5月の終わりに

１年の中で一番好きな５月ももう終わり。日曜日からもう６月なんですね。

自分の誕生月に生まれた人や星占いで相性が良いとされている星座生まれの人が気になるのは偶然かしら。でも、私は５月生まれや双子座の友人が多いし、水瓶座と天秤座の２月や10月もカレンダーにはお誕生日マークがいっぱい！

５月生まれのみなさま、お誕生日おめでとうございます。風薫る季節に生まれた私達ですもの、いつまでも爽やかに、そして軽やかに生きてゆきたいですね。♡

先日一番仲良しの友人と外苑前にあるモダンスカンジナビアンダイニングAquabitへご飯を食べに行きました。ストックホルムとN.Y.にもお店があるミシュランの星付きのお店ですもの、お洒落をしてかなくちゃね！と楽しみに出かけました。

北欧料理って?うーん、キャビアやサーモン、それからニシン？くらいの知識しかなかったけど、供されたのはこんな素敵なアミューズ。

これは、白トリュフの香る卵のムースの上にノルウェイサーモンのタルタル、そして横には青海苔のブリオッシュ。葉っぱの形の白い陶器のお皿に木の小さなスプーンが添えられていました。何だか森の中でご飯をいただいているみたい。：）

そっと卵のムースをスプーンに乗せたら、ふわっと白トリュフの香りが漂ってきました。青海苔のブリオッシュと一緒に一口食べたら、ふたりで顔を見合わせて「うわぁ、美味しーい！」とにっこり。

この後いただいた鱈子のスモークやニシンも美味しかった!!!!

照明を落としたモダンなインテリアの中で久しぶりに会った私達は、多いに食べ、心から笑ったとっても楽しい夜でした。：）

これは昨日の夜のハギオ君。

私の手の上で[Why？][Oh,my God!]のポーズをしてるところ?! Ha~, ha~!!!

大きくなったでしょ。あんなに小さかったのに、もう私の手の中には収まらないほどになりました。

ケージの中に手を入れると、待ってました！とばかりに手のひらにトコトコ乗って来てかわいい！

おもちゃで遊ぶ訳でもないし、鳴いて何かを話しかけてくる訳でもないし、何をしてあげたらハギオが楽しいのか解らないけど、一緒にいると安心して嬉しそう。友達ってそんなものよね、って思った夜でした。♡

今日は久しぶりにFayに会います。我家でランチをしてから等々力渓谷へお散歩の予定。そして、それから友人と落ち合って代官山辺りでご飯。るんるん。♪♪♪

三枚の編地

蓼科へ行く時は「仕事を忘れてリフレッシュ〜!!!!」だったら良いのだけれど、仕事大好きな私はいつも車に詰め込む荷物の半分は仕事のもの。今回も３種類の編物とラグラグを１つ、そして資料の手芸の本を6冊とスケッチブック。それにパソコン、iPad、それに付随するコード類やwifi ルーターetc, etcを詰めると結構大荷物。

ニットの編地を考えるのには幾種類もの毛糸が必要で、号数の違う何種類かの棒針やかぎ針を忘れては大変だし、定規や鉛筆、ゲージグラフにゲージメジャーも必需品です。編物って編針と糸さえあれば出来るはずなのに、そこにたどり着くまでの作業には色々な道具が必要なんですね。

これはポーチを作るためのビーズを編込んだ編地をせっせと編んでいるところ。シェットランド島のラベンダーのような色の毛糸が素敵でしょ。カーディガンを編む時よりも号数を落として固めの編地にするのがポイント！

いつものようにかわいい布にきちんと芯を貼った中袋を作り、バネ口の金具はストレッチベルベットのリボンでくるもうかしら...と思案中。

この糸は滑らないからビーズが安定して収まるのが編みやすくて良いかも。結構簡単だし、糸とビーズの色で様々なバリエーションが出来そう。いつかワークショップの作品にしようかしら。：）

そしてこれは今、教室のみなさんと編んでいるリボンのカーディガンです。

３シーズン着られそうなシルク・コットンの糸に立体的に編んだリボンを編込んであります。しかも１目交差の地模様も入っているので結構難しい。でも、棒針ならではの楽しさがいっぱいで毎日せっせと編みたくなります。

