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2010年2月

チクタク。。。

大変!
うかうかしていた訳ではないのに、今日は2月最後の日!
明日から3月です。
この頃今日が週の中の何曜日なのか、明日は何日なのかを意識しない感じなんです。
とにかく毎日朝から晩まで手を動かし、何かを作っているんですもの。

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春節開けにplum gallery に最終案をプレゼンして、「OK!これでいこう!」ということになり、私は更に作品を作り、ギャラリーは広報活動やDMの制作を進めています。

そして、この3-4日みんなに手伝ってもらいながら作っていたのは、ギャラリーを入ったところに飾る予定の大きな花!
ヘルプの生徒さん達には葉っぱや花芯を作ってもらい、私とアシスタント嬢は「私達大道具さんになれるね。」と言いながら巨大な花びらを何枚も縫っています。

「いろいろな素材の濃淡のピンクの布で花を作ろう!っと」と、決めたところまでは良かったけれど、どうやったら見た目はふんわりと、でもちゃんと張りを出せるのか、そして重くならずに作れるのか、問題が山積みのスタートでした。

イメージはしっかりできているのに、それを自分の目の前に見える形にすること、そして、ニットやバッグ作りはお手のものだけど、こんなオブジェのようなものは今まで作ったことがない私は、頭の中が???になりながらの作業でした。
でももう無事にほとんど出来て、あとは展示方法をクリアーするだけ。一安心です。:)


今回の上海での個展の制作を始めた頃に「手芸作品ではなくアートピースにして欲しい。」とギャラリー側にリクエストされた時には、何を作ろうかと戸惑うのと同時に「何が手芸作品で何が芸術作品なのか。」ということを素直に飲み込めなかったりしたけれど、今は「あんなふうに言ってくれて良かった。」という気持ちです。

Nicoleからそのことを言われなければ、巨大な花も作らなかったかもしれないし、もっと「いつもの路線」のまま、自分が作り易いものに留まっていたのかもしれません。

まだまだ全体の半分くらいしか出来ていなくて、当日まできっとバタバタとしそうだけれど、新しい可能性や、いつもと違うものを作るきっかけを作ってくれたplum gallery shanghaiに感謝!


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そして、これは私が「きれいな色」を見たくなった時に開く本達。
私が中学生の時から大好きな大好きなTricia Guildの本です。


彼女の本から溢れ出る色を見ていると、「わぁ、素敵!」と思うのと同時に、焦ったりイライラしている気持ちがすぅっとどこかへいって、素直な自分に戻ってまた作品作りと向かいあうことができる感じです。良かった!

こんなふうに昔から大好きなテキスタイルデザイナーの色に元気づけられたり、アシスタント嬢達やヘルプの生徒さん達に支えられながら、「ひとりじゃない」ことを心の中に強く思う毎日です。

とは言え、明日から3月。
Tick tack, tick tack....

上海の個展まで 20日

3/20-4/25 plum gallery shanghai
南京西路1025, 37号1楼 (86) 21 5213 6565

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届いたものは。。。

毎日針と糸を手に持って家で缶詰になって作品作りに追われている私に、ピンポーン!と郵便配達のお兄さんが素敵なプレゼントを届けてくれました。

じゃじゃーん!
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素敵でしょう?
アンティークのブラウスが4枚です。
ロンドンに住むアンティークディーラーの友人と先日電話で話した時に、「ね、アンティークの素敵なブラウスが欲しいの。適当に見繕って送ってくれる?」とお願いしたものが届いたのでした。


実は彼女は「友人」というよりも、私の第2の母のようであり、乳母のようでもあり、大切な相談相手です。私が中学生の頃に、年齢の違いも越えて仲良しになった彼女は私の両親公認のお目付役でもあり、私が両親と上手くいかない時には逃げ込むところでもあり、東京で疲れちゃうと「休みに行かせて〜。」と大人になってからも飛行機に乗って飛んで行く大切な人です。

ロンドンへ休みに行ったはずなのに、「ほら、早く街へ出かけなさい。たくさん勉強することがあるはずでしょう?」と、家から追い出され、いつの間にか彼女のペースにのって私は朝から晩までロンドンの街をぐるぐる歩き回っていろいろなアイディアを得て帰ってきます。

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そして、いつも彼女は私のことなんかお見通し!

