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2010年6月

こんな日にはあまいもの。

さて、昨日の夜はいろいろな場所で雄叫びや悲鳴があがっていたのでしょうね。我家も例外ではなく、今日は少し元気づけが必要な感じです。

そんな時には、やはり甘いもの。

Berries
まずは朝一番に食べたいこんなものから。
蒸し暑くても、ブルーベリーを食べると、いつも私はその爽やかな酸味と甘みに幸せな気持ちになります。こうしてブルーベリーだけを味わうのも良いけれど、やっぱりヴァニラアイスクリームと一緒も美味しい。

去年迄は、毎朝小さなボールを片手に庭へ出てブルーベリーを摘んでいたのに、去年急に2本とも枯れてしまいました。やっぱりまた植えようかしら?朝の小さな楽しみだったから。


Les

素敵でしょう?これは三田の名店コートドールのルバーブのスフレです。

いつも食前酒を頂きながら、じっくりメニューに目を通して前菜からメインまでバランス良く決めて行くのに、デザートに「souffle」の文字を見つけたら、もう即決!絶対にスフレで決まりです。
だって、暖かいスフレはとっても特別なんですもの!外はカリカリと香ばしく、中はふわふわトロトロです。

それに、クレープシュゼットやフォンダンショコラは良くあるけれど、暖かいスフレがあるお店はそうそうありません。だから、私はスフレが食べたさに一時スフレ作りに嵌り、かなり上手にいろいろなスフレを家で作れるようになりましたよ。

そんな私にとっても、このコートドールのルーバーブのスフレは熱々で少し甘酸っぱくて美味しかったです。ぜひお試しあれ。:)

そして、もしもパリへいらっしゃることがあるのなら。
ぜひコンコルド広場から裏へ一本入ったところにある Le Souffle 36, Rue du Mont Thaborへいらしてくださいね。
甘いデザートのスフレだけではなく、メインにもサーモンやきのこのスフレが揃っています。
私にとっては、姉がパリに留学をしていた頃に良く一緒に行った思い出のレストランです。

そして、こんな蒸し暑い時にはやはりこれ。


Ume

大好きな梅園の黒豆かん。
実はこの日は好物の豆かんが売り切れで、初めてこの黒豆かんを頂いたのですけれど、ふぅむ、私は塩味のシンプルな豆かんのほうが好みでした。
黒豆は黒豆だけで食べたい感じ。。。

さて、今日はこの後上海の雑誌の編集者と家で打ち合わせです。
今朝、美味しそうな水羊羹を買って来たから後で一緒に食べましょう。
きっと「暑い!暑い!と駅からふぅふぅ歩いてやってくるはずです。
そして、どんな楽しい企画が生まれるかドキドキ!

Sage_2

ね、Sage,そんな顔をして見ないでね。
甘いものを食べるのに理由はいらないけれど、だって女ですもの、言い訳が必要なのよ。。。

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久しぶりの1dayのお知らせ

Rose

さて、3月の上海での個展の作品がフランス租界の素敵なレストランで展示されているお話は先日ご紹介しましたね。

そして、個展の作品の中でも私のお気に入りだった黄色い布のバラは、実は今こんなふうに上海の日系マンション東桜花苑のロビーに展示されているんです。

ギャラリーの壁に直に絵の具で塗ったバックも良かったけれど、キャンバスも立体的でなかなか素敵!