試行錯誤しながら編地を考えていると「わぁ、編物って不思議！たった１本の糸で工夫次第でこんなふうに立体的なものが出来るんですものね」と嬉しくなります。

でも、実はここまで来ると手を動かすだけになっていて、頭の中では次の作品を考えています。今度はフェアアイルを編もうかしら、とかね！♡

そしてこれは7月のKeitoのワークショップの作品。

今回は色がきれいなLana GattoのNuovo Jaipurで編むジレ！

でも、これはまだまだ試作段階。どこに腕を出すスリットを作ろうかしら、とちょっと編んでは「う〜ん、もう少しかな。あと２cmくらい編もうかな。」と鏡と机の間を行ったり来たり。

副資材とのコンビネーションが大切なポーチ、すっかり編図が出来上がって形も決まったカーディガン、そして全体のバランスが決め手のジレ、こんなふうに同じニットでもそれぞれのポイントが違うのが面白い。

３つの違うことを同時に進めることで気がつくことも多く、ひとりで机に向かいながら「ふむふむ、なるほどね」と納得してみたり、「違う、違う、違う〜!!!」とほどいてみたり...。Ha~, ha~!!! : )

明日は久しぶりに仲良しの友人と外苑前の北欧料理レストランでご飯、明後日は大切な打ち合わせがあり、明々後日は台湾から来てる友人達を東京案内しなくちゃ。

何だかカラフルな毎日になりそう。楽しみ!!

蓼科あたりのこと

八ヶ岳辺りに住んでいらっしゃる方に一年で一番好きな時期を聞くと、その意見は２つに分かれ「芽吹きのミドリのとき」と「真冬の真っ白な世界」。もちろん夏の爽やかさや秋の紅葉も素晴らしいけれど、初夏の今頃（山ではまだ遅い春かも）はホントに美しい。

これはバラクラで見つけた毎年種がこぼれて自然に咲く野のスミレ。私はスミレの植物辞典を持ってるほどスミレ好きだけど、こんなふうに花びらに斑が入ったスミレは初めて！ガーデナーの方に日本古来の種類なのか、それともバラクラですもの、イギリスの種をまいたものかを伺ったら、「これは八ヶ岳辺りで毎年自然に交配して咲く野のスミレです」とのこと。

わぁ、「自然に咲く」素敵ね。何だか小さなスミレの花を見てじんわりしました。♡

そして一昨日はお天気が悪くて寒かったから一日中籠って仕事をしましょ、と思っていたけれど「そうだ！確か八ヶ岳美術館で何か写真展をやっていたような???」と調べたら、「星景写真展」を開催中でした。しかも、この日は「デジタルカメラのきれいな撮り方」の講座もあるとのこと。ラッキー！と大急ぎで車をブンブン飛ばして向かいました。

星景写真は星空と地上の風景をひとつの画面に収めた写真のこと。独自に編み出した撮影技法で思いがけない角度から小さな花とキラメク星空の両方にピントがあった写真になっているのがホントに不思議な写真でした。しかもすごくファンタジック!!!!　

そして中学一年生の時は写真部に所属し、自分で暗室にも入っていた私です。デジタルカメラ講座も真面目に受講し忘れていたテクニックを復習しました。カメラの進歩ってすごいのね～、と感心したり、カメラ小僧ではなくカメラじじ＆ばばの熱心さに「おぉ！」と驚いたり….

講座の途中に毛布を借りに行ったりするほど寒かったけれど、外へ出たら大雨で空気がぐっと冷え込んでいました！大変!!!暖房を消して来ちゃった！Zowie~, 待っててねぇ～、大急ぎで帰るから～！と帰りに寄ろうと思っていた温泉もパスして山荘へ戻ると、何のことはない、Zowieは毛布にくるまってお昼寝をしていました。

初めて連れて来られた家でも一日目から楽しそうに暮らし、飼い主が心配してバタバタしても、暖かな毛布を見つけてくるまって眠る、動物の柔軟性って素晴らしい。

小さなスミレの花や生まれて４ヶ月の子猫を見ながら、私も心を柔らかく持ちましょ、と思いました。：）

さて、明日は東京へ。

宮坂雅博•小松由利江　星景写真展

八ヶ岳美術館　~ 6.15(日）2014 

長野県諏訪郡原村17217-1611

５月の蓼科へ

蓼科へ来ています。

今回は居間のソファーや本棚を新しくしたりするのが目的。IKEAのソファーを初めて買ったけど、組み立てるのをとっても楽しみました!!「わぁ、ソファってこんなふうに出来ているのね」とか、「おぉ、釘は一本もなし、すべてガンタッカーでとまってる」とか、「へぇ、マジックテープも使い様ねぇ」とか驚きがいっぱいでした。: )

