お昼寝。。。
暑中お見舞い申し上げます。
やっと梅雨が明けたのは嬉しいけれど、暑いですね!
こんな暑い日には、いつもは元気いっぱいな外猫も、こんなふうに冷たい石の灯籠の中に入ってお昼寝中。
この子もねむい、ねむい。
ひたすらねむって一日を過ごしています。
いつだったか「鳥を獲るのはトコ」「蛇を獲るのはヘコ」「鼠を獲るのはネコ」って聞いたことがあるけれど、きっとそれは間違いです。猫と暮らして何十年の私が保証します。
正しいのは「一日中寝てるのがネコ」。。。。。?!
そんな今、お庭で一番元気なのが時計草です。
この精巧な花はどうやってこんなふうに進化したのでしょう?
私は毎夏、時計草が咲く度にじいっと眺めて考えるのですけれど、ただ「目立って虫が必ず受粉させてくれるように」というようなシンプルな答えでは解決できないような気がするんです。
だって、この花の高さ!そして、この色!まるで南国の鳥のようです。
いつか自然の驚異を説明してくれる番組で取り上げてくれないかしら? だって、庭で何事もないように咲いているこの時計草ですけれど、この複雑な構造には絶対に何か深い訳があるに違いないと思うんですもの。
実は食いしん坊の私は「時計草の実はパッションフルーツなのよ」と聞いて、実が熟すのを待って食べた事があります。結果は。。。我が家の時計草は食用種ではなかったので、あの甘くてトロリとした種は入っていませんでした。残念!
そして私は、暑い夏になるといつも人魚のお話を読みたくなります。
なかでも特に好きなのは小川未明の「赤い蝋燭と人魚」。冷たく暗い北の海を舞台にした悲しくて怖いお話を読む度に、子供だった私はひとりでベッドのなかでドキドキしてなかなか眠れなかったことを思い出します。
アンデルセンの「人魚姫」もしかり。どうして、人魚をモチーフにしたお話って悲しいのでしょうね。
そんな人魚のことを想いながらラグラグの額絵を作りました。
何だかゆらゆらとした海の中のようでしょう?
耳を澄ませてみると海底から立ち上る気泡の音や、何やら人魚とタツノオトシゴのおしゃべりが聞こえてくるようです。
暑い暑い夏も心をすっきりと暮らしたいものです。想いは遠い海へ。
私の耳は貝の殻 海の響きを懐かしむ ジャン・コクトー
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