個展で終わり、ではなく、また新しい展示の場所を与えられたことが私にはとっても嬉しく、こんなことも上海を近くに感じられることになっています。:)


Flowers

そして先日、私は浦東にあるこの東桜花苑でリボンのお花の講習会をさせて頂きました。
参加して下さった素敵でかわいい太太の皆さま達、ありがとうございました。その内「次回」があるみたいなので、どうぞ楽しみになさっていらしてくださいね。
私もまたお会いできることを、今から楽しみにしています。:)


そして、リクエストにお応えして東京で久しぶりに1day classを開くことにしました。
作品は、上海での講習会のように(a)籠バッグにつけるかわいい花、または(b)パンジーのジュエリーポー チ、 (c)パンジーのシュークリップです。

かわいいでしょう?
講習会の度に、1枚の小さなリボンからこんなかわいいお花が生まれることに、いつも参加して下さった方から「わぁ!」と感嘆の声があがる作品ばかりです。


Pansy1
Pansy2

日時:7/10(土)午前クラス10:00-13:00,  午後クラス14:00-17:00
講習費、材料費についてはお問い合わせください。
お持ち頂くもの:お裁縫道具、鉛筆、ハサミなど
籠バッグはご自分でご用意下さい。
(花の色は写真のものと異なる場合がありますので、ご了承ください。)

お問い合わせ&お申し込みはメールでどうぞ。
hirokoibuki@mac.com

東京に戻ってから初めての週末、ずっと大好きなコリーヌ・ベイリー・レィを聴きながら仕事をしていました。
忙しくても彼女の歌声を聴いていると、なんとなくのんびりと嬉しい気持ちになります。
そして私の花達を作ることで、みなさんも同じようにのんびりと嬉しい気持ちになるといいな!と思いました。:)

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My Shanghai 60

さて、今日はひと味違う上海観光のご案内です。

Scars1

このバイク+サイドカーって、「あら?どこかで見たことがあるかも。」と思うでしょう?
そうなんです。あのドキドキハラハラ楽しい映画「インディアナ・ジョーンズの冒険」でショーン・コネリーが扮するインディの父親が乗っているサイドカーがこれです。


これは、第二次世界大戦の時にドイツ軍が使っていたBMWの750ccのバイク+サイドカーのレプリカで、このサイドカーに乗って上海観光をすることができるんです。
楽しそうでしょう? :)

2年くらい前に街中でこのバイクを見かけた私は「わぁ、面白そう!」と思っていたのですけれど、何と言っても夏はとっても暑く、冬はすごく寒い上海なので、なかなか私が上海に滞在している時と上手く季節が合わず、しかもサイドカーということは車高が低いから、あの上海の交通事情の中楽しめるかしら?とちょっと躊躇していました。

Scars2

でも、たまたま豫园の近くの十六铺面料城へ出かけた時にこのサイドカーが何台もずらっと並んでいるのを見かけ、「あ!あのThomasのツアーね?」とピンときました。

そして、豫园の観光を終えたThomas達が丁度戻って来たので、「Hi! 楽しそうね!今日はどこに行くの?」「何時間のコースなの?」とお話をしました。
そして、全員揃ったところで次の場所へ向かうThomasに「今度絶対予約するわね〜!」と手を振りました。


Scars3


こんなふうにガイド役のThomasが運転をして、ゲストはサイドカーに乗ります。もしも、2人で乗りたい場合は、一人はバイクのThomas(または他のガイド)の背中に掴まる、という形になります。

モデルコースもあるけれど、もちろんツアーのエリア、コース、時間はお好みで!
冷たく冷やしたシャンパンを持って出かけて、川沿いにバイクを停めて飲む、なんていう粋な計らいもしてくれるそうです。楽しみ!

ふむふむ、では早朝の川沿いでのピクニックを、もしくは夏の夜に夜景巡りを予約してみようかな。
万博会場内は毎日40万人を越える人らしいから、外からパビリオンを眺めるのも良いかもしれませんね。
きっと、Thomasに相談すれば、この素敵な笑顔でいろいろな提案をしてくれそうです。

そんな楽しいサイドカーツアーの様子をYou Tubeで見ることができます。
さぁ、ぜひぜひ自分だけの上海を見つけに出かけて下さいね!

http://www.youtube.com/watch?v=QcIisxyOtKQ

Shanghai Sideways tel : +86 138-1761-6975

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Hi, I am back!

