お話の国へ
先日大好きなアートディレクターのN氏とのランチの後、六本木ヒルズで開催中の宇野亜喜良展「さよならの城」を見て来ました。
宇野亜喜良氏といえば日本を代表するイラストレーターと言っても過言ではない方!しかも私が若かりし頃アルバイトをしていたお店のデザイナーの方のお友達で何度かお食事をご一緒した(正確にはおミソとしてついて行った)こともあります。
久しぶりにあの繊細で幻想的な絵を間近に見られるとドキドキ!!!そして御年80歳になりながらも素敵な新作を作り続けていらっしゃるのを垣間みることができて嬉しい気持ちになりました。
帰りにアート&デザインストアで購入したのは絵本2冊。1冊目は江國香織[文]宇野亜喜良[絵]の「カエルの王様 あるいは鉄のハインリッヒ」
江國香織さんのgirlyな文体と宇野亜喜良氏のうっとりするようなイラストレーションによってお姫さまの小さな女の子特有の残酷な身勝手さやどうにもすることが出来ない切羽詰まった感じをますます楽しむことができました。ふぅ。
私は幼い頃から「カエルの王様」や「親指姫」のように人間+動物のお話が大好き!相手が動物だから予測できない何だかわからない怖さがあるのでしょうね。幼稚園の頃、カエルのぴしゃ、ぴたんという気配が近づいてくるのが怖くてドッキドキしながら読んだことを今でも覚えています。もちろん一方的に約束をやぶったお姫さまが悪くてカエルは正当なことを言ってるのはわかってる、でも、でも、だって〜!!! ずんずん迫ってくるカエルは怖くて気持ち悪いんですもの。
それにしても、私が読んだお話は「お姫さまがカエルにキスをする」ことで魔法が解け王子さまに戻るという結末だったけど、この本ではお姫さまが「カッとなり、カエルをつまみあげると力いっぱい壁に投げつけました」ということで魔法が解けています。しかも王子さまの忠実な家臣ハインリッヒのエピソードつきです。:)
大人になってこのお話をもう一度読むことができて良かった!
そして、もう一冊は誰でも知ってる「うらしまたろう」です。
でも、この絵を見ても誰も「うらしまたろう」とは思わないはず。
普通は浦島太郎が玉手箱を開けて老人になってしまうところで終わりでしょ?
でも、この那須田 淳[文] 宇野 亜喜良[絵]バージョンでは、おとひめさまが空から迎えに来て「ふいに、たろうは空にまいあがりました。いつのまにか背中に白いはねがはえていたのです」ですって。びっくり!何だかファンタジックなエンディングで日本昔話じゃないみたい。。。
これも大人になってからのうれしいサプライズでした。
絵本を読んだら何だかお菓子を焼きたくなって一番簡単なバナナ&ナッツマフィンを焼きました。
今日の気分はお紅茶ではなく赤ワインだったのでお家にあったDolcetto d'Albaと合わせました。美味しかった!
窓の外を見たら、空にはマフィンのようなまんまるな満月がぽっかりと浮かんでいました。
このところすごく忙しかったけど良い一日でした。:)
宇野亜喜良展 「さよならの城」
六本木ヒルズ アート&デザインストア内ギャラリーにて 〜3月10日
PS. 上海のレッスンは東櫻花苑 午前クラスと東和公寓クラスは満席になりました。他のクラスはまだお席があります。是非〜
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