今回も「アンティークのブラウスを。」とリクエストした私に送って来てくれた4枚のブラウスは、どれもサイズもぴったりで私に似合いそうな物ばかりでした。

早速「どう、届いた?」と元気な声で彼女から電話がかかってきたので、「うん、ありがとう!! 良くこんなにコンディションが良いものばかり、見つかったわね。」と、言ったら、「でも、まだ少しシミがあったでしょ。日本の洗剤でもう1度やればとれるかもしれないから、試してご覧なさい。」との返事。
この彼女の返事に、やっと私は「コンディションの良いもの」を送ったのではなく、彼女が私のことを想いながら丹念にほつれを直し、シミ抜きをして、ボタンがゆるんでいればつけ直してくれたことに気がつきました。感謝!

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このシルクのブラウスも細かいピンタックがたくさん施してあり、縁取りのレースやボタンも本当に素敵。

随分前に「今回の個展、準備がすごく大変なの。」と彼女に手紙を書いた私に、こんな形で「ほら、元気を出して頑張りなさい。」と伝えてくれたのだと思います。
だから、届いたものは愛。

ロンドンから上海へ個展を見に来てくれる彼女に私が返せるものは、「へぇ、なかなか良いじゃない。」と、彼女の応援に応えた成果を見せること。

大丈夫、毎日頑張ってるから、きっと彼女も喜んでくれる個展になるはずです。

上海の個展まで 24日

個展の詳細はカテゴリーの「plum gallery, shanghai]をご覧下さい。

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22,2,22の日

今日は何の日でしょう?
そう!平成22年2月22日、ニャーニャー、ニャー、ニャーニャーの日です。
何のこっちゃ?と言わないでね。猫好きな私には何となくうれしい日。
大の動物好きを自負する私も、実は犬は飼ったことがなく、今までいつも側にいたのは猫でした。

近所でも、旅先でも、犬がお散歩をしている姿をみると「Hello! プードル!」とか「Ciao! コギー!」と、すれ違いに挨拶をするけれど、猫がいたら、もうお手上げ!
そこで、「何をしてるの?」「元気?お腹すいてない?」と話しかけます。

そして、そんな私が旅先で撮った猫達を、今日はご紹介しましょう。
まずは、この子達から。。。

Kittens

これは、上海の中心地准海中路の裏の辺りをお散歩している時に「ミュゥミュゥ...」という声に立ち止まって撮った1枚です。
まだやっと目が開いたくらいの子猫達。
很可爱!
思わず立ち止まって話しかけた私に、彼らも怖いけれど興味津々でした。
私も彼らが余りかわいくて、ひょい!とポケットに入れて連れて帰りたくなりました。

そして、上海の近郊の水郷で出会ったのは。。。

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まだまだ少年と言った感じの猫。
大人になりきらない丸い体つきがかわいい。
小さすぎて怖いところを通り過ぎて、一番遊び盛りの頃かもしれませんね。

もう少し大きくなると「我関せず」の猫独特の境地に至って、クールな雰囲気になるのかも。

そして。
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この猫はギリシャで。
もしかしたら、この写真を見て、「えー、これ、ギリシャで撮ったの?」と思うかもしれないけれど、私はこの写真を見ると、頭の中にさっとあの強い日差しや乾いた風を感じます。
行く先々で何を見て何を感じるかは人によって違うけれど、私はきっと猫と強くリンクしているのでしょうね。

彼は港に上がった魚をたらふく食べた後なのか、「さぁ、家へ帰って一寝入りしよう。」というふうでした。

トリを務めるのはSammy!

Sammy

私の憧れの猫、Sammyはロンドン在住です。
私の友人の猫なのですけれど、彼はちょっとやそっとでは私には目もくれない毅然とした大人の雰囲気を持っています。
「ねぇねぇ。。。」と甘えたり、ネズミのおもちゃでからかったり出来ない感じ。
人間と「共存している」という彼の雰囲気が、個人主義の英国そのもの。
T.S. ElliotがSammyを見たら、どんな詩を書くのでしょうか。


いろいろなところで私を元気づけてくれる猫たち、いつもありがとう。
「どんな動物達の中でも私は一番君たちが好き!」と、今日は大きな声で言いましょう。
どこにいても、私の目の前にふらっと現れて私の時間を楽しくしてくれる猫たち、今年は寅年、一緒にがんばろうね!

