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2010年1月

いろいろな相性

今日もお天気が良くて気持ちがいい日曜日になりそうですね。

外猫達はさっそくお散歩を楽しんでいるらしく、私の庭へも次々と遊びにやってきます。

Sage1

そして、そんな様子を愛猫Sageは深窓の令嬢のようにキッチンの窓からそっと眺めています。

今までの猫達は家の中と外を自由に出入りしていたのですけれど、Sageは幼い頃に「肺が弱いから家の中で飼いなさい。」と獣医さんにアドバイスをされて以来家猫の運命になりました。

でも、Sageの両親は蓼科の山の猫!
そんな彼には自然の中を駆け回りたい欲求があるのでしょう。時々、こうして外を恋しく眺めたり、家の中を大声をあげて駆け回ったりしています。


Sage2


私はそんなSageにせめて新鮮な空気を!と思い、毎日いくら寒くてもこうして窓をあけています。
そして雨が降れば、雨を舐めるのが大好きな彼のために少しの間窓をあけます。

家は人間が作ったもの、そんな中に住んでいたくないわよね、と時々ホリー・ゴライトリーのように「ほら、Cat, 行きなさい。」とドアを開けてSageを離したくなっちゃうけれど、いえいえ、生まれてからずっと過保護に生きて来た猫ですもの、外ではunhappyなだけ、とソファで日がな一日寝ている彼を見ながら私は思っているけれど、本当はどうかしら。。。。

そして、こんなふうに外に出ないSageなのに、外猫の中でも「この子は好き」「こいつは嫌い」というのがあるようで、窓1枚を隔てて切なそうに話し合う猫もいれば、何mも離れたところから突進してきて窓ごしに荒い息で喧嘩をしている猫もいます。
ふしぎ!相手の匂いも嗅げないし、スキンシップも何もないのに、どうやって好きとか嫌いって決めるのかしら?

こうして、仕事をしながら猫達の相性の不思議について考えている私は、2-3日前からちょっと心を惹かれているものがあります。

それは。。。

Ipad

今、大評判のiPad! 

iPhoneとMac Bookユーザーの私にはちょっと魅力的に感じられるこのアップルの新製品は、彼らの狙い通りマックファンの新しいおもちゃになりそうですね。

Air Macが出来た時にその便利さに驚いたり、iPod+iTunesに新しい生活を感じたり、それにiPhoneが加わり、今では旅行にも必ずMac Bookを携帯してblogを書いている私には、早くiPadを手に取り遊んでみたい気持ちでいっぱいです。

ただ、Mac BookもiPhoneも相性が悪い相手がいて、docomoのユーザーにはメールが届きにくいし、互換性のないファイルが開かない事もしばしばです。
相性の悪い相手とのトラブルを解決する、そして、そのことでストレスを感じないようにしたいものです。

どうやらSageにもMacにも私にもいろいろな相性があるらしい...ということを考えた日曜日の朝でした。

上海の個展まで 48日

(iPadの写真はAppleのHPから。)

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甘くて酸っぱいもの。

Lemon

さて、個展の作品作りのために殆ど外出をしない私は、自分に「お菓子禁止令」を出しています。
でも、細かい手仕事でぎゅっとなった頭が欲しがるのは、やはり何か甘いもの。。。ふぅむ、と考えて思い出したのは甘くて酸っぱい「レモンの蜂蜜漬け」。このシンプルなおやつには、私の幼い頃の思い出がたくさんあります。

むかしむかし、学者肌の祖父が静養のために山荘を建てたのは、夏の社交場の軽井沢ではなく、新潟県の赤倉でした。
学校のお休みが近づくとクラスの皆は、「じゃぁ、軽井沢でね〜!」と楽しそうに話しているのに、私はひとりだけ、誰もお友達がいない赤倉で夏と冬のお休みを過ごしていました。

仕事がある父を東京に残して、私は母と姉と3人で、夏は山のように車に荷物を積んで、冬はスキーと大きなリュックを背負って汽車で赤倉へ向かいました。そして、毎年4-5日ではなく、長いお休みの殆どをずっと赤倉で過ごしていました。

Girl3

その頃はまだ子供用のスキーウェアは市販されていなかったのか私達は母が縫った、すぐに濡れて冷たくなってしまうお手製のキルティングのスキーウェアをお揃いで着てスキーをしたり、北欧製の木の大きな橇に母+姉+私の3人で乗り込み、山荘の裏のカーブした急な坂道をキャァキャァ言いながら滑り降りたり!

