6月の東京で
今日はもう25日。6月もそろそろ過ぎようとしているのですね。
今月はずっと東京に居るので何だかのんびり。
東京や上海のお稽古の準備や仕事のことを考えながらカレンダーとにらめっこをして、時間がある日にはせっせと展覧会へ行ったりしています。
先日はエルミタージュ美術館展を国立新美術館で見てきました。何年か前にサンクトペテルブルグへ行った時に見ているのに何故だか余り記憶にないので、きちんともう一度という感じ。
いろいろな年代の絵画がぎゅっと一度に見られるからそれなりに面白いけれど、何度も戻ってもう一度見たいと思う絵には巡り会えずじまいでした。
そして、先週末は大好きな山種美術館へ福田平八郎を見に行ってきました。
「生誕120年 福田平八郎と日本画モダン」と題したこの展覧会では「漣(さざなみ)」と「雨」が前期・後期に分けられて展示されています。
山種美術館にも福田平八郎の作品はたくさん所蔵されているけれど、普段は見ることの出来ないこの2点が他の作品と共に見られるのは貴重な機会ですもの、見逃す訳にはいきません。
この何年か日本画が好きになって、特に福田平八郎のグラフィカルでモダンな構図や色は心にぴたっと嵌る感じがします。
そして、この頃奥村土牛も好きになりました。今回は86歳の時の作品「北山杉」に心をとっても惹かれ、じっと見入ってしまいました。
日本画の青緑と白が好きな私は、この日も1枚1枚の絵をじっくりと眺めました。祖母はずっと日本画を習っていたけれど、あのお道具はいったいどこへいってしまったのでしょう。私もいつか日本画習ってみたいな。。。
そして、今日は六本木のミッドタウンのサントリー美術館へ「沖縄復帰40周年記念 紅型 琉球王朝のいろとかたち」展を見に行ってきました。
母が以前ちょこっと紅型を習っていた時に、細かい図柄の型紙を切るのを手伝ったことがある私は素晴らしいコレクションの数々に興味津々!
琉球国王家に伝わる18世紀頃の衣装や名古屋の松坂屋コレクションからの名品達はとってもきれいでした。
沖縄の強い光に負けない色使い、燕や花などの自由な図柄、地味な印象の絣とその裏地に使われた鮮やかな色の紅型、同じ型紙を使った色違いのものなどそれぞれ見応えがあり、実際に沖縄の自然の中でその色を見てみたいと強く思いました。
そして、丁度今私が考えている青海波の模様のニットのような紅型があってちょっとドキドキ!
今月はその他にも上野の動物園へ行った帰りにお寿司を食べたり、友人とベルギービールを飲みに行ったり、六本木の隠れ家食堂でご飯を食べたりと、東京での生活を満喫しています。
さぁ、明日はいつも澄んだ目で遠くを見ている大好きなS女史と久しぶりに銀座で待ち合わせです。
楽しみ!
福田平八郎と日本画モダン 〜2012.7.22(日)
山種美術館 月曜日休館
紅型 琉球王朝のいろとかたち 〜2012.7.22(日)
サントリー美術館 火曜日休館
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