« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

盛りだくさんの秋に。

先週末から上海も急に寒くなったけれど、東京へ戻った私は余りの寒さに慌てて毛布を出したり、セーターを着込んだりしています。

そして、昨日は何ヶ月も前からカレンダーに大きな丸をつけて楽しみにしていた「牡丹亭 坂東玉三郎 中国昆劇 合同公演」」の千秋楽へ行ってきました。
Botantei
上海で3回、東京での初日、そして昨日と、この公演を見るのは5回目でしたけれど、昨日は舞台と観客席が一番ひとつになっていたように感じました。

それは、もしかしたら私がもう台詞も空で覚えているほどこのお話が好きで、横に表示される字幕をおわないで舞台に集中できたからかもしれないし、政治的なことも絡んで少し心配だったこの公演が立ち見も出るほど大盛況のうちに千秋楽を迎えたことの嬉しさだったかもしれません。
そして、そんなことを象徴するかのように私の前の列には駐日中国大使や中村勘三郎ご一家が並んで観ていらっしゃいましたよ。:)

それに、昨日の玉三郎さんのきれいだったこと!舞台が始まってからカーテンコールが終わるまで、本当に完璧な美しさでした。舞台の感動って本当に言葉では言い表せないもの、その場で感じるしかないのですね。
そして私は玉三郎さんの美しさに1/100、いえいえ1/1000でも近づきたいと思いました。そのためには、自分をより知って努力+努力+努力なのでしょう。頑張らなくっちゃね!

この写真は、ACTシアターの切符を見せるとシードルを一杯サービスして下さるクレプリーで。美味しかった!:)

そして、今日はもうひとつ楽しみにしていたことがありました。
それは。。。

Thomas

先日こんなふうに母や友人達と、上海をサイドカーに乗って観光するというツアーをして来たときの楽しかった様子(My Shanghai 69)が今日発行の現地の邦人向けフリーペーパーに掲載されています。
毎週金曜日発行のジャピオンは上海のフリーペーパーの中でも一番人気だから、寒いけれど急いでgetしに行って下さいね。
記事の中には、私達が行ったコースなども詳しく掲載されているので、私も地図を見ながらその日の様子を楽しく思い出しました。:)

その記事はどうぞこちらから。
web版上海ジャピオン:上海ヴォイス
http://www.shvoice.com/watch/special_feature/11064.html

そして、11月にはまた上海での講習会を予定しています。
詳細が決まり次第このblogでお知らせしますね。そして、11/5発行のジャピオンにも掲載予定です。

Leaves
次回は何とフランス租界にある私のアトリエでの1レッスン4名限定のミニレッスンになります。
こんな感じのフェルトを使った秋らしいミニクッションやクリスマスの飾りを作ろうと考えています。かわいいでしょう?
どうそ楽しみにしていらして下さいね。:)

そして、東京へ戻った私は東京での仕事や生活に戻って楽しんでいます。私もこの上海+東京の生活にも随分慣れて来て、どちらも新鮮でうれしい毎日です。そしてこれも、家族、友人達、生徒さん方やみなさまのお陰です。ありがとうございます。謝謝!Thanks x 1000!!

昨日の舞台の感動をいつまでも胸に秘めながら、私なりの美しさやかわいさをいつまでも作って行くことができますように。。。

そして、今晩は暖まりに友人のライヴハウスへジャワイアンを聴きに行って来まーす。:)

| | コメント (0)

My shanghai 72

祝 復活 ! Shanghai VIVE !

Vi1
さて、ここはどこでしょう?
まるで1930年代にタイムスリップしたようなこの素敵なエントランスは、3年ぶりに今年の夏にFairmont Peace Hotelとしてリニューアルオープンした和平飯店です。

1929年に上海を代表する大財閥サスーン商会が、ホテルやオフィスとして建設した当初の豪華で洒落た雰囲気を取り戻すために、このビルは2007年から改装のためにずっと閉鎖されていました。

そして、3年をかけて270室全てを近代化し、オーナーが住んでいた最上階のサスーンスィートを始め、9Nation Suiteなど20室の豪華なスィートルームも全てを復活させました。

