My Shanghai 51
今日は、「これはどこ?」って思わず聞きたくなる、とっておきのVilla Hotelのご紹介です。
素敵でしょう?
まるでヨーロッパのマナーハウスのようなこのゴージャスな洋館は、上海のフランス租界の中にあります。
美味しいタイ料理レストランのsimply thai、言わずと知れたBoulangerieのPaul、 大好きな食器屋さんのZenなどが並ぶお洒落な東平路や、「上海でどこに住みたい?」と聞かれたら一番先に私の頭に浮かぶ白亜の洋館、上海工芸美術博物館のすぐ側にあるのが、この太原别墅です。
地元の上海人も他の中国人も、そして私達外国人も「上海はShanghai, 中国じゃないよね。」って良く言うけれど、こんな洋館が建ち並ぶこの辺りを歩いていると、本当にそのことを実感します。
「上海は中国じゃない、ってどういう意味?」
それは、軽々しい意味ではなく、沢山の愛情を込めた気持ちでもあり、時には批判的にも言われたりするけれど、それが「上海らしさ」で、私が上海の街や上海人を好きなところ。。。
上海へ行ったら豫园や南京東路などのベタな観光地巡りも楽しいけれど、私がお勧めなのは、この辺りをお散歩したり、洋館レストランで華洋折衷文化を感じることかもしれません。
そして、この辺りでも一際目立つ、この太原别墅は1928年に辣腕フランス人弁護士の私邸(!)として建築されたもの。(英国人女性が建てたというお話もあるけど、どちらなのかしら。。。)
そして、第2次世界大戦の時にはアメリカ軍に接収されて1945年から暫くの間はマーシャル将軍の住居になっていました。だから今でも英名のMarshall Houseと呼ぶ人もいます。
その後文化大革命の間は上海での毛沢東の住居になり、毛沢東夫人の江青が滞在したとも言われている歴史的な建物です。
この写真は、毛沢東と当時の従業員のもの。(太原别墅のパンフレットより)
現在は、沢山のホテルを経営している瑞金賓館グループの1部になり、私達も泊まれる6部屋のみのブティックホテルとして公開されています。
そして、ここは上海で憧れのガーデンウェディングの場所。
だって、Villaの敷地12,650m2の内、半分が、こんなふうに芝生のお庭なんです。素敵!
お庭のついたvillaが多い上海でもこれほど大きな個人のお庭は他にはありません。
私が偶然ここを見つけたのも、この辺りをお散歩している時に「わぁ、ここは何かしら?」とゲートから入ったからでした。
ゲートの右側にはSpaやプールもついたサービスアパートメントがあるので、フロントで「太原别墅のお部屋を見せて下さる?」とお願いしたら、答えは「不行。(ダメです)」。
気軽にお部屋を案内してくれることが多い上海のホテルなのに、ここはXでした。
Villaの中がどんなふうか見たかったのに 残念。。。
この先は宿泊者only!
では、と予約を入れようとしたら、「政府の要人の予約が入ったら、一般人の予約は取り消されますけれど、それでも良いですか?」とのこと。
別館からゲート越しに眺めるのも寂しいので、またにすることにしました。
でも、そうしたらいつ確実に泊まれるの?「さぁ、私達にもわかりません。」と、つれない返事。。。
どうやら、このゲートの先へ行かれるかどうかはあなたの運次第のようです。
今度、私の個展の間は上海に長逗留の予定なのでチャンスがあるかしら?
さてさて....?!!
太原别墅 Taiyuan Villa
上海市太原路 160号 Tel: 8621-64716688
上海の個展まで 56日
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