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もっと悩んじゃうこと

さて、上海での個展の初日まであと40日と少しになった或る日、私はこんな気分でした。
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これは、箱に入ってしょぼんとした顔のSage.
まるで私が小さな箱に入れられて途方に暮れている感じです。

どうして私がこんな気分だったかと言うと、「ある程度形が見えて来たら、作品の写真を送ってね。」とのギャラリー要望に応えて、私が今週の始めに「こんなふうでいかが?」と進行中の様子を送ったら、ギャラリー側から難色が。。。

「作品は良いけれど、展示方法がこれじゃお店みたいだからダメ!もう1度考え直して欲しい。」とのこと。ふぅぅ。。。。
自分らしい作品が出来上がりつつあることを喜びながら頑張っていたのに、「商品」みたい、って?

ギャラリーはコンセプトが先に有りき、いうのは重々承知ながら、私はどうしても今ひとつ納得できない気持ちでした。


Trash
同じ材料を使って作ったものが額に入っていれば、それはArt pieceで、バッグについていれば、ファッション的/手芸作品となっちゃうのは何故?

何だかすっきりとしない気持ちのまま、きれいなもの、気持ちがこもったものなんて作れません。
そこで、私は率直な気持ちをギャラリー側に伝えることにしました。
ギャラリー側の要望/考えも十分に理解したこと、でも私の考えも解って欲しいこと、私が作っているものは画家がキャンバスに絵を描くのと同じ気持ちで針と糸で作られたものなこと、私の作品は「商品」ではなく、私の考えがそこにあることなど。。。

そして、何度かのメールのやりとりがあり、お互いの考えを理解した上で「OK!もう一度考えて頑張ろう。」ということになりました。

とはいえ、一度下がってしまった気持ちをもう1度方向転換をさせて進む、というのは、そう簡単なことではありません。今まで考えていたことを、こんなふうに(注:写真!)バッサリとゴミ箱に入れて、もう1度仕切り直しです。

でも、今週は月初めなのでお稽古があり、生徒さん達が「先生、出来ましたー!」と素敵な作品を見せて下さいました。
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Dsc02067_3

これは、ニッティングクラスのセーターの数々!
同じ編図で編んでいるのに、それぞれの個性が表れた色が素敵でしょう?

私も自分のデザインなのに、いつも生徒さんの作品を見る度に嬉しくなります。
そして、お教室って楽しい!って思います。

みなさんにエールを頂いて元気になった私は、早速頭に浮かんだアイディアを昨日の夜スケッチしました。このあと、色をつけて写真に撮って、またギャラリーに送らなくちゃ。

今度はきっと大丈夫。
向こうの要望も取り入れたし、私らしさも失っていない、両方にHappyなアイディアのはずです。
さてさて。。。。

上海の個展まで 42日

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plum gallery, Shanghai」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。

はじめてコメントさせていただきます。

でも先生の大ファンで、以前風船のセーターを編んだ時、写真をメールで送らせていただいたことがあります。
その時にもご丁寧に返信していただき、感激でした。
ありがとうございます。

編み物の記事嬉しいです。

お会いした事も無いのですが、私にとってはやっぱり編み物の先生なのです。

私もいつか京都から新幹線に乗ってニッティングクラス参加したいです!!!

それにしてもみなさんの作品素敵すぎますね!(裏面がどう処理されてるのか見てみたいです)

興奮します!!!

先生の編み図がのっている毛糸だまのバックナンバーを集めてファイリングもしてるんですよ^^


これからもブログ楽しみにしてます。

投稿: ぽぽはべべ | 2010年2月 9日 (火) 22:02

コメントありがとうございました。
ニットの作品達、素敵でしょう?
私も自分で編んだ訳ではないのに、嬉しくて自慢したくなります。もちろんデザインは私ですけれど、手を離れた子供達みたいな気分です。
そして、みなさんのニットは裏も整然としていて表にして着られるくらいきれいです。そんなことも私達は大事にしています。

ぜひ、いつか教室へも参加して下さいね。
ニットの1dayはなかなか難しいのですけれど、京都でお教室を開く事もありますので、ぜひぜひ!


投稿: ginger | 2010年2月10日 (水) 11:13

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