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2009年6月

思いがけない贈りもの。

コネチカットでじっとしていないで、せっかくロングアイランドの近くにいるのだから、続々と出来ているワイナリー巡りをしましょうよ、ということになりました。

そこで、お天気の良い金曜日の午後、早めに用事を切り上げて私たちはBridgeportとLong IslandのPort Jefferson を結ぶカーフェリーに乗りました。
船の屋上で日焼けをする人、週末にロングアイランドの別荘へ行くのでしょうか、大きな犬を連れている家族、クーラーの効いた室内でPCで仕事をする人、barでビールを飲みながら友人達と楽しそうに笑っている人 etc、みんな思い思いの過ごし方で到着するまでの時間を楽しんでいます。


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出航した頃は青空で暑かったのに、暫くすると何だか風が冷たくなってきて、Port Jeffersonへ着く頃にはすっかり暗い雲に覆われていました。
そして、怪しい雲行きに不安になりながらもワイナリーへ向かってドライブを始めた直後、あれよあれよと言う間に大雨になってしまいました。
そして、トン!トン! !と何かが車を叩く音がし始めて「何の音?」と慌てて窓の外を見たら、雹が降っていたんです。しかも、今まで経験した事がないような大雨+激しい雹に、みるみるうちに、道路も大洪水になってしまいました。

そこで、残念だけどワイナリー巡りは諦めてレストランへ避難。ロングアイランドはさすがに海に面しているだけあって、大好きなオイスターやシュリンプカクテル、そしてこんな大きなロブスターを堪能する事ができました。美味しかった!!
でも、付け合わせはスウィートコーンとマッシュドポテト!! 思わず苦笑しちゃったけれど、念願のロングアイランド産のシャルドネも飲めたし、めでたし、めでたし。。。

Lobster_2


レストランを出たら、外はいつの間にか雨もあがっていて、こんな素敵な夕焼けが広がっていました。

Liferry2

きれいでしょう?
これは、夜の8:30頃。陽が海に沈み始めたところです。
フェリーに乗るために港に集まっていた人達もみんなで太陽が沈んでゆくのを見守りました。
北米の東海岸で太陽が沈む頃、東京では朝が始まっているんですね。


そして、太陽がすっかり沈んだあと暫くの間、こんな風景に包まれました。

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私たちの船はこんなピンクの海の中を静かに航行して行きました。
私は思わず、幼い頃大好きだったドリトル先生がピンクのかたつむりの殻の中に入って航海したお話
(「ドリトル先生航海記」)を思い出して、クスッと笑ってしまいました。


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外はすごく寒かったけれど、大勢の人が船のデッキからこの夕焼けを見守りました。
あまりにきれいな風景にみんな言葉をなくしていたけれど、ひとりひとりが色々な思いを胸にこのピンクに輝く海を眺めていました。
私もたくさんの祈りを込めて。。。

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そして私は、Bridgeportでの用事も少し落ち着いたので、この夕焼けを大切に胸にしまって帰国することにしました。
この夕焼けは、いろいろな心配事も「きっと大丈夫。」と強く思える、思いがけない贈り物になりました。

Prayers for Michael Jackson.

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Westportの宝石箱

Jane

もしもアメリカ人に「どこに住んでいるの?」と聞かれたら、「Westportよ。」と答えましょう。何故ならばWestportは大都会New Yorkで働いている人達が、引退したら住みたいと憧れている特別な町なんです。
素敵でしょう?
まるで森の中に立っているようなこの家は友人のBobとJaneのお家です。Bobは建築家、彼女は主婦/陶芸家という芸術家夫婦なので家の中は様々な趣向を凝らしたインテリアの部屋ばかりなのですけれど、このサンルームはシンプルで、庭を眺めながらのんびりできる私が一番好きな部屋です。
そして、ここから見える景色はすべてJane達の敷地!
芝生のお庭の奥の方に見えるのはプールとバーベキューをするためのパーティルームです。良いなぁ!Westportのお家は皆こんな何千坪もあるお家ばかりなのですけれど、その1軒ずつが歴史を持っている古いお家ばかりで、Janeの家の周りをグルグルドライブするだけで、New Englandの成り立ちがわかるようでした。

そして、ここはJaneが何年も前から「Hirokoに絶対に会わせたい人がいるの!」と言っていたCynthiaの素敵な毛糸屋さんknitting centralです。

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外から見ると、「田舎町の小さな毛糸屋さん」という感じのこのお店は、中へ入るとシンプルな外観からは想像できないくらいに中身が濃くて充実していました。
かわいい赤いドアを開けると、まず目に飛び込んでくるのは色・色・色!!!

そして、小柄でチャーミングなこのお店のオーナー、Cynthia が熱心に説明をしてくれた、このお店特注の質の良いカシミアやアルパカ、シルクの糸は他では見た事がないきれいな色だったし、太い甘縒りの糸にも面白い材質のものがありました。

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そして、眺めのいい窓際には大きな机があり、更に奥には座り心地のいいソファもあります。
お店に来ていたお客様達も自分の好きな糸を選んで、楽しそうにおしゃべりをしながら編み物をしていました。
そして、ここでは大人のためのお教室だけではなく、子供のための教室も開いています。楽しそう!こんな居心地の良い場所で、こんな沢山の色の中から好きな糸を自由に選んで遊べたら、誰でも編物が大好きになってしまいそうです。

Westport1

そんなふうに積極的に編物ファンを増やそうと頑張っているシンシアが前から考えていた事は「日本人のニットデザイナーにレッスンをしてもらうこと」でした。
毎年クラフトショーで購入してくる日本のニットの本が大好きなシンシアは日本の手編みの技術の高さとデザインにとっても魅力を感じていたのに、編もうと思っても日本語なのでなかなか理解できなくて困っていました。
そこで、シンシアの友人のジェーンが「私、英語が堪能な日本人のニットデザイナー知ってるわよ!」「えっ、ぜひ紹介して!」という事になり、しかもこの日にすっかり意気投合した私たちは「ぜひ、ここで講習会してね」「OK!もちろんよろこんで!」と、いうことになりました。その様子を見ていたお店に遊びに来ていたお客様達も、「本当?いつするの?」と興味津々!そのうち、本当にWestportでの講習会も実現するかもしれません。楽しみ!

