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2009年5月

My Shanghai 23

オープンエァな一日。
今日はこんな一日を上海で過ごすと素敵!って、私が思う一日をご紹介します。
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まず朝ご飯は、大好きなフランス租界にある私の定宿Quintet( 808 長楽路)で、どうぞ。
ここでは、今頃〜秋までは気持ちのいいテラスで食事ができます。このB&Bのゲストでなくても大丈夫なので、大きなホテルのご飯はやめてここで朝からたっぷり日光と新鮮な空気を身体に取り入れて朝を始めましょう。

今日は、マッシュルームがたっぷり入ったオムレツとフレッシュオレンジジュース、illy coffeeとふわふわのスティームドミルクと蜂蜜がかかったヨーグルト。おいしそうでしょう?
この素敵なパワーブレックファーストを食べれば、一日元気に過ごせるのは私の実証済みです。

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そして、ランチは一番素敵な外灘の景色が見られる外灘3号にあるNew Heightsで。
上海で洋食???と思わないで、ぜひいらしてみてくださいね。ここでは、景色もおいしいご馳走です。

ここは、ランチだけではなく、夕方の丁度日が暮れる頃もおススメです。夜のご飯を食べに出かける前に軽く飲む、なんていう大人なシチュエーションも素敵!

ウェィークエンドには11:00-16:00という長ーいブランチもあって、友達とここでの週末の遅い朝ご飯を楽しむ欧米人でいっぱいです。
何と言っても日が暮れてくる頃の外灘はロマンティック!
そんなNew Heightsの詳しい内容は、また今度ご紹介したいと思います。だってきれいな写真をたくさん撮ったので、一度ではご紹介しきれないんですもの!

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そして、ここは誰もが一目で絶対に「わぁ、素敵!!!!!」と目を輝かせるMansion Hotelです。このクラッシックホテルの屋上にあるSkyline Restaurantでは、一日中おいしいお食事、お茶、ドリンクを楽しむ事が出来ます。浦東の高層ホテルも良いけれど、こんな屋上で緑に囲まれながらふかふかのソファに座って、友人とのんびりとおしゃべりをするのが私の上海での楽しみのひとつです。

Maya


そして、ここは上海での一日の締めくくりに選んだメキシカンレストラン MAYA。
暗めに落とした照明の中でマルガリータを飲みながら、タコスやワカモーレをどうぞ。

そして、こんなお食事の間に布市場やオーダーメイドもできる洒落たカシミアセーターのお店でお買物をしたり、フランス租界をお散歩しましょう。
上海にはこんなテラスで食事やお茶ができるレストランがたくさんあります。オープンエァの中で食事をするのが大好きな欧米人が大勢住んでいるからこその上海で、ガイドッブクから離れて、こんな大人な、そして気持ちがいい上海はいかがでしょう?


New Heights 新視角  中山東一路3号外灘3号7楼 021-6321-0909
MAYA  巨鹿路568号  021-6289-6889

QuintetとMansion Hotelについては、カテゴリー My Shanghaiを見てくださいね!

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My Shanghai 22

Good Morning Shanghai!  早上 好、上海!
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おはよう!と元気に窓を開けて上海にご挨拶をしたのは、最近の私の定宿になりつつある小粋なB&B Quintetからです。昨日は曇ってひんやりとしていたのに、今日は朝から快晴!暑くなりそうな予感で始まりました。

フレンチ租界の中にあるQuintetは、門の外はにぎやかな長楽路ですけれど、木の大きな扉で仕切られた内側にはとってもプライベートな空間が広がっています。

私がQuintetを好きな理由は、1939年に建てられた当時の窓枠などをそのまま使っているので、部屋やバスルームの窓を開けられることと素敵なパティオがあること!朝ご飯をのんびりと日光を浴びながら食べたり、夜遅く帰って来ても、部屋にあがって寝る前に、楽しかった一日をまだ終わらせたくないと、パティオでカプチーノを飲みながらおしゃべりができるのは、Quintetのゲストならではの楽しみです。
大きなホテルと違って、ここでは1階のお洒落なCafe Closed Door のMaryが、「いってらっしゃーい、楽しんでねー!」とにこにこと送り出してくれるし、帰って来た時には「お帰りー、楽しい一日だった?」と明るい笑顔で迎えてくれます。まるで、友人の家にいるような安心感に包まれてリラックスして過ごすことができます。

