほどエネルギッシュな彼女の作品の数々と素敵な展示が見られるこのミュージアムへぜひ足を運んで下さいね。ちょっと駅から歩くけれど、彼女の作品に触れた後は、絶対元気になって「明日から何を始めようかしら!」という気持ちになっていると思います。

そして。。
Zandra7
これは、South Kensingtonにある装飾博物館Victoria & Albertに展示されているザンドラのドレス。(右)作品保護のため照明が暗かったのでちょっと見えにくいかもしれません。でも、シフォンにハンドプリントされた生地、シルクサテンのサッシュ、独特の色と形、Zandraの雰囲気は伝わってくるでしょう?

Zandra6

きれいでしょう?
これは、2004年にFTMで開かれた彼女の展覧会の時のカタログの写真です。(写真はZandra Rhodes a lifelong love affair with textiles より)

そんな私も実は3枚だけZandra の作品を持っています。

Zandra3

Zandra4

Zandra1


オレンジのは夏のトップス。不思議な貝の模様が素敵でしょう?

そして、このピンクのドレスは私の宝物。
姉の結婚式の時に「好きなドレスを選びなさい」と親に言われた私が、ロンドンへ飛んで行って買った、きっと一生に一度のZandraのドレス!!! 彼女の特徴である、シフォンにハンドプリントされた生地で作ってあります。
彼女のドレスは全て1点もので、そのドレスのデザインに合わせて生地にプリントをしていくそうです。
今でも、Bond Street からドレスの大きな包みを抱えて意気揚々と家迄帰った日の事を昨日の事の様に思い出します。そういえば、その時は気がつかなかったけれど、お抱え運転手付きの顧客ばかりのようなあのお店から、バスで家迄帰った人っているのかしら?

この派手なフリフリフリルの王子様のようなシルクのシャツは、去年ロンドンのテキスタイル専門のアンティークフェアに行った時に出会ったもの。
「あーっ,Zandra Rhodes!!!」と歓喜している私を見て、ディーラーの女性が「Zandraを知ってるのね?知ってる人に渡るのはうれしいわ。」と彼女も喜んでくれました。
こんなピンクのシャツ、いつ着るの??? いえいえ、彼女のものは「作品」なので、着るかどうかなんて私にとっては愚問なんです。洋服ダンスに、このシャツがある、クローゼットの奥にこのドレスがある、っていうだけで、いつの日か私がもしかして地の果てで苦境に陥っていても(???)元気が出るんですもの。

もしも、いつの日かロンドン、いいえ、どこかのアンティークフェアでZandra の作品を探すのならば、貴方が探しているlabelはこれです。

Zandra2
Good Luck!!!

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曇りのち晴れ!

外は太陽が燦々としている春の日なのに、実は先週から頭の中が曇り空だった私。。。

作品展をする事に決めると、「わぁ、こんなに作るの?」というほど沢山の材料を買うところからいつもスタートします。もちろん緊張してドキドキするけれど、ワクワク楽しくてうれしい気持ちの方が強い感じです。
そして、あれも作ろう、これも作りたい、こんなのも考えていたのね、とスケッチブックを繰りながら、糸はあっち、ビーズはこっち、布類はここ、と分かれていた物を、作品毎にこの糸とこの布とこんな部品で...と分け直します。
色違い、素材違い、針の太さ違い...というそれぞれの要素ごとにまとめたり、2-3色の色違いではつまらないから、せめて5-6色のヴァリエーションは作りたい、と糸見本帳とにらめっこをしたり、アトリエのパーツが入った引き出し、リボンの箱、ビーズの棚の中を「何かないかしら?」「あれがあったはず。。」と探したり。。。

夢いっぱい+希望いっぱいでスタートして、少しずつ作品が出来てくると益々嬉しくなって、もっと!もっと!と作りたくなったりもします。
でも、段々と全体像が見えてくると、「これで十分かしら?」「これで見に来て下さった方が楽しいかしら?」から、もやもやと頭の中が曇り始め、「こんなの作ってもつまんない!!!」と創作意欲はどこへやら...ということになってしまいます。