もしもWestportの近くへいらしたら、十分に時間をとって、ぜひシンシアのお店へ遊びにいらして下さいね。
赤いドアを開けると「へぇ、こんなところにこんなお店があったの?!」とまるで、自分だけの秘密の宝石箱を見つけたような嬉しい気持ちになります。


knitting central 582 Post Road East Westport, CT 06880
where creativity comes in endless colors!

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American Antiques!

今日は、NYから車で1時間半位のコネチカット州の小さな町にあるアンティークモールのご紹介です。

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ここは、200ものディーラーがひとつの屋根の下に集まっているStratford Antique Centerです。
滞在先のホテルで見つけた小さな水色のパンフレットをバッグの中に入れて持ち歩いていた私は、やっと時間を見つけて念願のアンティークモールへ遊びに行く事が出来ました。


ロンドンで散々アンティークマーケット通いをした私にとって、こんなふうなアンティークモールは慣れた場所。まるで宝探しに出かけるようなウキウキとした気分で、この巨大な倉庫の中へ入って行きました。
中に所狭しと並べられていたのは、様々な時代のアメリカの家具や生活用品やアクセサリー。ロンドンでアンティークと称する事が出来る物は、100年以上たった物に限られるのですけれど、まだまだ歴史が浅いアメリカでは、アンティークというよりもヴィンテージ、古い物とジャンクが混ざったような感じで楽しい!


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こんなクラシックな、いかにもアンティークという感じの鏡や家具もあるかと思ば、母が懐かしがりそうな'50s,'60sのレコードや古着、私が幼い頃に使っていたようなランチョンボックスや陶器のおままごとのティセットもありました。もちろんアメリカならではのELVISややMickey Mouse のお人形も!


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お店1軒1軒もこんなふうに、ディスプレイや品揃えにそれぞれのお店のテイストが現れていて楽しいんです。
私はいつも、まず、最初はどんなものを売っているかをさっと見て、次は気になった物をじっくり見て、そしてもう1度値段を交渉しに戻る、という感じです。
そして、いよいよここからが腕の見せ所。大概最低一割は負けてくれるので、にっこりとして「あなたのベストプライスはいくら?」と聞いてみます。


普通のお店と違って、アンティークのお店は売り手と買い手の相性も値段に左右するのですけれど、今回は値段交渉成立の後に「喉乾いていない?soda飲む?」「今年の夏はどこに行くの?」とリラックスした雰囲気になりました。こんなことも、今回の旅の楽しい宝物です。

そして、アンティークモール巡りの楽しみは、自分だけの宝物を自分の目で探す事。みんなそれぞれ何か面白い物はないかと興味津々に1軒1軒のお店を回るのですけれど、来ている人たちはみんな目的が違うので同じお店でも違うところを熱心に見たりしています。

キッチン用品のコレクターらしき人は、錆び付いたような泡立て器を熱心に見ていたり、古書が好きな人はホコリをそうっと払いながら嬉しそうに本の扉を開いていました。
居間に置くコーヒーテーブルを探しに来ていたご夫婦もいたし、もちろんただブラブラ楽しんでいた人もたくさんいました。

そんな中、手芸家の私が気に入ったのはこんなもの。。。
Cat
かわいい!
これはアップリケの猫のベビーベッド用のキルト。
余りコンディションが良くなかったので、買わなかったのですけれど、こうしてみると色もかわいいし、やっぱり買えば良かった。。。。だって、こういうものって、「出会い」だから1度きりのチャンスを逃すと、もう会えないんですもの。
残念!


そして、これは。

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ラグラグのマットです。
犬の表情がなんとも愉快でしょう。それに色も素敵です。
ここのアンティークモールでは、沢山のラグラグの床用のマットやいす用のチェアマットを見かけました。でも、一番気に入ったのはこれ!
こんな素朴なフォークアートが見つかるのも、アメリカの郊外の町ならではですね。そして、もちろん値段も都会よりも安いので、私がこの辺りに住んでいたら月に一度は通ってしまいそうです。

このアンティークモールでに並んでいる物は実際にすぐに使える物ばかりなので、買ったその日から生活の中で楽しめる事も大きな魅力です。コレクターズアイテムをきれいに棚に並べるのも大人の楽しみですけれど、こんなアンティークモールで自分の好きな物を見つけて生活の中に取り入れる事も、ますます楽しい毎日を過ごすコツだと思いました。

さてさて、私が買ったのは。。。
'60sの小さなクリアーなアクリルのバッグとやはり透明なサラダボールとサーバーのセット。
バッグはシースルーだし、とっても小さいので中に何を入れましょう?という感じですけれど、ハンカチと口紅と鍵だけ持ってお出かけする日のために、(お財布を持たなくても良い時+携帯電話もお家において!)そして、ガラスのサラダボールとサーバーは夏のご飯会の時にデビューさせましょうか。

この一週間、コネチカット州は曇り空+小雨で少しひんやりとした毎日です。
日本は今頃梅雨ですね。

Stratford Antique Center 400 Honeyspot Road Straford, CT open daily: 10 - 5
From New York: 1 - 95 North -Exit 31, right at the end of ramp ( Honeyspot Rd.)

