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2010年7月

上海ジャピオン!

さて、昨日から雨だった東京はひんやりとした風も吹き、今日は少しほっとした一日でしたね。
でも、最近ちょっと夏バテ気味だった私は「やっぱり蒸し暑いよぉ。クーラーをつけたいな。。」と開けた窓の側で気持ち良さそうにお昼寝をしている愛猫Sageを見ながら考えていました。

さて、来週末にはもう上海に居る予定の私は、今日も「あれをして、これも作って、それから。。。」とアシスタント嬢と上海に持って行く作品の打ち合わせをしました。まだまだ作らなくちゃならないものは沢山あるのに、何だか全て進行中で終わりが見えていないので来週迄に頑張らなくっちゃ!です。。。

そうそう、今日は金曜日なので上海在住の皆様がいつも楽しみにしていらっしゃる邦人向けフリーペーパー「上海ジャピオン」の発行日です。まだ、今日のジャピオンを手にしていらっしゃらない皆様、急いで、急いで!!


Plumsoda

今号のジャピオンの「トピックス」欄には、私が8月にプラムギャラリーで開くワークショップのご案内が掲載されています。
そして、何と「ジャピオンを見ました!」と仰ってお申し込み頂くと、先着20名の方に小さなプレゼント致します。パールビーズと蝶々のモチーフなどを組み合わせたかわいいストラップです。
どうぞお楽しみに!


Plum


これは前回のplum galleryでのワークショップの様子です。わぁ、みんな真剣!
この日は、かぎ針でパールを編み込んだネックレスを作ったので、全員自分の手元を見ながらせっせと手を動かした一日でした。
しかも、かぎ針を持つのが初めて!という方も多くて、私も無事に出来上がった時には「良かった〜!」と思わず歓声をあげてしまいました。:)


上海でのワークショップの楽しいところは、全員が「1回のワークショップの中でいろいろなものを作りたい!」と意欲満々なところです。
お手芸上級者の日本人の生徒さん達と針や糸を持つのは初めて!というローカルガールズが一緒にわいわいと日本語/中国語/英語で「ここはどうやるの?」と片言で教え合ったりする様子はいつも楽しい!

美味しそうなプラムソーダやカプチーノもそっちのけで、「OK!これは、もう解ったと思うから、Hiroko もうひとつ何か教えて!」となります。そして、私もそのエネルギーに押されて「じゃぁ、これも作ってみる?」と時間延長になることも度々。。。。

そして、みんなのWork shopが始まる前のワクワクした顔と終わった時の嬉しそうな顔を見られることが、私への何よりのご褒美です。
「ありがとうー!」「アリガトウ!」「謝謝〜!」「Thanks! See you soon~!」と、みんなが振り返りながらニコニコ帰っていく後ろ姿が私は大好き!

「Hiroko,次のレッスンはいつ?」「Hiroko、いつ帰って来るの?」
はい、私は来週末から上海滞在になります。そして、レッスンは8/12と8/19の木曜日の11:00-13:00,
そして週末は、8/14と8/21の土曜日は13:00-15:00です。
詳細については7/21の記事「8月の予定 in 上海」をご覧下さいね。

そして、ぜひジャピオンをご覧頂き、「ジャピオンを見ましたー!」とお申し込み下さいね。
このオファーのことはギャラリーにも伝えてありますが、私迄直接メールでご申し込みを頂いたほうがスムーズかもしれません。

暑い夏の日に上海の素敵な老房子の一角にあるかわいいplum galleryで、皆様にお目にかかるのを楽しみにしています。
そうそう、今日からプラムでは新しい家具の展覧会が始まっていますよ。
いつも色々な角度から面白い提案をし続けるplum galleryへ、ぜひお遊びにいらしてくださいね。
hirokoibuki@mac.com

そして、東京でも9/6(月)10:00-13:00にチェリーのアクセサリーの一日講習会を開きます。
お申し込みとお問い合わせはどうぞメールで。:)

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さぁ!