今回の作品展はbags+bags+bags 3ということで、バッグを主体に昨年の9月に出版した本「Variations ニットのバッグと小物」(文化出版局)の作品を他の素材や色でお見せするというのをテーマにしています。でも、それだけではなく、何か新しいもの、いらして下さった方が「わぁ!」と驚いてくださるもの、「キャァ!」と喜んで下さる物を作りたいと思っているんです。

台所に、河井寛次郎の「新しい自分が見たいのだ 仕事する」という言葉を貼っている私。頭がもやもやして曇ったり、しゅーんと元気がなくなった時に、この言葉を見て「そうだ! 頑張らなくちゃ! しょぼしょぼなんてしていられないわ!」と思うのです。これは、肩がダラリと下がってしまった私をシャキッとさせてくれる魔法の言葉なんです。
そうそう、幼い頃に机に向かっていた私の側を祖母が通って、チラッっと厳しい目を私に投げかけたかと思ったら、「姿勢が悪い!」と背中に竹定規を入れられた事がありましたっけ。色々な人に「シャキッとしなさい!」と今でも言われている感じです。

そんな私も、曇り空がやっと晴れてきたようです。
Sakuhin3
Sakuhin1
Sakuhin2
かわいいでしょう?
この頃、こんなアクセサリーを作っています。慣れない事なので試行錯誤の毎日ですけれど、楽しい!

 
朝から始めて、「わぁ、もうこんな時間!」とお昼を食べて、また続けて。。。「ここまで出来たらお茶にしよう!」って思いながら、「もうちょっと!」「ふむふむ、ここをこうして」とやっていると、いつの間にか外は真っ暗です。そして、「ご飯作らなくちゃ」と、お台所へ向かい、ご飯が終わるとまた材料の前へ。「あれれ?何だか目が良く見えない...」と時計を見ると、それもそのはず、もう日付が変わっています。。。出来上がると目も頭もぐったりなんですけれど、心の中はうれしさでいっぱいです。濃くて熱いお紅茶を飲みながら、出来上がったばかりの作品を眺めながらニマニマ。。。

「明けない夜はない」って言うけれど、本当にその通り。「小さな成功体験を積み重ねることが大切」って脳科学者のM氏も言ってたけれど、材料の前から逃げたくて、「ご飯食べに行こ!」と友人達に電話をしたくなるのを我慢して頑張って良かった!

でも、でも?作品展にいらして下さった方が、「かわいい!!!」と思わなかったら?「こういうの、良くあるわよねぇ。」って思ったら?
いえいえ、私が考えなくちゃいけないのはそんなことじゃないはず。
「Hirokoがんばれ!」鼻先にご褒美をぶら下げて、さぁ、もう少し!!

作品展迄22日。

作品展についての詳細はカテゴリーの「ミモザギャラリー!&作品展のお知らせ」をご覧下さい。
4/17には、かぎ針で編む、この夏大活躍しそうな素敵な夏のバッグの講習会もあります。少し難しそうに見えるけれど、実は長編みだけ出来ればOK!の簡単バッグです。まだ、お申し込みを受け付けています。ぜひ、遊びにいらして下さいね!

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My Shanghai 20

私の上海の一日。
今日は、「上海へ行くと私はこんなふうに一日を過ごしています。その1」という感じの上海案内です。

Julu1
フレンチ租界の中の、まるでヴィラのようなホテルに泊まっている私は、朝起きるとまず部屋に新鮮な空気を取り入れます。そして、上海の街にも「おはよう!」とご挨拶。窓を開けると、すぐ側にこんなに大きな枇杷の樹が生えていて、賑やかな上海の町中じゃないみたいでしょう?