そして、今回の私の部屋は、Bubbling Wellという前回のfluer de Shanghaiよりも少し大きなお部屋です。
全体をブルー+グレー+茶でまとめたシックなお部屋はこんな感じ。

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今日は少し早起きをして、杭州へ。

おいしいilly coffeeとリコッタチーズとドライトマト入りのスクランブルドエッグを食べて出発です。

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そして、お隣のお家もお天気がいいので、朝から鳥籠を外に出しています。鳥も気持ち良さそうに歌っていました。

数年前に新しくできたモダンな上海南駅から杭州までは、特急で2時間弱、新幹線ではたったの80分で到着です。

Sh

今日は龍井茶のふるさと龍井村やお茶の博物館、洗練されたリゾートホテル Landison Longjing Resort,西湖の蓮の名所などもを訪ねました。でも、今日は暑い中いろいろ歩き回ってフラフラなので、そのお話はまたこの次に。

Quintet 上海市長楽路808号 tel:+86 21 6249 9088

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右往左往の4日間。。。

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庭にはこんなにかわいいピンクの撫子のようなバラが咲いているのに、この4日間私の気分は出口の見えない霧の中にいるようでした。
なぜって、土曜日の朝にいつものように仕事のパートナーのmac book を開いたらフリーズしていたんです。土曜日は、長年の友人の岡田美里ちゃんが参加してくれた楽しい一日講習会があったのに、終わったらすぐにmacと向かい合って、あぁでもない、こうでもない、ねぇ、ご機嫌直して、お願い!と、ありとあらゆる考えられる方法を試してみたのですけれどダメでした。
先週、あまりの忙しさに手元が疎かになってフロアリングの床にバタン!とmacを落としてしまったのですけれど、暫くそのまま何事もなく過ぎていたので安心していたのに、やっぱり。。。

macの修理の専門店に駆け込もうと思ったら、土日はお休み。諦めきれずに友人に電話をしたり、他のmacを使ってhelpからいろいろ試したけれど、結局お手上げ。月曜日にお店で診断を受け、ハードディスクを交換して一件落着! のはずが、またまた家へ帰ってOSをインストールした後に問題が発生したりして、ようやっと今日の午後になって完治しました。ふう。。。

キャリーじゃないけれど、今までの写真やいろいろなデータのバックアップを一切とっていなかった私は、今まで撮った写真!!!!!や大切なフォルダーがなくなってしまったことに呆然。。。まだ、探せばデータを救出してくれる有り難いお店があるようなので、来月時間があるときに行こうと思っているけれど、でも、でも!ショック!!

どうしてコンピューターって何の予兆もなく壊れるの?ある日あるとき、「あれっ?どうしたの?」っていうのは約束違反です。でも、今回のことを通して思ったことは、こんなにも自分がパソコンに頼っていたのかということ。メールが使えない、インターネットが使えない事が、こんなにも不便だなんて。しかも、デジカメで撮った大切な写真がこんな形で急に何の理由もなく奪われてしまうなんて!! 他のPCに残っているものも多少あるので全部ではないし、紙焼きした物もあるし、このblogにも残っているから、とわかっているのに、何だかやるせない気持ちでした。

パソコンがあることによって感じる利便性や開かれるドアもあるけれど、毎日の生活の中でPCに向かっている時間が多い事もまた事実です。真っ暗な暗闇や本当の静けさを蓼科の山の中で再確認するように、PCがない生活を感じた週末でした。