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飛行機に乗って。。。

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紫陽花がきれいな日本を後にして、先週から私は急な用事でアメリカにいます。
しかもNYのお隣の州、コネチカットです。NYならば、ミュージアムやギャラリー、お買物にオペラやJazz!と沢山のお楽しみがあるけれど、ここコネチカットの小さな街Trumbullにいる私は午前中〜夕方まではの用事を済ませた後の時間を持て余しています。。。

今、私が居るところはNYから汽車で1時間ちょっとの緑に囲まれた郊外の町です。ただ、とっても不便なことは車社会のアメリカでは車がなくては全く身動きが取れないのに、急な渡航で国際免許も間に合わなかった私はレンタカーも出来ず、ホテルから歩いて行かれる近くのMall(ショッピングセンター)やスーパーマーケットへ行くのが唯一の楽しみです。

でも、今日はアメリカらしいカップケーキのラックやかわいいベーキングカップを見つけたり、ものすごく人工的な色のアイシングや色々なトッピングを見つけたり、と面白い事もありました。そして、日本へ帰ったら、早速レモンポピーシードのカップケーキを作ろうかしら?と、ちょっと明るい気持ちになりました。

私は父親の転勤に伴われて生後何ヶ月かの頃から2年間アメリカに住んでいたことがあるのですけれど、babyだった私は残念ながらその頃の事は殆ど覚えていません。でも、アメリカで主婦をしていた母は盛んに「わぁ、懐かしいわ。」とスーパーマーケットの棚を見ながらSKIPPYのピーナッツバターやJELL-O(粉末のゼリーミックス)、Betty Crockersのケーキミックスetcいろいろな物を手に取って喜んでいました。

そして、スーパーマーケットでこんなポップなパッケージを見つけました。

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JELL-Oの種類の多い事!
まさに、これはアメリカの国民食です。

でも、実は私は意外とJELL-Oが好き!私の家ではアメリカでの食習慣が抜けずに、日本へ帰国してからもいつもキッチンの棚にはこのカラフルな小さな紙の箱が並んでいました。

JELL-Oの粉をお湯で溶かして、かわいい型に入れて1時間くらい冷蔵庫で冷やすと、きれいな赤やグリーンや黄色の透明なゼリーの出来上がりです。それから私は、大きなスプーンでゼリーをすくって深めの取り皿にいれ、ミルクをたっぷりとかけて食べるのが夏のおやつの定番でした。三つ子の魂百まで、というのは本当で小さい頃に食べた物って脳にしっかりとインプットされてしまうのですね!どうしましょ!!


そして、これはアイスクリームの売り場です。すごいでしょう?
アメリカ人って本当にアイスクリームが好きなんですね。。。
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このカッコイイパケージは洗濯洗剤の箱です。
まるでAndy Warholの作品のようでしょう?

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普段アメリカという国に余り興味がない私は、多分今回のようにどうしても急用がなければアメリカ本土を訪れる事はなかったかもしれません。毎日アメリカ人の人懐っこい笑顔に勇気づけられながらも、私は「早く日本へ帰りたい〜!」という感じです。イギリスに居ると「まだ、帰りたくない、もう1度ここに住みたいの」と思うのにね。
そうそう、ひとつだけここにいて面白いのは、「まぁ、あなたは外見はオリエンタルなのに話す言葉はまるでイギリス人ね!」と必ず言われる事です。もう少しの間、私のイギリス仕込みの英語にキョトンと驚く米国人の様子を楽しみながら、ここでの滞在を楽しむ事にします。

近くには海もあるし、アンティークモールもあるようなので時間を見つけて行きたいなと思っています。出来ればNYにも足を伸ばしたいけれど、それは無理かな。。。。。

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My Shanghai 27

今日は私が上海へ行くと必ず1日目に行く場所をご案内しましょう。

Market
ここは、外灘の南の方にある上海南外灘軽紡面料市場です。
上海に布市場は何カ所かあるけれど、私はここばかり。
確か5年位前に以前の市場のお店が全て移転して、こんなふうに3階までぎっしりと、布/手芸用品/革製品などのお店が軒を並べる名所になりました。


まず1階のチャイナシルクで作った布小物屋さんをのぞいてお土産を買います。ここは行く度に新しい物が増えているのと、良く探すと結構かわいいものもあるので棚の端から端までチェックします。
今回も、カード入れやペンケースなどを買いました。そして、「再見!」と手を振って2階へ。

こんなに同じようなお店が並んでて「どこを選べば良いの???」と、何だか一気に元気がなくなりそうですけれど、お店選びには一番大事!頑張ってビルの中をグルグル歩いてみましょう。
一番分かりやすいのは欧米人が頼んでいるお店を選ぶ事。なぜって、そのお店の人はきっと英語が話せるし(中国語が話せない私には大切なポイントなんです)、欧米人や私たちに通じる「好み」を理解しているから。。。

そして布市場でお洋服のテイラーメイドを成功させるコツは、自分の持っているブラウスやワンピースを持って行って、「これと同じ物を作ってね。」、または「この生地でこれを作ってね。」と頼む事。そして、ボタンやレースなどの付属品が必要な場合は自分で買って持って行く事!
布市場のお店はみんな安くて上手なのに、まだまだ付属品のセンスがもうひとつな感じなんです。出来上がりの印象を左右する大切な部分が「イマイチ」では、せっかく作る意味がないのでここは手を抜かずに自分で納得がいく物を探して渡しましょう。
かわいい布を選んでも、縫製の時にとんでもない色の糸を使っていたりしては大問題です。「没 问题, 很好!」(no problem, good!という意味)とにっこりするためには、こんなふうに詰めが大事です。

