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2011年8月

上野の一日 The Body

「さぁ、夏休みはもう終わり、その前に最後の夏の日を楽しんでね、」と、まるで太陽からのプレゼントのように明るい青空が広がった昨日、楽しみにしていた展覧会を見に上野へ行ってきました。
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世界の至宝が集められている大好きなブリティッシュミュージアムから選抜きのギリシャ美術の作品が135点も来日しているんですもの、見逃す訳にはいきません。

上野の展覧会の良いところは、きっとロンドンでは「ギリシャ・ローマコレクション」とでも題して大きなお部屋にごちゃっ!と集められているに違いない彫刻や壷が、一点ずつに丁寧な説明が付き、作品によっては見やすいように台の上に乗せられ360度から見ることができることです。

そしていつも思うのは、あの堅い堅い大理石でどうしたらあんなふうに柔らかで優美な女性の身体や衣のドレープを表現できるのでしょう、ということ。本当にきれい。:)
そして、今回はタイトルの[The Body]の通り、男性の筋肉質な身体を表現した彫刻群も必見!人間の身体って美しいのね、と再確認でした。

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これは皆大好き、海洋堂のガチャポンです。
今回は目玉の「円盤投げ ディスコボロス」を始めとした6点がカプセルの中に隠されています。
展覧会場から出てきた大人達はガチャポンの前に立ちポケットから小銭を取り出して嬉しそうにガチャガチャ。

2回トライした私は、こんなきれいなアフロディテとアンフォラ(壷)をゲット。
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回りには全部揃えたくてトライし続ける大人達が続出していたけれど、海洋堂のフィギュアは本当に良く出来ているから私もその気持ちわかります。
家に帰ってアンフォラを拡大鏡でじっと見たら、描かれている絵の細い細い線や削って作られた模様などとっても丁寧で、手の中に小さな古代ギリシャがあるような気持ちになりました。:)
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そして、上野へ来たらおやつはみはし!
いつもはプレーンな豆かんなのに、昨日は甘いものが欲しくて珍しく杏クリームみつ豆をチョイスした私はアイスクリームの甘さにびっくり!
でも、きっと甘味屋さんのアイスクリームはお砂糖や乳脂肪分が違うのでしょうね。ちょっと渋めのお茶と合ってペロリと美味しくいただきました。

さぁ、充電完了です。
明日からは東京の9月のレッスンが始まり、来週末には上海へ。
がんばろう、っと!

The Body 究極の身体、完全なる美
大英博物館 古代ギリシャ展 ~2011, 9/25
月曜日休館

*9/10から始まる上海でのお稽古、9/10,19は満員、9/14あと1名、9/12,13余裕有りです。
是非、お遊びにいらしてくださいね。お待ちしています。
hirokoibuki@mac.com

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9月の予定 in 上海!

お待たせしました!
ようやく9月のお稽古の予定が決まりました。
Gcat
でも、この猫チャンは何だか浮かない様子。。。
8月もあと数日なって風は少しずつ秋の気配を運び始めているというのに、何をそんなに悩んでいるの?

それもそのはず。
9月の上海でのお稽古は7月のパピーの展示会でも大好評だったマカロンのピンクッションと、「これ、作りたい!」というみなさまのリクエストにお応えした新星パンダカバーの登場です。
ふむふむ、これはどちらを作ろうかと悩みそう。

Mpin

細編みをグルグル編んでいるうちにできるかわいい円を2枚合わせて、中に綿を詰めれば、ほら、かわいいマカロンの出来上がり!
1つの玉でいくつか編めるので、今からせっせとクリスマスプレゼントの準備をするのも良いし、沢山編んでポプリを詰めてお部屋に置いても素敵です。

編み方を覚えれば、大きさや素材を変えて色々自分で工夫できるから楽しい!
Panda

そしていつも持ち歩きたくて、思わず文学少女になってしまいそうな文庫本サイズのキュートなパンダのブックカバーはいかがでしょう。

しかも今回は、日本では売り切れていて手に入らない大人気のパピーの手編み糸キャッシュファーを使って作った上海バージョンです。
パンダの黒い部分がふわふわでかわいい! 