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さて、日曜日の午後に東京に戻った私は大切なファミリーイベントがあったので、羽田からそのまま家族と合流し、夜には三田の美味しいフレンチレストラン コートドールでお食事をしました。

そしてその後は、皆でwiiをして遊びました。私はWii初体験だったけど結構面白くて、家族皆で過ごした楽しい夜でした。

そして、翌朝食べ過ぎ+飲み過ぎ+旅の疲れで調子が悪かった私も、久しぶりにゆっくりお風呂に入ったり、たっぷりと睡眠を取って、自分のキッチンに立ち野菜たっぷりのご飯を作って「いつもの私」に調整しなおしました。


Sflo2

庭へ出たら、2週間の間にすっかり初夏の花が咲いていました。
このクレマチスきれいでしょう?

去年近くのお花屋さんで買ったのですけれど、今年も蕾をたくさんつけてくれました。
これは、花びらが散った後も花心の部分が菊みたいになってかわいいところもお気に入り!


Sflo3


旅行から帰るとなるべく長く「いつもの私」に戻らず、旅の余韻を引きずっていたいと思うけれど、上海はもう「旅」ではなくなっているので、「ハイ、今日から東京の生活ですよ!」という感じです。


でも、流石に昨日の朝は「うーん、えぇとここはFayのアパートでもなく、JoAnnのお家でもなく、あぁ私の家なのね。」と、目を覚ましてから暫くぼんやりと辺りを見渡してしまいました。

上海での仕事や滞在は、双子座の私にとっては丁度いい刺激になっているようで、東京での仕事や生活をもっと生き生きと楽しめるようになったと感じています。

上海滞在中には、市場で見つけたかわいい布を見て「あ、この素材で今度東京のお教室でこんなバッグを作ろう!」と考え、東京では「今度上海へ行ったら、こんな提案をしてみようかしら?」とアイディアをノートに描いている、という感じです。


そして、今日一日していたことは。
Sage

明日は朝から家で素敵な手芸雑誌の撮影があるので、その準備です。
でも、「そんなこと後にして遊んで。」とこんなふうにSageが邪魔をするのでなかなか進みませんでした。。。

さっ、もうひと頑張りです。
布や材料を準備して、秋号だから長袖のシャツにもアイロンをかけなくちゃね。


そうそう、私も帰ってから[Hers]見ました。
手芸ページじゃないところに出るのは何だか恥ずかしいけれど、上海のお店のみんながとっても喜んでくれたし、私も念願の大好きな上海案内を出来たことが嬉しかったです。お世話になったみなさま、ありがとうございました。謝謝!

私の上海案内、いかがでしたか?
ぜひ感想を教えて下さいね!:)

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My Shanghai 59

新しい舞台へ。

Jing1

さて、ここはフランス租界の中にあるフカヒレ料理の名店 京翅坊(Jing Chi Fang )です。
台北で長い歴史を持つ京翅坊の上海店がある建国路は、今はこんな深い緑に包まれ一層優雅な雰囲気。

そして、この春お店の模様替えをすることになった時、白羽の矢が立ったのが私がplum galleryでの個展のために作った大きな布の花です。

私が日本へ帰った後、「Hiroko, あの大きな花はフランス租界の中のフカヒレレストランへ売れたから、今度来たとき作品の横にサインを入れに行かなくちゃね!」とNicoleから連絡がありました。

ちょっとびっくりしたけれど、レストランのエントランスを飾ることになって、また違う形でみなさまに見て頂けることを嬉しく思いました。


Jing3

京翅坊の入り口を入ると大きな階段があり、そこを上って行くとこんなふうに私の花がきれいな額に収められています。

これは、とてもきれいでエレガントなオーナーの張さんと記念写真を撮っているところ。
「Hirokoの作品を飾ることで、お店へいらして下さった方に私の歓迎の気持ちを伝えられて嬉しい。」と仰って下さいました。
私もお教室のみなさんに協力して頂いて一生懸命作った作品が、新しい素敵な舞台を与えられたことを実感できて嬉しくなりました。:)


Jing2

素敵でしょう?
上海の中心部なのに、プラタナスの緑に包まれて、まるで森の中でお食事をしているような気分です。

豫园やEXPOも良いけれど、街の喧噪から離れてぜひこんな上海も味わってみて下さいね。
一日の間に下町の楽しさと租界のエレガンスを味わえる上海の魅力にきっとはまってしまいますよ!

