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2012年9月

こんなものでできている

今週になって急に乾いたひんやりとした風が吹き、わぁ!秋!!と楽しくなりお出かけ気分になりました。
そして私が向かったのは日比谷の出光美術館で開かれている「東洋の白いやきもの」展。

White

仕事の後に向かったのでチケット売り場にたどり着いたのは閉館1時間前!
でも、却って人が少なくのんびりと好きな器をひとりじめして見ることができてラッキーでした。

私の展覧会の見方はいつも「これ、何となく好き」とか「わぁ、きれい!」という感じです。もちろん歴史的背景や作品が持つストーリーも頭に入れるけれど、今回も青白磁瓜形水注の「細い注ぎ口の形がきれい」と目を見張ったり、青白磁獅子蓋水注を見て「わぁ、この狛犬かわいい」ってにっこりしたり、青白磁刻花蓮池文枕に「瀬戸物の枕なんて固そうだけど、この蓮の花きれい。優雅な夢がみられそう」とうっとりしたり。。。

中国を支配する民族と共に陶器も変わるということ、元期を支配したモンゴル族が白を好んだため青みが強い青磁から白い陶器生まれたことなども興味深いことでした。

日本の白いやきものは比較的新しい江戸時代のものが多く、白磁牡丹文皿はかわいくて「わぁ、欲しいなぁ」と思ったりもしました。

Bluenote2
そして、昨日の夜は楽しみにしていたRickie Lee Jonesのライヴを青山のBlue Note Tokyoへ聴きに行ってきました。

1979年に発売された「浪漫」からずっと彼女の音楽は私の中にあり、いつか小さなクラブで彼女の歌声を聴いてみたいと思っていたことが今回実現されてうれしい。:)

50代半ばになった今でもあの詩的な歌声は変わらず、懐かしいPiratesから最新アルバム[The Devil You Know]にも収録されているRolling StonesのSympathy for the Devilのカバーまでと幅広い曲目で私たちを楽しませてくれました。

Bnote1
久しぶりに会った親友とワインを飲みながら「この頃私ね...」と近況を話し合ったり、Rickie Lee Jonesの歌を聴きながら、その曲が街に流れていた時の自分たちのことを思い出した秋の夜でした。

そして、好きなやきものの展覧会へ行って「こういうの好きなの」「このボディ部分の丸みと尖った注ぎ口がひとつの形になっているのってすごい!」と思ったりすること、生の音楽に触れてそれをずっと心の中に持ち続けること、友人と身体を折り曲げるほど大笑いをしたり、ちょっと悩んでることを話したり、またそれを彼女がゆったりと聞いてくれること、こんなこと全部で自分ができていると思いました。

さて、明日は叔母の幼稚園の運動会!楽しみ。
来週は益子へのドライブも計画してるし、仕事もバリバリやってます。
楽しく元気な秋!

Rickie Lee Jonesは9.28(金)もBlue Note でライヴあります。
是非!Call: 03-5485-0088

東洋の白いやきものー純なる世界 〜2012.10月21日
出光美術館 日比谷 帝劇ビル9階
月曜日休館

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1 day レッスン at Keito!

さて、秋風が吹き始めた今日、私はせっせと電車を乗り継ぎ馬喰町のKeitoへ打ち合わせに行ってきました。

Keito1
先週の金曜日21日にオープンしたばかりだというのに、Keitoには今日も編物好きなみなさまが次々と訪れ「わぁ、見たことがない糸ばかり!」と目をキラキラと輝かせてヨーロッパからKeitoのスタッフが買い付けてきた糸を手にとっていました。

そんな様子を見ながら私もワクワク!!
何故って、私も来月Keitoでワークショップを開く予定なんですもの。
何を作ろうかな、と考えた末、これから寒くなるし、やっぱり足下から暖かくね!と言う訳で、こんなルームシューズを編むことにしました。

Keito2


かわいいでしょ?
糸は色がきれいなイタリアのラナ・ガットのもの。少し甘撚りの糸だから編んだあとにこんなふうにフェルト化させても素敵です。

今日もお店で手にとって下さったみなさまが「これ、ガーターだけで編んであるんでしょ?でも、どうやって???」と不思議そうでした。
そうなんです。編み方は表目だけのガーター編みのみ!でも、パタパタと綴じ合せるとあっと言う間にこんなふうに靴の形になります。かわいい!
そして、何と言ってもガーター編みだけなので簡単!自信を持って「初心者の方も是非!」とおすすめできます。:)

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そして、お店でのワークショップならではの楽しみは、このルームシューズを編んだラナ・ガットの糸が全色並んだ棚から好きな色をピックアップできること!楽しみ!!