技法的にはラグラグなのですが、みなさまに作って頂きやすいようにと考えて、今回は刺繍枠とかぎ針で作れるように工夫しました。しかも、チクチク縫うところは少しだけ!

是非、今まで見たことのない「糸を布に刺す」技法を楽しんで下さいね。

さて、レッスンの日程は。。。
*マカロンのピンクション:
 9/12(月)浦東 東櫻花苑 (定員10名)10:00-12:00
 9/14(水)徐家汇 パピーのお店にて (定員10名)10:00-12:30
 講習費:250元 材料費含む(毛糸2玉、綿)
 持ちもの:かぎ針4号(2.5mm)、糸切りばさみ、縫い針
 
*パンダのブックカバー
 9/9 (土) 9/19(月)フランス租界のアトリエ(各定員4名)10:00-12:00
 9/13(火)浦東 東櫻花苑 (各定員10名)10:00-12:00
 講習費:280元 材料費含む(毛糸2玉、土台布など)
 持ちもの:刺繍枠、かぎ針4号(2.5mm)、鉛筆(濃いもの)、しつけ糸(あれば)、縫い針、木工ボンド(仕上げの時に必要になります。レッスン中には使いません)
*刺繍枠はご自分でご用意下さい。(お申し込みの方には、枠を扱っている上海のお店をご案内します)

*今回は9/12(月)が中国では祝日になるため、参加しにくい方もいらっしゃるかもしれません。
そのため、「他のレッスンの日にマカロンを作りたい」などご希望があれば、どうぞご連絡下さい。

お申し込みは今日から受け付けます。定員になり次第締め切りになります。
お申し込みとお問い合わせは:
hirokoibuki@mac.com

秋風が吹き始めて創作意欲がムクムクと湧いてきた上海で、みなさまにお目に掛かることを今から楽しみにしていますね。:)

そして、東京でも「作りたい!」というみなさま、どうぞご連絡下さいね。
今、日程を調整中です。

特別出演:松本 陶片木の猫チャン

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夏の終わりに

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日曜日から蓼科へ行ってきました。
中央道を降りたらさあっとひんやりとした空気が窓から入ってきたけれど、標高1,500mのところにある叔母の山荘の気温は何と15℃!
十分に暖かい格好をして行ったつもりだったのにブルブル震えている私を見て、叔母はクスクス笑いながら暖房をつけ、暖炉に薪をくべてくれました。

そして、蓼科へ行くと私が真っ先に向うのは農家が開いている朝市です。
この日も美味しいトマトやトウモロコシ、ルッコラやルバーブなど高原野菜を抱えきれないほど買いました。そして、山荘へ戻って台所に立ち、材料を前にして何を作ろうかと時間をかけて思案することも、時間がゆっくり流れるのを感じられて楽しいことでした。


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東京から大きなバッグいっぱいにスケッチブックやパソコン、資料やメモを詰めて行ったけれど、結局蓼科では殆ど仕事はせず、犬達と遊んだり、お料理をしたり、普段はお互いに忙しくて会えない叔母とゆっくり話した4日間でした。:)

そして、今日からはBack to work!です。
さて、まず来月の上海でのレッスンの予定から。
9/10(土), 9/19(月)陕西南路の老房子でのレッスン
9/12,13(月、火)浦東 東櫻花苑でのレッスン
9/14(水)徐家汇 パピーのお店でのレッスン
全て午前中(10-12時位を予定)
内容は12日の東櫻花苑と14日のパピーのお店でのレッスンはかぎ針で編むマカロンの針山。:)
そして、他の日はパンダのブックカバーの予定です。
詳しい内容は次回の記事でお知らせしますね。


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そして、パピーでは9/1-8まで夏糸のセールを開催予定です。
廃柄、廃色の糸を35%オフ、夏糸で編んだ作品を50%オフで購入できる素敵なチャンスをお見逃しなく!