京翅坊
上海市烏魯木斉南路298号2楼(烏魯木斉南路×建国西路)
021-6445-7111 130−0311−1060(日本語可)

http://www.jingchifang.com

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会いたいひと

Nico_4

私がこうして上海へ来ている間、「家族も元気、仕事も準備をして任せてきたし、東京で何も心配なことはないはず。」
けれど、「でも。。。」と時々気になる相手がいます。

それは、私の愛猫Sage .
どうやら私が留守にしていると、一日目は「ふぅん、居ないのね。」と辺りを見回し、3-4日すると「あれ?まだ居ないのかな。」と私のことを呼びながら家の中を機嫌悪く探しまわり、1週間たつと「何で居ないの?」と吊り上がった目でシッポをパタパタ、誰かが触ろうものならギロッと睨む始末になるらしく、家人も私が居ないことは没問題だけど、「あぁ、Sageがまた。。。」と少し困っているようです。

そう、今迄家に住んだ猫達の中でも私にべったり度No.1はSageかもしれません。
そして、私も上海の友達に「ね、見て見て!」とiPhoneをかざして見せるのはいつもSageの写真です。
上海人や台湾人の友人達はみんなiPhoneユーザーなので、皆で指をシュッシュッ!としながら、家族やボーイフレンドの写真はさっさと飛ばし、猫や犬の写真になると、みんな思わずにっこりして、ペット自慢が始まるという感じ。

そして、先日お店で見かけた時から「わぁ、Sageに似てるかも!」と思ったのは。。。

Age2

このアザラシです。
かわいいでしょう?
多分、竪琴アザラシの子供だと思うけれど、海獣好きな私には、この瞳がたまらない感じです。:)

そして、sageはこんな感じ。

Sage


ね、似てるでしょう?
「今頃どうしてるのかな。」と私が海を隔てたところで思っているように、Sageも時々私のことを考えているかしら?
人間の一日は猫の7日、と良く言うから、私が一日一回考えたらSageは7回考えているのかしら?
いえいえ、ただご飯をくれる人が変わっただけ、ブラッシングをしてくれる人が変わっただけ、いつも家でバタバタしたり、机でじっと考えごとをしている人がいないだけ、ご飯を作る良い匂いがしないだけ、時々大きな音で音楽をかけて気分転換をしている人がいないだけ、と思っているだけかもしれません。

でも、東京の家へ帰り玄関で久しぶりに会ったら「あれ、これは知ってる人だけど誰だったっけ?」と5分くらい考えて、「あっ、そうだ!」となり、「どうしていなかったのー!!!!!」と怒りながら甘えて来るのは解っています。

もう、今週帰るから元気で待っててね!
上海の街に最近ペットが急に増えた話や、昨日近くの植え込みから猫の声が聞こえてSageに会いたいと思った話など、彼に話したいことでいっぱいです。

そして、[HERS]を見て下さったみなさま、上海へのツアーのお問い合わせありがとうございます。
まだ、何もきまっていないのですけれど、秋頃に「是非!」と思っています。
詳細が決まり次第お伝えしたいと考えているので、メールでご連絡を頂ければ嬉しいです。

上海でのWork shopに参加して下さったみなさま、ありがとうございました。
木曜日に南京西路のplum galleryで11:00-13:00,金曜日には浦東の東桜花苑で10:00-12:00, 13:15-15:15に開催予定です。
ぜひ、お遊びにいらして下さいね。
楽しみにお待ちしています。

(上の写真のグリーンが植わっている作品はplum galleryのNicole Tengのもの。)

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My Shanghai 58

上海に住んでいる人たちは皆、自分だけの「上海の隠れ家」を持っていて、特に欧米人にその傾向が強いように思うけれど、ここは絶対誰もまだ知らないとっておきのところです。

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ここ、南昌路は賑やかな准海中路から一本南へ入ったところにあるセレクトショップや個性的なお店が年々増えて来ている大注目の路です。

そして、お洒落なブティックホテルのひとつPudiの向かいを入った路地にひっそりとあるのは、私の友人のFayが紹介してくれた2週間前にオープンしたてのB&B.