ここは、私が上海工芸美術館の建物がすごく好きで、あそこに住みたい!と話していたのを覚えていた友人が、「ここならば、きっとHirokoも気に入ると思う。」と教えてくれた巨鹿路にあるブティックホテルです。本当にその通り!ヴィラのような素敵な一軒家のホテルは、まるで自分のお家にいるようで、出かける時は「行ってきまーす!」そして帰った時には「ただいまぁ」という感じです。

ここのホテルの詳しいお話はまた今度にして、朝ご飯の後、私が出かけたのはここ。

Market3
上海南外灘軽紡面料市場 Shanghai South Bund Soft-Spinning MAterial Market LuJiaBang Road

上海には大きな布市場がいくつかあるのですけれど、私はここばかり。
でも、どこに何があって、どこのお店が良くて、だいたいいくらくらいで、という事が少し解っているつもりでも、行く度にお店が入れ替わっているので、毎回キョロキョロしてしまいます。

それでも、何件か顔なじみのお店もできて、「また、来たわよー。元気ー?」と、にっこりと笑いながら、お互いに電卓片手に話し合い!というのは楽しいし、きれいなシルクのプリントの布や面白い素材があるので、私にとってのおもちゃ箱です。
Market1_2
最近お気に入りのボタン屋さん。
Market5
Market6
こんな素敵なボタンを扱っています。
上海なのに、こんなに高いの?と思う事も多い私は、マーケットに行くと中国語を習う必要性を一番強く感じます。そうしたら、きっともっと安く買えるし、「こういうのある?」なんて言う事も聞けるから!
やっぱり自己流じゃなくて、頑張ってちゃんと先生に習おうかしら。。。


そして、何時間もキリキリとマーケットで過ごした後は、上海ならではのご褒美、SPAです。
時間がない時には、「こんなに熱い石を手で触っても大丈夫?」というほどアチアチに熱した石を使ってのフットマッサージだけ、予約が取れたら全身のホットストーンマッサージをします。

Spa1
ここは、マンションホテル(My Shanghai 1を見て下さいね)の近くの、去年新しく出来たばかりのEverlasting Spa。
このスパは市内に何カ所もお店を持っているのですけれど、トリートメントが終わったらすぐに部屋に戻ってバタッと倒れられるように、必ず私はホテルの近くのお店を選ぶ事にしています。だから、ここも今回のホテルのある巨鹿路から歩いて10分位です。


手芸家という職業柄、いつも「どうしたの??」とスパの人にびっくりされるくらいに身体(特に肩、首回りと頭皮!)がガチガチにこっている私は、ここに来ると「もうおまかせ」状態になって、椅子やベッドに倒れ込みます。身振り手振りで「私に任せて寝てて。」と担当してくれたAa naが言うので、私はそのまましばらく夢の世界へ。。。

そして、終わるといつも思うのは「あー、誰か東京に来て家に住み込んでくれないかしら!」ということ。あっ、それとも、私が上海に住めば良いのかしら? そのぐらいここで身体や頭をほぐしてもらう事は私にとって必要な事になっています。。。


そして、夜は友人と待ち合わせて、いつも賑わっている新天地の新吉士へ。

Dinner
テーブルの上に並んでいるのは、紹興酒と前菜。
小さな壷に入っているのは、紹興酒浸けの蒸し鶏。茶色の入れ物が一人にひとつずつあるでしょう?ここで紹興酒を頼むと、こんな二重になった素焼きの容器を用意してくれます。外側の入れ物にはお湯が入っていて、中のとっくりに自分の分の紹興酒を入れて手元でお燗をしながら飲む、という趣向です。

おままごとみたいで楽しいのが気に入って、私は東京の自宅でもこんなふうにして飲むことがあります。

新吉士はジモティにも人気の上海料理のお店で、何を食べても美味しいけれど、他にいつもここで頼むのは、ワタリガニと春雨を土鍋で煮込んだものや鶏を丸ごと煮込んだスープとか。。。
あぁ、思い出したら食べたくなっちゃった!

そして、夜も更けてから巨鹿路のホテルへ戻ると門番のおじさんがにこにこと「晩安」(おやすみなさい)と声をかけてくれます。あぁ、今日も1日楽しかった!

こんなふうにhappyな1日を私は上海で過ごしています。
上海見!

Happypanda

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St. Patrick's Day!