さて、今週から上海へ行きます。今回初めて上海でのミニ講習会を開く事ができるのも、メールやインターネットを使って、告知をしたり、お申し込みを受けたり、とPCがあったから。これからは、ちゃんとバックアップをとって、仲良くタッグを組んでいこうっと。
国際都市上海での講習会は日本語+英語でになりそうです。作り方をわかりやすく言葉で説明するのは日本語でも難しいので、英語でも的確に説明できるように考えなくちゃ、です。でも、これはコンピューターではできないこと。翻訳ソフトはあっても、私が自分で手を動かして作った感覚を、私のPCは知りません。ひとつの身体の中で、手を動かしたその感覚を思い出しながら英語に変えて外に出す、来週の私の課題です。楽しみ!

さて、今の私の庭には先週と違うバラが咲いています。これは、何年か前に御殿場の方へ行った時に見つけた「サンショばら」。

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きれいでしょう?幾重にも重なったフリルがかわいくて、毎朝水やりをする度に思わず笑みがこぼれます。でも、つぼみはこんなにトゲトゲなんです。きっと、このかわいいお花を虫から守るための鎧なのでしょうね。

そして、これはクレマティス。きれい。Tessenn


PCも直ったし、猫はソファですやすや。良かった!


相変わらず天然でチャーミングな(ミリちゃんのblog 5/17 「編み物」を見てくださいね!)岡田美里ちゃんの楽しいblogは:http://ameblo.jp/millie-okada

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Story of...

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五月晴れの昨日、「Story of... カルティエ クリエイション|めぐり逢う美の記憶」展を見に行きました。
東京国立博物館の平成館では話題の阿修羅展を開催しているので、今の上野は見た事がない程の大にぎわい!修学旅行の高校生達もあちらこちらで集合写真を撮っていたりして、駅から博物館への道があんなに混んでいるのは初めてのことでした。

そして、ここは。。。
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カルティエ展を開催している素敵な表慶館です。

吉岡徳仁氏を監修者に迎えたこの展覧会は、会場に入ると思わず「わぁ、暗い。。。」とつぶやいてしまうほど、照明を押さえた演出になっていました。

でも、実際にまばゆいジュエリーの前に立つと、見ている私たちの顔は照明に照らされたダイアモンドの輝きの反射でキラキラと輝きます。暗闇の中に輝くジュエリーは、本当にきれい!

表慶館の1階から2階へ続く回り階段や照明もエレガントで、建物と展覧会の内容が合っていて益々期待に胸が膨らみます。そして、2階から見る入り口のホールのモザイクは必見!入った時には気がつかないけれど、2階からは全体が見られます。

1階にはカルティエのメゾンとしての歴史的な流れを作ったオーソドックスなジュエリーや時計が展示されていますが、溜息が出たり、思わずクスッと笑ってしまうエクストラヴァガントで楽しいジュエリーがあるのは2階です。

展覧会のポスターにもなっている、あの素敵な巨大なイエローダイアモンドとダイアモンドとダイアモンドを繋いだようなネックレスは、実は女性の身体では支えられない程のヴォリュームを持った男性用のネックレスです。
そんなとてつもないオーダーを1928年にしたのは、「偉大な王の王」と呼ばれたインドのマハラジャH.H.Maharaja Dhiraj of Patiala(パティアラのマハラジャ、プピンドラ・シン)。


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インドではジュエリーは富と権力の象徴として男性がこぞって身につけたらしいのですけれど、このマハラジャ、ハンサムでしょう?素敵!
何だか写真からでさえもエキゾティックな香油の香りが漂ってきそうです。

そのほかにもグレース・ケリーがレーニエ公から贈られたすごく素敵な、そして大きなエメラルドカットのダイアモンドのエンゲージリング!!!、シンプソン夫人(Duchess of Windsor)が注文した大きなサファイアの球の上に座るパンテール(豹)のブローチ、チャーチルが息子に贈ったシガレットケースやジャン・コクトーがアカデミーフランセーズの会員になった時にカルティエが作った剣なども見る事が出来ます。