私は2階でかわいいコットンの生地をお店にぎっしりと並べているお店とチャイナシルクの専門店と3階のハイファッションなワンピースやコートを作るのが上手なお店の3軒でお洋服を作ったり、生地を買ったりしています。そして、テイラーメイドを終えて一仕事終わったら、いよいよ仕事に使う材料を買ったり、毛皮屋さんをのぞいたりします。

今回私が買ったのはこんなもの。


Tape1
Tape2
かわいいでしょう?
ちょっとミラーワークのような感じの幅広のテープです。


子供用のTシャツやジーンズの裾につけてもかわいいし、このシックな黒いテープは芯を貼ってサッシュにしても良いかも!と手に取りながら色々なアイデイアが頭をグルグル...上海に住んでいたら、少しだけ買って帰り家で他の材料と合わせたり、あぁでもないこうでもない、って出来るのに!
このお店には、他にもカラフルなチャイナノットやいろいろな色のビーズのフリンジもあるので、いつもお店中見逃した物はないかとじっくり見回します。
そんなふうに私がお店の中で考え事をしている時に聞こえてくるのは、流暢に中国語を話す欧米人の声。彼ら同士で話している時は、英語やイタリア語、フランス語だったりするのに、お店の人との交渉は中国語!
英語やカタコトの中国語+電卓+笑顔で値段交渉をする私は「中国語が話せたら、絶対もっと安く買えるのにー!」と悔しく思うので、次に上海へ行くまでに絶対もっと中国語を話せるようになるぞ〜!と思うのでした。

そして、私が布市場でも大事に思っている事はご挨拶。もちろんお互いにお金や物のやり取りで成り立つ「お客+お店」の関係ではあるけれど、「你好吗?」「 托您的福,很好!」(「元気?」「お陰様で元気よ」)と笑顔で再会を喜び合い、それから「太貴了!」「这么便宜啊」(「高い〜!」「え〜、安いよ!」)と始まります。だから、決まったお店でお買物をして、人間関係を作る事も人情が厚い中国でのお買物の大事なポイントです。

そして、こんなものも買いました。

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いつも上海に居る時の私はこんなsmileいっぱいの気持ちです。

布市場の事は[My Shanghai 11][My Shanghai 20]でもご紹介しています。そして、ぜひ私が伝授した「布市場でのお買物のコツ」を忘れずに楽しんで下さいね。
加油!(頑張ってね!)


上海南外灘軽紡面料市場 上海市黄浦区陆家路399号 

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I love cherries!!

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先日佐藤錦を頂いたのでギリシャのガラスの器に盛ってみました。
銀箔を貼ったような少し和風な印象もあるガラスの器とと日本のサクランボがが良く合って、絵心を誘います。佐藤錦って何だか頼りなさそうな楚々とした感じがかわいいでしょう?皮も薄いし果肉も柔らかくて、何だか少女のようです。

そして、今頃ロンドンでは初夏の風物詩のチェリーを売る屋台が出始めるころです。
いつも私は荷台いっぱいに積まれたピカピカ光る大粒のチェリーを見ると必ず「1/2 pounds, please!」と屋台のおじさんに声をかけて、紙袋いっぱいのチェリーを歩きながらつまんでいました。
だから、今でもアメリカンチェりーを見ると、友人達と初夏の明るい日差しの中を他愛のないことを話しながら公園まで笑いながら歩いたことを思い出します。

西洋の果物のアメリカンチェリーは肉厚で味も濃いから、クラフティ(チェリーと卵とミルクをオーヴンで焼いたお菓子)を作るととっても美味しいし、コンポートにしてヴァニラアイスクリームに添えても素敵です。
ふむふむ、果物もやっぱり育った国らしくなるのね、と納得。。。

そして、私が仕事を始めた時に自分のマークにしたのもチェリーです。
チェリーの細長い葉や光沢のある丸い実は、見ているだけで沢山のインスピレーションが湧いてきます。だって、チェリーって刺繍をしても、毛糸で編んでも、アップリケにしてもかわいいんですもの。

これは、私が何度も色や形や素材を変えて編み続けている編地です。
もしかしたら見覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんね。そうです、1990年に出版した私の始めての本、そして私がプロとして仕事を始めることになった大切な本 [Baby Knits](日本ヴォーグ社刊)の表紙にもなっていた編地です。あれは、2歳の女の子用だったので白地に赤いチェリーでしたけど(ポンポン付きのカーディガン!)これは。。。


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大人っぽいシルクのカーディガンです。
他にもコットンで編んだり、ベースをウールで編んでチェリーをアンゴラにしたもの、ピンクのシルクで編んだものなど、私のクローゼットを開けるといろいろなヴァージョンのチェリーのセーターが入っています。
そして、普段私はそのことをすっかり忘れているので、
いざセーターを着ようと引き出しを開ける度に、いつも「わぁ!」と嬉しくなります。

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これはラグラグで作ったチェリーのバッグ。どうやらヴォリューム感のあるラグラグには、佐藤錦よりもアメリカンチェリーの方が似合っているみたいです。布の光沢感やラグラグの丸いループがチェリーに良く合っていて、かわいいでしょう?