そして、無事に家具の組み立ても終わり楽しみにしていたバラクラへ。この日は少し曇っていたので、ホワイトガーデンのひんやりとした優しい雰囲気がより一層イギリス的に感じられました。春の様々な色に溢れたお庭や秋のカラフルなダリアも素敵だけど、バラの時期にはまだ早いこの静かなお庭も魅力的。♡

帰り道に自由農園に寄り山盛りの野菜を買いました。山菜の時期はもう終わりだけど、今度は葉ものが出てきます。これはわさび菜、赤からし菜、サラダほうれん草、ルッコラ、クレソン、芹、そして、もちろんルバーブ!!!

蓼科の辺りでは丁度苗を植える時期らしく、田んぼに水がはってあり、まるでアマンのプールのような景色があちらこちらで見られます。水面に雲や夕焼けが映って

美しい。もしかして、あのプールって日本の棚田を見てデザインしたのかしら、と思ったり。 Ha~, ha~!　：）

夜のご飯にはマスタードを効かせたドレッシングのグリーンサラダを作りました。いろいろな葉っぱの味がして面白い。Zowieもおススメ！

今の蓼科はとにかくミドリに心を奪われてしまいます。カラマツや白樺、全ての木々に小さな柔らかな葉っぱが出て来ています。

今日の夕方、雨が上がったあと大音量でバッハを聞きながら原村辺りから北山の方へ運転をしていたら、これ以上の幸せはあるかしら、と思うほどでした。

全ての木々が芽吹いていてホントにきれい。そして、その葉っぱについた雨に太陽の光が反射してキラキラと光っていました。

お留守番をしていたZowieに、その様子を話したけれど、新しいソファでのんびりお昼寝もよかったよ、と言っていました。お互いに楽しい一日でした。：）

イチゴの季節

イチゴ大国の日本では毎年新種のイチゴが生れ、私も「今年はどんなイチゴが誕生するのでしょう？」といつも楽しみにしています。

私の目下のお気に入りは中まで真っ赤な「紅ほっぺ」。出たての頃はちょっと凝ったものを置いているお店にしかなかったけれど、今年は値段も下がり近所でも手に入れることが出来るようになって、私もにこにこ。：）

これは庭のワイルドストロベリィです。イチゴって見ているだけでもかわいい。Sweet♡っていう言葉がぴったりね。

私はイチゴのモチーフが大好きでセーターに編込んだり、刺繍をしたり、ラグラグ作品にしたり、毎年何かしら作っています。

今年はこれ！

DMCのHOOKED Zpagettiというオランダ生まれのテープ状の布をフックしたもの。かわいい! ♡

ラグラグはこんなふうに木枠に張った土台布の裏からラグフックで布テープを引き出して作ります。単純だけど楽しい作業です。：）

いつものラグラグのレッスンでは、土台布に下絵を描き、アウトラインに２重にミシンをかけてから木枠に張り、フックする布を２cm幅に切って引っ張ってテープ状にする、という作業があるけれど、ナント！ナント!!今回のKeitoでのワーウショップでは、この作業なしで始められます。予め「下絵を描き〜木枠に張る」までを準備したものをご用意し、布はテープ状になったZpagettiの中から選んで頂くので、席に座ったらすぐにフックを始められます。わぁ〜、楽チン!!!!!!

ほら、Zowieもびっくり！

これはフックしたものを45cm角のクッションカバーに乗せたところ。こんなふうにクッションに仕立てても楽しいし、私は大きめのサイザルバッグに縫い付ける予定です。

Zpagettiもこれから夏らしいカラフルな色が続々入荷するので、イチゴのヘタの色（2-3色からお選び頂きます）とオリジナルの組み合わせを楽しんで下さいね！

ラグラグってなぁに？という方、ラグラグ一度試してみたかったの、という方、そして、もちろんラグラグ大好き！なみなさま〜、是非お待ちしています。

詳細はこちらから。

http://www.keito-shop.com/workshop/2014/06/14

さぁ、明日から１週間山の暮らしです。今回もどっさりと仕事を持って行くけれど、山は鮮やかな芽吹きの季節です。じっと家の中には居られないかも！さてさて....!