パピー上海店
宛平南路223号 021-6426-4080

そして、いつも私は蓼科からビューッと中央道を飛ばしてまっすぐに帰って来るのに、今回は少しだけ足を伸ばして松本へ寄ってきました。
松本って素敵!
美味しい湧き水=美味しいお蕎麦!
民芸館やセンスの良い工芸品を扱うお店が点在していて、何だかこれから少し通いそうな予感です。
このお話はまたゆっくり。。。

山の空気と青空ですっきりリフレッシュしたし、さっ、仕事です。
頑張りましょ。

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Yearning for....

昨日の大雨で東京も急に気温が下がり、少しほっとした気持ちです。
だって、今週はずっととっても暑かったんですもの。
そんな中、私は友人とテレンス・マリックの映画[The Tree of Life]を観に行ったり、邦画の試写会へ行ったりしていました。

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そして東京で最高気温を記録した木曜日は、少しでも涼しい気持ちになりたくて東京ミッドタウンのサントリー美術館へヴェネチアングラスの展覧会を観に行きました。
「The Yearning for Venetian Glass -Beauty that Traversed Oceans and Time 憧れのヴェネチアングラス - 時を越え、海を越えて」何だか展覧会のネーミングも素敵です。
Yearning for...このフレーズだけでドキドキする感じ。

多様なテクニックを駆使して作られたルネッサンス期から現在までのヴェネチアングラスをヨーロッパ諸国や日本のぎやまんと一同に見られることはとっても素敵なことでした。
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そして、多分私のガラス好きは親譲り。
これは、父と母が随分前にムラーノ島を訪れた時に注文したヴェネチアングラスです。金のエナメル彩の模様がきれい。そして、K&Tと父と母のイニシャルが入っています。
当時まだ幼かった私も、遠いイタリアの小さな島の工房から送られて来るグラスを両親と一緒に世界地図を見ながら待っていました。
そして半年もたった頃、大きな木箱に入ったシェリー酒、シャンパン、白ワイン、赤ワイン用のグラスが届きました。今でもこのグラスを手にすると、父が帰宅するのを待って箱を開け、家族全員でひとつひとつのグラスを宝物のように丁寧に取り出した夜のことを思い出します。

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これは私がムラーノ島へ行った時に購入したグラス達。
20代の私にはアンティークのグラスを買いたい!という夢がありました。お店にその事を伝えて、「それでは2階へどうぞ。」と案内されたお部屋に並べられたグラスはどれもそれはそれはきれいでしたけれど、私が一生懸命用意してきた軍資金ではとても足りません。

どうしましょ、でもアンティークのヴェネチアングラスが好き!という私にお店が提案してくれたのは、アンティークグラスのレプリカ。
そして天井の高い大きなお部屋でゆったりと椅子に座り、ひとつひとつのグラスを手に取って幾つかのグラスを選びました。
レースグラスのステムがイルカや白鳥になっているもの、小さな花が施されたもの、星やキューピッドが彫られているもの。。。そして、そのグラス達も木箱に入って船に揺られて私の元へ。
あの時清水の舞台から飛び降りる気持ちで手に入れたグラス達は、こうして今東京のキャビネットに並んでいてもムラーノのあのお部屋の空気感を漂わせています。きっと私の心の中に、あの日のイタリアの明るい陽射しや波の音が大切にしまわれているのでしょうね。そして、いつまでも I am yearning for.....なのでしょう。

今回の展覧会の楽しいところは、グラス達がムラーノ島だけではなく色々な国の色々な時代へ連れて行ってくれること!
もう夏もあと少し、「暑い、暑い!」と言っているうちに是非どうぞ。