そして、開いた時に見えるバッグの内側も大切なポイントだと考えている私が中袋の布に選んだのは、上のバッグには大人っぽい生成りの麻布、そして下は鮮やかなアップルグリーンの表布に合わせて、明るいピンクX白のストライプです。

Cherry1

「これと、あれと、それからこれと、あっ、絶対これも!」と、まるでおもちゃ屋さんへ行った子供のように目を輝かせてパーツを選んで作ったのが、このバッグ用のチャームです。

編んだり縫ったりが毎日の私は、時々こうして丸ヤットこや平ペンチを手にTピン、9ピン、丸カンをいろいろなビーズと繋げる工作的な作業がしたくなります。でも、もちろん私らしくかぎ針で編んだパーツを組み合わせる事も忘れずに!
4月の作品展でもチェリーのネックレスを作ったので、ぜひ2009.3/22の記事「曇りのち晴れ!」も見て下さいね!

今、カゴバッグをベースに、リボンのチェリーを飾った新しい作品を思案中です。7月中に1day classが出来たら!と思っているので、準備が整い次第ここでお知らせしますね。
どうぞお楽しみに!

1粒のチェリーから、さあっとロンドンの初夏の日差しや緑が香る公園に吹く風を思い出したり、山形の青空の下の果樹園の風景が頭の中に広がる私は、ひとつひとつの作品にもその時感じた気持ちを込めています。だから、私にとってはそれぞれの作品が小さな大切な宝箱なんです。

ガラス食器専門店 ラ・トランスパランス 港区白金台5-13-9 03-5798-2441
お店の2階には、美味しいお料理をトランスパランスの食器で頂ける素敵なイタリアンレストランBOSCHETTAもあります。

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My Shanghai 26 + I love UK!

日本にはない2つの英国 in Shanghai!

上海には英国人が生活するのになくてはならない2軒のお店があります。
1つ目はここ、B&Q!

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一生のうちに自分のカントリーハウスを自分で作りたい、もしくは大掛かりな改装も自分でやってしまいたいと思っている人が多い英国には、沢山のD.I.Y.のお店があり、本があり、雑誌やTVの番組があります。
私の知り合いにも、週末ごとに田舎の建築中の家へ行き、ひとつひとつレンガを積むのが趣味な人がいるし(そして、その家がいつまでも出来上がらないのが楽しみ!)、ロンドンのデパートにも必ず大きなインテリア部門があって、カーテンや壁紙の注文ができます。

そして、欧米人が日本よりも遥かに多く住む上海にも2001年の8月に英国の大手D.I.Y.のお店B&Qの第1号店ができて、今では上海市内に10店舗以上あるようです。1軒ずつの店舗のサイズが大きいので少し郊外にあるのが難点ですけれど、もしも、お家の改装を考えていらっしゃるのならば、ぜひ行ってみる価値有り!です。


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これは、B&Qで見つけたシャンデリア。チェコガラスというわけにはいかないけれど、このクラッシックなお部屋にもモダンなインテリアにも似合いそうなこのシャンデリアは890元!!(¥13,000位)
こんな値段だったら、どんどんいろいろな趣向の内装にチャレンジしたくなってしまうでしょう?


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でも、お店の中はCONRANやIKEAのように、お店の提案するコーディネィトがきれいに展示されている訳ではなくて、こんなふうにまるで業者専門のお店のような感じです。でも、コンセントや電気のスイッチが何十種類もあったり、本格的に改装する方にはキッチンのシンクやバスタブ、蛇口やシャワーのノズルなんかもその場で持ち帰れるようになっていました。(ビックリ!!)

ただ、残念だったのは壁紙売り場やガーデンセンターがないこと!私は日本に居る時に念入りにB&Qの商品をネットで研究して、「今度上海へ行ったら、この壁紙を買いましょう。」と決めていたのに、お店へ行ったら壁紙は殆ど扱っていないということでした。。。そして、まだまだガーデニングをする人が少ない中国なのでガーデンセンターもなし。。。でも、いつかそのうち!
私が訪れた徐家汇店にストックがなかっただけなのかもしれないので、もしもいらっしゃる時はぜひお近くのお店を調べてからいらして下さいね。
http://www.bnq.com.cn/


そして、次に訪れたのがここ。


Ms1
 そして、こここそ英国人にとってはなくてはならないお店、Marks & Spencerです!


友人のイギリス人が「東京には何でもあるけれど、どうしても見つけられないものがあるの。。。」と、とっても困っていたのは彼女に合う素敵なソックスやアンダーウェアがないことでした。

「どうして日本人ってそんなに細いの?足が小さいの?」と少し大きめサイズの彼女はいつも嘆いていたから、去年の8月に南京西路にM&Sができてから、彼女と同じ悩みを持っていた上海在住の欧米人は驚喜しているに違いありません。
もちろん上海には既にZARAやH&Mがあるけれど、M&Sにはもっとベーシックな紳士物/婦人物の衣料品が揃っています。

好きなものをテイラーメイドしてくれる上海の布市場が大好きな私にとって、M&Sの衣料品を特別魅力的には感じないけれど、絶対にチェックしなくちゃ!と思っていたのは食品売り場です。M&Sの食品?って思われるかもしれないけれど、オーガニックなものも沢山あるし、パッケージもお洒落で美味しいんです。
そして、何と言っても小さな食品売り場なのに誇れるのはその品揃え!
すべての棚の上から下まで英国人にとっての国民食オンパレードなんです。例えば、6種類もあるマーマレード、17種類のお茶、100種類のビスケット(Jaffa CakeやChocolate Digestives!)、クリスプス(ポテトチップス、もちろんSalt & Vinegar味有り!)甘い甘いトフィー(飴)やYorkshire Aleなどなど!! アイスクリームも美味しそうなマンゴー味やココナッツ味があって美味しそうだったし、Kidney pieやFisherman's pieもあって、思わず買って帰りたくなりました。
私でさえ「わぁ! 懐かしーい、食べたい!!」という衝動に駆られたのですから、英国人だったらさぞや!と思いました。

そして、私が買ったのは。。。

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ラズベリーのジュースとTwiggyのエコバッグ、ピンクのトップ、そして紳士の国英国らしく靴下。
英国らしいキッチュさと伝統がミックスした感じがかわいいでしょう?

