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My Shanghai 47

街歩きの楽しみ。

昨年、私がこのblogを始めようと思ったきっかけは、私が撮った旅や日常の写真を「いつでも好きな時に見られるようにして欲しい。」というリクエストを、いろいろな方から聞くようになったからでした。

そして、blogの中でも特に「My Shanghai」の写真は、皆さんに見て頂きたい大好きな上海の風景を私の目を通してご紹介しています。


私が上海の街をお散歩しながら、歩みを止めて撮るのはこんな風景です。

Jinjiang1

素敵でしょう?
これは、長楽路と茂名南路の角にある、様々な歴史に立ち会った錦江飯店の玄関の柱です。
この、まるでヨーロッパにいる錯覚さえ覚えそうなアールデコのモチーフは錦江飯店の敷地内の色々な所で使われています。
何度もリノベーションを重ねているオールドホテルなのに、その度にこのモチーフは大切に受け継がれてきたのでしょうね。素敵。。。


街の中心地にありながら、新しく作られたホテルではあり得ないゆったりとした敷地は一見の価値あり!
お買物や観光の途中にぜひ、ゲートから中へ入ってみて下さいね。
芝生のお庭でのんびりと戯れる親子のマーマレード色の猫が迎えてくれます。

そして、これも私の大好きな長楽路を歩いていた時に見つけたものです。


Windows2

「福」の字がかわいくて、良い感じでしょう?
この窓枠は昔の建物にはめられていたものです。
この辺りは上海市の指定歴史的建築物が多いので、きっとこの窓枠も大切に保存されると思うけれど、もしも、もしも壊してしまうことがあるのならば、「私に譲って〜。」というお気に入りのものです。

そして、この中心の「福」という漢字と文字を取り囲む西洋風のデザインに華洋折衷の上海らしさを感じます。


私は、いつもこの建物の前を通る度に、「よしよし、まだあるのね。」とチェックをしています。
だって、きっともうこんなものは作られることがないんですもの。。。

そして、蘇州の豪商のお庭にあったこの窓も私のお気に入り!
Windows1
きれいでしょう?
このブルー!そして、この細工!
中国の窓や庭への出入り口は、外の風景を切り取るように意図して作られているものが多く、窓枠や門を含めた風景がまるで一枚の絵のように見えます。

中国へ何回か行くようになった時にそのことに気がついた私は、すごく窓枠や門のデザインに惹かれるようになりました。

中から外を眺めること、そして外から中を覗くこと、って全く違うこと。
この中と外を分ける一枚の窓枠に込められた想いを知りたくて、私は街を散歩する時についつい窓に目が行きます。

Windows3

この窓も素敵でしょう?
昔の中国の家は、裕福であれば或る程母屋へたどり着く前に控えの間がいくつもありました。
ここは、そんな控えの間の一つ。
パタパタと折り畳める方式の窓には、きれいな色ガラスがはめられていてステンドグラスのようでした。

こんな窓がある風景をゆったりと旗袍を着て歩く、想像しただけでもエレガントで素敵です。


上海や上海近郊の水郷の町には、こんな窓を持つ古い家やアパートが多く立ち並び、私達をいとも簡単にその建物が建てられた時代へ誘ってくれます。
お買物やおいしいご飯も良いけれど、私が上海が好きな大きな理由は散歩の途中に巡り会うこんな風景なのかもしれません。

錦江飯店 茂名南路59号
蘇州のお庭 拙政園 東北街178号

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コメント

わぁー素敵
懐かしいです。
いつも素敵なお写真ありがとうございます

投稿: kaede | 2009年12月 6日 (日) 17:32

そうなんです。上海にはこんな懐かしい情景と万博に向かって建築中の未来的建築が混在しています。
それを見るのも楽しいし、街が動いて変わっているのを目撃している気持ちにもなるんですよね。

これからは、すごく寒いけどまた行きたいなぁ。。。

投稿: ginger | 2009年12月 7日 (月) 10:26

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