あこがれのヴェネチアン・グラス 時を越え、海を越えて
サントリー美術館 東京ミッドタウン ガレリア3階
〜10月10日 火曜日休館

*野の花に会いたくて明日から4,5日蓼科へ行く予定です。
ネット環境のない山の中なので、その間ブログはお休みします。
お散歩したり、星を眺めたり。。。

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Bangkok その4

先週末に東京へ戻り 仕事机の上は山積みなのに、日本はお盆休みだったこともあって何だかずっとのんびりムードのままの私です。
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こんなふうにいつもよりも時間がゆっくり過ぎてゆく感覚はタイで覚えたことかしら。
それならばせっかくですもの、できるだけこのまま過ごしましょう。
だって、いつもだったら東京でも上海でも毎日がビュンビュン過ぎてしまうんですもの。
だから、今日ももう少しバンコクのお話を。

さて、日頃からエスニック文化好きな私はバンコクでタイ料理を食べることをとっても楽しみにしていました。
そして、一通りオリエンタルホテルも屋台のご飯も食べてみたけれど、私が気に入ったのはここ、Nara。

Naraは、タイ国内随一のショッピングゾーンのBTSのChit Lom駅近く、祈願成就で大人気の天地創造の神様プラ・プロームの祠のお隣のビルの地下にあります。
「タイへ行ったら屋台が一番!」というのも解るけれど、その日お買物と観光でへとへとだった私は「英語も通じる清潔なお店」でご飯を食べたい気分でした。
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美味しそうでしょ?
Naraは英語が通じるきれいなお店だからと言って本格的じゃない訳ではなく、今、チットロム辺りで一番人気のあるお店なんです。
その訳は、[Thailand Tatler]の Best Restaurantに選ばれたことでも実証済み!

そして、暑くて少し食欲がなくて、何を食べようかしら?と回りのテーブルを何気なく見た私はお隣のデザートに目が釘付けになってしまいました。
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「このココナッツのアイスクリームにお好みのものをのせて召し上がって下さいね。」と、タイ人の女性がていねいに食べ方を伝授しているのに、お相手のイギリス紳士は[This is absolutely wonderful!!!]と、子供のように目の前に並んだアイスクリーム+何種類ものトッピングに目を輝かせていました。:

私もそんな彼らの様子に刺激されて、メインを軽くして早速デザートへ。ココナッツのアイスクリームがシャーベットみたいにさっぱりしてて美味しい!
そして、そこへスィートコーンやナタデココ、ドライマンゴー、ナッツや甘い餅米etc,etcを好きなだけのせて食べるんですもの。普段デザートに余り食指が動かない母も楽しそうにペロリでした。

東京でも食べられるところがあるかしら?
いえいえ、きっと旅先でしか食べられないからいつもでも「あのココナッツのアイスクリーム美味しかったぁ。。。」と思い続けることができるのですよね。

バンコクへいらしたら是非いらしてみてくださいね。エレガントなディナーにというよりも、お買物や観光の合間にどうぞ。

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B fl. Erawan Bangkok Ratchadamri Rd.
http://www.naracuisine.com/


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Bangkok その3

ある朝、Bangkokの街を歩いていたら屋台で美味しそうな朝ご飯を買っている若者達に出会いました。
でも、彼らはそのご飯を食べずに何やら人待ち顔です。すると、そこへ托鉢中の僧侶が現れ、若者達は履物を脱いで食物を寄進してお祈りをしていました。
在家の仏教徒は「タンプン」(寺院や僧侶に喜捨寄進をして徳を積むこと)によって救済される、と信じているので、これはタイでは当たり前の風景なのでしょうね。
でも、私にとっては信仰と生活が密接してることを感じられる素敵な光景でした。
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仏教国のタイでは、食物の他にお供え用のお花を売る屋台も多く見かけられ、香りの良いジャスミンの花を数珠のように繋げたものや鮮やかなマリーゴールドと一緒に、こうして大好きな蓮の花束も売っています。

上海でも夏になると街中で花が終わった後の若い緑の花托を売っていて、上海人の友人達も花托の中の白い蓮の実が大好物。
お汁粉やお菓子の中に入っている実は食べたことがあるけれど、生はまだ未経験の私。今度買ってみようかしら。