5色展開で編んでみたけれど、もちろんこの他にも素敵な色がたくさんあるので、お好みで「私はこの色とこの色」と選んでくださいね。そして、簡単だからきっとレッスンが終わる頃にはご家族やお友達の分も編みたくなること間違いなし!
少し気が早いけれど、今からだったら十分クリスマスプレゼントにするのも時間がたっぷりあります。
良かった!

*伊吹広子のWork shop at Keito 10月(ルームシューズ)
10月12日(金) 12:00-14:00, 15:00-17:00 各回8名
講習費:¥2,500(毛糸代別途 Lana Gatto Patagonia ¥966x 2玉)
持ち物:10号棒針、毛糸とじ針 (棒針、とじ針はKeitoでも購入できます)
お申し込みはKeitoまで:03-5642-3006
Keitoのホームページ:http://www.keito-shop.com/

今、話題の馬喰町界隈です。是非時間をたっぷりとってお越し下さいね。
簡単にランチをすませてからワークショップにご参加いただき、その後向かいのフクモリで美味しいお茶とおやつで一休み、それから辺りを散策するのも素敵だし、ランチ+お散歩をしてからゆっくりワークショップにご参加いただくのも良いですね!

でも、お申し込みは各回8人ですもの、急いで!急いで!!
手編みの楽しさ溢れるKeitoへ是非お遊びにいらしてくださいね。
楽しみにお待ちしています。:)

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秋ですもの

本当は今週は上海に居る予定だったのを来月に延期したので、今週来週と東京での予定がぽっかりと空きました。
わぁ、こんなに何もないの久しぶり!何をしましょ、と喜んだけれど、いえいえのんびりしている場合ではありません。この頃時間がなくていまひとつすっきりと片付いていない仕事部屋をどうにかしなくっちゃ。

Ikea1
そして、こんな時に私が真っ先に向かうのは港北のIKEA。
今回探しているのは、大きなビニール袋に入れっぱなしの羊毛や編物用具、ブレードやトリミングを整理する引き出し付きの小さな棚と箱。

オフィス家具やリビング収納のエリアをうろうろしても何だかしっくりこなくて、結局「これかな...」と決めたのは子供部屋の収納家具。シンプルでかわいいし、何と言っても子供部屋用に大きさが小さい、低いという意味でも私の探していた条件にぴったりでした。:)

IKEAですもの、全部自分でしなくちゃね、と重い棚板や棚の枠組み用の板を倉庫からカートに乗せて、車に乗せ、ガレージから仕事部屋まで運びました。
もう、この時点でふぅふぅ。。。

Ikea2
でも、実は私は家具の組み立てが大好き!
IKEAのすごいところは誰でも組み立てられるように、ものすごくシンプルな絵だけで組み立て方を説明してあるところ。長い説明文って解りにくいけれど、細かいネジ穴や板をはめ込む切り込みまで描いてある絵をじっくり読み解くように見て、そのまま作れば必ず出来上がります。楽しい!:)

そしてこれは、ビニールから取り出してパッと開けばこんなふうに瞬間的に引き出しにピッタリと収まる仕切り!すごい!!
IKEAの製品を使ってみて解るのは世界中のアイディアが集まって、世界中のいろいろな年代の人に向けて商品が作られている、ということ。

「金曜日の夜に何をやってるの?」と友人から電話があったけど、「私ね、今棚を組み立てているの。引き出しってこんなふうに出来てるのね、とかいろいろ解って楽しいわよー!自分の手で何かができていくのってやっぱり面白い!!」
ふむふむ、きっと私は家具を組み立てることが特別好きなのではなく、何かが自分の手で出来上がっていくことが好きなのだと思いました。まるでお手芸やお料理のように。。。

Matisse
そして、IKEAでこのポスターを入れる額も買ってきました。
部屋の隅で見つけたこのマチスの「ティアラをつけた少女」のポスターはもう何年も何年も前にパリで買ったもの。すっかり忘れていたけれど、今ちょうど飾りたい気分です。

昨日遅くまでひとりで頑張りすぎたせいか、今朝起きたら右肩〜右腕が痛いから今日は少しゆっくりペースにしなくちゃね。
シーズンが終わっちゃう前に生ポルチーニ食べに行きたいな。。。と、私もこんなふうにソファに座りながら思案中。いっそ引き出し作りはお休みしてイタリアンへ?
いえいえ、今晩はもうひと頑張りしてポルチーニは来週ね!さぁ、頑張りましょ。