この上海のストアは1Fと2FがLadies' Wear, 3FがMen's, 4Fが食品、Cafe、リネンやタオルなどの売り場になっています。
MARKS & SPENCER 南京西路863号 近石門一路 021-821-6217

日本にも早くMarks & SpencerやB&Qが出来ないかしら?そうじゃないと、飛行機に乗って上海へもっと度々行きたくなってしまいそうです。
そして、全ての売り場を見てクタクタだった私が帰りのタクシーの中から見た上海の景色はこんなふうでした。

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ここは市内の目抜き通りのすぐ側なのに、まるで緑に包まれているようでしょう?ここは、フランス租界の中なので、特に木々が大きく緑が多いんですけれど、いつも上海へ行くと東京よりも緑が多いことに気がつきます。

先日の11日間の上海滞在で味を占めた私は、密かにもう少し長く行かれないかと手帳とにらめっこをしています。1ヶ月とかのショートタームで借りられる老房子(古いお家)はないかしら?
そうしたら、布市場へ行って仕事をして、帰りにM&Sで食品を買って、夜は友人達とパティオでご飯!なんていう英国育ちのアジア人の私にとっての理想的な生活も夢じゃないかもしれません。

夢を見るのは良いこと。だって、いつか叶うかもしれないんですものね。
頑張ろうっと!

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雨の日のご褒美

この頃ずっと、まるでもう梅雨入りをしたかのような毎日です。
何となくすっきりしないし、憂鬱な気持ちになりそうだけれど、私は意外とこんなお天気も好きです。ピカッと晴れている日よりも、紫陽花の花はきれいに見えるし、カタツムリもきっと葉っぱの陰で喜んでいます。

それに、何よりもお庭にはこんな宝物が隠れています。

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きれいでしょう?
これは、バラの葉っぱの間に小さな蜘蛛がかけた巣についた雨です。
「わぁ、クモの巣!」と思わず手で払おうとしたけれど、あまりきれいなのでしばらくそのままにしておくことにしました。
この前見たCartier展のダイアモンドもきれいだったけれど、こんなふうにお庭で見つけた雨の雫も負けないほどきれいだと思いました。

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これも、葉っぱの上に残った雨の雫。
かわいい!

Snail
Frog


そしてこれは、もうずいぶん昔に見つけた私の小さな宝物、フランス Daum社のパート・ド・ヴェールのカタツムリとカエル。
Daum兄弟は「装飾に詩的感覚を取り入れる事が大切」だと考えていたと言われていて、この小さなガラス器にもそんな彼らの考えが現れているように思います。
私は、このガラスのマットな部分と光っている部分が共存しているところがとても好きで、時々棚の銀器を磨いた時に、これもついでに手に取ってキュッキュッと布で磨きます。そうすると、カエルもカタツムリも何だか嬉しそうに今にも動き出しそうな感じになるんです。

そして、きっと雨の日は色々な芸術家達がそれぞれの形で残したくなる情景があるのかもしれませんね。もしかしたら、アンデルセンはこんな日に「親指姫」のお話を考えたのかもしれません。

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これは、私がカスタムしたBlytheです。モヘアの髪にして、肌をマットにして、小さなホクロを描いて、まつげもクロスしているものに変えました。私の好きな子になったけれど、そのプロセスは外科手術の用でちょっと怖くて、私は実は少し苦手でした。


でも、こんなにかわいくなったら親指姫のようにモグラやヒキガエルがやってきて、この子をさらってしまうかもしれません。だから、お庭へは連れて行かないで、おとなしくいつもの棚に並べておきましょう。

きれいな雨の雫を庭で見つけて喜んだり、耽美的なDaumのガラスが好きだったり、大好きな「親指姫」と自分の人形を一緒にして心配したり、今日はちょっと不思議な世界。でも、こんな私だからこそ雨の日も退屈しないでひとりでいろいろ遊んでいられるのかもしれません。

今日もこれから雨の予報ですね。夜、屋根に降る雨の音を聞きながら本を読むのも梅雨の時の私の大好きなひとときです。さて今晩の雨はどんな音を奏でてくれるのでしょうか。そして、どんな宝物をお庭に隠してくれるのでしょう。。。

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My Shanghai 25

杭州への旅 その1

上海へいらしたら、ずっと街の中にいないで近郊の水郷の町や「この世の別天地」と讃えられた古都、杭州へいらっしゃいませんか?
今日は、そんな杭州を私がご案内しましょう。

まず上海南駅から新幹線に乗って杭州へ。

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「杭州へ行くのなら新幹線に乗ればすぐよ!」という上海人の友人達のアドヴァイスに従って、今回はこんな快適な新幹線に乗って出かけました。上海南駅を出発した和諧号はたったの80分で杭州へ到着。

中国で汽車に乗るといつも楽しみなのは、車内販売です。新幹線ではあまり頻繁ではないけれど、特急に乗ると、お茶やカットフルーツ、カップ麺、お茶請けのお菓子、地図などを持った売り子さんが次から次へひっきりなしに行ったり来たりします。そして、乗客も席を向かい合わせにして、4人でカードゲームをしながら、頻繁に片手を伸ばしてひまわりの種や乾きものを食べている、という中国らしいにぎやかで楽しい情景が広がっています。
そんな車内の風景が楽しみたかったら、ぜひ特急へ乗るのがおすすめです。