そして、何よりも興味深かったのは、ガラスの中のジュエリーひとつひとつが持っているStory。
カルティエのメゾンとしてももちろんのこと、カルティエにジュエリーを注文をした人たち、そしてそれを身につけたときの物語が、パネルではなく、ひとつひとつのジュエリーの後ろに映像として表現されているのがとっても解りやすく、またジュエリーから話しかけられているような気持ちにもなりました。

ファッションとジュエリー、芸術と社会を結びつけたカルティエ。メゾンの技術とデザインが、注文主の財力や人間としての魅力と出会って作られたジュエリーたちは、ただ単純にゴージャスできれいなだけではなくて、人間の歴史を見ているようでした。そして、どの映画のどのシーンで女優達がカルティエのジュエリーを身につけていたのか、もう1度1960年〜の映画を見直したくなりました。


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売店では、カタログとノートを購入しました。展覧会のカタログって重くて、ちょっと買おうか迷うけれど、このカタログは見開きページでひとつひとつのジュエリーの写真とStoryが載っているので、読み応えもあり暫く楽しめそうです。

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夢見心地のまま表慶館を後にして、向かったのは。。。


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文化会館のテラスのカフェ Hibiki. 人工芝だけど、やっぱり外は気持ち良い!
5月の風に吹かれながら遅いランチを食べました。


Story of...カルティエクリエイション|めぐり逢う美の記憶
東京国立博物館 表慶館 〜2009.5.31

上海での講習会については「待望のワークショップ in 上海!」5/8の記事を見て下さいね。

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バラの季節になりました。

何日か降り続いた雨が上がってからは、暑いくらいの毎日になりましたね。私の小さな庭は、丁度今頃からバラの季節が始まり、毎朝の水やりが増々楽しみになります。

私の庭にあるのは、ふつうのバラばかり。ピンクの撫子のようなものや、山椒のようなトゲトゲの枝のバラ、紫玉という名前のオールドローズもあるけれど、特に何もしなくても毎年元気に沢山の花を咲かせてくれるのは。。。

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私はバラの花ももちろん好きだけれど、心からかわいい! と思うのはこんなツボミ。リボンでバラのツボミを作る時にも、いつもこの感じを思い出しながら作っています。

この小さな白いバラ、かわいいでしょう?よく見ると花びらの1枚1枚が♡の形なんです。
長いラテン語の名前がついたバラも素敵だけれど、私はこんなふうに何でもない可憐な感じのバラが好きです。

そして、家のインテリアに合わせて植えたのは、このクリーム色のバラ。

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これは、Graham Thomasという種類の大輪のバラです。
私の家の居間のカーテンを変えた時に、家の中と外の景色がリンクするようにと思って植えました。

私の居間はこんな感じです。
黄色いバラのカーテンが部屋を明るく飾ってくれています。
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観音開きの窓を開けると、そのまま庭へ降りられる様になっているので、今頃のまだ虫が少ない季節は庭への窓を開けて過ごしています。風が入って来て気持ちが良いし、お庭へ遊びにくるノラ猫達が家の中を興味深げに覗いて行くのも楽しいんです。
ね、カーテンのバラと庭のバラは同じでしょう?今頃の2-3週間だけ楽しめるこの光景を、私は毎年とっても楽しみにしています。

そして、この居間を先日素敵な写真家の方に撮って頂きました。その様子は今日発売の月刊誌 [HERS]6月号(光文社)の「自宅サロンのインテリアはもてなし上手でひとり上手」というところに紹介されています。ちょっと恥ずかしいけれど、ぜひご覧になって下さいね!