Sailor

今日もぐんぐんと気温が上がりそうですね!
こう毎日暑いと「わぁ、今日も晴れててうれしい!」というよりも、「あぁ、庭を潤すくらいの雨が降ってくれないかしら?」と思うことも度々。。。

家の中で仕事をしていても、午前中はお水をごくごく飲みながらなるべくクーラーをつけずに過ごし、午後になっていよいよ「もうダメ〜!」となってからピピッとスイッチを入れるようにしています。

そして、ずっと楽しみにしていたコンサートも終わり、今週末からはもう8月だから私もいよいよ本腰をいれてキリッと仕事をしなくちゃです。

今私は、毎月のお稽古の他に上海のインテリア雑誌の仕事を2つ抱えていて、両方ともページ数が大きいので私もとっても楽しみにしています。
ひとつはELLE Decoration, こちらは担当の編集者のJとも何度も会って意思の疎通はバッチリだし、時々戸惑うことはあっても確実に上手く進んでいる手応えがあります。
だから、私もこの猛暑の中、毎日カシミアの毛布にアップリケをしたり、タータンチェックの布で色々作ったり、羊毛をチクチクフェルト化させたりしています。


Eataly

そして、もうひとつの方は毎日メールで担当の方と連絡をとり合っているけれど、まだまだ見えてこない感じです。ふむふむ、言うことは解るけど...??? Skype で話そうかしら?と思ったりするけれど、やはり私はお仕事をご一緒する方とは一度会ってみたいのです。

「古い!」と言われそうですけれど、いつも毛糸を取り寄せている遥か彼方の島、シェットランド島とのやりとりも何年も前に私が一度訪れたことがあり、メールでも彼女達の顔が浮かぶから色々なトラブルがあっても「大丈夫!」と思えるんだと思います。

気持ちの良い夏の夕方に、大好きな代官山のEATALYのカフェでそんなことを考えました。

上の写真はミラノのアンティーク市で買った水兵さんのチャーム、手に取る度に昔のパーツって素敵!って思います。
さぁ、私も頑張ろうっと!

上海での8月の講習会の詳細は7/21の記事をご覧になって下さいね。
ご参加お待ちしています。:)

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そんな無茶な?

朝起きて庭の水やりをすると、驚いた蝉が大きな声で鳴きながら逃げ出したり、「おはよう。」とカマキリが鎌を挙げて挨拶をしたりするけれど、そんな間も私は返事もせずに「うーん、どうしましょう。」と、今日は上の空で他のことを考えていました。

それは、先日上海の雑誌社から届いた一通のメールが原因でした。
「今度、『クリエーターの家」という特集でHirokoにも登場してもらいたいんだけど、どうでしょう?」「はい、もちろん喜んで!」と、ここまでは良かったんだけど、「作品の作り方ページは、今度Hirokoが上海に来た時に撮るけれど、お家の写真は自分で撮って送って下さいね。」
「えぇっ?自分で撮る????????」しかも、半ページとかではなく数ページ分です。

Cats_2

「そんな無茶な!」写真を撮るのはすきだけど、誌面を飾るような写真が撮れるわけがありません。
そのことを何度も言ったけど、言語の問題と会ったことがない方なので色々なことが通じず、どうしたら良いか埒があかず、「じゃぁ、私の写真を実際に使えるかどうかわからないけれど、撮るだけ撮って、後はお任せましょう。」ということにしました。

そして、今日は朝から「えーっと、10時頃から撮るのよね。」「外が明るすぎたらカーテンを全部閉めて。」と、いつもプロのカメラマンの方が私の家の写真をとってくださる時のことを極力思い出して家の中をバタバタ。

引きの写真は全然自信ないから、こんな私の集めているものとかの写真も撮ったりしました。
みんな、やっぱりかわいい。:)

そして、2階では大きな本棚を撮ったり。
これは天井まである本棚の、手が届かないところにある本を取る時のために置いてある私の宝物の猫の椅子。

Cat

この椅子は、もう随分前にルーブルの装飾美術館のお店で一目惚れして、パリの郵便局に持ち込んで東京まで送ったもの。
今でも良く覚えてるのは、[Non!]って言ったら、中国人みたいに交渉次第でどうにかなるなんていうことはなくて、本当に取りつく島のないそっけないフランス人の店員さんの横顔。。。

お店から送れないなら諦めようかしら?と寂しい気持ちになったけれど、もう自分の家にある姿が目に浮かんでいたから梱包材でぐるぐるくるんで、よいしょよいしょと自分で郵便局の窓口へ持って行きました。ちょっと大変だったけれど、今、ここにこうしてあるのも諦めなかったからですものね。

だから、今回の上海の雑誌の仕事もどうなるかはまだ解らないけれど、自分の家の一番良いところを解っている私が一生懸命写真を撮ったのだから、あとはお任せしましょう。きっと大丈夫!

