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My Shanghai 29

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1916年に建てられた外灘3号の7階にある素敵なレストランNew Heightsは、お天気が良い日には「New Heightsでランチしようかな?」、気持ちのいい夕方には「ご飯前のアペリティフを飲みに?」、そして、お食後にも「浦東の夜景を見ながらおしゃべり+drink!」と、度々私の頭の中に「行きたい!」という気持ちが起こる場所です。
 


だって、夕方少し暮れてくると。。。

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こんなふうに空がモーヴに染まって来て、何となく良い感じになります。
上海人の友人達は「外灘のカフェやレストランは観光客や外国人達が行くところ。私たちが行くとしたら接待ね。」と、良い顔をしないし、確かに地元の人達が行く安くて美味しいレストランに比べたら、お食事の味は負けちゃうし、値段が高いのも確かです。

でも、でも!この景色!!

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素敵でしょう?
1897年に中国通商銀行の本店として建てられた外灘6号を始めとして、租界時代の蒼々たる建築物がライトアップされていて本当にきれいです。
目の前にはこんなふうなまるでヨーロッパにいるのかと錯覚をしてしまいそうなクラシックな西洋建築が並び、黄浦江の対岸には88階建ての金茂大厦、101階建ての上海環球金融中心、ユニークな当方明珠塔が並ぶ近代的な風景が広がっています。

私はこんな景色の中で、少しずつ暮れてゆく夕焼けを感じながら、ゆったりと静かに夜の始まりを迎えるのが好きです。
New Heightsはお部屋の中に広々としたダイニングスペースもあるけれど、私は必ずそこを素通りしてウッドデッキのテラスへ直行します。
夕方の風に吹かれながら少しお腹がすいて来ると、「今日は何を食べましょう?」と、お友達と相談するのに誰も本気でここから動く気持ちがなくて、いつもいつのまにか夜になってしまいます。。。


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そして、ここからこうして黄浦江を行き交う船を眺めるのも国際都市上海での楽しみです。
日本の客船飛鳥やQE2もここを通るのでしょうか。。。
羽田からたった3時間の上海も、大阪港から船で3日間の航海を楽しむこともできます。ゆっくりと時間をかけて海を渡り、こんなクラシックな港に迎え入れられるのも旅の醍醐味かもしれませんね。


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外灘を歩くとこのオレンジ色の照明に包まれて、まるでヨーロッパの街を歩いているかのような気分になります。でも、ここは上海。街行く人の賑やかな中国語に我を取り戻します。
ビルの屋上にあるレストランは外国人ばかりが集う、英語の外灘の名称[Bund]が似合う場所、でもこうして下におりてくれば、中国全土からの観光客が集まる華やかな「外灘」です。私はこのギャップが大好き!

さぁ、今晩は何を食べましょうか。梅雨が明けたこんな暑い夜には、やっぱりピリッとした四川料理にも心惹かれます。それとも、フレンチ租界でお気に入りのモロッコ料理? せっかく外灘にいるのですから、この前新しく見つけたギリシャ料理にしましょうか。
悩める上海の夏の夜です。。。。。cheers!

New Heights  中山東一路3号 外灘3号7楼 021-6321-0909

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