この頃、つくづく「好きな事は仕事」と感じる私。幼い頃から好きだったことをそのまま仕事にしているからなんでしょうけれど、自分の好きな物に囲まれてリラックスしながら仕事をしているからかしら?と[HERS]の取材を受けながら思いました。

そうそう、上海での講習会の日程を、皆さんに参加して頂きやすくするために一日増やしました。最初に28日が3連休の初日にあたる事を知らずに決めてしまったので。。。ぜひ、講習会へ遊びにいらして下さいね。楽しみにお待ちしています。

開催場所のカフェ+ギャラリー「ひまわり」さんへ作品をお送りしたので、多分明日(5/13)から講習会で作る作品をお店でご覧頂けます。在上海のみなさま、パンジーのアクセサリィの実物はすごくすごくかわいいので、ひまわりさんへ美味しいオーガニックランチを食べにいらっしゃりながら、ぜひ作品もご覧になって下さいね!021-6262237

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待望のワークショップ!in 上海 !!

大変、緊急告知です!
先月の作品展大成功! : ) のご褒美に今月上海への旅行を予定していたのですけれど、急に「大好きな上海+大好きな手芸=上海でのワークショップ」というアイディアが、パチン!と頭の中に浮かんできました。早速、知り合いのmさんに(謝謝!)相談をしたら、かわいいカフェ+ギャラリーのことを教えて頂き、トントン拍子に開催決定!です。

作るのは。。。

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かわいいでしょう?
素敵なフランス製のリボンをチクチクッと縫うと、魔法みたいにこんなかわいいパンジーが簡単に作れます。

そして、ワークショップの内容は?


「リボンで作るかわいいパンジーのリングと髪留めのワークショップ」のお知らせ!

フランス製のリボンを使って簡単なパンジーのアクセサリーを作ってみませんか?
出来上がった花はリング台にとめつけたり、小さなコームに縫い付けてヘアアクセサリーにしましょう。

日時: 2009. 5.27(水)または 28(木)10:30-12:30
場所:カフェ+ギャラリー ひまわり
   上海市長寧区剣河路2000弄69号 夏都花園 Tel 021−62622377

講習会費:250元 (お茶付き!)
用意するもの:縫い針(薄い布ー普通の布用)、待ち針、あれば#60の糸(ピンク、黄色、ミドリ(濃)、糸切りばさみ、定規(20cm位)、鉛筆
申し込み方法:メールでお願いします。hirokoibuki@mac.com
定員:12名(定員になり次第締め切らせて頂きます)

このパンジーは色々な作品に応用できるので、一度覚えてしまえばバスケットにつけたり、帽子に飾ったり、様々な形で楽しめます。
大人っぽいティストに仕上げたり、子供らしい色で作ったり、色や素材を変えてご自分のバリエーションを作って下さいね!


伊吹広子
プロフィール:
東京在住の手芸家。東京でニットデザイナー、ラグラグ作家、手芸家として、アトリエで指導するかたわら、雑誌やTVでも活躍中。
NHK「おしゃれ工房」にも、これまでに度々出演。著書に「Baby Knits」「ねことクッキーとセーターと」「ラグラグ・バッグ」(すべて日本ヴォーグ社)、近著に「Variations 色と素材でバリエーション自在 ニットのバッグと小物」(文化出版局)2008年がある。

大好きな上海でみなさまと一緒にチクチク針を動かせたら嬉しいです。
ご参加を心からお待ちしています。

Atten: English speakers are also welcome! I am fluent in English, bring your friends with you!
Please do not hesitate to contact me, if you have any questions.

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素材や色を変えたバリエーション作品の数々。。。

是非、在上海のみなさま、遊びにいらして下さいね! 上海見!