明日はアイルランドの祝日、St. Patrick's Dayですね。
緑の国アイルランドの象徴的な存在の聖パトリックは、アイルランドにキリスト教を広めた聖人です。
東京では昨日、表参道で大きなパレードがありましたね。全員アイルランドの色、グリーンを何かしら身に付けて参加するこのパレードの楽しそうな様子はニュースでも流れるので、もうお馴染みの日かも知れません。

アイルランド本島と島の北部の北アイルランドは政治的には別で、私がロンドンに住んでいた頃は、英国と北アイルランドは宗教の問題で仲が悪く、頻繁にIRAの爆弾騒ぎがあったので、残念ながら英国滞在中にアイルランド島を訪れる事はありませんでした。学校から帰ってニュースを見ると、リージェントパークやオックスフォードストリートというロンドンの中心地で車に爆弾が仕掛けられて被害があったり、私自身もいつもなんとなくバスに乗っていても「テロに合う時は、もうその時!」と思いながら日常生活を送っていたところがありました。

日本人にとってアイルランドは英国と余り変わらない印象だと思うのですけれど、英国人に「アイリッシュジョークを教えて!」と言うと、たくさん面白い、でも偏見に満ちたジョーク!を教えてくれます。そして、アイルランド人も誇り高く「私はアイリッシュ」と英国人ではない事をアピールします。
私の大好きな俳優Daniel Day-Lewisもそのひとり。彼自身はロンドン生まれですけれど、桂冠詩人の父親セシル・ディ=ルイスがアイルランド出身なので、自分では「僕はアイリッシュ!!」といつもアピールしていますよね。そして、きっと母の時代では緑の目のPeter O'Tool が有名かもしれません。
そして、私にとっては何と言っても学校で散々手こずりながら読んだジェイムス・ジョイスの難解な「ユリシーズ」!

余りアイルランドの事を知らない私なのに、とっても大切に居間のキャビネットに飾られているものがあります。それは。。。

Beleek1


きれいでしょう?
これは、アイルランドのBELEEKのNeptuneというシリーズのティセット。
Beleekは1857年に北アイルランドのベリークという街で創立された陶器の会社です。このネプチューンシリーズは、ベリーク窯の創業者の一人R.W.アームストロングの娘、カティ・アームストロングのデザイン。


Beleek3
Beleek2
本物の貝でできているようでしょう?
海辺できれいな貝を拾ってきて、磨いてティカップにしたような形が本当に素敵です。
そして、裏にはこんな小さな貝がついています。

Beleek独特のパリアンチャイナという磁器は、羽の様に軽くて光を通す程薄いのに、とても丈夫です。
私のは全体が柔らかなミルク色の磁器で、持ち手の部分が薄いクリーム色に彩色されていますが、他にも淡いピンクのものもあるようです。
今でも、バスケットのように作られたカップやティポットに可憐なクローバーを描いたシャムロック(クローバー、という意味)シリーズは制作されていますけれど、多分このネプチューンは大分前に生産中止になったコレクターズアイテムです。Beleekは日本では殆ど扱っているお店がないのですけれど、世界中では陶器の愛好家には人気のある会社で21ものベリークコレクターズソサエティがあるらしいんです。私もジョインしようかしら。。

ロンドンの家の近くのアイルランドの観光局が経営しているIrish Shopというお店で私がこのティセットを見つけた時は、「あっ!」と息をのんで思わず足が止まってしまいました。だって、余りにかわいくて、そしていつも夢に描いていたようなティセットだったんですもの。
そして、その頃はまだ高校生だった私は、それから何年もの間、「こんなフルピースのティセットを買うのは、まだまだ先の事。」と思いながら、ちゃんとお店にあるかをいつも気にしながら暮らしていました。そして、いよいよ帰国する時に、親に何か買いたい物はあるかを聞かれた私は、考える間もなく親の手を引っぱってアイリッシュショップへ行き、「このティセット!」と言いました。
きっと、親はもっと違う英国らしいもの、例えばバーバリーやアクアスキュータムのコートやアスプレィやマッピン&ウェッブの装飾品という予想をしていたのではないかと思うのですけれど、「ヒロらしいね。」と納得してくれました。感謝!