上海の個展まで 26日

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いよいよ。

さて、いよいよ1ヶ月後になった上海での個展の作品作りをしている私の1週間はこんなふうでした。

月曜日:頑張れば歩いても行かれる距離のアシスタント嬢達のところへ車で行き、そして帰りに山に籠るような量の食料を買って帰ってくる。その後は作品制作。
火曜日の午前中は、来月発売される月刊誌の撮影。午後は生徒さん達と作品のパーツ制作。
水曜日:午前中に撮影用作品を上海へ郵送。午後は歯医者でチェックアップ+CD shop!
木曜日:午前中は壁画のアイディアを練る。午後は生徒さん達と作品のパーツ制作。
金曜日:終日壁画の具体案、作品制作。
週末も終日作品制作予定。
この間にメールのお返事をしたり、Blogをupしたり。

殆ど出かけず家にいるのは、いつものことだけど、今週は何かが違います。
今までうんうん唸りながら雲の中にいた感じが、ちょっと晴れて、やっと個展の全体像が見えて来た感じなんです。
だから、家の中にいても頭の中には青空が広がっている感じなのかもしれません。
良かった!

そして、Nicoleからは。。。


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個展のポスターの写真が届きました。:)
かわいいでしょう?

今回はニットでもバッグでもなく、こんなふうな布で作ったお花が主役です。
このバラ達は、個展をすると決めてすぐに作った作品なので、今は他にも違う雰囲気のお花がたくさんお部屋に溢れるように咲いています。

作っているうちに、「こんなふうにしたら、どうかしら?」「あっ、それともこうしたら?」と手が動き、色々な材料で作った色とりどりの花が毎日生まれています。

そして、私の海外で初めての個展は、上海の南京西路から路地を入ったところにある素敵なplum gallery shanghaiで、3/20(土)〜4/25(日)まで開かれます。
3/20の初日の午後にはオープニングレセプションもあるので、ご都合を合わせてぜひいらして下さいね!

そして、ギャラリーで毎週木曜日の11:00-13:00、毎週日曜日の13:00-15:00にワークショップを開く予定です。
初回は3/21(日)の13:00から!
私が日本語/英語で、そしてギャラリーのスタッフが中国語で説明をするので、どうぞお友達を誘っていらしてくださいね。詳細は決まり次第blogでお知らせしたいと考えています。

キットは何種類も製作中なので、どうぞお楽しみに!
レッスンで作るコサージュやパンジーを、今回の個展のためにデザインしたお洒落なバッグやアクセサリーケースに縫い付ける、という素敵な企画です。

その他にもギャラリーのお店で私のオリジナルグッズもいくつか販売する予定です。
今までとはちょっと違ったものをギャラリーの助けを借りて作ることが出来るのも、今回の私の大きな楽しみになっています。

こんなにいろいろ計画して、そんなに全てが上手くいくかしら?
いえいえ、弱気にならず気持ちがのっている今こそ、頑張らなくちゃね。だって、また、いつ薄雲がかかってくるやら知れません。
大丈夫、皆さんが助けて下さっているし、「がんばれ〜!」というエールもいろいろなところから聞こえて来ています。

そんな気持ちを心の中に持ちながら、集中して今の波を持続させることが出来ますように。。。

上海の個展まで 28日

plum gallery shanghai  上海市南京西路1025, 37號1楼
(86) 21 5213 6565

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1度にたくさんの。

ポスターや宣伝のための写真を撮るための作品を仕上げて上海へ送ったり、少しだけ撮影があったり、春節開けまでに壁画のデザインを決めたりと、普段の仕事以外にしなくちゃいけないことに追われていたこの2-3日、ちょっと疲れ気味だった私は「今日は針持つの、休もうかな。」と、朝から考えていました。

そして、今日は午後から歯医者さんのお約束があって街に出たので、「何か新しい音楽を聴きたいな。」と思っていた私はCDショップへ。

「わぁ、矢野顕子の新譜!あっ、そうそうCharaも!」と大好きなふたりのCDが既に発売されていたことをすっかり忘れていた私は、彼女達のNew Albumを手にして思わずにっこり!:)

そして、早く聴きたくていそいそと家へ帰って来たら、Amazonに注文しておいたSadeの新譜も届いていました。
一日に聴ききれないほど沢山の、大好きなアーティストの新しい音楽を聴けるなんて、幸せ!


