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The Sense of Wonder

いつも家の中でひとりでひたすら作ったり色々な準備をしている私もひと月に何日かお稽古でみなさんにお会いして賑やかな数日を過ごします。

今月は秋の作品展のためのビーズのポーチが続々と出来上がってきました。

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わぁ、カラフルで素敵!

どちらかというと素朴な印象のシェットランドヤーンなのに、ビーズやベルベットのリボンとの素材違いの組み合わせがそれぞれ生きていて、とっても魅力的です。しかも、ひとつではなくこんなふうにカラフルに並んでいるとそれだけで嬉しい気持ちになります。♡

みんなの作品を見ていたら、秋の作品展へ向かって気持ちが高揚して来ている感じが伝わって、私も元気になりました。Thank you!:)

みんなでにこにこ話しながら手を動かしている様子をZowieも興味津々に眺めています。

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ハギオは淡々とした毎日だけど、Zowieは「遊ぼう、遊ぼう!」と私の後を駆け回ってついて来る日もあれば、「Zowieどこにいるの?」と家中を探すほど静かにしている日もあります。毎日よく食べよく遊びよく眠るから身体もしっかりとしてきたし、顔つきも少しやんちゃな少年ふうになってきました。そんなハギオやZowieの成長を喜びながら、ふと一冊の本のことを思い出しました。

それは[ The Sense of Wonder ](センス•オブ•ワンダー)という小さな本。

この本はレイチェル•カーソンというアメリカの海洋生物学者に寄って1956年に書かれたもの。

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メイン州の海辺から森へと続く土地にある小さな別荘で甥のロジャーと過ごした生活の中で感じたことを気負わない優しい文体で書いてあります。トウヒやモミ、コケモモやいろいろな苔の話、小鳥や空や風のこと、これはまるで蓼科の生活そのもの!!! その中でも私が心惹かれる一節は....。

ーもしもわたしが、すべての子どもの成長を見守る善良な妖精に話しかける力をもっているとしたら、世界中の子どもに、生涯消えることのない「センス•オブ•ワンダー=神秘さや不思議さに目を見張る感性」を授けてほしいとたのむでしょう。この感性は、やがて大人になるとやってくる倦怠と幻滅、わたしたちが自然という力の源泉から遠ざかること、つまらない人工的なものに夢中になることなどに対する、かわらぬ解毒時になるのです。ー(上遠恵子訳 新潮社版)

人間関係にだけに幸せを感じていると危ういけれど、自然に幸せを感じることが出来ると自分一人でいることが出来る、ということね。ふむふむ、だからイギリスで個人主義が確立されたのね、と納得。

今週はネジ巻いて仕事をして、週末から蓼科へ行く予定です。今回はこの小さな本を持って行きましょう。山の中で読んだなら何を感じることが出来るかしら。楽しみ!

さぁ、今日も仕事、仕事!

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