*お知らせ:
延期になった上海のお稽古は:10月18日(木)東櫻花苑(パーティルーム)9:30-11:30, 13:00-15:00, 10月23日(火)10:00-12:00(ルームB)に決まりました。
アトリエは10月17日(月),19日(金)22日(月), Puppyのお店は 20日(土)全て10:00-12:00の予定です。
9月のお稽古にお申し込みの方は、そのままの曜日と場所で席をお取りしてあります。(変更のご希望・キャンセルの場合はご連絡ください)現在ほとんどのクラスが満席ですが若干空きがあるクラスもございますのでお問い合わせください。

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2つの出発

今朝、大雨の中私は1年間ボストンへ留学をする家人を見送るため一路成田空港へ向かっていました。

Boston
そしてお昼前に成田を発った彼はどうやら今はカナダのアルバータ州の北のあたりを飛んでいる模様。
iPadとiPhoneのFlight Trackというアプリでこうしてフォローできるのは不思議な感じです。
12時間かけてこんな遠くまで行くのね、と思ったり、逐一どの辺りを飛んでいるのかを知ることができることで何となく一緒に飛んでいるような気持ちになったり。。。

今回の出発に関してご尽力頂いた 成田空港の日本航空のKさん、家の近くのセブンイレブンのみなさま、本当にありがとうございました。日本人の国民性の良さについて改めて深く感動しました。:)

出発前に大トラブルがあったけれど、あとはもう本人次第です。がんばれ〜!!!!!!
私はここで、世界中で一番大きな旗を振っていつも応援しています。:)

そして、今週もうひとつ楽しみにしている「出発」があります。
Bakurocho1


ここは昔ながらの繊維問屋街に最近色々なお店ができたと話題の馬喰町界隈です。
その中でも人気のあるアガタ竹澤ビルの真向かいに9月21日にかわいい毛糸屋さん[Keito]がオープンするんです。楽しみ!

「上海に行っちゃっててオープニングへ行かれないから、ちょこっと見せてね」と、先週開店準備で大忙しの中のKeitoへ遊びに行き、帰りには旧知のM嬢に素敵なギャラリーや雑貨やさんの場所を教えてもらって馬喰町界隈をたっぷりとお散歩してきました。
ドイツのかわいい雑貨のお店、益子焼のギャラリーや美味しそうなカフェ、他にも行きたいお店がたくさんあって、まだまだ見たりないけれど大丈夫。

これから私はちょこちょこKeitoへ行くことになるので、そのうち「馬喰町界隈のことなら何でも聞いてね!」と馬喰町界隈のエキスパートになる予定(!?)です。

Keito

Keitoは「世界各国から厳選した糸を届けたい」と日本ヴォーグ社が始める毛糸のセレクトショップです。素敵!
毛糸だけではなく、老舗の手芸専門の出版社という利点を生かして日本ヴォーグ社が持つ何十年分もの手編みレセピがぎっしりと詰まった棚があったり、編物の便利グッズや作家の1点ものの作品など、編物大好きな方は「きゃあ!」と大喜びすること間違いなし!

そんなかわいいKeitoで私も時々1day lessonを開きます。
第1回目は10月12日(金)11:00-13:00 と 14:00-16:00 です。
イタリア直輸入の素敵な糸を使ってルームシューズを編みましょう。
詳細はまたお知らせしますね。どうぞお楽しみに!

秋風が吹き始めて大分涼しくなったから毛糸を手にしたくなってきたでしょ?
今年は何を編もうかしら、と思ったら、是非Keitoを覗いてみてくださいね。
インスピレーションが刺激されて、お店を出る時には両手いっぱいにワクワクがぎっしり詰まった毛糸の袋を抱えているはず。楽しみ!!!

Keito 2012. 9. 21(金)〜
中央区日本橋馬喰町1-3-4
03-5642-3006 11:00-19:00
定休日:日、祝日(不定期)

あ、こうしているうちに飛行機はウィニペグ上空に。あと2時間56分でボストンへ。ドキドキ!