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矢野顕子「音楽堂」  Chara [CAROL]
Sade [SOLDIER OF LOVE]

特に矢野顕子のアコースティックシリーズは、彼女と名コンビのエンジニア吉野金次氏の病からの復帰が嬉しい特別なもの。
この3枚のアルバムの中から何を最初に聴きましょうか。
やはり一番好きな「あっこちゃん」から。。。

このアルバムを聴いていると、あっこちゃんの「ピアノが弾けてうれしい。」「歌が唄えてうれしい、」「吉野金次氏が元気になってうれしい」と沢山の「うれしい、うれしい!」という気持ちが伝わってきて私までうれしくなります。:)

Charaからは、いつも「かわいさ」と「せつなさ」と「はかなさ」を、Sadeからはこんな雰囲気を身につけたいなぁ、と思う大人の色気を感じる私は、今回のアルバムを聴いて何を思うでしょう。楽しみ。

沢山の素敵な音楽を手にして元気を取り戻した私は、早速机に向かいました。
でもね、Sage....

Tail

ほら、もうちょっと離れてくれないと、しっぽ切っちゃいそうよ。

さっ、3人のDIVA達と一緒にがんばろうっと!

上海での個展まで 31日

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Happy Valentine's Day!

今日は昨日までの寒い雨もすっかり上がり、眩しいほど日の光に溢れた朝になりました。
やっぱり太陽の力ってすごい!
実際に暖かいということもあるけれど、太陽が出ているだけで気持ちが晴れ晴れとしてきます。

今朝は早くからGirlsからの「がんばれ〜!」チョコが届き、私も今日だけは「甘いもの禁止令」をゆるめて早速パクリ!やっぱり美味しくて甘いものって元気が出ます。

そして、私からblogを見て下さるみなさまへ。。。
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こんなかぎ針で編んだハートをプレゼント!

かわいいでしょう?
編むのは簡単なのに、毛糸の素材や色、そして細編み、長編み、長々編みの組み合わせの工夫次第で好きな形のハートを作れるところが楽しいんです。

右のは裏表2枚ともシェットランド島の細めの糸で編んでふさふさの縁をつけたピンクッション、左は夏糸で表を編み、裏はフェルトを縫い付けたもの。これは沢山編んでお友達にあげたくなるくらい、すぐに出来上がります。

そして。。。

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一足先に春をお届けしましょう。
きれいでしょう?
私は今、こんな花達に囲まれています。
毎日毎日ふぅふぅ言いながら手を動かして、そして一日の終わりには3/20に向かって少しずつ進んでいることを感じてにっこりとしています。
初めての海外での個展は実はちょっと大変で元気がなくなりそうになる時もあるけれど、生徒さん達にも手伝って頂き私の手がたくさんになったような気分だし、そして友人達には「見に行くから頑張ってね!」とエールを送られて、気持ちをしっかりと持つことができています。

本当にありがとう。:)

そして、冷たい雨が降っていた昨日、庭に出たら水仙の良い香りがしていました。
「寒いけど、気持ちいい!」とすっきりとした気分になったし、それにこんな素敵なプレゼントを見つけましたよ。

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バラの枝についた雨だれのネックレスです。
今、本当に時間がなくて「作る+食べる+寝る」だけの毎日なのに、こんな素敵なものが自分のすぐ側にあるなんて!感謝!