楽しかった〜! : )

そして、外で散々遊んだ後に家に帰って食べたのが、「レモンの蜂蜜漬け」でした。
きっとそれは洒落たおやつではなく、家にあったもので作ったのでしょうけれど、冷たい空気の中で遊んだ後には何よりのご馳走に思えました。

そして冬の夜には、窓ガラスいっぱいにつく、自分の手のひらよりも大きな雪の結晶をいつまでも飽きずに眺めたり、夏には朝早く起きて息を詰めて神秘的な蝉の羽化を観察したりしました。

Girl


すごく大きな温泉のお風呂はあったけれど、冬は家の中が本当に寒くて、自分の使ったタオルがあっという間に凍ったこと、東京の家にはない、和室の天井の木目がいろいろな形に見えて、怖くてなかなか眠れなかったこと、大人の腕程もある太いアオダイショウが悠然と庭を横切って行ったこと、留守番の人の畑から毎朝キュウリやトマトを捥いで食べたこと。。。

Girl2

夏休みの自由研究は、姉は必ず昆虫採集で私は植物採集だったこと。
姉が蜻蛉や蝶々に注射をして、そのあときれいなガラスのケースにきちんと虫ピンで刺していたことを、ちょっと怖いけれどすごいなぁと思いながら見ていたこと。
私は、その辺から草や花を摘んで来て、電話帳の間にはさんで、そのあとはずっと植物図鑑とにらめっこをしていたこと。

今、私が毎日していることも、あの頃していたことと余り変わらないのかもしれませんね。
リボンを折ったり縫ったりしながら、お花や葉っぱを作って布で作ったバッグに縫い付けたり。

私の想像力を育ててくれた、赤倉でのんびりと過ごした日々に感謝。
私の心の中には、今でもあの頃に感じたわくわくドキドキした気持ちがあります。

上海での個展まで 51日

*絵は全て大好きなエルサ・ベスコフの絵本より 「もりのこびとたち」「リーサの庭のはなまつり」

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木のこと。

さて、先週は気持ちがup↑&down↓だった私も、昨日友人と楽しくお喋りをして気持ちがすっきりしたのをきっかけに、今朝は気持ち良く仕事をしています。

そして、上海での個展のプランを考え始めた頃から、ずーっと頭を離れないのが「木のかたち」。
Nicoleが既に絵具を提供してもらう約束を取りまとめてくれたので、「好きに壁を使って絵を描いてねー!」と言われているのですけれど、なかなかその形が決まらないでいます。

スケッチブックを片手に木を描こうとしても、本当の木の観察なしでは描けないし、でも「絵」を描く訳ではなくて、その「木」は作品を飾るツールのような役割なので、シンプルな形が必要なんです。

Tree1

そんな私に家族がプレンゼントしてくれたのが、この本です。
ブルーノ・ムナーリの「木をかこう」。

どうやら、木は1本の幹から始まり、そして2本にわかれるもの、3本にわかれるもの、といろいろあって、2本にわかれた木は、その先も少しずつ細くなりながら、ずっと2本にわかれるという決まりがあるらしいのです。

この表紙の絵はダヴィンチのスケッチをムナーリが再現したもの。


Tree2


ふむふむ、なるほどね。。。

外へ出て観察をしてみると、住宅地の庭は植木屋さんが枝を落としたりしているので、全てがそのとおりというわけではなかったけれど、一番解り易かったのはこれ!

Tree3
ミツマタです。

これは、京都の哲学の道を散歩していた時にきれいな満開の三つ又を見つけて、その次々に3本にわかれたユニークな枝の形が忘れられず、家の庭にも植えたもの。

三つ又はこんなふうにさっさっさっ、と3本にわかれながら枝を伸ばして、その先に束になったかわいい明るいクリーム色の花をつけます。
何だか楽しいでしょう?

