Telomere
上海に居ると、今までも幸せなことに国籍や仕事や年齢を超えた方たちと知り合い、お友達が少しずつ増えてきました。そして、先日もとっても素敵な方にお目に掛かることができました。

日本からの撮影の仕事のために来海していた友人を訪ねた時に、「明日の衣装を探しに布市場へ行く」という話を聞き、「布市場ならば私に任せてね!」と急遽私も彼らに同行することになりました。
その時のアートディレクター/写真家が永石勝氏。
今、ハンカチなしでは見られないと評判のNHKの連続テレビ小説「おひさま」のタイトルロールの時に流れるきれいなお花を作られた方です。
そして、この美しい本はその花達を一冊にまとめたもの。
題名の[ Telomere ]とはギリシャ語で「末端」を意味し、テロメアを欠いた染色体は病気や老化の原因になるらしい。ということは、テロメアは細胞の不死化ということ?
その答えはこの本の中にありました。
本の中の花達は押し花になって20cm角のアクリルの中に閉じ込められているけれど、その美しさは永遠のもの。
私もお会いした時に1枚だけ実物を拝見したけれど、展示会の真っ最中だったのでゆっくり対面することができなくて残念でした。

そして東京に戻り、どうしてももう一度あの花達に会いたくてAmazonで早速憧れの本「Telomere」を購入。
上海で拝見した時は「きゃぁ、きれい!」ときれいな花の写真に喜んでいたけれど、今、こうして自分の目の前で本を開くと、とってもそんな気持ちにはなれない感じです。
なんて言うのかしら、もちろんきれいだけど、それだけではなくて、しかも、きっと手にする度に好きな花が違う予感です。
「好きな花」というよりも、思わずページをめくる手が止まってしまう花。
そして、その花がアクリルのブロックの中でずっと生き続けているような、まるで自分の手の中に永遠の時間があるような気持ちになります。
私が大好きな長谷川潔の絵に感じる気持ちと同じような、美しさと厳しさが混在している感じ。
そして、その素敵な「Telomere」がiPhoneのアプリになっています。

全てのサウンドはPerfumeなどのサウンドプロデューサーの中田ヤスタカ氏だし、Telomereの花達を自分でタップ、フリック、シェイクして動かせるのも楽しい。
この前上海でこのアプリで遊ばせて頂いた時は、花の種をふぅっと吹くのが好きな私は、ブロウ出来るのが一番嬉しかったかも!
iPhoneのみなさま、是非「Telomere」のアプリを楽しんで下さいね。アプリの代金は全て東日本大震災の義援金として寄付されます。もちろん私も既にダウンロード済みです。:)
そして私は、上海での偶然の出会いに感謝し、「Telomere」の本を大切にしてゆきます。
Telomere /テロメア Photograph by Katsu Nagaishi 永石勝
木楽舎 ¥3,333
ISBN 978-4-86324-011-7
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