お花見日和に
東京の桜もいつもより5日も早く満開になり、週末は絶好のお花見日和でした。
多摩川の桜も暖かい日差しを浴びて嬉しそうに咲いています。
その足下にはこんなふうに小さな草花がグングン元気良く伸びていました。耳を澄ませたら細胞が成長している音が聞こえてきそうなほどの勢いです。春ね!
この日は平日だったので殆ど人がいなかったけれど、ガヤガヤと賑やかな一団が現れたと思ったら、何と羽織袴と真っ赤な打ち掛けの新郎新婦&カメラマン!
のんびりスプマンテを飲みながら静かに本を読んでいる私たちの横で、「はい、そこで手を取り合って〜!」なんて大声で撮影開始。Ha~, ha~!!!
以前、ジーンズの上にウェディングドレスを着て急斜面の万里の長城の塀の上で撮影をしている猛者のカップルを見ながら「おぉ、中国〜」と思ったけれど、まさか家の近くでこんなことがあるなんて。。。あぁ、NIPPON! *_*
そして、きっと一年で一番行ってはいけない時期に私は上野へ行ってしまいました。
週末に浅草橋付近で仕事の打ち合わせなどがあったので、それならば上野で気になっていた展覧会を見てきましょ、とウキウキと家を出たのは良いけれど、上野駅に着いてびっくり。
改札口が真っ黒な人だかり!ん?どうして?
あ、そうだった、お花見ね!と覚悟を決めて外に出てまたびっくり。ホントにすごい人混みなんですもの。聞こえてくるのも色々な国の言葉。
公園口の横断歩道を渡り、科博の方へ逃げ出してそのまま国立博物館の敷地の中へ。ここまで来れば人はまばらで、ちょっとのんびり。
表慶館で開かれているのは「インドの仏」展。インドのコルタカ博物館のインド仏教美術の至宝90点が来日中なんです。♡
しかもオーディオガイドは「見仏記」のみうらじゅんさん&いとうせいこうさんのおふたり。:)
大好きなクシャーン朝(2世紀頃)の仏像を見ることが出来てドキドキ!特に仏座像と弥勒菩薩座像にはうっとり。釈迦が出家前の王子の姿なので髪型や身にまとっているアクセサリーや布が優雅でとても素敵でした。ギリシャ•ローマの影響が色濃いクシャーン朝の仏像に私はなぜかとても心を惹かれます。静かな美しさにしっとりとした気持ちになりました。♡
この頃ちょっとゴチャゴチャした気分だったけれど、「『自分』があるから悩むのね」と解って気分一新!上野駅へ向かう雑踏の中を元気良く帰ってきました。良かった!:)
特別展 インドの仏 仏教美術の源流
〜5月17日(日)東京国立博物館 表慶館 月曜日休館
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