そして。。。
Konohana
これは、堂本印象が描いた「木華開耶媛」コノハナサクヤヒメ(1929年)。
暫く前に、京都 衣笠にある府立堂本印象美術館でこの絵を見た時に「わぁ、きれい。。。」と、私は暫くこの絵の前から動けない気持ちになりました。

良ーく見ると、姫の回りにはボッティチェリの「春」のように、沢山の野の花が丁寧に描き込まれています。

ににぎの尊との純愛物語や、美しく咲き栄える木の花(桜)の化身として有名なこの日本神話の女神を描いたこの絵は、私の大好きで大切な1枚で、私はこの葉書をいつも部屋の鏡台の側に飾っています。

忙しい毎日の中で忘れそうな大切な気持ちを無くさないように、と。

さてさて、日本画の樹とイタリア人の知恵が私の心の中で混ざり合って、どんな形が生まれるのでしょうか。

そして、今回は上海の若いジェネレーションにも個展をアピールしたいと思っている私は、全体を明るくてシンプルでポップな感じにしたいなぁ、とも考えているところです。

あらあら、こんなことではまだまだ木のかたちは決まらなさそうですね。
でも、大丈夫。きっと、その内全てがひとつになる日がくるはずです。
Cross my fingers!!!


上海の個展まで 54日

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My Shanghai 51

Taiyuan1

今日は、「これはどこ?」って思わず聞きたくなる、とっておきのVilla Hotelのご紹介です。

素敵でしょう?
まるでヨーロッパのマナーハウスのようなこのゴージャスな洋館は、上海のフランス租界の中にあります。

美味しいタイ料理レストランのsimply thai、言わずと知れたBoulangerieのPaul、 大好きな食器屋さんのZenなどが並ぶお洒落な東平路や、「上海でどこに住みたい?」と聞かれたら一番先に私の頭に浮かぶ白亜の洋館、上海工芸美術博物館のすぐ側にあるのが、この太原别墅です。

地元の上海人も他の中国人も、そして私達外国人も「上海はShanghai, 中国じゃないよね。」って良く言うけれど、こんな洋館が建ち並ぶこの辺りを歩いていると、本当にそのことを実感します。

「上海は中国じゃない、ってどういう意味?」
それは、軽々しい意味ではなく、沢山の愛情を込めた気持ちでもあり、時には批判的にも言われたりするけれど、それが「上海らしさ」で、私が上海の街や上海人を好きなところ。。。

上海へ行ったら豫园や南京東路などのベタな観光地巡りも楽しいけれど、私がお勧めなのは、この辺りをお散歩したり、洋館レストランで華洋折衷文化を感じることかもしれません。

Mao

そして、この辺りでも一際目立つ、この太原别墅は1928年に辣腕フランス人弁護士の私邸(!)として建築されたもの。(英国人女性が建てたというお話もあるけど、どちらなのかしら。。。)

そして、第2次世界大戦の時にはアメリカ軍に接収されて1945年から暫くの間はマーシャル将軍の住居になっていました。だから今でも英名のMarshall Houseと呼ぶ人もいます。

その後文化大革命の間は上海での毛沢東の住居になり、毛沢東夫人の江青が滞在したとも言われている歴史的な建物です。
この写真は、毛沢東と当時の従業員のもの。(太原别墅のパンフレットより)

Taiyuan2

現在は、沢山のホテルを経営している瑞金賓館グループの1部になり、私達も泊まれる6部屋のみのブティックホテルとして公開されています。

そして、ここは上海で憧れのガーデンウェディングの場所。
だって、Villaの敷地12,650m2の内、半分が、こんなふうに芝生のお庭なんです。素敵!
お庭のついたvillaが多い上海でもこれほど大きな個人のお庭は他にはありません。

私が偶然ここを見つけたのも、この辺りをお散歩している時に「わぁ、ここは何かしら?」とゲートから入ったからでした。

ゲートの右側にはSpaやプールもついたサービスアパートメントがあるので、フロントで「太原别墅のお部屋を見せて下さる?」とお願いしたら、答えは「不行。(ダメです)」。
気軽にお部屋を案内してくれることが多い上海のホテルなのに、ここはXでした。
Villaの中がどんなふうか見たかったのに 残念。。。

Taiyuan3


この先は宿泊者only!

では、と予約を入れようとしたら、「政府の要人の予約が入ったら、一般人の予約は取り消されますけれど、それでも良いですか?」とのこと。
別館からゲート越しに眺めるのも寂しいので、またにすることにしました。

でも、そうしたらいつ確実に泊まれるの?「さぁ、私達にもわかりません。」と、つれない返事。。。

どうやら、このゲートの先へ行かれるかどうかはあなたの運次第のようです。
今度、私の個展の間は上海に長逗留の予定なのでチャンスがあるかしら?
さてさて....?!!