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最近は日本やフランスのガイドブックなどに大きく紹介され、増々予約が取れにくくなってきたFayのB&B、Quintetが満室の時に「ごめんなさーい、でもここもとっても素敵だから泊まってみてね。」と紹介しているのが、ここなんです。

だから、まだ今はソフトオープンの状態でFayやオーナーの友人達に泊まってもらい意見を聞いているところです。

そして、私の感想は?
もちろん「わぁ、こんなお家にずっと住めたら何て素敵なんでしょう!」という感じ!:)

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私が今回泊まっているのは「Water Room」という水色が基調のかわいいお部屋。
1930年代に建てられた時のままの大きな窓の向こうにはお庭の緑が見えて、賑やかな道や大きな道路がすぐ側にあることを忘れてしまいそうな感じです。

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素敵でしょう?
バスルームもこんなArt Decoのスタイルで、まるでLONDONの大好きなホテルClaridge'sのようです。

そして、1階の大きなダイニングは週末にはサパークラブになり、上海の人々の社交の場として活躍しています。

「世界中から上海に集まっている色々なジャンルの人たちを会わせて、何かムーヴメントを起こしたい。」「何かみんなで面白いことをやりましょうよ!」というオーナーJの発案で始まったこのパーティで、さてこれからどんなことが始まるのでしょう?楽しみ!

今朝私はシンガポールに住む若いアメリカ人の建築家2人とアイー(お手伝いさん)が作ってくれる美味しい朝食を一緒に食べ、「どうして上海に来たの?」「これから、ここで何をするの?」と話し合いました。

朝ご飯の時に初めて会っても、同じ家に泊まることで気軽に打ち解けて話せる感じは大きなホテルに泊まってお決まりのバイキングを食べていたら経験できないこと。

そして、すごく楽しい彼らと朝から大笑いをした私は、エネルギーいっぱいになって元気に仕事に向かいました。:)

この家には果たしてどんな人達が住んでいたのでしょうね。
多分租界時代にはフランス人、その後は政府の役人、そして、これからは!
私達が自由に泊まれる場所になりました。
とっても素敵だから連絡先を載せたいけれど、多分まだ非公開だと思うので、もうちょっとお待ちくださいね。

さぁ、明日は日曜日だし、Jのお供をして復兴公園へ太極拳を習いに行ってみようかな。。。


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My Shanghai 57

もしも、これからNo.1に美味しくて、No.1に予約が取れなくなりそうなレストランはどこだと思う?と聞かれたら、答えは簡単!
それは、南外灘に出来たばかりのTable No.1です。

日曜日に上海へ来てから、沢山の方にお目に掛かり、よく働き、そして良く食べ良く飲み、という毎日だった私は、昨日はお友達とプライベートなお食事に出かけました。

南外灘にある倉庫を改装したWaterhouse Hotelは19部屋だけのお洒落なブティックホテルです。最近上海のいろいろなところに20部屋以下の小さな素敵なホテルが次々にオープンしているけれど、ここほど美味しいレストランが入っているところは他にないでしょう。

No11

世界中に星付きレストトランを持つスーパーイギリス人シェフGordon Ramseyのもとで9年間働いた後、すぐにこのレストランを開いたのはJason Atherton. 