以上、緊急告知でした。

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ミドリの風が吹く頃に。

この頃の私は、朝、窓を開けるとさぁーっと気持ちの良い風が部屋いっぱいに入って来るのが嬉しくてたまりません。だって、まるで風に色がついているかのように、柔らかな葉っぱの香りがしてくるんですもの。
そして、もしかしたら今日みたいな雨の日は、却って晴れている日よりも庭の木も花もみんな喜んでいるような気がします。何日も続く雨は鬱陶しい時もあるけれど、1-2日の雨はシャワーのようで気持ちが良いもの。しっとりとした雨の匂いや湿った土の香りは不思議と気持ちを落ち着かせてくれるし、部屋の中で本を読んだり、いつもよりも静かな時間が過ぎてゆきます。
猫も雨の匂いを嗅ぎたくて、「早く窓を開けて。」とせがみます。

そして、5月生まれの私が好きな色はやっぱりミドリ。

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これは、かぎ針で編んだネックレスです。コットンやラメの刺繍糸を細めの針で丁寧に編んだ物を繋げてあります。途中にガラスのビーズをはさんだのが涼しげでしょう?私は、自分では意識していないつもりでも、何かを作る時に黄緑やカーキ色を選ぶ事が多いようです。もしもグリーンが脇役になったとしても、グリーンを引き立てるパープルやピンクをメインにしたり、フェアアイル模様のニットを編む時には、必ずお気に入りの「芝生色」を入れたり、と緑色と私は切っても切れない関係のようです。

人はやっぱり自分が生まれた季節の色が好きなのかしら?夏生まれはひまわりのオレンジや黄色、秋の人は紅葉の色や木の実の色、そして冬は雪の白やクリスマスの赤???


これは、私がとっても大切にしているもの。

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Donatella Pelliniの3種類の緑色の天然石を繋げたネックレスです。


エメラルドやダイアモンドは要らないけれど、本当に自分に似合うと思うもの、自分を引き立ててくれるものは、ちょっと背伸びをしても手に入れて、ずっとずっと大切にしたいと思います。

このネックレスは私の魔法のお守り。とびきり機嫌が良い時も、そして嫌なこと、悲しいことがあった夜にも、このネックレスをそうっと引き出しから出して身につけると、不思議と自信が湧いてきて「大丈夫。」と思えてくるんです。まるで、心の中にポトン!と、ミドリの栄養を垂らしたような感じです。

そして、私の今年のミドリはこれ!

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これは、大好きなANTIK BATIKのブラウスです。
このフランスの素敵なお洋服屋さんは毎年大きなテーマに沿ってお洋服を作っていて、それはロシア風だったりオリエンタル調だったりで、本当にかわいいんです。
私はいつも「今年はなぁに?」と、新しいシーズンが始まるのを楽しみにしています。


この頃、どこのお店も同じような洋服ばかりで「本当に欲しい」と思えるものに余り出会えないと思うのですけれど、ANTIK BATIKと私はきっと何かぴたりと合うものがあるのでしょうね。着ていて楽しいし、「自分らしい」と思えます。


私は幼い頃から、人にどんなふうに見られるかよりも、自分が自然でいられるものを着ていたいと考えていました。一番突飛な格好をしたがるティーンエイジャーの頃に個人主義の英国に住んでいて自由だった事もあるけれど、そこには、私が古着を自分で工夫した、どんな奇抜な格好をしていても何も言わずに見守ってくれた両親もいました。安くて新しいデザインがどんどん出てくるお洋服屋さんも良いけれど、自分で工夫をしないで、自分を見つめないで、簡単に手に入るものだけを着ていたら「本当に自分に似合う服」「自分が着たい服」が見つかるかしら? 本当に食べたいもの、住みたい場所、読みたい本、使いたい食器、座りたい椅子。自分が好きなものを見つけるのは、もしかしたら本当は難しいものかもしれませんね。そして、自分のことが好きじゃないと見つけられないのかもしれません。。。時間がかかる事は贅沢なこと、でも、とっても大切なこと。。。


ミドリの風が吹く頃に、そんなことを思いました。


ANTIK BATIK  東京 玉川高島屋SC 南館3F

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きれいなもの。

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先日、六本木のミッドタウンにある小さいけれど素敵な美術館、21_21 DESIGN SIGHTで開催中の「うつわ U-Tsu-Wa」展へ行ってきました。