そして、私は幸せな気持ちで部屋に戻り、針と糸を手に取りました。

上海の個展まで 34日

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大切なこと。

先週、幼い頃からの友人と六本木のミッドタウンの中にあるサントリー美術館へ「おもてなしの美」展を見に行ってきました。
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この日、サントリー美術館には所蔵品の中から選りすぐりの名品を今の季節に合わせて展示してありました。

明後日2/14はヴァレンタインディでもあるけれど、2010年の旧暦の新年でもあります。

今の私達にとってお正月はもう過ぎてしまったものに感じるけれど、元来、日本では春とともに新年を迎えていたので、明後日が元旦です。

だから逆に、今、この展覧会へ行くと展示されているものが使われていた頃のお正月に思いを馳せることができて、もう1度お正月気分を味わえるような感じでした。

日常の生活とは異なる、お客様を心づかう気持ち「おもてなしの心」が随所に表れた宴席の器や調度品、茶道具は本当に素敵!

そんな中で私が一番気に入って、「欲しいなぁ。」と思ったのはこれ。

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きれいでしょう?
これは「紫陽花橋螺鈿蒔絵重箱」江戸時代に作られたものです。

大きく描かれた紫陽花の背景の斜めの線は水を表し、そして、その横の面には太鼓橋が描かれている見た目も涼やかな4段のお重です。

春や秋の風景のものは良くあるけれど、こんな初夏の風景を切り取ったようなお重は初めて!
蝶々が停まったような螺鈿の花びらもかわいくて、見たとたんに「わぁ。。」とため息が出ました。
(写真は図録より)


その他にも色鮮やかな有田や九谷の器、渋くて素敵な美濃、備前の器が揃っていて見応え十分でした。
前は、華やかな絵柄のものが好きだった私も、この頃織部などにも心が惹かれるようになって、そんな自分の発見もありました。

そして、丁度お昼時だったので私達は美術館の売店横にある、加賀麩のレストラン不室屋へ。

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美味しかった!

生麩をいろいろにお料理したものと薄味の煮物や甘鯛の西京焼などがぎっしりのお弁当は一日30食限定です。
でも、もしもその日の分が終わっちゃっていても、お膳の右にあるお椀、ふやき五色汁は販売もしているのでお家で楽しむこともできます。

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お食後には、こんな加賀棒茶も頂きました。お茶請けのお麩のお菓子もラスクみたいで軽くて美味しかったですよ!
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そして、やっぱり毎日の生活って大切!と思った私は、丁度京都のかわいいお菓子を頂いたところだったので、こんなふうにうるわし屋さんで買った器にのせてみました。


展覧会を見た時の優雅な気持ちを思い出しながら、さぁ、今から仕事です。


心の中に「おもてなしの心」を持ちながら。。。


「おもてなしの美」 サントリー美術館所蔵品展 〜2010年 3月14日 
 サントリー美術館 東京ミッドタウン

上海の個展まで 36日

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ぜひぜひ!

昨日はずっと楽しみにしていた歌舞伎を観に行ってきました。
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地下鉄を東銀座で降りた私はいざ歌舞伎座へ?
いえいえ、その前に私は歌舞伎座の真向かいにある岩手県の特産物のお店「いわて銀河プラザ」へ行きました。

いつもは歌舞伎蕎麦で天ぷら蕎麦+熱燗と洒落込む私ですが、昨日はお洒落をして大きなボウのブラウスを着ていたのでお蕎麦は危険!そこで、美味しいものが目白押しの銀河プラザでお弁当やワインを買いました。
弁松のお弁当も良いけれど、いわて銀河プラザは、おいしい乳製品やベーコン、大好きな黒豆ゼリー、フレッシュな果実のジュース、ずんだ餅、憧れの南部鉄瓶などを売っていて、銀座へ行くとちょっと足を伸ばして寄りたくなる場所です。

今月の歌舞伎座は十七代目 中村勘三郎 二十三回忌追善ということで中村家が総出演の華やかな舞台でした。
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2階には十七代目の色々な舞台の写真やゆかりの品が飾られていて、改めて十七代目の芸達者ぶりと何事にも熱心な姿に心を打たれました。
この写真は昭和61年の「髪結新三」のもの。
十七代目とまだその頃は勘九郎だった十八代目です。
まるで、今の勘三郎丈と勘太郎を見ているかのようでしょう?十八代目がこんなに先代に似ていることにびっくり!そして、私はますますこれからの十八代目が楽しみになりました。:)