そんなホテルの様子を垣間みられるのも嬉しいし、ジィジばかりのオールドジャズバンドも、また懐かしい演奏を聴かせてくれています。

改装前に私も一度泊まったことがあるけれど、お部屋の暖房がロンドンのようなお湯のヒーターだったり、窓を大きく開けることが出来たり、と近代的なホテルでは味わえない以前のクラシックな設えが私は好きでした。そして、今回の改装で更に最高にクラシックな雰囲気と近代的な設備を併せ持つホテルになったのでしょうね。:)

Vi2

でも、今回私がわくわくした気持ちで外灘へ向かったのには、もうひとつ大きな訳がありました。

それはここ、復活した雙妹のお店を訪ねるためでした。


1898年に創立された雙妹は、1910年に当時の上海の最高級化粧品店として南京西路にお店を構え、1930年代には多くの女優や富裕層の女性達に愛され一世を風靡するまでになりました。

先日、「和平飯店に新しい雙妹のお店ができたのよ。」と話したら、86歳の私の大家さんはとても懐かしそうだったし、上海人の友人達も「わぁ、本当?私のオバァちゃまやママが使ってたから家にあったけど、お店が新しくなったの?」と興味津々で、やはり雙妹は上海人の女性だったら誰もが一度は憧れた化粧品のようでした。

私もお店で早速ローションやクリームを試してみたけれど、するっとしていて気持ち良いし、レトロ+ポップなパッケージもかわいくて、是非今度使ってみたいと思いました。

何と言ってもシュッシュッ!とアトマイザー付きの香水がとっても優雅で、これは今、私の憧れのお買物リストのトップにあります。:)

Vi3

そして、雙妹には化粧品以外にも素敵なアクセサリーやスカーフ、そしてこんな素敵なブックカバーや、チャイナティストの栞がかわいいノートもあります。

雙妹のお店のエレガントな雰囲気に「いくつになっても私達は女の子なのね。」と乙女心がくすぐられて、いつもはバタバタしている私も「もう少し雙妹の化粧品が似合うような優雅で色気のある女性になりたい。」と思いました。
ね?そんなふうに思わせてくれるだけでも訪れる価値があるでしょう?

外灘へいらしたらリニューアルオープンしたFairmont Peace Hotelへ行って、是非雙妹のお店を覗いてみて下さいね。きっと1930年代へタイムスリップして、その頃の外灘の優雅な上海の雰囲気を感じられるはずです。

VIVE 雙妹(シュワンメイ) 和平飯店 北楼 南京西路20号 

| | コメント (0)

My shanghai 71

さて、少しずつ寒くなって来た上海では、何だか街中そわそわ落ち着かず、みんな心ここに在らず、と言った感じです。そして、その訳はもちろん大闸蟹(上海蟹)!

そしてその中でも、李白も詩に詠んだ陽澄湖の大闸蟹は特別美味しくて、上海市内でも10月になるとあちらこちらに「阳澄湖の大闸蟹」と大きな看板を掲げているお店が次々と現れます。

そして、去年ツアーで阳澄湖へ行った時に食べた本場の大闸蟹の味が忘れられない私は、上海在住のH君にお願いして私達だけの「大人の遠足」を企画してもらいました。


Ych1

私達は准海中路を9:30頃出発、蟹渋滞で少し混んでいたけれど、1時間ちょっとで昆山市の西のほうにある阳澄湖に到着しました。

湖の回りには蟹の養殖をしているお店やレストランが何百と並んでいて、とても選びきれない感じだったけど、私達はH君の案内でその中の一軒へ。:)
そして、おじさんに「一番大きな蟹の籠を見せてね。」と頼んで、こんなふうに上がって来た籠から「これとこれ!」というふうに雄と雌を一匹ずつ買って、いざレストランへ向かいました。

そして、到着したのはこんな畑に囲まれた農家レストラン。
Ych5

この地方は地鶏が美味しいことでも有名なので、この日は農家の地鶏と新鮮な野菜+大闸蟹!が食べられるということで、私達は既にお腹がペコペコ+期待がmaxに!!

Ych2
そして、オス+メスX7人分=14杯の蟹が茹で上がってきました!
茹でたての良い香りに、みんな我先に手が伸びて食べ始めましたよ。
まずはメスから。う〜ん美味しい〜!