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上海でのお稽古の延期のお知らせ

Skyline


今日は残念なお知らせです。;_:
8月は夏休みだったので今週の木曜日から始まる久しぶりの上海でのお稽古をとっても楽しみにしていましたが、諸事情のため9月20日〜26日に予定していたお稽古を10月に延期させていただくことにいたしました。

この何日か様子を見ていましたが、上海の仕事関係や友人達から現地の事情や今後の見通しを聞き、先ほど航空券の予定を変更し、関係の方々にもご連絡をしました。

せっかく楽しみに待って下さっているみなさま、ごめんなさい!!! でも、既に10月15日からの上海行きを決定し、お稽古のスケジュールも今調整中です。
できれば、今回と同じように月曜日から土曜日まで全ての曜日をカバーするように、そして火曜日に虹橋公寓、木曜日は東櫻花苑、土曜日にパピーのお店、月、水、金はアトリエでという、今月と同じ曜日で考えています。

今回お申し込み頂いているみなさまのご予約はそのまま仮予約という形でお受けしたままにし、レッスンの予定が確定したら再度ご連絡をさせて頂きたいと思います。

「先生、どうぞ気をつけていらしてくださいね。先生のスマイルお待ちしています」というみなさまからの気持ちにどうにかお応えしたいと思っていましたが、延期という形になってしまったことご了承頂ければ幸いです。

来月みなさまにお会いすることを今からとっても楽しみにしています。
早くいろいろなことが平和のうちに収束しますように。。。。

祈りと共に

伊吹広子

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秋の始まりに

いつまでも暑い暑いと思っていたけれど朝や夕方は確実に涼しくなり、乾いた秋の風が吹くようになりました。
Plum_2

今朝冷蔵庫からプラムを出して、洗ってお皿に乗せて、さぁ、朝ご飯!と手を伸ばしたら、こんな小さなミドリの葉っぱがついていました。
かわいい!
思わず朝から少しだけハッピーな気持ちになりました。

毎朝明るい気持ちでいることを心がけているけれど、こんな小さなハピネスを見つけるとふわっとした気持ちになります。:)
ちょっと心配なことがある今はなおさら。。。


Sage
それはSageのこと。
今年になって家へ見える生徒さん達に「わぁ、セージくん激やせ!大丈夫ですか?」と聞かれることも度々。今は暑いから夏バテよね、頑張って食べましょ、と励ましていたけれど、先日ふと気になって口を開けて歯のチェックをしたら、何と歯が少ししか残っていませんでした。

犬歯(猫なのに?!)は立派に全てあるけれど、他の歯がいつの間にか抜けちゃってる!
慌てて獣医さんに相談したら、「もう12年だし、年相応のことだから心配ないですよ。ただ、清潔に保つことを気をつけてくださいね」とのこと。

歯がないからご飯をたくさん食べているようでもこぼしていたり、思ったよりも食べられてなかったから痩せちゃったのね。
それに、前は軽く上れたところまでジャンプできなくなったり。。。歳をとってきたんですもの、自然なこと。理解して受けとめなくちゃ。


David
そんな私の気分をグッとUP!させてくれるのが、この1枚の写真です。
David Bowie Sound and Vision by Masayoshi Sukita. (1977) カッコイイ!

先日鋤田正義展で買ってきたポストカードをMac Bookに取り込み、日に何十回も目にするiPhone, iPadの待ち受け画面に設定しました。写真を90度右へ傾けて、Davidの左手と平行にスワイプするようにしようかな。
そうしたら、何だか楽しいかしら。まるでDavidが [Go ahead!]って言ってるみたいで。
1日に何度もクスッ!とひとりで笑いたくなるかも。

プラムの小さな葉っぱで明るくなったり、「ほらほら、じっとして」とSageの顔を拭きながら少し寂しくなったり、人差し指でシュッとスワイプする度にうれしくなったり、「毎日忙しそうだね」と家人にからかわれた秋の始まりでした。

さぁ、いよいよ手編みの季節到来です。
さっきスケッチブックに暖かくてかわいくて元気な色のデザインをたくさん描きました。
早く作りたいな。。。:)


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いろいろな 鋤田正義展

もう9月も半ば近いのに日中は30度をゆうに超える暑さのままの毎日です。
でも、夏の本当にうだるような暑さの中ではフレンチを食べたい!って思わないけれど、やっぱり気分はもう秋なんですね。昨日は久しぶりにフレンチを食べたくなって美味しいランチを青山でいただきました。

Baba

日傘をさしながら向かったのはアラン•デユカス プロデユースのカジュアルなフレンチレストラン BENOIT TOKYO。ブノワはボリュームいっぱいと聞いていたけれど、本当にスターターからWow! という量でびっくり。

でも、季節の変わり目ですもの、しっかり食べて体力つけなくちゃ(?!)とデザートも大好きなBABAをパクパク。
ランチなのにアルマニャックをジャブジャブかけて、バニラビーンズが沢山入ったふわふわのクリームを乗せていただきました。美味しかった! :)