さて、カップの裏にはこんなマークが。。。

Beleek4_2
北アイルランドの代表的な犬、アイッリシュウルフハウンドがアイルランド特有の丸い塔に顔を向けています。アイリシュハープも描かれていますね。
そして、下の方にはアイルランドの象徴、シャムロック(クローバー)も!


こんな素敵な陶器やケルティック音楽、妖精、工芸に溢れたアイルランドへいつか訪れてみたいとこの頃強く考えている私。明日はSt. Patrick's Dayを祝いに近くのアイリッシュパブでギネスでも飲もうかな。
今朝、庭の水やりをしたら、今頃アイルランドでもこんな水仙が咲いているかしら、と思いました。。。

Garden1
作品展迄28日。

作品展については、カテゴリーのmimosa gallery,Tokyo、または2/28の記事 ミモザギャラリー&作品展のお知らせ! を見て下さいね。
4/17には、鉤針で編む素敵な夏のバッグの講習会もあります。

大切な古くからの友人、岡田美里ちゃんが彼女のblogに私の作品展のことを書いてくれました。Thanks X 1000!
かわいくて楽しい毎日の様子が書かれたミリちゃんのブログは:
http://www.ameblo.jp/millie-okada

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色のこと。

毎日家にこもって制作をしていると、楽しみは庭へ遊びにくる猫をながめること、少しずつ花が咲いて庭に色がついてきたのを観察すること、そして食べることです。

料理好きの私にとって、夕食を作る事は絶好の気分転換で、編棒や針を包丁に持ち替えて「さぁ、今日は何を作ろうかしら。」と考えます。
そして、今は時間がないので、何日か分の食材をまとめ買いしているのですけれど、買い物に行く前には入念に食べたいものを決めて、メモを作って出かけます。いったいこれは何人家族の食材なの?という量を冷蔵庫に入れると、もう何日かは出かけなくても良いので安心して創作に励めるという訳なんです。

でも、良いのはそこまで。予定ではやわらかな春キャベツでロールキャベツを作るはずだったのが、夕方になるとエネルギーが切れてポトフになったり、パプリカや椎茸をマリネして、と思っていたのがタイカレーになったりするのは、いつものことです。

でも、先日冷蔵庫にある野菜でグリーンカレーを作ろうと、パプリカや人参をまな板の上にのせたら、余り色がきれいでうれしくなってしまいました。人参のオレンジ色、なすの皮を剥いた部分の黄緑がかった白、光沢のあるパプリカの鮮やかな赤や黄色!一日中細かい作業をしていて、ヨレヨレでお腹もすいていたはずなのに、「わぁ。。。」と目の前の野菜達の色に思わずにっこりしてしまいました。

Colours2
これは、アヴォカドを食べようとして半分に切ったら、アヴォカドのマットな黄緑と私の爪のマニキュアのパープルとの組み合わせがすごくかわいくてポップで、「あ、この組み合わせ大好き!」と思って思わず写真を撮ったものです。

これは。。。

Colours3
最近お気に入りのマニキュア2色。右のパープルは2-3日前に買ったもの、左のホットピンクのは友人のN.Y.土産です。ELECTRIC PINKという名前がついていました。カッコイイでしょ!
2つとも発色が良くて塗ると色がとってもきれいなので、いつも元気が出ます。
なんだか、ちょこっと私のゼンマイを巻いてくれる感じです。

そして。。。

Colours4
これは、昨日から夢中で作っているもの。
最初に作ったものよりも10個めは、上手くできるのが楽しくて色々な色やストライプ、水玉などを試しているところです。
さて、何が出来るのでしょう?作品展に出せるように、これからじっくりと考えて、ていねいに手を動かして、そしてまたじっくりと考えて仕上げていこうと思っています。

こうして、色とかかわっていると本当に楽しくて楽しくて、今でもまるでひとりで遊んでいる子供のようです。
私は幼い頃のお休みを赤倉の山荘で過ごしていたのですけれど、夏の朝早くに見た羽化している途中の蝉の青白い色、冬休みに見た窓ガラスについた雪の結晶の透き通った色、夕立の後の空にかかった大きな虹などのことを、ふと思い出す事があります。まるで昨日の事の様に、その時の息を詰めて見つめた事やドキドきした感じが身体に甦る感じです。
そして、今は布や毛糸を触っている時やキッチンで食事の支度をしている時にそれを感じます。