阳澄湖の大闸蟹は湖の水質が良くエサが豊富なので大きいこと、そして湖底が岩盤で出来ていて泥が少ないので美味しいと聞いていたけれど、1度食べたら必ず大闸蟹独特の濃厚なミソの味に病み付きになってしまいます。:)

Ych3
そして、続いてオスへ。
大闸蟹は10月はメス、11月はオスと言うから、まだオスには少し早いかしら?と思っていたけれど、美味しかった〜! きっと、上海市内ではこれほど新鮮で大きくて美味しい大闸蟹は食べられないのではないかしら?

そして評判の地鶏は、半分はスープに、もう半分は蒸し鶏にしてもらったけれど、どちらもすごく美味しくて「本当の鶏」の味がしました。

お天気の良い秋の週末のお出かけは、ぜひお友達を誘って阳澄湖へ!
翌日、上海人の友人達にこの日の遠足のことを話したら「え〜っ、Hiroko、阳澄湖へ行って大闸蟹を食べたのぉ?良いなぁ〜〜〜〜〜!!!」とみんな心底羨ましそうでした。:)

そして、忙しい中私達のためにこの美味しくて楽しい遠足を企画して下さったH君、非常感謝!

私達が行ったのは:昆山巴城阳澄湖大闸蟹交易市場 2号入口処41号

| | コメント (0)

My shanghai 70

10月も半ばを過ぎたのに日中はまだ暑くて半袖を着たい日もあった上海も、昨日くらいから「ん?何かもう1枚着ようかしら?」と感じるようになりました。

そんな秋を迎えた上海でみんなが顔を会わせる度に「ね!もう行った?!」と噂のラウンジが浦東にあります。

Flair

それがここ。浦東に新しくできたThe Ritz-Carlton のbar Flairです。
上海へ来ると必ず一度は行きたい Vue barは33階だけど、ここは何と58階!
夕方から夜へ移り変わるのを見るのが好きな私はFlairがオープンする17:30ぴったりに到着。楽しみにしていたデッキテラスのソファに座りたいなぁ、と思ったけれど、やはりそこはスペシャルシート!
何と席料が3,000RMB~とのことでした。なるほど、浦東は金融街だものね!!!

そこで私達は少し小さなソファに陣取り、ワインを片手にゆっくりと空が暗くなってゆくのを眺めました。:)


Flair2

きれいでしょう?
これは対岸の外灘の夜景です。

「私のアパートはあの道をずーっと行った処ね。」と、この夏からこの街に部屋を借りた私は何だか今迄と上海の街を眺める気持ちが少し違うことを感じました。
東京と行ったり来たりで、いつも上海に住んでいる訳ではないのに、何だか今迄よりもこの街を近く感じて、じわっと心に嬉しさが広がる感じです。

Flair3


これは、上海といえばどのガイドブックを開いても一番先に出て来るキッチュな姿で有名な東方明珠塔。
そして、FlairがあるRitz-Carlton Pu Dongは東方明珠塔や水族館のすぐ側なので、Flairからは手を伸ばせば触れそうな感じです。
次々と7色に変わるイリュミネーションも楽しくて、いつもは浦西ファンの私もこの新しい浦東のBarは私のお気に入りのRestaurant & Barリストの上位に入りそうです。

「秋がない」って言われるほどストン、と寒くなる上海だから、もしも外に座りたかったら急いで急いで!でも、Flairは屋内もとっても景色がきれいだし、暖炉みたいに小さな火を燃やしている席もロマンティックで素敵でした。

そして、「Hiroko、今夜はどこへ行きたい?」ともしも聞かれたら、これからは「うーん、Vue BarとFlairとどちらにしようかしら?」と迷ってしまいそうです。

日常から離れた天空のBarへぜひいらしてみてくださいね。素敵な景色と58階のオープンテラス席という非日常的な空間に刺激されて、「私も明日から頑張ろう、っと!」と元気が出ますよ。:)

Flair4

Flairはカクテルやワインだけではなく、アジアン料理+魚貝料理も美味しいので、みんなで奮発してお誕生日やスペシャルな日にソファ席に座るのも良いかも。きっと一生の思い出になりますよー!

