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My Beijing その2

Beijing4
北京でニットイベントがあった夜はイベントの主催者のSanli編物坊のみなさんがご飯に連れて行って下さることになりました。
そして向ったのはここ、什刹海。
丁度着いた頃は夕方〜夜へ移るmagic hourで、何もかもが魔法のベールに包まれたようできれい!

各国料理やバーが立ち並ぶ賑やかな什刹海のほとりを「わぁ、ここ美味しそう!」と美味しそうなレストランを横目に見ながら私達はひたすら待ち合わせ場所へ向かい、そして着いたのはここ。

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1883年創業の北京の名物料理の名店「爆肚張」。
ここは中国全土から集まる観光客にも人気だけど、お客の大半は地元の北京っ子だそうで、Sanliの張さんも「ここは美味しいのよ!」とうれしそうでした。

30分くらい待ってやっと席に座り、メニューを見ると何だかとってもシンプルな感じ。
それもそのはず、ここはモツをささっとお湯にくぐらせる調理法「爆」料理で140年も続いているお店です。だから、メニューに書いてあるのも羊や牛のモツの部位だけ。
ここは張さんに全てをお任せし、お腹をすかせて待っているとすぐに山盛りの何かが運ばれてきました。

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これは何?????と、思わずお箸を持つ手が止まってしまったけれど、少し甘めのゴマだれに茹でたセンマイやミノをつけて食べてみると癖も匂いも全くなくて以外と美味しくて「好吃!」。
にこにこしていると4代目の名物店主も「うんうん、美味しいだろう。」と自慢げでした。:)

イタリアンや韓国料理のモツ料理とは全く違って本当にシンプルな味は、北京の方達にとっては昔十分に食べることができなかった頃の懐かしい味だそう。

いつも中国人の友人達が電話やメールで「吃饭了吗?」(ご飯食べた?)と聞くのはどうして?と不思議に思っていたけれど、食べられない時代に始まった「どうしてる?大丈夫?」という挨拶ということが解り、
全ては「歴史+食」と繋がっていることを実感した夜でした。

そうそう、食べることといえば天津では天津甘栗を楽しみにしていたのに、まだ今年の栗には少し早くて街中で焼いているのを食べることができなくて残念でした。


Amaguri

せっかくQさんのお店のお隣に天津一の甘栗屋さんがあるんですもの、この次は必ず!

北京で日本の素敵なパピーの手編み糸が買えるのは:
Sanli 編物坊 北京市海淀区远大路1号 金源新燕莎Mall 3階3033A
tel: 0086-10-88865049

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旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

初めまして、北京在住者です。上海に関する情報を検索していて、こちらのブログに行き当たりました。パピーの毛糸が北京でも買えるとは知りませんでした!今度ぜひ行ってみます。ありがとうございました。

北京では冬が近づくと、女性たちが一斉に編み物をし始めます!私は自分ではできないのですが(汗)、ニットのオーダーメイドを受け付けてくれるところもたくさんあるので、嬉しいです!

北京の西北郊外のほうにも、毛糸城と呼ばれるビルがありまして、ニットのお店がたくさん入っていて、女性たちが楽しそうに一緒に編み物をしたり、ニット談義に花を咲かせていますよ。

それでは。

投稿: march | 2011年9月23日 (金) 13:50

先日は初北京だったけれど、上海との様々な違いをとても興味深く思いました。でも、もちろん編物好きはどこも一緒!
是非今度毛糸城へも行ってみたいと思います。

ぜひSanliでPuppyの糸を買って、これからの寒い冬を楽しく過ごして下さいね!

投稿: ginger | 2011年9月24日 (土) 14:26

こんにちは、上記コメントのmarchです。
実はあれからSanliにカーディガンのオーダーをしまして、完成品を今日受け取ってきました。
何せ全て手編みということで1か月以上かかりましたが、想像をはるかに超えた素晴らしい出来栄えです!サイズもぴったり!
ここのところ0℃前後の寒い日が続く北京、これから毎日のように着てしまいそうです。
よいお店を紹介していただいてありがとうございました!

今日受け取りに行ったら、7~8人ぐらいの女性が集まっておしゃべりしながら楽しそうに編み物をしていました。それを見て、私もちょっと編み物をやってみたくなってしまいました。
日本の編み物の本が何冊もあって、きっと大勢の人が何度も参考にしているのでしょう、かなり使い込まれていました。伊吹さんがご提供されたのでしょうか?
そして、伊吹さんの大きなパネル写真も飾られていました~!

投稿: march | 2011年12月10日 (土) 22:41

marchさま
Sanliでニットのオーダーをされたのですね?中国での楽しみのひとつはオーダーメイドですもの。きっと素敵なニットが出来上がったのでしょうね。
来年からは上海から飛び出して、日本の手編み技術やデザインの良さをアピールしに地方都市へも行きたいと思ってます。
実現したらその様子をブログでご紹介するつもりです。
お楽しみに〜!

投稿: ginger | 2011年12月13日 (火) 20:26

ブログ記事を楽しく読ませていただきました。
突然コメントを書き込んでごめんなさい。
「中国のたのしみのひとつはオーダーメイド」書いていらっしゃったので思わずお聞きしたくなってしまったのですが、カシミアニットがオーダーできる仕立て屋さんはご存知ですか?
いろいろな方のブログで、自宅で仕立て屋さんと相談しながらオーダーできる方法があると書かれているのですが、仕立て屋さんのご連絡先がわからなくて…おすすめの仕立て屋さんがあれば、教えていただけたら嬉しいです。

投稿: comolmar | 2013年12月28日 (土) 02:44

comolmarさん

お返事が遅くなりました。
上海ではいつも私はJIng (獣へんに青という字です)というカシミア屋さんで買ったり作ったりします。ローカルよりも少し値段が高いかもしれませんが色とデザインが良いので必ず寄ります。
どうやらそれぞれのお店のオーナーが違うようで、私が行くのは巨鹿路か田子房のお店です。
ローカルのお店も良いお店があるのでお散歩途中に見つけたら寄ってみるのも楽しいですよ!

投稿: | 2014年1月11日 (土) 09:09

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