そうそう、私は疲れて頭がギュウギュウになると「ホワイトソース作ろう!」と思うんです。フライパンにバターを溶かして、焦がさない様に小麦粉と炒めて、それから少しずつ少しずつミルクを足していくと粘り気のある固まりになり、それをまた少しずつミルクでのばして、煮詰めて、のばして、ナツメッグを足したり、の作業をすると、何だか頭がゆるゆるとゆるんでいくのを感じます。何故でしょうね?ホワイトソースを作りたくて、牡蠣とほうれん草のグラタンやサーモンのフェトチーネを作る感じです。

さぁ、今日のティタイムは。。
Teatime1
Teatime2
祖母から譲り受けた中国の茶碗と京都の蚤の市で買った錫の茶托、お茶は紅茶の葉を松葉でいぶして独特の香りをつけたラプサンスーチョンティ(Lapsang Suchong) 。
お菓子は、先日渋谷のデパ地下で偶然購入してからお気に入りの加賀の白峰。最中の皮の中にぎっしりと飴炊きの胡桃が入っています。軽いし日持ちがするから、外国のお友達に送るつもりで買ったのに、胡桃好きの私が全部食べてしまいました。。。
お菓子をのせた小皿は、上海のZENのもの。(ZENについてはMy Shanghaiをみてくださいね)
錫のお茶托が素敵でしょう?ロンドンで散々蚤の市通いをして鍛えられた私は、今でもこんな素敵なものをささっと見つける事が出来ます。エッヘン!

でも、実はそんなことを言ってる場合じゃないんです。2つの机の上には材料が山盛り、「作るものリスト」はびっしり、です。。でも、少しずつ進んでいます。大丈夫、大丈夫。。。?

作品展まで31日。

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ちょっとだけ。。。

久しぶりに暖かくて、日光が眩しいくらいに溢れている今日も家の中でひたすら制作中の私。
今回の作品展のテーマは「ヴァリエーション」です。
同じ糸で同じ編図を編むのに号数の違う針を使ったら???
同じ編図なのに色や素材を変えてみたら???
この素材をこんなふうに使うなんて???

私も作りながら、「わぁ!」と驚いたり、「ふむふむ、なるほど」と納得したり、「そうそう!」と満足しながら作っています。
「Variations 色と素材でバリエーション自在 ニットのバッグと小物」
伊吹広子 文化出版局
本の表紙の作品を夏糸で編むと。。。

Bags1
まだまだ制作途中ですけれど、和装にも似合いそうなちょっと渋めの色合いが気に入っています。でも、これもこれから中袋や持ち手を選んでいくので、その色によってどんなふうに仕上がるかは、私にもまだわかりません。編むだけではなくて、他の材料を選んで編地とひとつのバッグにまとめるのも楽しい作業です。


そして。。。

Bags2_2
これは、本の裏表紙の作品を違う素材で編んだ物。通してあるテープも少し変えました。
持ち手もガラリと違う物にするので、出来上がりが私も楽しみ!


Cape1
このケープは、本では妖精のような白いモヘア、シックなネィビーブルーのシルク、そしてビーズがついたターコイズのコットン!の3点をご紹介していますが、今回は赤にちょっと茶が混ざった竹糸で編んでいます。
細いかぎ針で編んだウェストまでのかわいいケープと、大きな号数で編んだザックリとしたジプシーのようなケープで「同じ編図+違う号数」の面白さを味わって頂こうという趣向です。

そして。。。

Summerbags2
きれいでしょう?
本の中ではシックな色のコードで編んでいるバッグを夏の色でいろいろなヴァリエーションを編んでみました。編地が編めても、テープを通すと雰囲気が変わるのが楽しくて何色も作ってしまいました。


このバッグは、作品展の会期中に講習会を開きます。blogのカテゴリーのmimosa galleryのところを見てくださいね!
お申し込みは3/16(月)からです。