太原别墅 Taiyuan Villa
上海市太原路 160号  Tel: 8621-64716688

上海の個展まで 56日

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いろいろな気持ち....

日本では、いくら寒くてもお正月を過ぎると、もう「春」ですね。
幼い頃は「どうして、もう春なの?」と思ったことも、大人になると「まだ寒くても心の中に春を持つことって素敵。」と思うようになりました。

そして、ぽかぽか陽気の春のような日差しの中、私はこの頃自分を取り巻くいろいろな気持ちについて考えました。

Hearts

ふとしたことから話し始めたことについて、近しい人に思いがけないことを言われて悲しくなったり、上海で予定している個展の作品について悩んだり、ちょっとマイナスモードだったこの2-3日。。。。。

もう上海での個展まであと2ヶ月になり、もっといろいろと進んでいなくちゃいけないはずなのに、気持ちが集中しきれずにいました。

やりたいことも、しなくちゃいけないことも解っているのに、気持ちがまとまらない感じで、何だか机に向かっても考えごとばかり。。。

それでも、有り難いことにアシスタント嬢達の協力で、お稽古の準備も作品作りも着々と進んでいます。

そして、「どうしよう。。。」と弱気になった私に、上海の友人も「加油!!!」とメッセージを送ってくれました。ストン!と、少し座り込みたくなった私の手をとって、もう1度しっかり立たせてくれた感じです。

そうそう!
こんな気分の私に一番効く薬はきれいなものを見ること。
そのことに気がついた私は、すぐに松竹のHPで歌舞伎座の演目をチェック!


Kabukiza201002b

そして、もう絶対これ!と即決したのは、2月大歌舞伎の夜の部です。
だって、だって玉三郎の八つ橋です!もう考えただけでうっとり。

多分、今の歌舞伎座で玉三郎の花魁姿の見納めなのではないかしら。
そして、孝夫時代から大好きな仁左衛門も!

舞台に居るだけでわくわくする勘三郎、踊りの上手な三津五郎、年々格好良くなる橋之助、中村家総出の2月は必見です。
楽しみ〜!!!


そして、歌舞伎座に電話をしてお願いしたのは、もちろん花道が良く見える席。
久しぶりに少し贅沢な席を予約して、ひとりで大人の女の楽しみを味わってきます。

昼の部も、見逃せない演目が目白押しで、いつも泣いちゃう「俊寛」や、楽しいエピソードやそれぞれの役者さんらしさが感じられる「口上」があります。

うつうつとしていた気分が、今日の春のような陽気とカレンダーに大きくつけた「歌舞伎座」印で、すっかり晴れました。
何を着ていこうかな。2月だから梅かしら、それとも。。。るんるん。

上海の個展まで 59日

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少しずつ。。。

さてさて今日は日曜日。
お天気も上々だし、お出かけ日和です。
街ではsaleもやっているし、見たい映画、美術展もあり足がむずむずしちゃうけれど、それよりも何よりも、今、私が向き合わなくちゃいけないのは、そしてやりたいことは個展の準備。

Bagstobe
こんなふうに色々な大きさのバッグを作ってみたり、ワークショップで使う土台になるバッグやポーチの試作を重ねています。

優秀なアシスタント嬢や上海のお針子さんのお陰で作品の土台は出来上がりつつあるけれど、その上を飾る予定の私の作品はまだまだ試行錯誤の段階です。

そして、こんなものも。

Flowerstobe1


前からこんなものを作ってみたいなぁ、と思っていたことがあり、今、それを試しているところです。
こんなふうに久しぶりに絵筆を手に取って、というと大げさだけど、布に簡単な絵を描き、それを土台にしてお花やハート♡を作ります。

昨日、いくつか作ってみたけれどかわいーい!!!!!!
ふむふむ、いい感じです。

でも、この先は作品展までヒミツ!