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きれいでしょう?
蓮の花は清らかさの象徴。
「蓮は泥より出て泥に染まらず」という中国の有名な成句もあるように、泥から生え気高く咲く蓮の花は俗世の欲にまみれず清らかに生きることの象徴です。仏教国のタイでもそんな蓮の花はとっても愛されているようでした。

そして、西洋では「清らかさや純血」の象徴は百合の花。
幼い頃からカトリックの環境で育った私にとって一番身近で好きな花はずっと百合だったけれど、この頃蓮の花に心惹かれています

この蓮の花もかわいい!
何だか少し恥ずかしそうに首をかしげているような。。。

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そして、ジム・トンプソンで見つけたのは蓮花色のシーツとピローケース。
このきれいなピンクはタイでしかない色。

東京に戻り荷をといていたら、早速Sageは蓮の花色のピローケースを枕にしてすやすや。。。
蓮花の瞳と肌を持ち、美と豊穣と幸運を司る吉祥天の夢でもみているのかしら。

そして、私にとっては同じ花でもどの国で見るかで自分の感じ方が違うことを思ったバンコク旅行でした。
コップクンマークカ!
ขอบคุณ มากค่ะ!!!

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Bangkok その2

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さて、先日バンコクから少しだけ足をのばしてアユタヤへ行ってきました。

これはワット・ロカヤ・スターの涅槃仏です。
チャオプラヤ川近くの野原に横たわるこの涅槃仏はなんだかのんびりとお昼寝をしているみたいで、気持ち良さそうなお顔でした。
そして、その前にいたDoggyもまるでここの番犬みたいにしっかりとこの仏さまをお守りしていました。

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そして、アユタヤでは遺跡を巡る以外にもとっても楽しみにしていたことがありました。
それは象と遊ぶこと!
実際はワット・プラ・シー・サンペット近くのエレファント・ライド屋さんで、20分位ゆっさゆっさとゾウの背中に乗って王宮跡までお散歩をするだけなのですけれど、先日は子ゾウにご飯をあげたりして一緒に遊ぶことができました。
動物のなかでもゾウが大好きな私は「子ゾウと1:1で遊べる+象の保護資金になるので一石二鳥!」と、せっせと籠いっぱいの瓜やミルクの入った大きな容器を飼育員のお兄さんから買って子ゾウにあげました。
楽しかった!:)

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そして、こんなふうにトラックタクシーに飛び乗ったり?


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こんなふうに自転車タクシーの運転手をしたり???

いえいえ、これは夕方暗くなってアユタヤの遺跡がライトアップされるのを待っている間に遊んでいたもの。
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そして少しずつ暗くなるにつれ、プラムの実を食べにやってきた蝙蝠が飛び交い、星も瞬き始めました。
ビルマ軍の進行によって傷ついた遺跡の姿を昼間見た時は痛々しく感じたけれど、夜の帳が降りた遺跡群はアユタヤ王朝が栄えた頃の華やかな様子を私に思い描かせてくれるようでした。

そして、あの野原でも満天の星空の下で涅槃仏が犬達と「むかしむかしはね....」と話をしているのでしょうか。

私も夜空を見上げながら「子ゾウのこと、自分や家族のこと、日本と世界のこと」を考えました。。。

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Bangkok その1

ひとつの街が気に入るとそこばかりへ気持ちが向う私は、京都、Bali, Hawaii やParisへ何度旅をしたことでしょうか。そして、今では上海好きが高じてお部屋まで借りた私は、上海での生活を軌道に乗せるためなかなか他の街へ行こうと思わなくなっていました。

でもこの夏は、「Bangkokへ行きましょ。」という母の誘いに応えて、初めてBangkokで夏休みを過ごすことにしました。

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そしてBangkokへ着いたのは深夜だったので何も街の様子はわからなかったけれど、翌朝外へ出てこんなカラフルな車達にびっくり!