Flair Ritz-Carlton Pu Dong 58F  世紀大道8号 
上海浦东丽思卡尔顿酒店58楼
近陆家嘴环路
021-2020-6756 17:30-26:00
デッキテラス席は最低消費350RMB, ソファは席料3,000RMB~

| | コメント (0)

My shanghai 69

さて、私は今上海へ来ています。
いつもは仕事中心の私も、今回は久しぶりに母や友人達と一緒ということもあり、楽しいプランを沢山たてて日本を出発してきました。
そして、その中でも「晴れてくれたら嬉しいな。」と思っていたプランもいくつかあるのに、東京で週間天気予報を見ても何だか怪しい感じでした。。。

Doggy


そして、心配していた通り翌朝は小雨。でも、お散歩途中のこんなお洒落なレインコートに豹柄の靴を履いたテリア君が「どこへ行くの?」訪ねてきましたよ。
あのね、それはね。。。

Sways2


Let's go! と拳を振り上げているのが、この日の私達の隊長Thomasです。
そして、走る前から前傾姿勢ではりきっているのが私の母。
そうなんです。この日私達は以前にこのブログの記事 My Shanghai 60でもご紹介したクラシックなサイドカーに乗って上海市内を観光するという素敵なツアーを決行したんです。:)

でも、この日は朝からしとしと雨が降っていて何だかしょんぼり。
「Thomas,今日は雨だから少し先に延ばせる?」と聞いたら、秋は一番上海が気持ちの良い季節だからツアーの予約も一年で一番混んでいるらしく、キャンセルをしたら次のチャンスはもうずっと先になってしまうとのこと。う~ん、どうしましょ。

そして、「Hiroko, 雨でも楽しいツアーにするから行こう!」というThomas達の明るい笑顔に励まされて、アパートを出発しました。
Sways1

素敵でしょう?
まずThomasは、フランス租界の中心にある私のアパートから少し西の方の一般には余り知られていない、こんな素敵な個人のヴィラへ案内してくれました。今はギャラリーになっているこのヴィラは路地の奥にあるから、上海人の私の友人達もきっと知らないのではないかしら?
雨に濡れたお庭も、しっとりとしていて、とてもきれい。

こんな素敵なArt Deco様式のお屋敷が大切に保存され、こうして租界の中に点在していることも上海の大きな魅力のひとつです。

そして、その後も静安寺近くの緑に包まれた昔のアパートが立ち並ぶ路地や蘇州河沿いのクラシックな郵便局へ案内してくれました。
のんびりしていたら時間がなくなってしまったので、その後は少しスピードを出して、雨がすっかり上がった外灘から复兴路を走って急いで家へ戻りました。


Sways3_2

外灘をこんなふうにサイドカー付きのバイクで走るから、私達を見つけた観光客達も何だかわいわいと楽しそうでした。

そして、実はこの日の楽しい様子やShanghai Sidewaysの詳しい情報は、今月末に出る上海の邦人向け情報紙に掲載予定です。

今回は初めてだったので2時間というちょっと短めのコースにしたけれど、余り楽しくて味をしめた私達は今度はもっと遠くへ!と考えています。Thomasは上海に限らず、中国国内、いえいえ上海~パリ(フランスのParis!)までも、色々なツアーをアレンジしてくれます。
そして、フランス語や英語の他にも日本語が堪能なケンジさんや心強いスタッフがThomasをサポートしているので、言葉の心配も無用です。

「Thomas, 他にはどんなコースがあるの?」と、興味津々の私に、「Hirokoが行きたいところはどこへでも!」と、にっこり!:)

北京へ行ったことがない私に「万里の長城辺りを走るのも楽しいし、この前、雲南へ行ったのも良かったよ。」と魅惑的なコースを沢山考えてくれているThomas達と、今度はどこへ行きましょうか。わぁ、楽しみ!


http://www.shanghaisideways.com/

| | コメント (2)