そして、こんなものも進行中です。

Flowerstobe2
きれいでしょう?
いろいろな素材でお花を作っているところです。

だから、家の中にはもう春が訪れたようにきれいな布がたくさん!!
薄い透けるような絹やコットンのオーガンジィ、絹や綿のサテン、色鮮やかなガーゼ、チュール、それを重ねたりほぐしたり、コテをあてたり。。。

朝起きて、中国語の勉強を1時間くらいしたら、そのあとは夜遅くに寝るまで、はさみでジョキジョキ切ったり、アイロンをかけたり、糸と針でチクチク縫ったり、じっと考えこんだりしています。

そして、そんな私の横で愛猫Sageは。。。

Lonelysage

何だか私がとっても忙しそうで、夢中になって何かやっているから、フテ寝を決め込んでいます。
ごめんね、Sage! でも、今はちょっとこれに集中させてね。

庭へ出ると香りの良い水仙やヒアシンスが冷たい空気の中で元気に咲いています。
彼らも1年間地中で十分に栄養を蓄えて、今、きれいな花を咲かせているんですね。
私も今まで蓄えて来たアイディアや技術をこの春の個展で咲かせることが出来ますように。。。

上海の個展まで 62日

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My Shanghai 50

さて、今日は久しぶりのMy Shanghaiです。

Xinlelu

これは私が上海にいる時は殆ど毎日のように歩く新楽路。
遅い午後にエレガントで素敵なMansion Hotelの辺りを歩いていたら大好きな元ロシア正教のモスクの壁が夕焼けでほのかにピンクに染まっていたのでパチリ。きれい。。。

今頃の上海は、もうすっかり街路樹の葉っぱも落ちて寒そうな風景なのでしょうね、と暫く上海へ行かれない私は少し寂しく上海の街を思い出しています。

そして、この辺りでそろそろお夕飯にしようかしら?と考える時に、私の頭に浮かぶ場所がいくつかあるけれど、ここはそんな場所のひとつです。

Pr2
ここはベトナム料理のお店、Pho Real.
バスケットを逆さにして吊るした天井がかわいいでしょう?

たった18席しかないこのカフェのようなベトナム料理屋さんは、近くに勤める欧米人だけに限らず、ローカル上海人にも大人気で、お昼はなかなか座れません。
それもそのはず、38元で美味しいフォーと春巻きのセットが食べられるのですもの!


でも、私が行くのはたいてい遅めの午後だったり、もっともっと遅い夜ご飯だったり。。。

ここは、ご飯もおいしいけれど朝の10時〜夜の2時まで開いているので、不規則な時間にお腹がすく私にぴったりです。キッチンは10時に閉まっちゃうけれど、そのあとはワインバーみたいに使えるので、女の子だけでちょこっと1杯だけ飲みたい時や、一人はご飯、もう一人はワインだけ、なんていう時にも便利です。


Pr1
この日、私はギャラリーでの打ち合わせの帰りに行ったので、フォーが来るまでの間はこんなふうにビールを飲みながら仕事。。。

忘れないうちにノートにいろいろなアイディアを書き留めたり、ぐるぐるぐるぐる考えながらチャージョー(揚げ春巻き)をつまみます。

そして、お待ちかねのフォー。
Pr3

上海には何件かのベトナム料理屋さんがあるけれど、ひとりの時にもフォー以外に前菜も食べたい欲張りな私にとって、小さなサイズのフォーがあるのは便利です。だから、このお店は女の子に人気があるのかしらね?
この時も、あっという間にお店は満席でした。

そして、そして、今日は自分に宣言があります。
先日ハワイで7のデニムを買った時にも???と思っていたのですけれど、このところ自分でも「ちょっと太ったかも?」と思っていた私は、年末に撮った写真を見て愕然!
そういえば、最近のblogのトピック は「美味しい」話ばかり。。。

意を決して暫く甘いものにさようならをすることにしました。
大好きな空也の最中も、うさぎやのどら焼きも、ピエール・マルコリーニのショコラも、嬉しいけれど、どうぞ陣中見舞いは上海での展覧会が終わるまでは、みなさんの「頑張って〜〜〜〜!」というエールだけを頂戴しますね。

自分に厳しく、厳しく!!

