My Shanghai 56
さてさて、上海旅行を計画している友人達が必ず私に聞くのは、「上海で何を食べたら良いの?」ということ。
それは、実は東京やパリで何を食べるのがお勧めかと聞かれるよりも難問です。
しかも、「やっぱり中華よね?」と、念を押されると余計に困っちゃうんです。
だって、英国や日本では中華料理=広東料理のことが多いように思うけれど、上海には広い中国のいろいろな地方の特色料理があり、私が好きなお店だけでも上海、北京、四川、雲南、広東、湖南、西安などなど沢山あるんですもの。そして、もちろん台湾料理も!
そんな時、きっと誰でもが好きで美味しいと思うだろうと思って勧めるのが熱々の小龍包。
そして、きっと一番有名なのは上海一の観光名所、豫圆にもある南翔馒頭店 かしら?
これは、地下鉄南京西路駅の上にあるお店です。
ここは私が個展を開いていたギャラリーのすぐ近くなので、滞在中は度々食べに行きましたよ。
やっぱりここの蟹ミソの小龍包は美味しいと思うし、他にもサクサクしたパイや一品料理にも私の大好物があります。
でも、先日初めて食べて、「很好吃!!!」(美味しい!!!)って感激したのは。。。
これは、「どっちの小龍包が好き?」と南翔馒頭店 と必ず引き合いに出される名店、鼎泰豊の黒トリュフ(西洋松露)と豚肉の小龍包!
ほら、何となく普通の小龍包よりも黒っぽいでしょう?
それだけ沢山の黒トリュフが入っている!っていうことなんです。
この黒トリュフ入りとフォワグラ入りのスペシャルメニューを見た時には、ちょっと邪道な気がしたけれど、一つ食べてみたらその何とも言えない黒トリュフの香りに思わずじっと黙ってしまいました。
何年か前に、ミラノのレストランでカルパッチョの上に削ってくれた山盛りの夏トリュフの味と香りも未だに忘れられないけれど、この小龍包もなかなかです。
そして、この黒トリュフはなんと雲南省で取れたもの。つまり国産です。ふむふむ、ということは、これから上海の他のレストランでも「黒トリュフの....」というメニューを見かけるようになるかもしれませんね。楽しみ!
以前に新天地の鼎泰豊へ行った時にはなかったから、もしかしたら浦東のSWFCとこのリッツ・カールトンが入っている上海商城だけのスペシャリティなのかもしれませんね。
私のローカルな友人達は「Hiroko、あんな有名店へ行かなくても他にも小龍包が美味しいところは沢山あるのよ。」と言うけれど、今でもあのふわっと立ち上るトリュフの香りが忘れられない私は、次回上海へ行ったら、やっぱりすぐにここへ足が向きそうです。
今度はフォワグラ入りの小龍包も食べてみようかしら。。。うーん、楽しみー!!
そうそう、是非「邪道だ。」「高いだけの有名店だ。」と言っている友人達を誘って行きましょう。きっと、一口食べたら、「Hiroko,今度はいつ来ようか?」と考えが変わるはずですもの。:)
鼎泰豊 南京西路 上海商城 021 6289-9182
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