Sukita1
今日のお出かけの目的はパルコギャラリーで開催中の「鋤田正義写真展 きれい」と青山のPaul Smith SPACEで同時開催中の「BOWIE X SUKITA Speed of Life」展を見ること。

私が一番好きなアーティスト David Bowieの写真を40年撮り続けている鋤田正義氏とDavidは、[Sukita san][David san]と呼び合う友人同士。私もコンサート会場でステージ上からDavidが「スキタサン!」とにこにことうれしそうに手を振る姿を何度も見ています。だから今回の写真展で京都や大阪でのオフショットを見られたりしたこともうれしいことでした。

本当は限定200部の写真集も欲しかったけれど、来年ロンドンのV&A Museumへ[David Bowie is]展 (23 March-28 July 2013)を見に行きたいから我慢、我慢。

Sukita2
そして、今回の写真展ではどうしても再会したい写真がありました。
それは、このT.REXのマーク•ボランを撮ったもの。キャァ!

1972年のある日、新聞でこの写真を見て「わぁ、カッコイイ!!!」とグッときた私は渋谷のデパートへ「T.REX写真展」をひとりで見に行きました。その時私は小学生。。。おませな小学生の行動力に大人になった今びっくり、でも実物の写真をすごくすごく見たかったことを今でも覚えています。:)

それ以来「鋤田正義」という名前が頭の中にいつもあり、David BowieのSound and Visionのジャケットにphotograph by Masayoshi Sukitaと書いてあるのを見つけた時にも、「あ、あの写真の人!」と思いました。

でも!今回のパルコの写真もPaul Smith SPACEの写真も何だか全部小さくて、私が小学生の時に「うわぁ!」って圧倒されたあの雰囲気がないんです。。。恵比寿の東京都写真美術館で開催中の「鋤田正義展」へ行けば違うのかしら。

今週の土曜日の14:00から写真美術館で「THE SHOOT MUST GO ON」という鋤田正義X立川直樹のトークイベントがあります。行きたいな。行こうかな。

鋤田正義 SOUND&VISION
東京都写真美術館 〜9月30日

BENOIT TOKYO
渋谷区神宮前5-51-8
03-6419-4181


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穏やかな週末

金曜日の夜に久しぶりに出かけた私は、少し飲み過ぎたこともあって土曜日は一日中家で本を読んだり片付けものをしたり食器の入れ替えをして過ごしました。

Osara
少しずつ歳をとってきた母が棚の上の方にある食器を取り出しにくくなったり、地震対策的な意味もあって両開きの食器棚に納めてあった食器をこんなふうに大きな引き出しに移動させました。

日頃使わない食器を引き出しから出してスペースを作り、よく使う食器を手前に、重い器は下へ漆器は上に積みました。
この頃和食を食べるチャンスが多い我家では洋食器を使う頻度がだんだん少なくなってきたので、この何年とお目見えしたためしがない、昔ロンドンで買ったソースボードやスープチューリンまで揃った何十ピースのディナーウェアが入ったキャビネットもリボンで結んで地震があっても開かないように閉じました。

祖母から受け継いだ和食器は棚に飾るお大事品と日常で使ってこそ生きるものに分け、祖母が古道具屋さんから買ってきたお気に入りの食器を毎日ジャカジャカ使っていたように、私も大切にジャンジャン使っています。

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このお皿達は1週間に何度も食卓に登場する常連です。
左の大小の錫のお皿は大好きな京都の寺町の清課堂のもの。お菓子でも果物でもお刺身でもステーキでも何でも美味しそうに見える魔法のお皿。
そして、右の三本足の漆器はあこがれの京都のうるわしやさんで購入したものです。

先週は帆立貝をささっと炙ってお醤油を塗って海苔を巻き、庭から葉っぱをとってきてこの漆器に盛りました。月夜にふさわしい素敵な盛りつけでした。:)
そして、昨日は美味しい鮪を買ってきて錫の器に盛りました。これも錫の鈍い光によく合って抜群でした。

「うーん、これはなかなか。。。」とだいぶ涼しくなってきた秋の始まりの夜にしみじみと家で食べるご飯の楽しさを味わいました。

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この頃せっせと編物をしている私は、淡いグレーのシンプルなボレロを編みました。
編むのはとっても簡単なのに、着てみるととってもかわいい!