Pho Real  富民路 166号 近長楽路 

上海の個展まで 65日

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私だけの。。。

さて、成人式の今日、ニュースで流れる今年の20歳達の姿を見ながら、私は随分随分前の自分の成人式のことを思い出していました。

ロンドンから帰ってすぐに迎えた成人式に「人並みに振り袖を着たい、染めるのは間に合わないからお店で売っているのでも良いから!」とせがむ私を横目で見ながら、「ヒロ、じゃあ着物を着たと思って歩いてごらん?」と父は言いました。
「???」と思いながら、父の方へ数歩歩いただけで、「君は着物は無理だな。洋装にしなさい。」と一言!
え〜っ?!娘が嫌がっても着物姿を見たいのが父親じゃないのぉ?とびっくりした私でしたが、父が「お花もお茶も嗜んでいない英国育ちの君が、一日だけ着物を着たいからと言って着こなせないものを着ることに僕は反対だ。洋服が欲しいのならば、好きなものを買っておいで。」と言いました。

仕方なく私は気に入るドレスを探し、靴はもちろん大好きなManolo Blahnikを買って同級生達のお集りへ出かけました。そして、そこで皆のおしとやかでかわいくて艶やかな着物姿を見ているうちに「なるほど、私には似合わなかったかもね。」と、自分の娘をたっぷりの愛情を持って良く見ていた父の目に気がつき、納得したのでした。。。。

そんな私も十分に大人になり、あっと驚く今年の成人達の着物姿にも「ふんふん、自分も親も納得しているのなら良いんじゃない?」と寛容な気持ちです。。。

そして、明日は楽しみにしていた[HERS]2月号の発売日です。

Hers2
今月はこんな萬田久子さんが表紙です。

今月号も中にはHERS世代の方たちの、生活やファッションに関する工夫や生き方がいっぱい。
ふむふむ、と思ったり、???と思ったりもしながら、そのエネルギーと明るさは良いなぁと思います。

今号私が載っているのは、後ろから探した方が早いp.160の「私だけのカレンダー」というページです。


Hers160

寒くて寒くて、つい家に籠りがちになるこの時期は、心の中に春を想っていろいろなところへ作品作りをするための材料探しに出かける、というお話をしています。

そして、成人式から何十年もたった今、私は新しいチャレンジをしようとしています。
それは、もう随分前からみなさんにお話しすることで自分を追い込んでいる「上海での個展」です。

今回はいつもと勝手が違うし、同時に住むところ、ビザの手配、ギャラリーでのレッスンのための準備、売店で売る商品なども考えなくてはならず、実はなかなかスムーズには進まずにいます。

でも、こんなものも出来上がって来たので早速上海へ送りました。
Namet

かわいいでしょう?
今回の個展のために用意した「私だけのネームテープ」です。きれいなピンクで[ Hiroko Tokyo Shanghai ]と刺繍してあります。

さて、これを縫い付ける作品を作らなくちゃね!
でも、その前にこのblogをupしたら、熱くて美味しいお茶をいれて、お菓子を食べましょう。こうして私はみなさんからの差し入れのどら焼きやチョコレートやりんごのタルトを励みに頑張っている毎日です。
そして、食べたらちょっとストレッチすることも忘れずに。

こうして個展のために精神的にちょっと大変な今は、食べることも大きな楽しみで、昨日は渋谷へ生地を買いに行ったのでFood Showで美味しそうな白子と鱈を買いました。今日のお夕飯は鱈ちり!楽しみ。

さぁっ、仕事です。

HERS 2月号 2010. 1.12発売 光文社

上海の個展まで 68日

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きれいで美味しい冬の一日。

寒い寒いこの頃は家にこもってじっとしていたいけれど、個展を春に控えた私はそうも行かず、昨日も材料探しに出かけました。

Fabric

きれいでしょう?
まるで、もう春がやってきたかのような色合いです。
かわいい水玉や羽のような綿オーガンジィ、艶やかな綿サテン、鮮やかな麻を抱えきれないほど買って来た私の頭の中には、もう出来上がったお花の形が浮かんでいるのですけれど、本番はこれから。

いよいよこの布達を、どうやったら私が思っている形にできるかの試行錯誤の始まりです。
イメージ先攻型の私と心強い味方のアシスタント嬢の2人で何時間も布をプリーツのように折り畳んでみたり、端をほぐしてみたり、まっすぐに切ったりバイアスに切ったり。。。