それに、日本では頼まれないようなことを、いとも簡単に「HIroko, やってね!」って言われることも上海での仕事の楽しいところかもしれません。だから、「そんな無茶な!」なんて言っていないで楽しまなくちゃね!

そして、8月には上海のplum galleryでのワークショップへもお遊びにいらしてくださいね。
今迄アクセサリー作りをしたことがない方も、ぜひ。
だって、「出来なかったこと」を「出来ること」にするのは、いつも楽しいもの!:)

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8月の予定 in 上海!

梅雨が明けたと思ったら、この猛暑!
でも、夏ですもの。やっぱり元気に遊びましょう。

8月になったら借りたばかりの「私の部屋」へ行こうと考えている私は、「せっかく上海にいるんですもの、上海在住の方たちと作品を作りたい!」とplum galleryのNicoleとwork shopのプランをたてましたよ。

そして今回ご紹介するのは。

Cherry1

かわいいでしょう?
これは、チェーンや丸カンをつないで先にチェリーが1つだけついた大人っぽいネックレスです。長さは丁度胸の辺りくらいまでで何にでも合わせやすい感じ。

そして。。。

Cherry2

「きゃぁ!」とチェリー好きな方のうれしい悲鳴が聞こえてきそうなこのネックレスは、実は私のシグネチャーネックレスとも言える作品を、皆さんにも作って頂きやすい形にしたものです。

このネックレスをつけていると、東京や上海の、道でもお店でも電車の中でも熱い視線を感じます。♡
そして、「そのネックレスとっても素敵!どこで買われたの?」と話しかけられることも度々です。
私が作った事をお話しすると、「わぁ、いつか絶対レッスンしてくださいね!」となり、だから今回はそのお約束を実現する感じです。

材料を見ると、「こんなシンプルな材料でこれが出来るの?」と思うのに、根気よく丸カンを繋げたりqピンを丸めたりしているうちに出来上がるんです。:)

この金古美色の他に、簡単ヴァージョンの白いプラスティックチェーンを使ったものもご用意しましたので、ビーズアクセサリーが初めての方はそちらをどうぞ。

そして、もうひとつ!
Cherry3

こんなものはいかがでしょう?
いろいろなチェリーの携帯ストラップです。どの色もかわいくて、作りながらプレゼントしたいお友達の顔が次々に浮かんできました。

そして、いつも思うのはこんなデザインもロンドンでの蚤の市とV&A通いの間に見た沢山のポップでかわいいコスチュームジュエリーのお陰、ということ。そんな心の中のストックと友人の家の庭にあるサクランボの樹を思い出しながら作ったこのアクセサリーを、上海のギャラリーでぜひご一緒に作りませんか?

伊吹広子八月手工教室开始招募

久违的伊吹老师又回来了!
伊吹老师的作品总是看似简单却又充满创意,色彩缤纷又款式独特,一直广受大家喜爱。
这次她将带来不同于之前花朵布艺的全新手工创作,用樱桃状材料与蝴蝶状材料巧妙结合制作出颇有夏日清新感的可爱饰品,包括手机吊饰和项链。
亮丽的颜色,简洁的设计…这一切将为我们带来新的伊吹风潮。

欢迎大家踊跃报名.
 
伊吹手工教室报名小贴士:
- 授课时间:8/12(周四)  11:00—13:00,  8/14 (周六) 13:00—15:00,
 8/19(周四)  11:00—13:00  8/21(周六)  13:00—15:00
- 授课地点:梅子艺廊,南京西路1025弄静安别墅37号一楼
- 每次授课两小时,授课费用为二百元人民币(不含材料费)
- 报名时间:周二至周日,11:00-20:00
周一闭馆
- 报名电话:52136565,
- 每次学习人数上限为十人,请及早报名
- 使用日语和英语授课,手工教室还将提供中文翻译;
- 不接受信用卡结算,敬请谅解;

Japanese handicraft artist —— Hiroko Ibuki will come back again to hold her new workshops in August.
Her works are always popular with bright colors and creative design.
She developed the new style accessories for this round —— cherry cell phone straps and necklaces, which could bring fresh feeling and new Hiroko Ibuki vogue in this summer. 