私が自分用に選んだのは細めの糸なので、少し太い糸で今もう1枚編み始めています。
東京のお稽古や上海でウェアも編んでみたい方に編んで頂けるように。

今日も昼間は暑かったけれど、それでも吹く風は乾いて涼しく、何だか本当にもう夏は終わったのね、と少し寂しくなりました。

この土日は本もたくさん読めたし、お料理をしたり家の中を片付けたり、何だか良い週末でした。:)

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いよいよ夏も

どうやら今年の夏も今日で終わり。天気予報では夕方から大雨が降り、それを境にすっかり秋になるそうな。
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今年は7月の後半からずっと東京にいたので久しぶりに海や山へ出かけたり、映画や展覧会へも繁々と通った楽しい夏でした。

暑い、暑いと韓国やタイ料理を食べに出かけ、家にいる日にはひたすらお昼には麺類を食べていました。この夏に食べたお素麺を積み上げたらどのくらいになるかしら!
上海にいると簡単なお料理しかしない私も、東京の家には集めた食器もあるし日本は食材の宝庫だから毎日キッチンに立って好きなものを作り、あれやこれやと器を合わせて楽しみました。

と、何となく穏やかそうな毎日だけど。。。この夏は愛用していたMac BookがOSをアップデートしたとたんにパフォーマンスが極度に悪くなり、新しいコンピューターへ買い替えました 。Mac Book Proにしようか、Mac Book Airにしようか迷ったけれど、上海との行き来を考えて軽いMac Book Airにしました。今までと使い勝手が違い、こまめに「外付けハードディスクへ移す」をしなくちゃらしいのですけれど、どうにかなるでしょ。さぁ、私にとって6台目のMacです。使いこなさなくちゃね!


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そして、壊れてしまったのはMacだけではなく、治る予定だった愛車もエンジン積み替えになり、それならばと廃車にしました。。。うわぁーん、そんな急に言われても....と思ったけれど、こんなことでグズグズしても仕方ないので、さっさとディーラーへ行き新しい車を注文しました。

選んだディーラーは2社。ふたつとも家の近くにあり、ひとつは子供の頃から乗りたい車A、もうひとつは今回のことがなければ知らなかった車B。
気持ちはもちろんA! ずっと変わらず好きだし、少し無理をすれば買えないこともないけれど、今の私の生活に合っているのはBです。両方を試乗して2晩悩み、先週末にYesとNoをそれぞれのディーラーに伝えました。

この前長門牧場で見たこの空の雲のように人生はいつも動いていてるんですもの。大丈夫、いつかきっと私のガレージに赤い小さな車をとめる日が来るでしょう。
それに来年はロンドンへ行かなくちゃ!Vicoria & ALbert Museumで開かれるDavid Bowie 展を見逃す訳にはいかないし、ボストンへもね!

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さぁ、今日は今年最後のかき氷を食べに行きましょうか。
「今年最後の」って何だかドキドキしちゃうけど、だってやっぱりかき氷は暑いときに食べたいもの。
カンカン照りの中を歩いた後に「はぁ、暑かった〜」とのれんをくぐってお店でひんやりとした氷を食べる、というのが筋道でしょ。
梅園のガリガリ氷か、それともとらやのふんわり氷のどちらにしましょうか。
こんな楽しい悩みも今年最後ね、ワクワク!
夏の最後の一日、楽しまなくちゃ!

9月の上海のクラスのお申し込み状況:
9月22日(土) パピーのお店、24日(月)アトリエ、25日(火)虹橋公寓 各クラス共若干名空席有り です。
お問い合わせくださいね。

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little thing 恋物誌 issue no.25

今朝郵便屋さんが待ちに待った[ little thing magazine issue 25 ]を配達してくれました。中国での発売が少し遅れたせいで日本の蔦屋へはまだ入荷していないので、編集部から送られてきた恋物誌 little thingをやっと手にすることができて嬉しい一日の始まりでした。
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さて、今日は記事全文のご紹介です。
でも....この記事はインタビューアーとのメールのやり取りで行われたので、何だかいつもよりものんびりした感じ。だって、当然この後プロの手によって編集されると思っていたんですもの。
それが、「掲載記事を訳して送ってくれる?」と聞いたら、「この前のHirokoの返事をそのまま掲載したからあのままよ」と言われ絶句。。。。

では、ちょっと長いけれど是非。
Lt=little thing編集部 H=私です

1. 先生の初めての手作り作品は何ですか?先生にとって手作りの一番の魅力はなんでしょう?少女時代からの趣味を一生の仕事として追い求める理由を教えてください。

H: 私が初めて作った物で覚えているのは、8歳くらいの時に初めて飼った猫のためのマントです。もちろん、猫は着せたとたんに嫌がって逃げ出しました!(笑)
小さい頃から好きだったことを一生の仕事に出来たことを、私はとても幸せだと思っています。私は物心ついた頃から作ることが好きだったので、小さい頃の夢はお料理か手芸の先生になることでした。
他に得意なことがなかったので!両親やイギリスの学校の先生達が「自分が好きなことを一生懸命にやりなさい。」と励ましてくれたことも良かったと思います。
好きなことだから努力できるし、続けて行けるのだと思います。

Lt: 先生はリボンなどで花を作り、ブログでもいろんな花の写真をアップしていらっしゃいますね。先生はなぜ花を創作と生活の主題として選んだのですか?