でも、こんなに渋滞しているのに静かなんです。そういえば、クラクションの音が全然しないかも。
上海のあの街の喧噪に慣れている私には、そんなことも新鮮に感じました。

そして、バンコクの1日目は丁度週末だったのでコンシエルジュがお勧めのチャトゥチェック・ウィークエンド・マーケットへ行くことにしました。
BTS(スカイトレイン)に乗ってMo Chit駅まで行き、ぞろぞろとみんなが向う方向が市場に違いないと一緒に歩いて行くと、何百軒ものお店が軒を連ねた市場がありました。
市場好きの私は何に出会えるかわくわくドキドキ!!!
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全部はとても回りきれないので、陶器、手工芸品、インテリア系に絞って地図を見ながらぐるぐる歩いていると、こんなタイらしいチープかわいい食器がいたるところにありました。

いままでの私だったら「ちょっとかわいい=仕事の資料になるかも」と理由をつけて買ってしまうことが多かったけれど、先日家の大整理をして物の多さが身にしみている私は固い決意で「買わない、見るだけ」。。。

でも試しに「これいくら?」「○○バーツ」「ふぅん、10個買ったらいくら?」「○○○バーツ」「わぁ、高ーい!」と立ち去ろうとすると、あらら????!!! 誰も追いかけてこないのは何故?
上海だと、「いくらだったから買うの?」とそこから値段交渉が始まることが多いのに!?
少し拍子抜けしながらもだんだん穏やかなタイの人々の気質を感じ始めました。:)


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そして、これだけはどうしても!と買ったのがこの竹の器に漆を塗ったもの。
色もきれいだし、軽いし、夏らしいジュンサイを使った前菜とか似合いそう。
いろいろな大きさがあったけど、家の食器棚にもすんなり収まりそうな小さなサイズのものにしました。

東京に戻ったら、「ねぇSage, バンコクってとっても静かなのよ。みんなにこにこしているし、誰も道でひっかきっこの喧嘩とかしてないの。」と話しましょう。
そして、タイにいるのに電車の中で聞こえて来る中国語に思わず耳を澄ませたり、ちょっと上海のことを懐かしく思ったりする自分を面白く感じたりもしました。

さぁ、今日はアユタヤへ。

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散歩道

東京に戻り無事にお稽古も終わった或る日、いつもの散歩道を通って自由が丘へ行きました。

尾山台の駅の近くから始まる土の散歩道には雨が降ればカエルがいるし、雑草も生えています。
そしてこのお散歩道は、幼い頃から植物好きだった私が、学校のお昼休みに摘んで遊んでいた雑草も見つけることができる嬉しい場所。
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そして今、このねこじゃらし公園では、春に孵ったオタマジャクシ達がカエルになって夕方になると大合唱をしています。

ここを過ぎるとアスファルトの道になってしまうけれど、いつも季節の花が色々咲いている遊歩道が自由が丘まで続いています。
そして、先日見つけたのはコスモス。

Cosmos

そして、蓼科の山のコスモスはもっと色が明るく強く澄んでいたことを思い出し、少しだけ高原の風が吹いたように感じました。

自由が丘で用事を済ませて帰り道も同じコースを歩いていたら、ひまわりが沢山咲いている畑がありました。
まだ花びらも小さく種も青い花、太陽に向って顔を上げ誇らしげに咲いている大輪の花、そしてうつむいたように下を向いた萎れた花びらを纏っている花。。。

1本のひまわりにもいろいろな花があり、そんな様子を見ながら私は私にとっての「お花の先生」のことを思い出していました。

Sunflower

それは、吉祥寺にある伝説的な花屋「4匹のねこ」のはな絵さん。
随分前にお花のお稽古に通っていた時に、虫が食った葉っぱや、「私はここよ!」と主張している花の表の表情よりもその花の裏側、何度花瓶にいけてもねじれてしまう茎、そんなすべてのことに「美しさ」を見つけ出すのが大切、と教えてくれたはな絵さん。
私は彼女から本当に沢山のことを学びました。