ふむふむ、段々と形が見えてきましたよ。
それを上海の老房子のギャラリーの壁にどんなふうに展示するかも、ちょっとかわいいアイディアが浮かんでいます。
実はまだたった1つも作品は出来上がっていないのですけれど、大丈夫。
頭の中では着々と(???)イメージが固まりつつあります。
「このままこの調子でいけば大丈夫。」と自分を励ましつつ、材料探しに渋谷や蒲田をうろちょろしています。

そして、頑張りすぎてちょっと疲れちゃった夜に作ったのは。。。


Supper

牡蛎とほうれん草のドリアです。
ほうれん草を茹でて、タマネギをベーコンと気長に炒めてしめじも足して別にとっておいてから、私は大好きなホワイトソース作りにかかりました。

私は小学生の時から不思議にホワイトソースを作るのが大好きで、何か嫌なことがあったときやちょっと疲れちゃってお家で美味しいものが食べたい冬の日には必ずホワイトソースを作ります。

そして、それをグラタンにしたり、ドリアにしたり、ラザーニャにしたり。。。
バターを溶かして小麦粉を炒め、少しずつ少しずつミルクを足していく、あの過程が楽しいし、真剣に集中してやらないとすぐに失敗しちゃうので、ぽかんと頭の中をからっぽにできる感じです。

無事にミルクを混ぜ込んで、少し煮詰めて、またミルクを足す。この繰り返しをしているうちに頭がゆるゆるとほぐれて、深めのフライパンいっぱいのソースが出来る頃には、幸せな気持ちになっています。
科学の実験は大の苦手なのに、このキッチンでの材料の配合は大好きで大得意な私です。

そして、私のホワイトソース作りの欠かせないのはこれ!
Nutmeg

これはホールナツメッグと小さな小さなグレーターです。
もう随分前にロンドンでホールナツメッグの小さな瓶を買ったら、中にはこんなかわいいグレーターが一緒に入っていました。この小さなグレーターでちょこちょこっとナツメッグをおろすと、とたんに良い香りがして、いつも私は思わず嬉しくなります。

だから、私はこれを絶対に無くさないように、使ったら必ず瓶の中へ戻して、またスパイス棚にきちんとしまっています。

そして、この後バターで牡蛎をささっとソテーして白ワインも足して、ご飯と用意してあった材料全てをくるくるっと混ぜて、バターをひいてあったグラタン皿に入れてオーブンへ。

後はシンプルなサラダを作って、ドリアが出来上がるのを待つ間、私はにこにこ気分でシャブリを飲みながら夕刊を読みました。

大好きな上海の器屋さんZENのお皿とクリストフルのフォークを用意して、さぁ、ひとりの美味しいご飯です。

そして、ふわぁっとたちのぼる良い香りの湯気にすっかり元気になって、「さぁ、ご飯が終わったら何を作ろうかしら。」と考えた夜でした。

上海の個展まで 71日

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The Tyger!

昨日の夜は久しぶりに東京では雨が降り、「わぁ、雨。。。」と暗い空を見ながら、寒いけれど空気がしっとりして冬の雨も良いものだと思いました。

私の部屋は、天井がアーチ状になっているので何となく屋根に包まれている感じなのですけれど、私はいつも雨が降るとじっと静かにその音に耳を澄ませます。
そして、屋根に降る雨の音を聴いていると、自分がぬくぬくと暖かい場所にいることの幸せを感じて、ほうっと安心していつのまにか深く眠っています。

でも、今朝はまた快晴!青空が広がって気持ちが良い朝になりました。
外へ出たら、庭の木々も昨日の雨のおかげでとっても気持ちが良さそうでした。

そんな中、今朝もいつもの催促が。。。
Saba

これは、ラグラグで作った最新作のマグカップカバーです。
そしてこれは、今年たくさんのGood Luckに恵まれるようにと黒猫ですけれど、この思わず笑っちゃうような表情は私がサバと名付けたノラちゃんにそっくりです。

いつも私が仕事をしているとひょこっと現れ、「あの、お腹がすいたんですけれど。。。」と足をきちんと揃えて上目遣いに私を見つめます。
我家の愛猫Sageとも仲良しで、いつも2匹で窓越しにラヴソングを切なそうに歌っています。

そして、昨日は自由が丘でこんなものも買いました。

Cath
うーん、ちょっと猫の表情がベタな感じだけど、でも、かわいい!
こんな愉快な如雨露でお水をあげれば、一緒に買って来たヒヤシンスも、嬉しくていっそうきれいな花を咲かせてくれそうです。楽しみー!