愛しの普段着

Artbook1_3

上海へ行く前に頭の中をリフレッシュしたくて、神保町へ本を見に行ってきました。

そして、古本屋さんが軒を連ねる神保町で私が向かったのはここ。


手芸関連の本ばかりのお店、art-bookshopです。

ここは、お店へ入るとこんなふうに下へ続く階段があって、地下一階には洋書の古本が、そして何段か下がった小さなお部屋には日本の本がぎっしりと並べられています。

手芸好きの方だったら、「気がついたら何時間もたっていた。」と思う位に、かわいいイラストの絵本から編物の専門書まで、色々な素敵な本が沢山あって時間が経つのを忘れてしまいそうです。
私も本棚に並んだ沢山の本の中から面白そうな本を探して、上から下まで、そして右から左まで手を伸ばしながら行ったり来たり。

そして、そんな中から私が見つけたのはこの一冊。

Frida
[SELF PORTRAIT IN A VELVET DRESS] FRIDA'S WARDROBE Fashion from the Museo Frida Kahlo.

そうです。あの多分南米で一番有名な女流画家であり、ラテンアメリカ女性の憧れ、フリーダ・カーロの本です。
そして、興味深いのは、これは彼女の画集ではなく、彼女が愛した普段着を一冊にまとめたものだということ。


幼い頃から足が不自由だった彼女は、その後事故で全身に重傷を負い、その長い入院中に独学で絵を学びました。
その後、絵をきっかけにディエゴ・リベラに認められ、結婚。そして、結婚後もイサム・ノグチやトロッツキーとの恋愛でも知られるように、自由で情熱的な一生をおくりました。

でも、その後も幸せなことばかりではなく、自身の身体のこと、そして何と言ってもフリーダ以外にもいつも大勢の女性と関係を持ち続けたリベラの愛を求めた一生でもありました。

そんな彼女の刺繍を凝らしたカラフルな民族衣装のブラウス、レースのヘッドドレス、鮮やかな色のシルクのロングスカート、フリンジがたっぷりついたショールは本当に素敵!
本の中の服は全て彼女が毎日着ていた普段着だけれど、彼女が提唱していたように「芸術的な普段着」です。

レースをメキシコや中国の伝統的な衣装を合わせたり、カラフルなシルクのサッシュ、不自由だった足に合わせて作られた刺繍を施したシルクのブーツなど、彼女独特の徹底したコーディネイトにため息が出ます。
そして何と言っても、その鮮やかな美しい色、色、色!

メキシコの色は、裏が暗ければ暗いほど表に出て来る色が鮮やかになる、と良く言うけれど、フリーダの鮮やかな服にも、彼女の熱い情熱と壊れそうな繊細さがひとつになって現れているのではないかしら。

Frida2
これは、ディエゴ・リベラとのNew Yorkでの一枚。(1933年)
美女と野獣と言われたふたりだったけど、その結びつきは固く、お互いにいくつもの不倫を重ねた末離婚するも、すぐに復縁。

彼女らしく常に美しく装うことでリベラの愛を得たいと思ったフリーダの想いが、ページをめくる度にその鮮やかな服から伝わって来て苦しいほどでした。

今はメキシコシティのフリーダ・カーロ博物館に収められているこの数々の「普段着」を見ながら、そんな彼女の人生について色々考えた一日でした。

本って面白い。
ずっしりとした本を膝に抱え、両ページに広がる世界へぐっと引き込まれる感じはやはりipadとかでは感じられないのではないかしら。

また、神保町へ行こうかな。。。

さて、今日から上海です。
自分でインターネットに接続できるかしら?ちょっと心配。。。
上手くいったら上海での様子、お伝えしますね。お楽しみに〜!

art-bookshop 千代田区神田神保町3-19 10:30-18:00
http://www.colourfield.co.jp/art-bookshop/about/aboutus.html

| | コメント (2)

きちんとお休み

Aki
この頃お散歩をすると、良い香りの金木犀や可憐な萩の花がしみじみと秋を感じさせてくれるけれど、もしかしたら私が一番好きな秋の花は秋桜(コスモス)かもしれません。

これは、先日白金のBio Topで買って来たコスモス。甘いサーモンピンクの花が秋風にゆらゆら揺れているところを見ると、それだけでhappyな気持ちになります。:)

そして最近暑かった夏の間の疲れが出て、何となく冴えない気持ちだった私は自由が丘のLushへ行って、こんなお助けグッズを購入。


Lush
これは、お家でヘッドスパが出来る「危機一髪!」という、すごく効果がありそうなネーミングのヘアパックです。
お店で作ったばかりのできたてのパックをいそいそと持って帰り、泥んこ遊びのようにペタペタと髪に塗ってしっかり頭皮をマッサージ。そして、そのままタオルを巻いて半身浴を30分。

