雨の日のご褒美
この頃ずっと、まるでもう梅雨入りをしたかのような毎日です。
何となくすっきりしないし、憂鬱な気持ちになりそうだけれど、私は意外とこんなお天気も好きです。ピカッと晴れている日よりも、紫陽花の花はきれいに見えるし、カタツムリもきっと葉っぱの陰で喜んでいます。
それに、何よりもお庭にはこんな宝物が隠れています。

きれいでしょう?
これは、バラの葉っぱの間に小さな蜘蛛がかけた巣についた雨です。
「わぁ、クモの巣!」と思わず手で払おうとしたけれど、あまりきれいなのでしばらくそのままにしておくことにしました。
この前見たCartier展のダイアモンドもきれいだったけれど、こんなふうにお庭で見つけた雨の雫も負けないほどきれいだと思いました。

これも、葉っぱの上に残った雨の雫。
かわいい!


そしてこれは、もうずいぶん昔に見つけた私の小さな宝物、フランス Daum社のパート・ド・ヴェールのカタツムリとカエル。
Daum兄弟は「装飾に詩的感覚を取り入れる事が大切」だと考えていたと言われていて、この小さなガラス器にもそんな彼らの考えが現れているように思います。
私は、このガラスのマットな部分と光っている部分が共存しているところがとても好きで、時々棚の銀器を磨いた時に、これもついでに手に取ってキュッキュッと布で磨きます。そうすると、カエルもカタツムリも何だか嬉しそうに今にも動き出しそうな感じになるんです。
そして、きっと雨の日は色々な芸術家達がそれぞれの形で残したくなる情景があるのかもしれませんね。もしかしたら、アンデルセンはこんな日に「親指姫」のお話を考えたのかもしれません。

これは、私がカスタムしたBlytheです。モヘアの髪にして、肌をマットにして、小さなホクロを描いて、まつげもクロスしているものに変えました。私の好きな子になったけれど、そのプロセスは外科手術の用でちょっと怖くて、私は実は少し苦手でした。
でも、こんなにかわいくなったら親指姫のようにモグラやヒキガエルがやってきて、この子をさらってしまうかもしれません。だから、お庭へは連れて行かないで、おとなしくいつもの棚に並べておきましょう。
きれいな雨の雫を庭で見つけて喜んだり、耽美的なDaumのガラスが好きだったり、大好きな「親指姫」と自分の人形を一緒にして心配したり、今日はちょっと不思議な世界。でも、こんな私だからこそ雨の日も退屈しないでひとりでいろいろ遊んでいられるのかもしれません。
今日もこれから雨の予報ですね。夜、屋根に降る雨の音を聞きながら本を読むのも梅雨の時の私の大好きなひとときです。さて今晩の雨はどんな音を奏でてくれるのでしょうか。そして、どんな宝物をお庭に隠してくれるのでしょう。。。
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