読書の秋の始まり
9月も半ばになり、少しずつ涼しくなってきましたね。
夜、窓を開けていると「リーン、リーン」と鈴虫の声も聞こえてきます。
そして、夏の間はなかなかじっくりと本を読む気持ちになれなかった私でしたが、このところ「本を読みたい!」という気持ちが途切れずにいます。

そして、先日渋谷の東急本店に丸善とジュンク堂が一緒になった大きな本屋さんが出来たと聞いて、いそいそと出かけてきました。
うーん、確かに売り場面積は広いし、本もすごく揃っているのかもしれないけれど、私は何故だか気持ちが動かず、一冊も本を買わずに帰って来てしまいました。
「丸善」と言えば、私が幼い頃、会社から帰って来た父がいつも手にしていたのは丸善のカバーのかかった本だったし、私にとって洋書を探しに行くのも丸善か島田洋書でした。
だから「丸善」は、近所の本屋さんとは違う大人の書店、そして本の他にも洒落た文具、洋書がある素敵なお店、というイメージがあったせいか、今度の渋谷のお店はちょっとイメージが違って少しがっかり。
何だか書庫みたいに本が詰まった書棚が並んでいるだけで、「本が好き!」「本って面白い!」っていう愛情が感じられないと思うのは私が期待し過ぎなのかしら。それとも、私が遊びのある本屋さんに慣れすぎてしまったのかしら。。。
そんな中、私は家の近くの図書館へ行き、じっくりと隅から隅まで心ゆくまで本を眺めてきました。

大好きなこどもの本のコーナーで懐かしい本達を手に取ったり、こどものために易しく解説をした本を興味深く読んだり。。。
そして、結局借りたのは川上弘美や司馬遼太郎。いつもは、カレンダーの日にちが変わる前に仕事を終えることはないのに、今日からは仕事をさっさと切り上げたくなりそうです。
そういえば、川上弘美が「小説を読むことは陰微な悦楽の味」と書いていたけれど、読書家だった父に教えられた大切なことも「本を読むこと」だったかもしれません。ひとりになって、好きなことを空想したり考えたり。
そして、私が最近買ったのはこの「読む」というよりは「見る」本。

[ A CERTAIN STYLE ] by Tricia Guild.
Tricia Guild は私が13歳の頃から変わらず、世界で一番好きなテキスタイルデザイナーです。
彼女の色のセンスがとにかく大好き!もちろん長い間に彼女のスタイルは変わり続けているけれど、その独特の色の組み合わせは変わらず、本当に素敵です。
洗練されていて優雅、でも遊び心にも溢れていて、ページをめくっていると、うっとりしたり、わくわくしたり、わぁ!と驚いたり!
この本のいろいろなところに日本人の私には考えつくことができない、彼女のアイディアとセンスが発揮されています。ぜひ、ご一読あれ。
やっぱり何ごとも綺麗や素敵だけじゃなくて、遊び心やゆとりがなくちゃね!
そして、私もいつまでも一生懸命学んで、そして沢山遊ぼう、っと!と思いました。:)
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