2月からずっと「早く見たーい!」と思っていたのに時間がなかった私は、やっとLucieの作品を見られる嬉しさに、いそいそと六本木へ向かいました。
まるで憧れの人に会うようにドキドキしながら階段を下り始めたら、階下から思いがけず懐かしい声が聞こえてきました。私がロンドンに住んでいた頃に良く見ていたBBCの名物番組 [Omnibus]の司会者 、Barry Normanの声です。そして、始まったのが1982年に作られた、Dame Lucie Rie(ルーシー・リィー, 1991年にDameの爵位)の制作風景をDavid Attenborough(デヴィッド・アッテンボロゥ 動・植物学者、作家)が見守りながらインタヴューをするという興味深い番組のVTRでした。この番組の一部はNHKの「新日曜美術館」でも紹介されていましたね。でも、何回見ても新しい発見があり、また何回でも見ていたいと思う番組でした。

ナチスから逃れるためにウィーンからロンドンへ移り住んだルーシー・リィーは、1995年に93歳で亡くなるまでずっと絶え間なく自分の器を作り続けました。私がLucie Rieの陶磁器が好きなのは、彼女が生み出すものは全て率直で自然だから。余計な飾り気がないけれど、彼女の想いは繊細な技法や大胆な色使いにそのまま表れていて胸を打たれます。VTRでは度々、彼女がろくろを回している様子が映るのですけれど、台の上の作品が回るのと同時に、彼女の頭も、まるで作品と一体化したようにくるくると小刻みに揺れているのが印象的でした。
VTRの中のLucieは静かで強く、でも優しくしなやかな人でした。

そして、大きな展示室には、まるで水の上に浮かんでいるようにLucieの作品が展示されていました。色々な釉薬の研究を重ねた彼女の作品は、すべすべ、ごつごつ、キラキラ、ざらざら...いろいろなテクスチャーのものがありました。ミニマルな東洋的な雰囲気とウィーンの装飾的なセンスが、彼女を通して陶磁器として表現されているように思いました。息を詰めたような繊細さと同時にすーっと広がっていく感じ、そして彼女自身が、自分が作るものにいつも驚きながら、新しい発見をしながら、確信を持って楽しんで作っていることを、私はひとつひとつの器から感じました。

私が作品を作る時は既存の布、糸、リボンなどをどんなふうに組み合わせるかが好きで、楽しくて、「材料を染める、紡ぐ」、というプロセスには余り興味がないのですけれど、陶芸家にとって「色は無限」なことを、改めて強く感じました。

そして、必見なのはLucieが戦時中に生活の為に作り始めたボタンたち!
かわいい!子供のお遊びのような粘土をくるっとひねったようなものや、古代ローマンの発掘品やギリシャ彫刻のようだったり、ちょっとオリエンタルな雰囲気のもの、カッコイイグラフィカルなものなど、どれも遊び心に溢れていて、私も紙粘土を買って来て作りたくなりました。

英国ではV&Aを始め、色々な美術館に収蔵されていたり、オークションでも現代陶器として異例の高値をつけると言われている程人気のLucie Rieですが、日本では1989年に三宅一生氏の呼びかけで展覧会が開かれる迄、一般的にはあまり知られていなかったのではないかと思います。そして、今回もまた三宅一生氏によって、ジェニファー・リーとエルンスト・ガンペールという、やはり自然からの力を大切にしている作家との3人展が開かれました。Lucieの作品が大好きな三宅氏が彼女に直接会いに行き、その長年の交流を通して培われた信頼から可能になった展覧会。こんなエピソードを聞くと、引っ込み思案になったり、面倒くさいなどとは思わずに、自分の気持ちを伝えることの大切さも感じました。そして、連休中の今、私は久しぶりに手紙を書きたくなりました。


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展示会場でも購入できる1989年の「ルゥーシー・リィー展」の図録と、私が最近読んで気持ちがしっかりした本、「美しいもの」赤木明登(新潮社)。

うつわ U-Tsu-Wa展 ~5.10 (Sun) 11:00-20:00
21_21 DESIGN SIGHT (Tokyo Midtown Garden)

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お菓子のお家!