講習会ではこんなバッグを作ります。
コサージュは取り外しが出来るので別々に使えるし、合わせやすい色なのでこの夏、一番便利なバッグになりそうです。


Lessonbag

こんなふうに本の中では冬素材のものを夏糸で編んだり、コードで編んだものを夏糸で、冬糸で編んだものをコードで編んだりしています。
「えっ、これとこれが同じ編図なの?」という新鮮な驚きと楽しさをお伝えしたいと思っています。
ぜひ、春の表参道へ遊びにいらして下さいね。

そして、今日の私のティタイムは。。。
Teatime1


京都の寺町のギャラリーで一目見て気に入って購入した作家物のお湯のみのセットと小皿にのせたエリカのミントチョコ。


今日のお茶は黒豆茶。香ばしくて胃にも優しいので家で仕事をする時にはぴったり!


お天気なので庭へ出たら、クロッカスやムスカリが咲き始めていました。
久しぶりの太陽に庭中が「うれしい!うれしい!!」と言っているようでした。

作品展まで34日。

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My Shanghai 19

Xuanmin Jin Photography Studio at 泰康路


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ここは、上海のSOHOと評判の泰康路の入り口です。
以前は小さな工場が集まる地域だった泰康路周辺も1999年以来、毎年色々なアーティストのスタジオやアトリエが増えて、今は急速にそのエリアを広げつつあります。

私が5年位前に初めてここを訪れた頃は、まだまだポツポツとアトリエがあるくらいだったのが、今はカフェやレストランも含めれば何十軒、いいえ、もしかしたらもっともっと沢山のお店やスタジオがあるかもしれません。
しかも、翌週には「あ、新しいお店!」という具合です。

今は、私にとってはちょっと商業的になっちゃったかな?という感じですけれど、先日こんな素敵な写真のギャラリーを見つけました。

xuanmin jin photography studio 上海泰康路210弄田子房2号

Xuanminjin5
XuanMin Jin 金 选民 は1963年生まれ。2004年から上海在住。
彼は、泰康路のこのスタジオで作品を発表する傍ら、インテリアの本などを出版しています。
古い街並がものすごいスピードで変わりつつある上海の風景と、そこに住む人々を、xuanmin jin独特の目で写し取った写真に、コンピューターで鮮やかな色をつけた彼の作品に、何か私の感じる上海と重なった部分を感じました。


Xuanminjin1

ギャラリーの中はこんな感じ。

ガランとしたロフトのようなスペースの中に、変りゆく上海の街の風景が色々な角度から撮影された作品が並べられています。古いアパートの入り口だったり、工事中の瓦礫の中に残されたランジェリーの広告に見入る若者の姿だったり、生活感溢れる洗濯物だったり。。。

その風景に重ねられた色がとってもきれいでした。キッチュなんだけど、透明感がある感じ。

最初は「わぁ....」(きれい!+面白い!!)と思いながら見ていた私は、写真が販売されている事に気づき、俄然購入意欲がムクムクと湧いてきました。葉書サイズの作品がマウントされているのにしようかしら?と思ったけれど、少し部屋に掛けるには小さいので、もう少し大きな作品から2枚並べてもバランスが良さそうな物で私の部屋に合いそうな物を選びました。

それが、この2枚。

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お天気のいい日に道に張り出す様に干された洗濯物は、上海のいつもの風景です。街を歩いている時に、頭にポツッ!と何かを感じたら上を見てみて下さいね。それは、上から落ちて来た水滴です! そして頭上には、こんな風景が青空をバックに広がっているはずです。

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そして、これは古いアパートの入り口に並んだ郵便受けと自転車。
どこにでもありそうな風景ですけれど、ものすごいスピードで古い建物が壊され続けている上海では、もうすぐ見られなくなるのかもしれません。

そして、xuanmin jinに影響された私が帰り道に撮った風景は。。。


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これは、街の雑貨屋さん。
いつもだったらモップや洗剤が並んだお店を目にしながらも何も思わずに通り過ぎていたのに、この日の私にとっては絶好の被写体として私の足を止める物になりました。

何か好きな事、好きな物を見つけると「素敵!かわいい!!面白い!!!」とすぐに夢中になる私は、それから2-3日は街の風景ばかりを撮っていました。そして、東京の私の部屋に掛けられた彼の作品を見る度に、Xuan Min Jinに街歩きの楽しさを教わった上海へ帰りたいなぁと思うのでした。


XuanMin Jin 金 选民 http://www.xuanminjin.com/
また他の作品を見たり、購入する事もできるのは:
http://www.makingitinchina.no

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Viva l'Italia!