H: 私の両親はとても園芸が好きで、いつも家の庭にはいろいろな花が咲いていました。そして、祖母は絵がとても上手で、祖母の描いた花の絵が家の中に飾ってあったり、絵を描くための花がいつも家の中にいけてありました。いつも花が近くにある生活をおくってきたので、自然と花に目がいくようになったのだと思います。
それに花ってかわいいし、きれいでしょう。私は花だけではなく、葉っぱも好きです。花や葉っぱを見ていると、自然が作り出す質感や色にいつも感動してしまいます。
だから、何かを作る時に花を選ぶのだと思います。

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Lt: 先生はこの数年、東京と上海で往復して暮らしていらっしゃいますね。このふたつの大都市からどんな影響を受けたのでしょうか?先生にとって上海の一番魅力は何でしょう?

H: 東京は私が生まれ育った街で(両親や親戚も皆東京の人です)、家族、友達が住んでいます。慣れ親しんだ場所、食べ物があり、いつも戻りたくなる巣のような場所です。

上海はロンドン育ちの私にとって、アジアとヨーロッパの文化が混ざり合った両方の面白さを感じられる街です。上海の一番の魅力は、そんな国際都市で世界中のいろいろな人々が新しい物を求めている中国の人たちと何かを始めようとしているエネルギーを感じられるところです。早いスピードで変わって行く上海の移り変わりを自分自身で感じたいと思っています。

Lt: 先生の愛猫sageはどんな物でも枕に活用して寝るのはとても印象的で面白いですね。彼の一日を紹介してください。Sageをイメージした作品を考えたことはありませんか?

H: Sageの一日はとってもシンプルです。起きて、食べて、また寝る、の繰り返し。人間はこの間に、働く、があるけれど、飼い猫のSageにはありません。私も彼のように暮らしたい!
Sageは私が東京にいる時は、朝7時頃起こしに来て朝ご飯を食べて寝ます。そして、お昼頃お腹がすいたらまた食べて寝て、夕方また食べて寝る。ご飯を食べる合間に私がブラッシングをしたり、爪を切ったりしてあげます。
暑い日には冷たいお風呂のタイルで寝て、寒い日には私のベッドで寝ています。つまり、王子様のような生活ですね!

Sageをイメージしたデザイン、うーん、余り考えた事がありません。何故でしょうね、多分、Sageのことを一番かわいくて素敵だとおもっているからかもしれません。(その良さを作品には表せない感じ)
黒猫はラッキーのシンボルなので時々使います。

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Lt: 先生は旅行が大好きで世界中のいろんなところに旅行していらっしゃいますね。その中で一番好きなのはどこでしょうか?最近の香港と中国南部への旅行はどうでしたか?

H: 一番好きな場所、どこでしょうね。やはり英国かもしれません。
でも、それは英国の風景や街並が好き、というよりも英国人が好きだからだと思います。英国人ってユニークでしょ。真面目そうな顔をして平気で面白いジョークを言うし、でもインテリジェントで、それに花が好き!古い伝統の中から新しい発想が生まれ続けているパワーも個人主義の素晴らしさだと思います。

先日香港へ行った時には、バス停や郵便ポストの色、濃いミルクティを飲むところなど、色々な英国の影響が残っていて面白いと思いました。
深圳は新しく作られた街というだけあって、道が何キロもまっすぐで何もかもが大きい!また、是非行ってみたいと思っています。

Lt: 先生は手作りの道を歩み出してからもう20年を超えていらっしゃいますね。この二十年の間に創作の目指す方向や関心など、どのような変化がありましたか?自分の作品で一番好きな時期はいつでしょうか?