彼が上海で考えたのは、80%以上ローカルの材料を使うこと、そして地元の農家などと話し合って自分の使いたい野菜を育ててもらうこと。
だから、何を食べても材料がフレッシュで様々なハーブが使ってあって美味しい!:)

これは、蟹とアヴォカドのカクテルにトウモロコシのソルベが合わせてあってひんやりとして美味しかったし、右のマグロのタルタルもハーブとライムが爽やかな夏の一皿でした。


No13


そして、私達はそのほかに鱈と豚をメインに、そしてつけあわせにアーティチョークのグリルもオーダーしました。
グリルした鱈+トマトソースって良くあるけれど、ここの厚めにカットされた鱈とフレッシュな甘いトマトは今迄食べた鱈のグリルの中で一番美味しかったかも!
豚もやわらかくて、これはどうやって作ったの?という感じだったし、大好きなアーティチョークを食べられたことも嬉しいことでした。

そして、久しぶりに「食べたことがない味」だと思ったのは。。。

No14

何層にもなったマンゴーとバラのトライフル!
日本人には余り馴染みのない「Trifle 」ですが、これはとっても英国らしいデザートのライスプディングのことです。

英国の家庭では「What's for pudding? 」(今日のデザートは何?)というのがお決まりのセリフなのですけれど、Trifleは家庭で簡単にできるデザートのひとつ。でも、Table No.1のはちょっと違います!

熱々のトライフルの上にお店の人がテーブルで乗せてくれるのは、冷たーいライチーのグラニテ。
南国的なマンゴの甘さ、女の子なら誰でも喜んじゃうバラのロマンティックな香りにオリエンタルなライチーが合わさって、何とも言えない美味しさでした。

サービス面は改良の余地あり、だったけれど、上海へ行ったら足を伸ばして南外灘まで行く価値あり!です。

ご飯を食べた後、大雨になりお家迄たどり着くのが大変だったけど、それでも美味しい余韻に包まれて幸せな夜でした。:)

Table NO.1 Waterhouse Hotel
1 毛家园路 近 中山东路 6080-2918

そうそう、明日発売の[ HERS ]7月号(光文社)に私がご案内する上海のオーダーメイドのお店が6ページ掲載されています。見て下さったら嬉しいです。そして、ぜひ感想も!:)

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戻ってこられる場所

Door_2

今朝目覚ましを3つかけて眠い目をこすりながら、早朝の成田から飛行機に乗って上海へ来ました。
今日は切符が取れずいつもの羽田→虹橋ではなく、新しい浦東のターミナルに着いたのに、何だか「外国へ来た」というよりも「慣れた場所へ戻ってきた」という気持ちでした。

そして12時過ぎには友人宅に着いたので、午後から小さなコンサートへ行って、その後上海美術館で展覧会を見て、新楽路をぶらぶら。

Tree

3月に始まった個展を無事に終えて5/1に日本へ帰って来たときも街中が大分緑になっていたけれど、今、上海の街中はこんなに緑があふれています。
今は一年の中でも一番気持ちの良い頃かもしれません。
何だか今日はさわやかで、日差しがロンドンの夏のようでした。

今日はお天気が良い日曜日だったので、東湖路の辺りのレストランやカフェは外でご飯を食べたり、マルガリータを飲む欧米人で大賑わいでした。

上海の友人達に「上海に来たよー!」と電話をしたら、みんな「わぁHiroko、今度はどのくらい居るの?」「いつご飯食べる?」とにこにこ元気な声が帰ってきました。

そして私は、急な呼び出しにも快くつきあってくれた友人と、定番のご飯屋さん、長楽路のNoodle Bullで早めのご飯を食べましたよ。

Noodlebull

わいわい近況を語り合う私達の回りには、素敵なフランス人のパパと小さな女の子、アンティークのお人形の様な子供服がかわいい孫+両親+祖父母の中国人のビッグファミリー、1人でPCで仕事しながらご飯を食べてる欧米人、といつもながら色々な人がいて、何だか「いつもの場所へ戻ってきた。」という気持ちになりました。

さぁ、明日から古北の高田裕子さんのサロンや春に個展を開いたplum galleryなどでのwork shop、そして雑誌の打ち合わせ+撮影が始まります。
そして、木曜日には楽しみにしている玉三郎さんの「牡丹亭」があるし、上海にいる間に考えて進めたいこともあるし、手帳には友人達とのご飯の予定もびっしりです。
楽しみ〜!