To join workshop:
- Time:   8/12(Thursday)  11:00—13:00,  8/14 (Saturday) 13:00—15:00,
8/19(Thursday)  11:00—13:00  8/21(Saturday)  13:00—15:00
-  Place:  Plum Gallery 1F, No 37, 1025 Nanjing Xi Lu, Shanghai, China
- Every course last about 2 hours, and the tuition fee is RMB 200 per one.(Excluding the material cost )
-   The maximum for student is 10, please sign in ASAP, and please dial in: 52136565(available from 11:00- 20:00,except Monday )
-   Japanese, English and Chinese are all available;
-   Please prepare cash for payment, sorry for the inconvenience caused.
*Please bring your own tools: You will need round end pincer, flat end pincer , nipper, you will be able to find them at the accessory market near the Yuyuan.

はい、そして日本語のご案内です。

チェリーのアクセサリーのワークショップ:
日時:8/12(木)11:00-13:00, 8/14(土)13:00-15:00
   8/19(木)11:00-13:00, 8/21(土)13:00-15:00
場所:プラムギャラリー 南京西路1025弄静安别墅37号一楼
参加費:200元(材料費別、ストラップ50元、ネックレス160元〜)
Kougu_2
持ち物:丸ペンチ(先がなるべく細いもの)平ペンチ(あれば先が細いものと少し広いもの)ニッパー、
工具類については私も若干持参致しますが、なるべくご自分のものをご持参ください。豫园辺りの市場で購入可能です。

1クラス10人まで。なるべく早くお申し込み下さい。電話:21 5213-6565 (11:00~20:00 月曜日休み)
キットに限りがあるので、お申し込みの際にご希望の作品が決まっていたら予約を受け付けます。
日本語/英語/中国語でのレッスンになります。
申しありませんがお支払いは現金のみになります。

ギャラリーのスタッフは中国語での対応になる場合もあるので、ご質問/お申し込みを日本語でご希望の場合は、どうぞ私迄ご連絡下さい。
hirokoibuki@mac.com


こんなアクセサリーを身につければ、嬉しくて家に籠ってなんかいられないはず!元気に元気に夏を過ごしましょ!

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Berryが好き

Berries1

Strawberry,Blueberry, Blackberry, Raspberry, Gooseberry etc etc, Berryと名のつく実は沢山あって、そのどれもがかわいくて美味しそうな雰囲気を持っているのは何故でしょう。

森の中にこんな実がなっていれば、赤ずきんちゃんだって思わず寄り道をしてしまうだろうし、ヘンゼルとグレーテルだって、きっと実を摘みながら元気を出していたのでしょうね。

イギリスでは家の庭に果樹やハーブが植わっていることが多く、お料理を始める前に庭へ出てその日に使うハーブを摘んで来るのが日常です。だから、何かお家で簡単なデザートを作る時にも、バスケットを持ってちょこっと庭へ出てこんな実を摘んできます。

これは、私の家のベリー。
今は少ししかないからこれでサマープディングは作れないけど、アイスクリームやヨーグルトに混ぜたり、ムースの上にちょこんと飾るのも素敵でしょう?

そして、そんなベリー好きな私が先日見つけたのがこれ。
Berries2

かわいいでしょう?レッドカラントとブルーベリーのサンダルです。

これは、先日の「テクテク」の途中に大好きな自由が丘のインテリアショップCIBONEで見つけたもの。
「上海での新しい生活もあるんですもの、節約節約!」+「もう物は増やさない!」と心に固く誓っていたはずなのに、ベリー好き+靴好きの私にとっては、「うーん、これだけはどうしても。」となり、笑顔で紙袋を下げてスキップ(心の中で!)をしながら帰ってきました。

だって、こんなふうに玄関にあるだけで何となく嬉しいんですもの。
それに靴好きな私は、ロンドンで学校に行く時に履いていたマノロの靴や遊び心溢れた初期のトキオ クマガイの靴もまだ時々磨きながら大切にしまってあります。だから、いつの日かV&Aが昔のマノロやトキオ クマガイの靴を探していたら、「はい、どうぞ!」と差し出せます。

と、こんな言い訳をしても仕方ないけれど、Bunkamuraで上映しているキーツの映画も見たいし、サントリー美術館や根津美術館へも行きたいのに、これからまた少しの間忙しくなりそうです。ふぅ。
でも、このベリーの靴を履いてお出かけしたいから、頑張ってせっせとお仕事しましょ。