じわじわと、ローズマリーの成分がマッサージ効果を、ペパミントがすっきり感、海藻が艶やかな髪へ、そしてカモミールが地肌に潤いを与えてくれている感じ。
そして、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、とお家でサロンへ行ったようなヘアケアを丁寧に時間をかけてしました。
そうしたらこの頃ドライヤーで乾かすとキシキシしていた髪がしっとり、つややかになり人に見せたい髪になりましたよ。やっぱり何でも手をかけるとそれだけ効果があることを実感。:)

何をやってもキシキシ髪のままならば、もう短く切っちゃうぞ!と思っていたのに、もう少しロングヘァを楽しみたい気持ちになりました。それに、頭皮は肌とも繋がっているから、スカルプケアは美肌への近道ですものね!これからも怠けずに頑張らなくちゃ、と決心。

そして、この頃せっせと手を動かして編んでいたストールも完成!

Knit


かわいいでしょ?
これは細い細いモヘアを若干太めの針で編んだもの。
軽くてふわふわで暖かくて、しかもカラフルで元気いっぱい。
きっと、この冬の間家でも外でも手放せなくなりそうです。

ニッティングクラスのみなさま〜、編むのは簡単だけど色の組み合わせが腕の見せ所です。来月のお稽古までに色えんぴつ片手に悩みに悩んで下さいね。


こんなふうに、のんびりヘアケアをしたり、さくさく編物をしたり、連休を満喫したように見えるけど、本当は「わぁ、間に合わないー!」と、心にねじり鉢巻をして連日仕事をしていました。
もうすぐ上海へ行くので、その準備をしなくちゃいけないのに、何故だか今回はいろいろしなくちゃいけないことがあり、今頃になってバタバタとしています。

でも、今回は母やお友達と一緒に上海蟹を本場の陽澄湖まで食べに行ったり、インディアナ・ジョーンズの真似(?)をする予定など、楽しいプランが沢山あるので楽しみ!

Kaenrose2

そして、もちろんこんなかわいいバラを作る講習会も予定しています。
詳細は10/2の記事「Work Shopのお知らせ in 上海」をご覧下さい。

お申し込みは東櫻花苑フロントデスクまで:021-6889-9010

Lush 自由が丘店 目黒区自由が丘1-26-8 11:00-20:00 年中無休
Lush[危機一髪!]http://www.lushjapan.com/product/productdetail.asp?sc=2505

| | コメント (2)

いざ赤坂へ

Botantei1
きれいでしょう?
今、赤坂ACTシアターへ向かう階段を上って行くと、私達を迎えてくれるのはこの「牡丹亭」の写真です。

あら?でも、もう上海で何回も見たのでは?
はい、その通りです。でも、玉三郎さんの完全版として日本で牡丹亭が上演されるのは今回が初めてです。だから、どうしても観たくて10月6日の初日の舞台を観に行ってきました。


Botantei4


これは、昆曲が生まれた場所と言われている千灯(上海の近郊)を訪ねた時に写した「牡丹亭」の作者、湯顕祖(とう・けんそ)お人形です。
彼は、この甘くて切ないお話を1598年頃(湯顕祖48歳)に書きました。それから400年以上もの間演じ続けられて来た55幕に及ぶ「牡丹亭」の中から、玉三郎さんは7幕を選び、そして昆曲に馴染みのない日本の観客が観やすいようにと今回更に6幕に書き直しての上演です。


そんな素敵な公演を見逃す訳にはいきません。
そして、せっかくなので私も上海風にお洒落をして出かけました。
Botantei2
上海の布市場で注文したShatzy Chen風の浅葱色のシルクのワンピースの上には、ブルーの裏地がきれいなシルクの軽いコートをはおって、真珠城で作った大きな淡水パールのネックレスをつけました。

このワンピースは上海での公演を観に行く時着たくて作ったもの。私にとっては、このワンピースは「牡丹亭」のために、という気持ちです。

「牡丹亭」は玉三郎さんを始め、役者さん達の演技や歌が素晴らしいことはもちろん、衣装や小道具が本当に美しい。中国独特の色や丁寧に刺された刺繍に思わずほうっとため息が出ます。

Botantei3

これは、玉三郎さんが演じる杜麗娘のお相手の柳夢梅とおつきの女中、春香。
杜麗娘思いの春香はけなげでかわいいし、柳夢梅の台詞は現代では聞けない優雅でロマンティックなもの!