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いつものように「さて、ここはどこでしょう?」と、聞かなくても、こんなに解りやすいところはありません。

そう、イタリアの ヴェニスです。

お雛さまなのに大雪注意報が出ている今日の東京! こんな日には寒い寒い!と縮こまっていないで、明るい太陽と気持ちのいい青空を思い出しましょう。
この運河に面したこのクラシックな建物(確かモダンアートの美術館だったような...?)の外壁には、毛沢東をモチーフにしたアンディ・ウォーホールのシルクスクリーンがかかっています。そして、運河を挟んだ右側にはこんな風景が広がっています。

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ここはNew Yorkのグッゲンハイム美術館の別館です。
絵はがきのような風景が大人気のヴェニスは、私が訪れた時にも巨大な動くビルのようなクルーズ船から降りて来た大勢の大きなアメリカ人観光客が町中に溢れていて、町が何cmか沈んでしまうのではないのかと心配になるくらいでした。
でも、この辺りはサンマルコ広場から歩いてたった15分くらいなのに、不思議なくらい観光客がいなくて静かです。きっとヴェニス観光は時間が限られていて、ここまで足を伸ばす人が少ないのかもしれませんね。

そして、中に入ると。。。

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きれいでしょう?
これは、ガラスで作られています。運河の青、空の青、海の青、青い瞳!
ひんやりとした大理石の建物の中から見る、この強い光に包まれたパティオと、そこから広がる開放感に溢れた風景には何にも負けない魅力があるように感じました。


そして、外へ出ると。。。


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このガラスのネックレスは、ガリバーのガールフレンドしか似合わないくらい大きくて、回りに座っている人がこんなに小さく見えてしまう位です。
この運河に面したパティオで、訪れた人はみんなちょっと一休み。私も思わずのんびりとしちゃいました。
だって、風に吹かれながらここに座っているのは本当に気持ちがいいんですもの。


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このパティオには、ヴェニス在住のガラス工芸家のこんな作品が何点か展示されています。
もちろん他にも建物の中では、ピカソや見応えのある作品が沢山展示されていたんですけれど、ガラス工芸が好きな私にとって一番印象に残っているのは、この外の展示でした。

そして、サンマルコ広場の辺りを歩いている時に目が釘付けになって、思わずお店へ入って買ってしまったのが、このネックレスです。

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まるで、泡のようでしょう?
これは、作家がひとつひとつ吹いて作った小さなガラスを繋げてあります。
私が「わぁ、きれい!! bubbleみたい!」と目を丸くしていたら、「そう、ヴィーナスは泡から生まれたからね!」とお店の人もうれしそうに話してくれました。
作家本人から直接買った訳ではなかったけれど、私が心から気に入った事がお店の人にも伝わって、「気に入ってくれてうれしいな」→「ずっと大切にするわね」→「ありがとう」→「こちらこそ」という心のやりとりがありました。ヴェニスの写真を見ると、この時感じた事がぱぁっと私の心の中に広がります。

トランクには入れずに大切に大切に持って帰って来たこのネックレスは壊れやすいので、身につけると何となく私も静かで落ち着いた雰囲気になります。こんなふうにアクセサリーひとつで、見た目だけではなく中身迄簡単に変わってしまうから、だから身につける物って、とっても大切なんですね。

そして、アクセサリーの引き出しを開ける度に、何となく手に取ってしまうこのネックレスの事を、きっと私はずっとずっと好きでいるに違いありません。ヴェニスの青空やあたたかい思い出と一緒に。

作品展まで41日。
(作品展については2/28の記事、またはカテゴリーのmimosa gallery, Tokyoをご覧ください)

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