H: 物を作る人の作品は常にその人を表しているので、作品を見ればその人の成長や変化がわかるのではないかと思います。好きなものは変わらないけれど、その表現方法は変わって行きます。
私の場合、かわいいもの、美しいものが好き、ということは子供の頃から同じで、何を「かわいい」「美しい」と感じるかが、その時によって少し違うのかもしれません。
自分の作品を振り返ると、技術的には今が一番上手ですし、一番新しい作品が一番好きです。でも、20年前の作品の中には技術的には今よりも稚拙でも、アイディアが溢れていてすごい!と思うのもあり、みんなそれぞれが私の分身です。

Lt: 先生は日本以外にも上海で手作り教室を定期的に開催していらっしゃいますね。このような手作り教室ではどんな成果が出ているのでしょうか?将来は手作り好きな中国の人のために、他の町でも教室を開催することは予定していますか?

H: 私がそもそも中国で手芸教室を開きたいと思ったきっかけは、一昨年の春に上海の南京西路のギャラリーで個展を開いた時の反響の大きさに触発されてでした。
中国では政治的影響のため若い女性達が手芸に親しむことが殆どなく、針と糸を手にしたことがないようでした。そんな彼女達が私のワークショップに来て、慣れない手つきながらもにこにこと楽しそうにしている姿に「もっと色々な手芸の楽しさを伝えたい」と思うようになったのです。
そんな私の事が上海のテレビや雑誌、新聞などのメディアに取り上げられ話題になりました。その様子を目にした人たちから、「面白そう」と声をかけて頂くこともあります。
これからも、「Hiroko, 手芸教えて」と誘われたら、中国の何処へでも喜んで飛んで行きます。
実際、今年は日本の手編み糸Puppyと手を結び、中国の地方都市での編物の講習会を企画しています。

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Lt: 先生は14歳で両親と一緒にイギリスのロンドンへ引っ越されましたね。先生の作品からもアジアとヨーロッパの文化と美の融合が感じられます。先生にとって、どちらの文化の影響がより深いのでしょうか?

H: 私はロンドンに住んでいた頃にVictoria & Albert Museumという工芸博物館へ良く通っていました。そこで、世界中の工芸品を見ているうちに、どの国でも、どんな時代でも人間が考えることは同じなのね、と思いました。人々は暮らしの中で「編む」「縫う」を繰り返して、技術の差はあるけれどいろいろなものを作り続けて来たのだと感じました。
そして、私は西洋美術の中でも東洋の影響を強く受けているオリエンタリズムが好きだということにも気がつきました。
当時、KENZO, comme des garcon, Yoji Yamamotoなど、日本人のデザイナーが提案するデザインをヨーロッパが熱狂して取り入れた様子をロンドンで見ながら、デザインに国境がないことを思いました。
だから、どんな時代でも人は自分が感じたことを表現して、それは世界中の人に受け入れられる可能性があるのだと思っています。

20歳になるまでの人生の半分を私はアメリカとイギリスで過ごし、特に感受性の強い時期にイギリスに住んでいたので、イギリスの影響が強いのは自分でも感じますけれど、それ以上にイギリスに住んでいた時に自分が日本人だということを、外国に住んでいたからこそ強く感じながら育ったと思います。

Lt: ほかにどんな手作りが好きですか?手先の器用な先生にとって苦手なものは何でしょう?

H: 得意なのは料理です。仕事が忙しくて気分転換をしたい時には料理をします。料理は「作る+飾る(皿に盛りつける)+食べる」という3つの楽しみがあるので好きです。
あと、何も考えないで集中できるところも良いですね。

苦手なのはスポーツかしら。
水泳やスキーなど子供の頃に家族で楽しんだものは今でも好きですが、ゴルフやジョギングなどは余り得意ではありません。スポーツにはそれほど興味がありません。

Lt: 先生はコマーシャルコラボとかしたことあるのでしょうか?アートおよび手作りと商業の結合はどう思っていらっしゃいますか?

H: 以前私の作品を東京のセレクトショップで販売したことがありますが、私は自分の作品をお店で販売するよりも、個展を開いたり雑誌などのメディアで作品を発表したり、直接生徒さんたちと向き合って教室で教えるほうが好きです。

でも、去年中国の雑誌LOHASが上海で大きなエコのイベントをした時に声をかけて頂き、不要になった洋服を材料にしてネックレスを作るワークショップを開き大好評でした。こんなふうに私の作品を使って面白くコラボレートできるのならば、いつでも喜んで参加します。どんなふうにしたら良いのかを私も模索中です。


Lt: 先生の一番好きな“little thing”(小物)は何でしょうか?

H: 私の一番好きなlittle thingは私の心の中に咲いている花です。:)
現実的に言うと、私の生活の中で使うものの全ては私がひとつひとつ選んだものなので、どれかひとつ、というのは難しいと思います。

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