少しずつ。。。
今年は東京でも上海でもなかなか春♡!というふんわりとした気分の毎日が訪れなくて、誰に会っても「寒いわねー!春はどこへ行っちゃったの?」というのが挨拶代わりでしたね。
でも、やっと!
今、私が個展のために長逗留をしている上海の街にも春がやって来て、フレンチ租界の辺りの木々が一斉に芽吹き始めました。
だから、衡山路辺りが緑のトンネルになる日もすぐです。:)
さて、ここはどこでしょう?
Cambridge? いえいえ、上海南駅からたった1時間ちょっとの杭州の西湖湖畔です。
きれいでしょう?
母が東京から来ているので、どこか近郊へ出かけましょう、でも、遠くへは行かれないから大好きな杭州へ行くことにしました。
蓮の花には早いし、西湖へ行っても何もないかしら?と思っていたら、こんなふうに新緑に包まれた杭州は本当にきれいでした。
それぞれの季節に風情があって素敵な西湖ですけれど、もしかしたら今回が今までで一番綺麗だったかもしれません。
時々霧雨も降っていてとっても寒かったけれど、そのせいか人が少なくてしっとりとした景色の中、のんびりとお茶を飲んだり、電動カートに乗って湖畔を巡るのは楽しいことでした。
今回私が気に行ったのはHyattの近くの柳浪聞鶯というところ。
西湖の東側の柳の木が沢山植えられている場所で、ここは今がきっと一番綺麗なのでしょうね。
初夏の妖精と言われる柳の胞子「柳絮(りゅうじょ)」が舞う中をお散歩するのはとっても風情があって素敵でした。
この沢山の景勝地に恵まれた西湖で古くから二胡の名曲や名詩が生まれたのはもっともなことで、一度では回りきれない西湖の名所を季節に合わせてまた訪れてみたいと思いました。
「柳浪聞鶯で柳の新緑に包まれながら鶯の鳴き声を愛でる」、万博を目の前にしてどんどん変わり続ける上海も楽しいけれど、すぐそばにこんなエレガントな気持ちになれる場所があることも、私が上海を好きな理由かも知れません。
柳浪聞鶯 杭州西湖 Hangzhou Xi Hu,
上海南駅からD系弾丸列車に乗って1時間12分
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