さぁ、明日からはいよいよ楽しみにしていた連休ですね。でも、世界中に広がりつつある新型の病気のせいで気分は今ひとつ。。。そんな時に私がお薦めしたいのは、頭の中の世界旅行です。今迄行った事があるところ、ずっと行きたいと思っているところ、そしてお話の中の世界を思い浮かべて色々と空想します。そうすると不思議な事に、気分は晴れ晴れ!すっかり楽しい気分になってくるから不思議です。ぜひ、お試しあれ!

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ここはスペイン・バルセロナ郊外にあるガウディが設計したグエル公園です。
Parque Guell グエル公園はAntoni Gaudiとエウゼピ・グエル伯爵、二人の夢を実現した分譲住宅地として1900-1914年に作られました。自然と調和した総合芸術を目指したこの分譲地には当初60軒の家が立てられる予定でしたけれど、実際に人が住んだのは3軒だけ。そして、売れたのはたったの1軒だけで、残りの2軒はグエル伯爵とガウディが住んでいました。「自然と芸術に囲まれた新しい住宅地」という考えは、当時は世間に全く理解されず、資金繰りに詰まって残念ながら工事を断念せざるを得なくなってしまいました。そして、その後に公園としてバルセロナ市に寄付され、今は文化遺産にも指定されて、世界中からこぞって人が訪れるバルセロナの観光名所になりました。

そんなガウディの夢いっぱいのグエル公園で私が一番心惹かれたのは、このお家。

Parqueguell2
かわいいでしょう?
まるでクリームで飾ったチョコレートケーキのようなこのお家は、現在は公園の管理事務所になっています。ヘンゼルとグレーテルが森の中で見つけたお菓子のお家はきっとこれよりもずっと小さいと思うけれど、何だかここにも魔法使いが住んでいそうな雰囲気でした。でも、悪い魔女じゃなくて、かわいい魔法使いが楽しそうに大きなオーヴンで毎日沢山のお菓子を焼いてる感じ !!

だって、窓だってこんなふうにマーブルチョコレートみたいなタイルで飾ってあるんですもの!
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思わずつまんで食べたくなってしまいそうです。

そして、この公園では随所にガウディが提案したいと考えていた様々な生活風景が見られます。

Parqueguell1

ここは、波状のベンチがグルッと円のように繋がっている屋上広場のような場所です。
このベンチは、割れたタイルをモザイクのように貼ってあってカラフルでとっても楽しいし、波のような形は居心地が良くてずっと座っていたくなる感じでした。

それに、ガウディはこの広場に降った雨を柱を通して下に集めて、あの有名なトカゲの噴水などに使うように設計していたり、この広場の下の広い広いスペースを、市場やパフォーマンスをする場所として使う提案をしていました。当時から進んだエコロジカルな考えを持っていたことにもびっくりですけれど、自然と芸術をこんなふうに見事に有益に調和させていることにも驚きました。

こんな素敵な広大な自然の中に点在した住宅に住みながら、新鮮な食材を提供する市場、演劇や音楽などに触れられる劇場までもがある分譲地は、もう少し後だったら可能だったかもしれないのに、きっとアイディアが100年早かったのでしょうね。私だったら、市の中心地から少し離れていても、こんなところに住みたいと思うのに。。。

そして、高台にあるこの広場からはバルセロナの街がとっても良く見えるので、子供達が遠足に来ていました。

Parqueguell3
子供達のうれしそうな笑い声が聞こえてきそうでしょう?
こんなふうに子供達が思い思いに楽しんでいる姿をグエル伯爵とガウディが見たら、きっとにっこりするでしょうね。

そして、自分たちが生きている頃にはその夢は叶わなかったけれど、今、こうして世界中から人が集まって来て、そしてバルセロナ市民の憩いの場所になっていることを、二人で顔を見合わせながら「まぁ、いいか !!」と喜んでいるに違いありません。

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