もう今回で今の歌舞伎座の見納めかしら、と少しセンチメンタルな気分+久しぶりの歌舞伎!だったので、昨日はこんなところに席を取りました。

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ここは2階の東側の桟敷席です。
ちょっと贅沢だけど、舞台も近いし、花道も良く見えるし、桟敷なのでのんびりと飲んだり食べたり寛ぎながら長丁場の歌舞伎を観ることができます。

今は、休憩の時間。
私もざわざわした劇場独特の雰囲気を楽しみながら美味しい和牛弁当+赤ワインを頂きました。

しっとりした夫婦愛のお話「壺坂霊験記」、高足をはいての巧みなタップダンスや狂言風の衣装や台詞が楽しい「高杯」が終わって、いよいよ楽しみにしていた「籠釣瓶花街酔醒」(かごつるべさとのえいざめ)です。

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きれいでしょう?
これは、玉三郎丈の花魁姿!
中村歌右衛門丈の演じた八つ橋とは違った解釈の舞台でしたけれど、全てがとってもきれいで「歌舞伎って素敵!」って思いました。(写真はパンフレットから)

そして、昨日の舞台は様々なところに私の生活や作品作りへのヒントや影響がありました。
「高杯」の幕が開いたら舞台全体に大きな桜の木が描かれていて、思わず来月の私の個展の木の形と重なって、その枝振りが気になったり、「籠釣瓶花街酔醒」の宴のしつらえが、先日「おもてなしの美」(サントリー美術館)で見た遊郭の宴会の絵巻のようだったり、下げ重箱やお膳が実際に使われている様子が興味深かったりしました。
そして、いつも思うのは歌舞伎の衣装の色や刺繍ももちろん綺麗だけれど、狂言の衣装の色ってすごい!ということ。思いがけない色合わせがいつも新鮮で目を奪われます。

「歌舞伎って面白いの?」と良く聞かれるけれど、こんなにいろいろな意味での総合芸術は他にないのではないかしら?
ほろっとさせられたり、思わずクスッと笑ってしまったり、ドキッとしたり、うっとりしたりはもちろんのこと、お囃子連中や衣装、大道具小道具の類まで全て楽しかったり綺麗だったり。

そして、特に演じる側も見に行く側も、「もうこの歌舞伎座は4月まで」と、気持ちがひとつになっている今はお勧めかもしれません。
3月は「御名残三月大歌舞伎」と銘打って3部構成で「菅原伝授手習鑑」を玉三郎、仁左衛門を始め、吉右衛門、幸四郎などが努めるとっても豪華な舞台になりそうです。
行きたいなぁ。。。でも、もうお遊びはここまで。

だって、上海の個展まで 39日です。。。

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もっと悩んじゃうこと

さて、上海での個展の初日まであと40日と少しになった或る日、私はこんな気分でした。
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これは、箱に入ってしょぼんとした顔のSage.
まるで私が小さな箱に入れられて途方に暮れている感じです。

どうして私がこんな気分だったかと言うと、「ある程度形が見えて来たら、作品の写真を送ってね。」とのギャラリー要望に応えて、私が今週の始めに「こんなふうでいかが?」と進行中の様子を送ったら、ギャラリー側から難色が。。。

「作品は良いけれど、展示方法がこれじゃお店みたいだからダメ!もう1度考え直して欲しい。」とのこと。ふぅぅ。。。。
自分らしい作品が出来上がりつつあることを喜びながら頑張っていたのに、「商品」みたい、って?

ギャラリーはコンセプトが先に有りき、いうのは重々承知ながら、私はどうしても今ひとつ納得できない気持ちでした。


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同じ材料を使って作ったものが額に入っていれば、それはArt pieceで、バッグについていれば、ファッション的/手芸作品となっちゃうのは何故?