さぁ、今日はこの前のmix'n mixreamのマネをしてアイスクリームにココナッツとお庭のベリーを混ぜてみようかしら。楽しみ! :)

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テクテク。。。

東京にいると殆ど家から出ない私は、余りの運動不足に「これではいけない!」と、自由が丘あたりへ行く時は歩いて行くことにしています。

そして、先日も少し暗くなってから土で出来た遊歩道を歩きながら自由が丘へ向かっていたら、足下の黒い物がビョン!と動きました。思わず悲鳴をあげながら良く見たら、何とそれは大きなガマガエル!
雨上がりだったから表へ出て来たのでしょうね。凄く元気に鳴きながらビョンビョン跳ねていくカエルの後ろ姿に、思わず私も嬉しくなってスキップしたい気分になりましたよ。:)


そして、ここもそんな或る日通りがかりに見つけた美味しいイタリアンレストランTrattoria Ciboです。「わぁ、新しいお店ができたのね。」と何気なく見たら、何だか良い感じ。

Cibo1

ね、美味しそうでしょう?
みんなに「自由が丘でどこがお勧め?」と度々聞かれるけれど、Chiantiもタンドロンも閉店しちゃった今、私が行くのはいつも韓国、タイ、ベトナムかcafe....でも、今はすぐに「美味しいお店あるわよ!」と返事ができます。

ランチでコースメニューを頼むと、大概少しずついろいろなものが出て来て、和食やよねむらのほどに考え抜かれていない安易なチマチマ料理を、私は余り好きではありません。
だから、ここの大皿の前菜はちょっと良いかも!

そしてたっぷりの前菜の後には。
Cibo2
この日に選んだのは、ひしこ鰯とナスのトマトソースのパスタ。
塩味がしっかりとしていて、ちょっとChiantiのパスタっぽい味でした。

ランチメニューはこのあとコーヒーがつくだけ。
デザートもオプションなところが良いなぁ、と思いました。だって、もしもデザートを食べるのならば私は少しずつの盛り合わせではなく、ちゃんと1ポーションが食べたいんですもの。

そして、美味しいランチにニコニコしながら自由が丘をぶらぶらした私達は、「やっぱりデザート食べましょ!」と向かったのは、もちろんスィーツフォレストです。
Ice
私はmix'n mixreamの季節ごとに変わるアイスクリームが好きで、いつもボードの前であれこれ迷いながら真剣に混ぜてもらう材料を選びます。

この日に選んだのは、レモン+ココナッツ+カッテッジチーズ!
夏向きに甘さ控えめでサッパリ味に仕上がって美味しかった!

そして、その後はもちろんテクテクと歩いて家に戻りました。

先週はこんなふうにお友達とのんびり食事をする機会が何回かあり、うれしい毎日でした。
そして、昨日は8月の上海でのワークショップの材料を探しに出かけたので、今日は一日家に籠ってサンプル作りです。
この頃「東京+上海」というサイクルが上手く機能するようになってきたことを感じるようになりました。さぁ、今日も頑張ろう、っと! :)

自由が丘の美味しいイタリアン
Trattoria Cibo tel: 03-3703-6935 月曜日お休み

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My Shanghai 62

さて、今年の春個展のために長逗留をしたり、仕事が少しずつ増えてきたこともあって、「上海に自分のアトリエがあったら良いなぁ。」と思っていた私は、先月ある行動に出ることにしました。

それは。。。
Albert1
ジャーン!
これは賑やかな准海中路から一本入ったところにある上海市の歴史的建造物指定の老房子、King Albert Apartmentsです。
そして、念願かなって、私は今年の夏からこの中の素敵な一部屋を借りることになったんです。

友人のO嬢が帰国することになり、「あ、そういえば彼女、かわいくて素敵で、しかも安いフランス租界の中の老房子に住んでいるって言ってたっけ!」と思い出した私は、早速彼女を訪問。
私はひとめで気に入ったけれど、中国語を殆ど話せない私に上海人の大家さんはお部屋を快く貸してくれるかしら?
でも、親切なO嬢が間に入って下さり、彼女を孫のようにかわいがっている大家さんは「あなたがそういうのならば。」と首を縦に振って下さりました。謝謝!


