魅惑のバレエ•リュス展へ
「今日は仕事はヤメッ!」と昨日は朝から六本木の国立新美術館へ向かいました。
午後にもプランがあったので10時に着くように行ったのに、既に入り口には長蛇の列!「え?こんなにコスチューム展が人気なの?」とびっくりしたのも束の間、それはオルセー展を見に来た方々だったことがわかり一安心。
バレエ•リュス展の会場へ一歩入ったら真っ暗な空間にカラフルなコスチュームが浮かび上がるように展示されていました。素敵!!! すぐにワクワク感でいっぱいになった私はにっこにこ!
ロンドンに住んでいた高校生の頃、私はロイヤルのロマンティックバレエが大好きでコヴェントガーデンへ足繁く通っていました。そんな中、バレエ•リュスの作品も上演されることがあり、ヌレエフの「牧神の午後」を観たことを会場の衣装やスケッチを見ながら懐かしく思い出しました。♡
ひとつひとつの個性的なコスチュームにうっとりしたり、思わずクスッと笑みが漏れたり、その細やかな技法に見入ったり。
でも、舞台衣装ですものね、遠くから見るということを意識してデザインされているのでしょう、布に直接勢いよく模様が書き込まれていたり、「へぇ、こんなふうになっているのね」という楽しい発見もありました。:)
そして「あぁ...」と思わず立ち止まってしまったのはレオン•バクストのイラストレーションの前。鉛筆でスケッチした上に水彩で色を乗せ、その上に金や銀のインクで細やかな模様を描いてあって美しい。そう、これ。バクストの絵、大好きだったのに、この頃すっかり忘れていました。ロンドンでアンティークマーケットやギャラリーで見る度に「わぁ、きれい」とドキドキして、いつか自分でも1枚購入してみたいと思っていたことを思い出し、今の自分の生活を反省。。。もっと自分の中へ降りて行って自分を見つめなくちゃね。
大好きなGeorges Lepapeのイラストレーションも小さな絵を2枚だけだけど、見ることが出来たのも嬉しいことでした。
マティス、ピカソ、キリコ、ソニア•ドローネーなどがデザインした衣装や思わずこの夏着たくなるようなモダンなワンピース、そして「着てみたい!」と心が浮き立つロマンティックなドレスが展示されているこの展覧会はこの夏必見です。♡♡♡
そして家へ戻ったら。。。
「あちぃ...」とこの夏の暑さに参ったZowieが私の帰りを待ちかねていました。
「今日はね、久しぶりにお出かけしたのよ。バレエの衣装展を見に行ったんだけど、すごく面白かったの。でも、それだけじゃなくてね、ロンドンに住んでいた頃のことを思い出して懐かしかったし、自分が好きだったことをもう一度見直してみようと思ったの」と話しました。
Zowieはミルクを飲みながら「何の話?」と不思議そうだったけれど、また今度ゆっくり話しましょ。
さぁ、明日から8月です。楽しみ!
魅惑のコスチューム:バレエ•リュス展
国立新美術館 ~2014年 9月1日
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