何だかすっきりとしない気持ちのまま、きれいなもの、気持ちがこもったものなんて作れません。
そこで、私は率直な気持ちをギャラリー側に伝えることにしました。
ギャラリー側の要望/考えも十分に理解したこと、でも私の考えも解って欲しいこと、私が作っているものは画家がキャンバスに絵を描くのと同じ気持ちで針と糸で作られたものなこと、私の作品は「商品」ではなく、私の考えがそこにあることなど。。。

そして、何度かのメールのやりとりがあり、お互いの考えを理解した上で「OK!もう一度考えて頑張ろう。」ということになりました。

とはいえ、一度下がってしまった気持ちをもう1度方向転換をさせて進む、というのは、そう簡単なことではありません。今まで考えていたことを、こんなふうに(注:写真!)バッサリとゴミ箱に入れて、もう1度仕切り直しです。

でも、今週は月初めなのでお稽古があり、生徒さん達が「先生、出来ましたー!」と素敵な作品を見せて下さいました。
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これは、ニッティングクラスのセーターの数々!
同じ編図で編んでいるのに、それぞれの個性が表れた色が素敵でしょう?

私も自分のデザインなのに、いつも生徒さんの作品を見る度に嬉しくなります。
そして、お教室って楽しい!って思います。

みなさんにエールを頂いて元気になった私は、早速頭に浮かんだアイディアを昨日の夜スケッチしました。このあと、色をつけて写真に撮って、またギャラリーに送らなくちゃ。

今度はきっと大丈夫。
向こうの要望も取り入れたし、私らしさも失っていない、両方にHappyなアイディアのはずです。
さてさて。。。。

上海の個展まで 42日

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悩んじゃうこと

一昨日は東京でも思いがけず大雪になってびっくりしましたね。
夜になって、やけに外が静かなのに気がつき、そうっとカーテンを開けたら外ではシンシンと雪が降っていました。
「わぁ、雪よー!! 雪!」と思わずSageを抱き上げて一緒に外を眺めたけど、彼は「それで?」とクールな反応。。。

ふむふむ、雪が降って喜ぶのは歌のとおり犬だけなのかしら。。。
いいえ、私もです。
東京でこれだけの雪が降るのは1年で数回だけということもあるけれど、暖かなブーツを履いてダウンコートを着込んで、ニットキャップを耳まで深くかぶって外に飛び出して遊びたくなってしまいます。

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そして、満月の夜には月を眺めながら眠りにつくのが好きな私は、いつも部屋のカーテンを開けたまま休みます。
煌煌と夜空に輝く満月を見ながら「わぁ、きれい。。。」とうっとりとした気分のまま、いつのまにか眠りにつくのはなかなか素敵!
もしかしたらご家族に「かぐや姫かっ?」と、突っ込まれるかもしれないけれど、ぜひ1度ためしてみてくださいね。

そして、まだ下の部屋で仕事をしていた時から「今晩はどうしようかしら。」と、思案していたことがありました

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それは、「雪景色を見ながら眠りにつきたいから寒いけれどカーテンを開けたまま休もうか、それとも夜はいつも通りにカーテンを閉めて、朝パッとカーテンを開けた時のサプライズをとっておこうかしら」ということ。

だって、雪が降った翌日の朝って「わぁ、まだこんなに雪が残ってる!」もしくは「あぁ、もうこんなに溶けちゃったー。」と思うでしょう?
夜カーテンを開けたまま眠ると、翌朝そのサプライズがなくなっちゃいます。さて、どうしましょ。

そして散々悩んだ末にカーテンを開けたままにした私が、いざ休もうと横になったら、外はただの曇り空。雪景色は寝ながらは見られないものでした。残念!
「なぁーんだ。」と思いながら、こんな小さなことを長い時間「どうしようかしら?」と楽しめたことを嬉しく思いました。

さて、今日は節分ですね!
私も大きな声で「鬼は外ー!福は内ー!!」と豆をまきましょう。

春節が近い上海では、台湾人の友人達はそれぞれアメリカや台湾への里帰りを予定しているし、上海人の友人達も家で家族とのんびり過ごす時間を楽しみにしているようです。

普段、空が余り澄んでいなくて星や月が見えない上海でも春節の間は少しは見えるかしら?
そして、私が雪の日の夜に悩んでいた話をしたら、年末進行で大忙しの彼らに「そんなことよりも個展の準備はできてるのー!」と怒られそうです。
大丈夫よ、明けても暮れてもチクチク手を動かしているから。。。

上海の個展まで 45日

(写真はフィレンツェを旅行した時のもの)

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