そうそう、この写真ポラロイドみたいでかわいいでしょう?
iPhoneの[ Polarize ]っていうアプリで撮ったんです。
だいぶ上海の街の様子に慣れて来た私の目に、今回の上海滞在中にどんな写真が撮れるでしょうか。
そんなことも、楽しみの一つになりそうな予感です。

今、部屋で窓を開けていても、前は「うるさいなぁ。。。」と感じていた車のホーンの音や廃品集めのチリンチリンというベルの音も、上海の街の音と感じられるようになりました。
でも、慣れて感じ取れなくなることも善し悪し!
いつまでも、小さなことを嬉しがったり、面白がれる気持ちを持ち続けることができますように。

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6月になって。

さて、6月に入りそろそろ梅雨入りかしら?と思う毎日ですけれど、どうやら今年は少し季節がずれているようですね。
5月の初めにいつもは咲くお庭のバラもやっと咲き始めました。

でも、やはり6月になると気分は紫陽花。
今年は、先日開いた上海の個展のためにこんな紫陽花の花を作りました。
June

きれいでしょう?
リボンをチクチク縫ってちょこっと絵具でアクセントをつけてビーズを花心にしただけなのに、あっという間に布の上に紫陽花の花が咲きました。

最近技術が進んでいろいろな種類の紫陽花があるけれど、やっぱり私が一番好きなのは、こんなオーソドックスなタイプです。

そして、カタツムリ好きな私にとって、大きな葉っぱをそうっと持ち上げてカタツムリが隠れていないかを探すのもこの時期の楽しみのひとつ。
大人になった今も、お散歩の途中にきょろきょろ。「わぁ、いた、いた!」とハッピーな気持ちになるだけなのですけれど。。。

そして、今の時期楽しみなのはサクランボ!

Cherry


佐藤錦はもう少し先だから、今は甘くてかわいいアメリカンチェリー。
このチェリーを食べると、必ずロンドンに住んでいた頃に街中の屋台に山積みになっているチェリーを買って、友人とお喋りをしながら食べたことを思い出します。
楽しかった!:)

そして、華やかな春が過ぎて、新緑のきれいな清々しい時期ももうすぐ終わり、もうすぐ「うっとうしい」と言われる梅雨がやってきます。
でも、そんな梅雨の頃にも私にとっては小さな楽しみがたくさんあります。
この頃「子供の頃に好きだったことって変わらない。」と思うことも多く、子供の頃の時間の過ごし方がとっても大切なことを強く思ったりしています。

そんな時、久しぶりに大好きなAnnie Lennoxの歌 [Why] がラジオから聴こえてきました。
SINGという南アフリカのAIDSとHIVに苦しんでいる女性と子供たちのための運動をしているAnnie Lennox。
ひんやりとした6月の夕方に東京で彼女の力強くてsexyな声を聞いていたら、Annieが生まれたスコットランドの風景やAIDSで孤児になった南アフリカの子供の笑顔を通して、いろいろな気持ちが静かにこみ上げてきました。
今、私がしたいこと、しなくちゃいけないこと、って何でしょう。。。

WhyはSINGの曲ではないけれど、とっても素敵な曲です。
私の好きなライヴバージョンをYou Tubeでどうぞ。

そうそう、紫陽花の花の作り方は、今度上海での講習会で作る小さなお花と同じです。
ぜひ、workshop に参加していろいろ作ってみて下さいね。詳細については5月の記事をご覧下さい。

「東京でも!」という声も聞こえているので日にちを検討中です。
お楽しみに!

http://www.youtube.com/watch?v=ILJxICUIbCY


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