そして、杜麗娘のしぐさや台詞のひとつひとつは本当にきれい。。。
しかも、昆曲ですもの、台詞は中国の中でも繊細で優雅、でも難解と言われている蘇州語にメロディがついた「歌」です。どんなにか自分のものにするまでが大変だったことでしょう。そんな玉三郎さんに心からの敬意を払わずにはいられない気持ちです。

そして、私にとっては毎回ハンカチ片手になってしまう「離魂」の場面。毎回特に舞台に引き込まれてしまう場面ですが、日本で観ているせいでしょうか、何故だか歌舞伎の場面が思い出されました。

歌舞伎ならばともかく、中国の昆劇ってなぁに?って言わないで、ぜひ赤坂へ足を運んでみて下さいね。帰り道には家族やお友達に「牡丹亭」のことを伝えずにはいられない気持ちになってしまうと思います。

一生忘れられない舞台として心に刻まれる、坂東玉三郎 中国・昆劇合同公演「牡丹亭」へ、ぜひ。そして、日中の文化の行き来がこれからもずっと続いてゆきますように。

私ももう一度千秋楽を観に行く予定にしています。

昆劇 坂東玉三郎 「牡丹亭」
2010年10月6日〜28日 (全22公演・日本語字幕有り)
赤坂ACTシアター
お問い合せ:チケットスペース 03-3234-9999

*昨年の11月の上海公演のことは、「バックナンバー」から2009年11月を選んでMy Shanghai 45をご覧下さい。

| | コメント (2)

秋の夜長に。。。

秋の長雨もようやっと上がり、今日も気持ちの良い秋晴れの一日になりました。
涼しくなったし、さっさと衣替えをしなくちゃね、と洋服ダンスを開けて「これは、もう着ないからリサイクルへ。」「でも、これはちょっと今年らしく工夫をすれば着られそう。」と夏物と冬物を入れ替えるのも殆ど終わって、ほっと一息です。

鮮やかな色の夏服をたたんで、大好きなベルベットやシルクの登場。何だかちょっとうれしい気持ちです。

でも、気がついたことがひとつ。去年の服を着てみると、サイズは変わらないのに何だか雰囲気が違うんです。うーん、それだけ今年の夏は暑くって顔、髪、身体がちょっと疲れているのかしら、という感じ。
気分を入れ替えて、きちんと色々お手入れしなくちゃね!と思いました。

そんな私に、みんながお手製の美味しいパンプキンプディングや大きな葡萄や珍しいお菓子を持ってお稽古に来てくれました。

Toraya_2

素敵!
これは、とらやの京都のお店限定のお干菓子「京の香」。
包み紙を開いた時から、いつもの箱とは違うことに気がついた私は蓋に手をかけながらドキドキ!


そして、開けたとたんにニッキやミントの香りがしてびっくり。だって、これはお干菓子です、それなのにまるで洋菓子の様な香りなんですもの。

添えてあった説明に5種類の京野菜の形を模したものに、それぞれ薄荷、生姜、梅肉、抹茶、肉桂で香りづけをした、とあったので、なるほどと納得。「ニッキやミント」と思うと洋菓子だけど、「肉桂と薄荷」と考えると和風に思えるから面白い!

お気に入りの清課堂(京都 寺町)の錫の器にのせて、丁寧にいれたお茶といただきました。:)

そして、これも。
Malu
かわいいでしょ?
これは、長崎からのお土産です。
あの茂木ビワゼリーのお店、一○香(いちまるこう)のお菓子、その名も一○香。
江戸中期に中国の禅僧によって伝えられた中が空洞のおせんべのようなお菓子です。中に水飴が塗ってり、生地には胡麻も混ざってるので香ばしくておいしい。

オーブンでちょっと暖めて、ミルクティと一緒にどうぞ。
不思議な食感が楽しくて、思わず「もうひとつ。」と手が伸びてしまいますよ。:)

先日アメリカ帰りの甥に会ったら、「日本の国宝を訪ねる旅をするぞ!」と張り切っていたけれど、私も「日本の銘菓を食べ歩く旅」に行きたいなぁ。

そんなことを、秋の夜にせっせと編物をしながら考えました。

Sage


ねぇねぇSage, 何を考えているの?