そして、今回の私の杭州探訪の目的は西湖ではなく龍井茶の茶畑と博物館を訪ねることでした。
杭州駅からタクシーに乗って20分位でこんなのどかな茶畑が広がる龍井村(long jing cun)へ。
私が一番好きな中国緑茶の龍井茶の生産地のこの村の茶畑の両側には沢山の茶館や農家が並んでいて、食事をしたりお茶を飲む事が出来ます。

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今まで街中の茶館で中国茶のデモンストレーションを見た事は何回もあったけれど、今日はちょっと違います。今回私に中国茶の奥深さと楽しみを教えてくれたのは、中国茶に関しての国家資格を持つ中国茶叶博物館に勤務している彼女です。
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中国茶は茶葉によって、茶壺、蓋椀、ガラスのティポットと使い分けたり、何煎までいれられるか、冷茶に向くかどうかなどが決まっています。私たちが英国の物、と思っている紅茶も実は中国茶の種類です。意外でしょう?
中国茶には不醗酵茶の緑茶から完全醗酵の紅茶まで沢山の種類があって、その楽しみ方や守らなくちゃ行けないルールなどを、彼女が様々な美味しいお茶と一緒に丁寧に教えてくれました。
何煎か後でもまだ飲める茶葉は、冷蔵庫に入れておけば翌日も使えることや、キンモクセイのお花をそのまま乾かした桂花茶に少しハチミツを足すと本当に美味しいアイスティになること(このお茶は香りは良いけれど、実は少し苦いので!)など、たくさんのすぐに生活に取り入れられることも聞けて楽しいひとときでした。

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これは、近所の農家の人が朝摘んだ龍井茶の葉を乾かしているところです。こんなふうに手の平を広げて乾かすので、龍井茶の葉は平らなんです。単純に朝摘んだ葉の水分をこうして飛ばして、そして茶器の中にお湯を注ぐと茶葉のフレッシュな香りが甦る感じです。龍井茶を飲むと、まるで乾いた葉っぱが息を吹き返したかのような爽やかな味と香りが口の中に広がります。
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そして龍井茶を堪能した後は、マルコ・ポーロが「世界で最も華やかな街」と形容した西湖(Xi hu)のほとりへ。10世紀に呉越国の都が置かれた杭州の街は、昔のままに自然が残っているので街に生えている木々が大きくて、涼しい緑の木陰を作っています。そんな美しい木陰の中を西湖を渡って来る風を感じながらお散歩をするのは、本当に楽しいです。中国の詩人達がこぞって西湖を讃えた詩を作っているのも、このほとりに立つと自然に理解できる気持ちになります。

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きれいでしょう?
ここは、西湖で私の好きな場所、曲院風荷です。今回私が訪れた5月下旬は残念ながら少し蓮の花の開花には少し早かったけれど、6/下にはピンクや白のきれいな蓮の花で湖は彩られているはずです。

数年前の6月の下旬に湖面いっぱいに咲いた蓮の花を眺めながら、私はのんびりと茶館で食事をしたことがあります。その時の蓮の花の良い香りを感じながら過ごしたゆったりとした時間は、今でも思い出すと頭の中に静かな時間が流れてゆくような気持ちになります。そして、上海からたったの80分でこんな風景に出会える事も、私が上海を好きな大きな理由かもしれません。

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そんな事を考えながら、今日は龍の模様のSHANGHAI TANGの茶器で龍井茶を飲みました。
爽やかですっきりとした龍井茶は、本当に美味しい! 
そして何煎も味わったあとの茶葉は、小海老と一緒に軽く炒めて頂きましょう。
龍井蝦仁は杭州の名物料理のひとつです。


上海へいらしたら上海の代表的な観光地の豫园や南京東路も楽しいけれど、こんな杭州での一日も素敵でしょう?でも、上海南駅からの汽車の切符は取りにくいので早めに購入して下さいね。日本からでも旅行社に頼むと事前に購入しておいてくれるので、より一層杭州への旅行がスムースになるのでお勧めです。杭州までは特急(特快列車)で29元、新幹線(弾丸列車)で44元(1元¥15位)です。


中国茶葉博物館 (中国茶叶博物館) 龙井路 tel: 0571-8797-9221 

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Windsor & Newtonのインクのこと

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今日は私が大好きなインクのお話です。

これは、英国のWindsor & Newtonという会社のインク。
パッケージもかわいいけれど、インクの色がとってもきれいで私のお気に入りです。


でも、私にとっての初めてのインクの思い出は、このカラフルなインクにではなく父の書斎にあります。
私は、子供にとっては滅多な事では入れない本に囲まれた父の書斎の机の上にひっそりと置かれていた、モンブランやパーカーの濃い群青色のインクにずっと憧れていました。
父は、お休みの日の夜などに器用に万年筆にインクをつめて、外国に住む父の弟や友人達に手紙を書いていました。私はそんな父の後ろ姿を見ながら、「ふーん、大人はこんなふうに万年筆で手紙を書くのね。」と思っていました。だから、今でも時々友人からインクで書かれた手紙をもらうと、それだけでその人がグッとかっこ良く見えたりしちゃいます。。。:)

そして、そんな子供の頃の或る日、いつものように銀座の伊東屋か渋谷のウエマツに遊びに行き、このWINDSOR & NEWTONのインクに出会いました。その日の内に気に入った色を2-3色買って帰った私は、すぐに透明感のあるポップな色に夢中になって、それからはお小遣いで少しずつ集めたり、クリスマスやお誕生日のプレゼントにおねだりして、引き出しいっぱいのインク達を眺めては喜んでいました。