るんるんと散歩をしていた時に見た1本のひまわりを見て、何年か前の暑い夏のさなかに天国へいってしまった彼女から、今の私がものを見るとき、考える時の根本的な考え方を教わったことを思い出し、「大丈夫、ちゃんと頑張ってます。」と空を見上げて報告しました。

今も変わらず4匹のねこはご主人がお店を開かれています。
ただ、「花は自然のままに」という主義をつらぬいて、暑い夏の今はヴァカンス中。
また9/1になったら、是非訪ねてみて下さいね。

4匹のねこ
武蔵野市吉祥寺本町2-28-3
火曜日お休み

私も今日から8日間ほどバンコックへ行ってきます。
美味しいタイ料理とスパ!楽しみ〜!!!


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手芸市場でのこと

さて、上海へ着いたらトランクを開く間もなく手芸家の私がまず向うのは、布市場と手芸市場かもしれません。「上海へ着きました。さっ、市場行こ!」という感じ。

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そして、いつも生徒さん達から「どこの手芸市場へ行くんですか?』と聞かれるけれど、皆さんと同じ人民路の辺りです。それにきっと上海在住の手芸好きの皆さんの方が詳しいくらい。
ただ、多分ちょっと違うのは仕事柄材料を見慣れている目があること。
そして、今までいろいろなものを作ってきた経験から、材料を見た時にそれを使って作れるもののイメージが湧くことかしら。
だから市場へ行くことはもちろん楽しみでもあるけれど、私にとっては仕事ですもの、きっと私はいつもよりもずっと厳しい顔をしてるかもしれません。

私が贔屓のリボン屋さんのおじさんは、私の顔を見ると「ほら、中で座って。」と1坪くらいの狭いお店の中に私を呼び入れお茶までサービスしてくれます。
そして「ゆっくり見て。」と自分は外へ行き、私はひとりで目を凝らしてお店にあるものを右から左、そして上から下まで全てチェック。
そして、今回買ったのはこんなプリーツのリボン達。かわいいでしょ。:)

「再見〜!」とにっこり手を振って、もう1軒の気になるお店へ。
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きれい!これはシフォンのプリーツの幅広テープです。
さっきのリボンといい、どうやら私は最近プリーツが気になっているみたい。
アクセサリーを作ろうかしら、それとも??? と考えながら、在庫を聞くといつもの通り「ここにあるだけ。でももっと欲しければ作るよ。」との返事。

そうなんです。上海の手芸市場って東京にはない面白い材料が沢山あるけれど、在庫が安定していないのが難点。。。
東京で仕事をする時のように少しだけサンプル用に買って、あとから必要な分を買う、ということが出来ないので、気に入った材料を見つけると「う〜ん、じゃぁ、とりあえず全部」になってしまうんです。
その代わり、次に行った時にはまた新しい材料がある、という感じ。
ふむふむ、上海らしくここでも凄いスピードで全てが動いているということなのね。

そして、先日も上海のお部屋で東京へ帰る用意をしながらトランクの中を占める材料を見て、東京の仕事部屋の片隅が徐々に上海の市場で買った材料に占拠されつつあるのを思い出したけれど、材料があってこそ作りたいもののイメージが具体化するんですもの、大丈夫、大丈夫、没問題です。
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ふと窓の外を見ると、こんな新顔のきれいな白い猫がいました。かわいい!
「もう帰るの?」と問いたげな顔に「そう、また9月にね。」と手を振りました。

上海のみなさま、九月見!
9月のお稽古は多分9/12~の予定で準備中です。
その頃、市場にはどんな材料が並んでいるのでしょうか。楽しみ!

さて、前回の記事「Telomere」を書いた時はアプリをダウンロード出来ないでいたのですけれど、さっき無事に完了したので記事を少し書き直しました。
「Telomere」の本には載っていない花がたくさんあって楽しい!高原へ行きたくなりました。:)


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