何も考えずに爆睡している彼を見ると「猫っていいなぁ。」といつもだったら思うけれど、こんな美味しい毎日の私は「人間っていいでしょ。」と思いました。

10/25の上海での講習会は東櫻花苑にお住まいでなくても受講可能です。
秋のばらを、是非ご一緒に作りましょう。
お申し込みは東櫻花苑まで(日本語):http://www.shsakura.com
または私まで。hirokoibuki@mac.com

| | コメント (0)

Work shopのお知らせ in 上海

Plumrose


わぁ、懐かしい!
これは、今年の3月に南京西路から一歩入ったところにあるかわいいギャラリーで開いた私の個展[Blooming]の時の様子です。

plum galleryへ毎日通っていたのはたった半年前なのに、あれからいろいろな展開があり、ついには上海にアパート迄借りてしまった私は、過ぎたことがフィルムの早回しみたいにどんどん後ろへ遠ざかっていく気分です。

東京で準備をしている時は本当に大変だったけれど、ギャラリーで自分たちで壁をペンキで青く塗り、作ったバラの花を飾る作業はすごく楽しくて、「もう1度やりたいなぁ。」という感じでした。

そして、plum galleryの壁は今はもう元に戻されて、すっかり違う空間になっているけれど、上海の違う場所に新しい私のバラが咲いています。
Kaenrose1

かわいいでしょう?
これは、上海の浦東にある日本人の方が多く住まわれているマンション東桜花苑のロビーに展示されている私の作品です。個展のときと同じようなリボンで作ったバラを、この作品では、秋らしくフェルトで作った樹に咲かせました。

こんなふうに作品に合った素敵な額に入れて下さったので、一層バラが引き立って私も嬉しい気持ちでいっぱいです。
そして、これは1mくらいある大きな作品なので、見応えも十分!ぜひ見にいらして下さいね。

東櫻花苑は敷地内に幼稚園や和食レストラン、スーパーマーケットもあり、ミセス達のためには上海のいろいろなところへシャトルバスが運行していたり、と至れり尽くせりのマンションです。
前回講習会の為に伺ったときも、その心配りの細やかなサービス内容にびっくり!

そして、今月も東櫻花苑でリボンで作るバラの花の講習会を開くことになりました。:)

Kaenrose2

今迄はコサージュに仕立てることの多かったバラの花も、今回はこんなふうに額絵にしてみました。
素敵でしょう?
秋なのでバックはツィードの生地にして、ちょっとクラシックな雰囲気の額にいれました。

この作品は連休明けの10/9頃からロビーの講習会の告知の側に展示して頂けると思います。:)

今回のバラは立体感を出すために秘密の土台を使って、チクチク縫うのは葉っぱとつぼみだけ、という、手芸+工作と言った感じ。だから、「手芸って苦手かも。」という方でも楽しく作って頂けると思います。
それに何と言っても、「このバラの立体感はどうやって出すんですか?」という秘密を大公開です!

講習会は10/25(月)です。どうぞ、お楽しみに〜!
もちろん東櫻花苑にお住まいでなくても参加して頂けます。
その他にも、せっかく東京から伺うんですもの、「ここが聞きたい!」という手芸関連の質問にも喜んでお答えします。
お申し込みはフロントデスクまで:021-6889-9010 (もちろん日本語可です)
その他の東櫻花苑のInfo.はこちらへ。
http://www.shsakura.com

ご質問はどうぞ私まで。
hirokoibuki@mac.com
(上記の作品は参考作品になります。額は材料に含まれていませんが、上海でも簡単に購入可能なものです。)

そうそう、上海の街中のブックスタンドでLOHAS(中国版)を見かけたら、ぜひ購入なさってみてくださいね。簡単にできる+毎日の生活が楽しくなる手芸を連載中です。:)

| | コメント (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »