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Yearning for....

昨日の大雨で東京も急に気温が下がり、少しほっとした気持ちです。
だって、今週はずっととっても暑かったんですもの。
そんな中、私は友人とテレンス・マリックの映画[The Tree of Life]を観に行ったり、邦画の試写会へ行ったりしていました。

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そして東京で最高気温を記録した木曜日は、少しでも涼しい気持ちになりたくて東京ミッドタウンのサントリー美術館へヴェネチアングラスの展覧会を観に行きました。
「The Yearning for Venetian Glass -Beauty that Traversed Oceans and Time 憧れのヴェネチアングラス - 時を越え、海を越えて」何だか展覧会のネーミングも素敵です。
Yearning for...このフレーズだけでドキドキする感じ。

多様なテクニックを駆使して作られたルネッサンス期から現在までのヴェネチアングラスをヨーロッパ諸国や日本のぎやまんと一同に見られることはとっても素敵なことでした。
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そして、多分私のガラス好きは親譲り。
これは、父と母が随分前にムラーノ島を訪れた時に注文したヴェネチアングラスです。金のエナメル彩の模様がきれい。そして、K&Tと父と母のイニシャルが入っています。
当時まだ幼かった私も、遠いイタリアの小さな島の工房から送られて来るグラスを両親と一緒に世界地図を見ながら待っていました。
そして半年もたった頃、大きな木箱に入ったシェリー酒、シャンパン、白ワイン、赤ワイン用のグラスが届きました。今でもこのグラスを手にすると、父が帰宅するのを待って箱を開け、家族全員でひとつひとつのグラスを宝物のように丁寧に取り出した夜のことを思い出します。

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これは私がムラーノ島へ行った時に購入したグラス達。
20代の私にはアンティークのグラスを買いたい!という夢がありました。お店にその事を伝えて、「それでは2階へどうぞ。」と案内されたお部屋に並べられたグラスはどれもそれはそれはきれいでしたけれど、私が一生懸命用意してきた軍資金ではとても足りません。

どうしましょ、でもアンティークのヴェネチアングラスが好き!という私にお店が提案してくれたのは、アンティークグラスのレプリカ。
そして天井の高い大きなお部屋でゆったりと椅子に座り、ひとつひとつのグラスを手に取って幾つかのグラスを選びました。
レースグラスのステムがイルカや白鳥になっているもの、小さな花が施されたもの、星やキューピッドが彫られているもの。。。そして、そのグラス達も木箱に入って船に揺られて私の元へ。
あの時清水の舞台から飛び降りる気持ちで手に入れたグラス達は、こうして今東京のキャビネットに並んでいてもムラーノのあのお部屋の空気感を漂わせています。きっと私の心の中に、あの日のイタリアの明るい陽射しや波の音が大切にしまわれているのでしょうね。そして、いつまでも I am yearning for.....なのでしょう。

今回の展覧会の楽しいところは、グラス達がムラーノ島だけではなく色々な国の色々な時代へ連れて行ってくれること!
もう夏もあと少し、「暑い、暑い!」と言っているうちに是非どうぞ。

あこがれのヴェネチアン・グラス 時を越え、海を越えて
サントリー美術館 東京ミッドタウン ガレリア3階
〜10月10日 火曜日休館

*野の花に会いたくて明日から4,5日蓼科へ行く予定です。
ネット環境のない山の中なので、その間ブログはお休みします。
お散歩したり、星を眺めたり。。。

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