今週の私たち

今日は金曜日。明日からの週末はお天気も良さそうだし、何となくわくわく！私も近々また山へ１週間くらい行く予定なので、持って行く仕事の準備をしています。：）

今週の水曜日は楽しみにしていたKeitoでのルームシューズのワークショップでした。

これは11:30~のクラスのみなさまの編地。

カラフル!!!　これは英国ウェールズのコリネットという会社の糸です。

前から小ロットで染める手作り感が楽しくて大好きな糸だったけれど、今年から黒っぽい染料を減らしたということで、ますます明るくきれいになってみなさん大喜びでした。♡

糸の名前もかわいい！popsicle（アイスキャンディ), jamboree(お祭り騒ぎ), raspberry, peaches & creamなど思わずにっこりしちゃいます。意外なところではpharaoh(ファラオ)とかも！ウェールズ人が色に持っているイメージが垣間見られて面白い〜！

これは14:30~のクラスのもの。素敵！

この頃暑い日もあったりするから、気分はもうすっかり夏？元気で楽しい色を選んだ方が多く、賑やかなワークショップでした。

いえいえ、どちらのクラスも賑やかな色が溢れていたけれど、増目や減目でどんどん変わる編地の目数を数えながら編むのに全員真剣！サクサク編む音が聞こえてくるほど静かでした。：）

今月は１本の糸でこんな立体を作れる面白さを感じていただけたのではないかと思います。ご参加下さったみなさま、ありがとうございました。♡

このルームシューズは１つ編んだら、きっと２つ、３つと編みたくなるので是非バリエーションも楽しんで下さいね！

そして家では...!

こんなふうに２匹で私の帰りを待っています。

いえいえ、これは私がハギオ（ハリネズミ）をケージから出してZowieに会わせているところ。

Zowieは興味津々だけど、ハギオはどちらかと言うと関わりたくない感じかも。２匹は寄り添ってお昼寝はしないけれど、ケンカもしない、と言った関係。

Zowieがちょっかいを出すと、ハギオは少し緊張してこんなふうに背中の針が少し立ちます。でも、ホントに嫌な時は身体を丸めて四方八方に針を固く立てるから、この状態は友好的。「友達になってもいいかも」と心の中で思ってるんじゃないかしら。そうだと嬉しいな。

Zowieには「ねぇ、ハギオってかわいいと思わない？あの歩き方！見て、見て！」と言い、ハギオには「Zowieって優しいわね。絶対ツメ出さないし、お友達になりたいのよ」と毎日２匹を洗脳しているので、いつか並んで日光浴をしている姿を見られるかもしれません。楽しみ！

さて、来月のKeitoのワークショップはRag Rugです。そして土曜日！いつも平日でご参加しにくい方、ラグラグ興味があるから試してみたい方、是非〜！

土曜日のお昼過ぎからKeitoでの募集が始まります。詳細などはKeitoのホームページをご覧下さいね！（土曜日にアップされる予定です）

Zowieになりたや

大好きな詩人＆版画家　川上澄生の代表作「初夏の風」はこんなふうに始まります。

かぜとなりたや

はつなつのかぜとなりたや

かのひとのまえにはだかり

かのひとのうしろよりふく

はつなつの　はつなつの

かぜとなりたや

素敵!!!

好きな人の周りに吹く風となって寄り添っていたい、なんてロマンティック～！と小学生の頃思ったものでした。

そして、Zowieも我家へ来てから無事に一ヶ月が過ぎ、こんなに大きくなりました。随分お兄さん風になったでしょ。大きな手足で家中を駆け回り、勢い余って既にお皿を３枚も割りました。。。あーぁ。

私達と一緒に朝起きると、よっぽどお腹がすいているらしくモリモリと朝ご飯を食べ、そしてその後は身体が重くて動けずだらりと休んでいます。それから、家中をぐるぐる点検して回ったり、ハギオにかまってみたり、羽のおもちゃやネズミのおもちゃとひとしきり遊び、またお昼寝。：）

[ Zowie~!]と呼ぶと、いつもはタタタタターッと現れるのに、音沙汰がない時は大抵こんなふうにお昼寝中。今日は「こんなに頭が下がってて大丈夫？」と体勢を直してあげたくなるほどだったけど、本人は気持ち良さそうにくぅくぅ…。かわいい！♡

子供ってこんなふうなのね、と思わず暖かい気持ちになるほどZowieの一日は単純です。起きて、ご飯食べて、遊んで、寝る。これが１セット。そして、また起きて、ご飯食べて、遊んで、寝る。また繰り返し。いいなぁ～。ホントZowieになりたや、です。