Albert3
上海の歴史的建造物指定の建物には、こんなふうなプレートが入り口に表示されていて、そこには誰が設計したか、何年に建てられたか、どんな構造か、などが書かれています。これは、私が借りることになったアパートのプレート。

このアパートの敷地には4階建ての建物が16棟あって、それぞれに小さなお庭がついています。そして、そのお庭に植わっているのは沢山の大きな樹!きっと建築当時に植えられたものなのでしょうね。だから、上海の有数の目抜き通りから一歩入っただけなのに、とっても静かでまるで森の中に迷い込んだような感じです。


1930年に高級アパートメントとして建てられたこのアパートは、上海人ならば皆、「あ、あそこね?」と知っている有名な建築らしく、私の友人達も「Hiroko,どこに借りたの?」「わぁ、ラッキーね!どうやってあそこを借りられたの?」と興味津々でしたよ。

そしてここは私にとっても特別で、いつも車の中から「いつか、こんなアパートに住めたら良いなぁ。」と眺めていた建物だったんです。
だから、O嬢からアパートの場所を初めて聞いた時に「あ、あそこかも!!」とびっくりしました。そして、トントン拍子に契約も済み、本当に上海の素敵な老房子に住むことになったなんて、今でも何だか夢のような気持ちです。


そして。。。
Albert2
私が借りることになったのは、こんな建物の1階のお部屋です。
今のままでも十分かわいいけれど、インテアリア大好きな私はもう既に「こんなカーテンをかけて、そしてこんな食器を揃えましょう。」とウキウキ!

そして、何と言っても自分の部屋があって、自分の好きな材料や使い慣れている道具を置いておけることが幸せ!これからは、もっと落ち着いて仕事に取り組めることで私の意欲も上がりそうです。良かった!

でも1930年に建てられたアパートだから、もちろん不便なことも沢山あるだろうし、ローカルな方たちの中に住むのも大変かもしれないけれど、それも今は楽しみです。
上海人の83歳のオバァちゃま大家さんから昔の上海の話も沢山聞きたいし、もしかしたらあの難解な上海語も少し解るようになるかしら?

と、言ってもずっと上海に住む訳ではなく、「行ったり来たり」の生活は変わらないし、仕事のベースは今まで通り東京です。でも来月からは「上海に自分のアトリエがある」と思うと嬉しくて、東京での生活にも張りが出る感じです。

きっと、私は上海という街と何か縁があるのでしょうね。いろいろな友人達や楽しい仕事に恵まれ、アトリエまで持つことになるなんて、いつ想像することが出来たでしょう!
このご縁に感謝して頑張らなくちゃね!

この夏から、いよいよワクワク+ドキドキの上海生活の始まりです。わぁ、楽しみ!

そして8月にはいつも通りplum galleryでのwork shopを予定しています。また、皆様にお目にかかれることを今から楽しみにしています。

あっ、そうそう、現在上海で発売中の雑誌 [LOHAS](中国版)のP114-115に私の作品が掲載されています。
在上海のみなさま、ぜひご覧になって下さいね!LOHASにはこれから毎号私の手芸ページがある予定です。:)

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カッケーもの?

先日家の前の道を掃いていたら、先生に引率された近くの小学校の子供達が通りかかりました。

小学校4,5年生くらいかしら? 課外授業に行く途中らしく、教室から飛び出して何だかとっても楽しそう!
女の子達は前の日に見たTVの話を、そして男の子達はサッカーの話をしながら歩く中、何人かの男の子が「うわっ、カッケー!」「おっ!ホントだ、超カッケー!!」と大きな声を上げて立ち止まりました。

私も思わず振り向いて彼らの視線の先を追ったら、それは!


Thistle_2
我家の塀のコンクリートを割って芽を出し、今では1mくらいに育って沢山の花をつけているのを、「抜くのは可哀想だし、でも塀が痛んじゃうし、どうしましょ。」と思っていた、このアザミでした。

でも、この男の子達はこの花がなんていう名前かなんて知らないし、もちろん「花」として見ていた訳ではなさそうでした。
ただ、スクッと伸びたその姿やこの尖ったトゲトゲに、思わず「カッケー!」と思ったのでしょうね。
何だか良いなぁ。

そんなアザミを英国のboysも[Wow! Cool!! ]と思ったりしているのかしら?
だって英国ではアザミはスコットランドの国の花だし、日常生活の中にもデザインとして色々な形で取り入れられていて、毎日使う紅茶のポットやカップに描かれていたり、カシミアのセーターや毛布に刺繍がしてあったり、銀や錫の細工物のモチーフとしてもとてもポピュラーなんです。だから、きっと誰かが「カッコイイ」とか「きれい」とか思った訳でしょう?