特に好きだったのはこんな色。。。
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小さな四角い紙の箱の表には、それぞれの色を表すイラストが描いてあります。そして、色のネーミングもとっても素敵。緑はEmerald(エメラルドの指輪)、黄色はSunshine Yellow (かわいいビーチガールも一緒です)、茶色はNut Brown (ナッツを食べるリスの絵)、朱色はOrange(オレンジ色のドレスを纏った中世の女性の肖像画です)。
インクの瓶にも同じイラストがついていて、本当にかわいい!
私は特にこのScarletというホットピンクが好きで、買っても買ってもすぐになくなってしまうので、この色だけ何度も買いに行ったことを今でも覚えています。金や銀色もきれいだけど、他の色よりも少し高かったので大事に大事に使いました。

そして、中学2年生の時に英国に住む事になった時にも、「あのインクの国ですもの。きっと素敵!」と思っていました。

ロンドンの学校へ通い始めた時に、英語が殆どできなかった私が楽しく学校生活を送る事が出来たのも、このインクで描いた絵が大きなきっかけでした。校長先生が「そうか、Hirokoは絵が得意なんだね?ぜひ私にも見せて欲しいな。」と仰って、翌日ドキドキしながら持って行った私の絵をすごく褒めて下さりました。その一言が、「英語がそんなにできなくても大丈夫。私には絵があるもの!」と、学校に通う楽しみと勇気を私に与えてくれました。だから歴史や化学の時間はチンプンカンプンでも、美術の時間はとっても楽しみで、胸を張って教室に入って行きました。今でも、何かの拍子にこのインクを見つけると、その頃の事を思い出して、にっこりと元気が出てきます。

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きれいでしょう?
これは、先日お誕生日に頂いたトルコ桔梗です。
もう今はあまり絵を描かなくなってしまった私ですけれど、久しぶりに絵を描きたくなりました。。。

「きっともう手が思うように動かないから。。。」なんていう言い訳はやめて、インクを買いに行こうかしら。
きっと今でも同じ色が画材屋さんの棚で私を待ってくれているはずです。

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My Shanghai 24

十八子文化空間 18zi Culture Space at 田子房!

今回は上海のSohoとして人気のエリア泰康路ー田子房ーにある素敵なアトリエをご紹介したいと思います。
ここは、私がこの3月まで毎週かかさずに見ていたNHKの中国語講座でも大人気だった李 浩さんが5月にオープンしたばかりのhot spotです!

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先日、上海での初めてのワークショップを無事に終えて「もっと何か上海で発信したい!」という気分になっていた私は、彼が新しくカルチャースタジオを始めたと聞いて、すぐに遊びに行ってきました。

ほら、この笑顔!見覚えがあるでしょう?タイムリーな中国語をかわいいローラとテンポ良く教えてくれていた素敵なリー・ハオさんです。

この日は高文輝先生の「手工瑠璃飾品制作」クラスでした。


Lihao3にこにこと楽しいレッスンをして下さった高文輝老師。

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みんな真剣!!!! 
この日は、東京の大学を出て上海で日系企業に勤務している方、ご両親は日本人だけどアメリカ育ちで、今は上海で中国語を勉強中の青年、台湾から交換留学生として上海に滞在中の私の友人、上海でデザインの勉強をしている大学生数名、泰康路で素敵なカフェを経営している方などが参加していたので、日本語、中国語(マンダリンとシャンハイニーズ)、英語がレッスン中に飛び交う、国際都市上海ならではのクラスでした。楽しかった!!


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これは、小さなガラスの破片を重ねて800度の窯で焼いたものを冷やしているところ。みんな思い思いのガラスを選んで小さなペンダントトップを作りました。この日は「体験クラス」だったので、簡単な作品だったけど、毎週のクラスへ通えばもっと大きな物や銀細工と合わせた作品などが作れるそうで、私の頭の中にもムクムクと作りたい物が浮かんできました。

他にも十八子文化空間にはフラワーアレンジメントやワインテイスティング、イラストレーション、ろうそく作りなど楽しそうなクラスが沢山あります。

そして、お隣には大きなギャラリースペースと陶芸スタジオがあります。陶芸好きな私はここも上海での自分の居場所になりそうでちょっとワクワク! 陶芸スタジオには毎日どこかから遊びにくるかわいい猫がいて、猫好きな私は思わずにっこり。

そして、秋頃にはこのかわいくて素敵なスタジオで私のワークショップを開催予定です!もうすでに今から何を作ろうかと思案中。。。
在上海の太太のみなさま、そして国籍を問わず手芸好きの方とまたお会いできるのが、本当に今から楽しみです。ニットカフェも楽しそうだし、また何かリボンを使った作品も上海に似合いそうです。

そして、少ーし少ーしだけ中国語が通じるようになって気を良くしている私は、時間を見つけて中国語にもトライしてみたいと思っています。
だってもう少し話せるようになれば、もっと楽しくなりそうなんですもの!頑張ろう、っと!!


そぅそぅ、十八子文化空間へ行く時にはたっぷりと時間をとっていらして下さいね。午前中のクラスに参加をしたら、あまり楽しくて、次のクラス、またその後のクラス、というふうにずーっとスタジオで遊んで行く方達が続出中!!らしいんです。羨ましい!私も今度はゆっくりと時間をとって伺いたいと思っています。

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十八子文化空間はこんなふうに田子房の入り口のすぐ横の2階にあります。
道に面した階段を上って行くと、楽しそうな笑い声が聞こえてくるスタジオ、そこが十八子文化空間です。

十八子文化空間 上海市泰康路220号201室
http://www.18zi.net

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