蓼科から戻って毎日仕事が忙しくてバタバタしている中、注文していた仕事部屋のカーテンが出来上がってきました。自分ひとりの部屋だからいくらかわいくしても大丈夫、とKent & Clarkのかわいいバラプリントとピンクのバランスの組み合わせにしたけれど、ちょっとSWEETすぎちゃったかしら。

いえいえ、かわいいものを作り出す部屋ですもの、いくらかわいくても大丈夫よね！

さて、明日はKeitoのワークショップです。

カラフルな夏のルームシューズ！楽しみ～！

そうそう、今日の夕方になって両方のクラスにお一人ずつ空きがでました。ご病気や急用でいらっしゃれないこと、私も残念です。

前日のキャンセルだと、空き待ちをしていらっしゃる方も１日前ではご都合が付かない場合が少なくありません。私も、毎月副資材などの材料を心を込めてご用意しているので、急なキャンセルで席が埋まらないままだとちょっと残念な気持ちです。

現在14:00~のクラスにお一人空きがあると思います。

ご興味のある方は、明日の11:00~にケイトへお電話下さいね。お待ちしています。

http://www.keito-shop.com/workshop/2014/05/14/5201

初夏の頃に

蓼科から東京へ戻り久しぶりに大好きなお散歩道を歩いて自由が丘まで行きました。

途中に毎年お花見やおたまじゃくし採りの子供達で賑わう小さな公園があります。

今まで気がつかなかったけれど、昨日初めて「まぁ！この公園には泰山木の木があったのね！」と思いました。

そして想ったのは上海のこと。

５月頃になると上海の街のあちらこちらで大きな白い泰山木の花が開き、忙しそうに街行く人たちも思わず足を止めて「きれいね」と見上げています。

私が借りていたアパートの敷地内にも大きな泰山木の木があり、私も大家さんのナイナイと拙い中国語で「やっと咲いたわね」とニコニコ話したのを思い出しました。♡

これからの季節、上海の街角ではこんなジャスミンの花売りが現れ、いつも私も１束買ってアパートに飾っていたこと、「上海語のできない私はきっとローカルの３倍くらいの値段で売られているのね、中国語をもっと頑張って勉強するぞ！」と思ったこと、外から帰り、部屋のドアを開けると良い香りが漂っていたこと....。あぁ、上海〜!!!

芽吹きの頃の蓼科も素晴らしいけれど、５月の上海も素敵！

去年の８月から行っていないから行きたいな。。。私が帰ったあとはあの大好きな部屋にナイナイの息子さんが戻って来て住む、と言っていたけれど、どうなったかしら....。

今の上海のいろいろな話をいろいろな方から伺うけれど、きっとその全てが真実で、けれど自分が現地で感じることはまた違うのかもしれないし、様々な変化を自分の目で見てみたいと思っています。

上海人のガールズや上海で知り合ったいろいろな国の友人達と夕方からフランス租界でお喋りしながらマルガリータやモヒートを飲みたい。

ガールズトークの中から時々聞こえてくる上海人の本音を聞きたい。台湾、日本、欧米の友人達が上海をベースに起業して頑張ってる姿に、自分もまたネジを巻いて頑張りたい。と世田谷の公園の１本の泰山木の木を見て思いました。

自分が今何をしたいのか、何をできるのか、何をしなくちゃいけないのか、この週末少し考えようかな。。。楽しみ！：）

東京へ

２週間近い蓼科での山暮らしももう終わり。明日東京へ戻ります。でも、またすぐに山へ行くから一旦戻る、っていう感じかしら。

だって、これからの季節の山の暮らしはホントに美しく素敵なんですもの。今は桜、花桃、水仙、連翹、雪柳、タンポポetc,etc、いろいろな花が一斉に咲き、標高1,500m辺りも木々が芽吹き始めました。

カラマツに囲まれた山荘の回りの空はまるでグリーンの細かなレースに覆われているかのよう。昨年庭に植えた３本の桜はやっと莟がピンクに色づいて、あと2-3日で咲きそうです。うわぁーん、それなのに明日は初めての花を見ずに東京へ戻らなくちゃなのね。残念～!!!