Thistle2

もしかしたら、この道端の「カッケー」花を見た日本の男の子達だって、将来何かを作る人になるかもしれません。だから私も、このアザミを抜かずにそっとしておくことにしました。
だって、プロダクトデザイナーや作家になって、こんな器を作るかもしれないものね。
いつの日か、「子供の頃に道端で見たトゲトゲの花をカッコイイと思ったことが始まりで」なんてね!? わぁ、楽しみ!


これは、いつだったかヨーロッパのアンティークマーケットで買った小さなガラスのジャグ。
マーケットをぶらぶら歩いていた時に、時を経たガラスの柔らかな感じとひとつひとつ引っ張って作った突起がカッコ良くて、思わず立ち止まって手に取ったことを思い出しました。

そしてこれは。
Thistle3
京都通いをしていた頃に、寺町の小さなクラフトショップで購入したもの。
若い作家の方が作ったもの、と伺いました。古風な感じとモダンな印象を併せ持つ感じが良くて、私のお気に入りの一つです。
きっとこの作家の方も、子供の頃から見たもの、感じたものが今作品になって現れているのでしょうね。

想像力ってすごいなぁ、っていつも思います。

私もいつまでも自分なりの曇らない眼差しと自由な感性を持っていることができますように。
そして、今年の夏も彼らのように私だけの宝物を見つけられますように。

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大好きなもの。

さて、ロンドン郊外で行われていたWimbledonテニスマッチも終わり、予想通りのセリーナとナダルが優勝しましたね。

Wimbledonが終わったということは、LONDONの街は今頃セールの真っ最中のはずです。私が住んでいた頃は、Harrod'sのセールはウィンブルドンが終わった翌日からと決まっていて、普段は高級デパートへ足を踏み入れることがない人たちも、滅多にないこの機会に!と前日から並ぶ人もいたほど大人気でした。

No!no,no! 今日はセールのお話をしたかったのではなく、いちごのお話。
何故って、ウィンブルドンの名物と言えば、strawberry&creamで、私はTVでウィンブルドンを見る度にいちごに思いを馳せていたんですもの。
そして、日本よりも季節の訪れが遅いイギリスでは、丁度6月頃からがいちごの季節。ロンドンの街のお菓子屋さんに大粒のいちごを乗せたタルトが並ぶのも今頃です。:)

Ichigo1


これは、ラグラグで作ったいちごのクッション。
popな感じがかわいいでしょう?パッチワークやハーフクロスのクッションの間にこんなクッションがあるのが私風のインテリア。
必ずクラッシックなものにpopなものを足すことでバランスをとります。

そして、今せっせと編んでいるのは。。。
Ichigo2gif

かわいいでしょう?
これは袖。袖はシンプルに、そして身頃にはあっちを向いたりこっちを向いたりしているいちごをゴロゴロ沢山編み込む予定です。ちょっと手が込んでいるけれど頑張って編んで、秋になったら「待ってました!」とばかりに袖を通しましょう。

そして、もちろん夏のお出かけのお供はこのバッグ。


Ichigo3_2
これも、ラグラグの作品です。
黒い麻布に、艶やかないちごをフックしてバッグに仕上げました。黒い竹の持ち手やスパングル、ビーズテープのリボンが大人っぽくて素敵でしょ。

こうして見ると、私は必ず同じテーマを色々な手法を使って表現しています。その良い例がパンジーやチェリーやいちご。ラグラグになったり、ニットになったり、刺繍をしたり、リボンで作ったり!

この頃、上海の雑誌の秋号用に依頼されているインテリアのページに作る作品を毎日考えているのですけれど、そこに登場するのは秋の私のお気に入りのテーマである、「きのこ」や「テリア犬」になりそうです。
そして、もちろん私の永遠のテーマである水玉やハート♡も!
量が多くなりそうなので少し大変だけど、でもとっても作るのが楽しみ!