蜂の家を覗いたら大好きなはなびら餅とこんなかわいい生菓子がありましたよ。


Tsweets
本当はお正月ならではのお菓子が勢揃いの赤坂の虎や本店まで行きたいけれど、今の私には時間がなくてとっても無理。
今年は近くのお菓子でお正月気分を味わいましょう。

そして、きっと今日から仕事始めの方も多いはず。
2010年が良い年になりますように、こんな詩を贈ります。

Ttower

The Tyger

Tiger! Tiger! burning bright.
In the forests of the night,
What immortal hand or eye
Could frame thy fearful symmetry?

from [ Songs of Innocence and of Experience ] by William Blake

「無垢と経験の歌」より1部をご紹介したこの詩は、銅版画でも有名な18世紀の詩人ウィリアム・ブレイクのものです。

ロンドンの学校で国語の時間に散々イギリスの詩人やシェイクスピアを叩き込まれた私は、今でも愛猫Sageにこの詩を時々聞かせています。想像主、神の力を虎に例えたこの詩は、同時に韻をふんだ文章の楽しさを私に教えてくれた大好きな詩です。

さぁ、今日も頑張ろうっと!

上海の個展まで 74日

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A Very Happy New Year! : )

Jgirl

あけましておめでとうございます。

今年のお正月も東京では青く澄んだ空が広がり、私の家の2階からは雪化粧をした富士山がきれい見えます。あぁ、気持ちいい!

そして、私はハワイへ出かける前にきちんとお雑煮の用意をして出たので、帰ってから祖母から受け継いだ雑煮椀を出し、ささっと我家の長崎風お雑煮を作って新年を祝いました。

私達家族は、どこにいても、このお雑煮を食べないことにはお正月を迎えた気分にならず、アメリカ暮らしが長く、見た目も中身もまるでアメリカ人のような甥も「お雑煮は必ず作ってね。」とリクエストしてきます。

一口に「長崎風」と言ってもいろいろなのでしょうけれど、嫁いだ母が祖母から受け継いだ我家のお雑煮には、長崎らしく海のものと陸のものが盛りだくさんに入っています。

大きな雑煮椀にまず亀甲形のお大根を敷き、その上に丸餅を乗せて、そして塩鰤、鴨、里芋、牛蒡、はんぺん、小松菜、〆昆布などを形よく盛って、熱々のお出汁をそうっと注いで蓋をします。

たいていお正月の三が日は、このいろいろな願いが沢山込められたお雑煮と、数の子、黒豆くらいがあれば全員Happyで一年を元気に、そしてきちんと始められる感じです。

そして、留守の間家を守ってくれていた愛する愛猫Sageにも、お年玉として新しいマタタビ付き爪研ぎ板をあげたので、彼もhappyなお正月です。


Rflower_2


Rflower2_2

きれいでしょう?
これは、私が3月の上海での個展のために作り始めているものです。
でも、いつものようにバッグやポーチにするわけではなく、今回はギャラリーの力を借りてもう少し違う形になる予定です。まだ何になるかは秘密!楽しみになさっててくださいね。

Nicoleと話す度に、「Hirokoこんなことはどう?」と私のいつもとは違う形を提案してくれるので、私も彼女の言ったことをヒントに「あっ、じゃあこんな形は?」と次々とアイデイアが湧いてきます。

だから、もちろんいつものようにバッグとかも作るけれど、楽しい展示方法になりそうです。
まだ作品は全然できていないのに、わくわくするようなプランに、もう私は今から個展の初日が楽しみでたまりません。


東京の抜けるような青空の下のピンと冷たい空気の中で、私は背筋を正して今年のことを色々考えています。今年は海外での個展などがあり、大変だけどすごく素敵な1年になりそうな予感!楽しみ〜!

Hiroko

そうそう、1/12発売の[ HERS ] 2月号(光文社)の「私だけのダイアリー」というその月のナビゲーターが選んだイベントカレンダーのページを私が担当しています。

外は寒いけれど、楽しくてかわいいお散歩にお誘いしていますので、ぜひご覧になって下さいね!

では、今年もどうぞよろしくお願い致します。 :)

上海の個展まで 77日

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