でも、東京へ戻りたい気持ちもあります。

その理由は東京で待つこの２匹。ハリネズミのハギオもメインクーンのZowieも留守にしている間に大きくなったでしょう。。。2匹とも子供だから私のこと覚えてるかしら。（と、自信がない感じ…)

今回は連れて来られなかったけれど、いつかは山へ！伯母の2匹のトイプードルとウサギ、そして私のハリネズミと猫、外には沢山の鹿と時々キツネ、狸、そして姫ネズミ達。わぁ、まるで私設動物園ね！

芽吹きの頃に山に居ると１年分のマイナスイオンが身体に取り込まれ病気をしにくいんですって。家族や友人達、そして動物達みんな一緒に山で暮らしたくなっちゃうけれど、そうもいかず….ね。That's life.ということでしょう。

今は連休最期の日の夕方、別荘族も大慌てで街へ戻ったのか急に静かになりました。

山の滞在中にリボンを立体的に編込んだカーディガン、ワンピースの刺繍のバッグの下準備、そして６月のKeitoの作品を作っていました。

そう！６月のKeitoのワークショップはラグラグです!!! 楽しみ〜！

これは刺繍糸で有名なフランスのDMCが作っているTシャツの生地をテープ状にしたものをラグフックで刺しているところ。出来上がったイチゴのモチーフをかごバッグにつけても良いし、クッションに縫い付けても素敵！

こんなふうに山に居ても仕事はきちんとはかどるから、東京へ戻った時に集中してレッスンやワークショップをしたり、打ち合わせをしたり、友人に会ったりすれば良いのかも。去年もそう考えていたのだから今年は実践してみようかしら。でも、ハギオやZowieとの生活は??? そこが課題ね。

何ごとも全ては望めないから優先順位が大切です。今の私にとっての優先順位は？それに状況って変わるもの。いつでも心と頭を柔軟に持たなくちゃね。

今年の秋には久しぶりに教室のみなさんと小さな展示会を開くことに決めました。

東京へ戻ったらその相談をしなくちゃ。楽しみ!!!

5月になりました

蓼科の山にもやっと春が来ました。

一週間前は茅野の市街で桜が満開だったけれど、蓼科湖辺りでは莟はまだまだ堅く閉じたまま、山の上では芽吹いてもいない、という感じだったけれど、この2-3日の暖かさで蓼科湖まで桜が満開になりました。山で見る桜はまた一層きれい！

そして、5月1日は私が楽しみにしていた「毛糸だま」の発売日！編集部から東京の家には送って頂いてると思うけれど、一日も早く見たくて茅野まで降りて本屋さんへ行くことにしました。でも、一件目の本屋さんでは「ごめんなさい、客注分しかないんです」と手に入れられず、諏訪湖の蔦屋までドライブ。

ありました！夏号らしい、かわいくて元気な表紙の「毛糸だま」がラックに何冊も！ 私が山を降りてでも早く見たかった理由は２つ。 もちろん巻頭特集の「おもしろヤーンで行こう！」も楽しみだけど、p.75の「デザイナーのキモチ」には私の「出会いとつながり」というエピソードをご紹介していただいているし、p.106&107ではティコゼーをたくさん掲載していただいています。

「デザイナーのキモチ」の取材の時にはハギオがまだ家に来たばかりで手のひらに乗る小ささだったし、Sageがまだ元気で、部屋の中の撮影をしている時に興味深げにうろうろしていたっけ…そして、上海での個展のポスターと一緒に写真を撮っていただいたのよね…と誌面のSageを見ながらしんみり…。

ティコゼーのページはこんな感じ。明るくてかわいくて素敵なページにまとめて頂いていて思わずにっこりでした。編集部のみなさま、ありがとうございます。：）

右ページの新作のお人形のティコゼーは、もちろん「毛糸だま」ですもの、編図が掲載されています。みなさんから「これはどうなっているの？」とご質問の多いプリーツの部分、編んでみると「わぁ、こんなふうになっていたのね」と謎が解けてとっても楽しいので、是非チャレンジなさってみてくださいね。

左ページの参考作品は以前Keitoでの展示の為に作ったもの。この中のいくつかはキットになっていますのでKeitoにお遊びにいらして下さいね。：）

そしてp.68のInformationのページには教室の案内も掲載して頂いています。

読み応えたっぷりの「毛糸だま」夏号です。連休中にお出かけも良いけれど、のんびりと「どれを編もうかしら？」と考えられるのもお休みの日ならではね。Enjoy~!!!

毛糸だま　夏号　日本ヴォーグ社　¥1,400+tax