そんな忙しい毎日の楽しみはこんなもの。

Ichigo4
これは、先日戴いたエディアールの「畑から摘んでから24時間以内に作ったいちごジャム」。
美味しそう!
朝、ちょこっとヨーグルトにかけたり、午後のお茶の時に添えてロシア風に楽しみましょう。

他にも大好きなDean&Delucaのかわいいお菓子、さっぱり美味しくてきれいな和三盆、大評判のラスクなど、みなさん差し入れ沢山いつもありがとう〜!

毎年恒例の夏前緊急ダイエットに励まなくちゃ、の時期ですけれど、みなさんの「夏に負けずに素敵な作品を!」のメッセージ、しっかり受け止めて頑張ります。:)

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My Shanghai 61

さて、今日は先日blogの記事[My Shanghai 58]でもご紹介した、私の友人がマネージャーを務める素敵なB&B 雲 Yunのことを、もう少し詳しくお伝えしたいと思います。


Yun1

上海でもお洒落なお店が軒を連ねる准海中路から一本入った南昌路にあるこの小さなB&Bは、1943年に建てられた3階建ての一軒家を4部屋のB&B+supper clubとして6月の初めにオープンしました。

建築家である上海人のオーナーが、「この家をもっと上海へ来る方たちがゆっくり楽しめる場所に、そして上海に住む方たちの社交の場にしたい。」と考えた末、このB&B+Supper clubという形になったそうです。

Yunは小さな路地を入ったところにひっそりとあるので、大きなホテルに泊まるのとは全く違って本当に自分の家に帰る様な気分で上海滞在を楽しむことができます。

Yun2_2

そして、お部屋はこんなふう。これは2階のearth roomです。
素敵でしょう?1943年の建築当時のまま保存されている鉄枠の窓、木の床などに包まれると自然とゆったりとした気持ちになれます。
部屋に入ったら、必ず窓を開けたい私にとって、こんなふうに大きく窓が開けられるのは本当にうれしいこと。それに窓の外には樹齢100年の銀杏の樹!
上海の中心地にいるのに、こんなふうに葉が揺れる音や樹に遊びに来る鳥の鳴き声を身近に感じられるのはとっても素敵。

そして、何と言ってもYunの近くには大好きな复兴公園があるのも私にとっては大きな魅力です。

Fpark


上海へ行っても、なかなか「公園へ!」とは足が向かないかもしれないけれど、実はフランス租界の中には沢山の公園があって、その中でも一番きれいなのはこの复兴公園かもしれません。

租界時代にはフランス人で賑わったこの公園も、今は色々な人たちの憩いの場所。
先日私が毎日のようにお散歩に行っていたときも、まるでハイドパークのようにワインやパテ持参でピクニックをしている欧米人のファミリーや茶館でトランプをするご老人達、そして太極拳や Yogaのグループで大賑わいでしたよ。

でも、一番人気だったのは社交ダンス!

Fpark2
こんなふうに皆とっても楽しそうに踊っていました。
このカップルはとっても上手で、近くで彼らを見ながら練習をしている人たちも何人かいて、みなさんとっても熱心でした。

実はこの方は結構年配の方だったのですけれど、こんなふうにいつまでも真っ赤なドレスを着てダンスをするなんて楽しそう!と思いました。
そうですよね、だってこんなに足がきれいなんですもの!


この日はとってもお天気が良くて、公園中にお花が咲いていて、みんなそれぞれとっても楽しそうで、私もそんな彼らを見ていたら嬉しくなって元気になりました。

Yunは1階に朝食を食べるダイニングスペースとソファ、2階はearth room と私が泊まっていたwater room, そして少し小さめな部屋がひとつあります。そして3階はスィート1部屋だけのB&Bなので、お友達何人かでYun全てを予約してしまう、というのも素敵なプランだと思います。

何日かだけ、上海に自分の家を持ったような気分になれるのは、きっとここだけかもしれません。
そして、Yunはサパークラブなので、Yunを自分の家のように使ってパーティを開く事もできます。シェフと相談して、自分のゲストのためだけに美味しいご飯を作ってもらいましょう。
そんな素敵な経験を是非!
私も今度上海へ行ったら、いつも「Hi!Hiroko~!!」と笑顔で迎えてくれる友人達を呼んで小さなパーティをしようかしら。楽しみ!

Yun 雲 B&B Supper club
http://www.living-yun.com/

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