憧れの体験
今、世界一訪れてみたい街としてますます注目の京都。
桜が咲いたら街中ぎっしりになっちゃうから、その前にちょこっと遊びに行ってきました。
いつも京都へ行くと、お寺へちょこちょこ、ぐるぐるお店巡り、そして甘味屋さんとお気に入りのご飯を、という感じだけど、今回はちょっと意気込みが違います。
一日目は睡眠不足のまま早起きして新幹線に乗るからX、二日目の午後はきっとお昼にワインを飲んでいて集中力に欠けるからXね、と万全を期して二日目の朝一番に予約したのが「手作り体験教室」。
京都で手作りって、例えば京扇子、西陣織、和菓子作りなど色々あるけれど、私が「これ、絶対作ってみたい!」と目を輝かせて申し込んだのが「螺鈿教室」。
祖母が愛用していた繊細にキラキラ光る螺鈿細工をしてある棚や箱や漆器に小さい頃から憧れていた私は京都で実際に螺鈿を体験できることにワクワクドキドキ!
しかも、オリジナルデザインのものもOKと伺って下絵を用意して向かいました。:)
お教室に着いたら、まず最初に何を作るかを決めて、それに合わせて図案の大きさを調整します。私は丸盆をチョイス。
そしてお盆に転写シートで下絵を写したら、次はこんなふうに螺鈿にしたい部分を薄いシート状になったアワビ貝から切り抜きます。
これが案外至難の業!下絵を考える時は素人考えで「こんなのを作りたい」と張り切るけれど、普段カッターを使い慣れない私達は四苦八苦しながら、どうにか切り終えました。ふうぅ。。。
さて、何が出来上がるのでしょう。花びらは桜だから、お盆に桜が散っているのは予想がつくれれど、その下の小さな長丸や三角何?
次は細筆に漆を少しとり、切り取った貝の裏に漆を塗って下絵に貼付けます。
そして蒔絵にする部分を細い筆で線描きしたり、面を埋めたり。漆が乾かない内に(10分以内!!!)描き終えないといけないから、じっくりというよりもささっと進めなくちゃいけなくてテンションはマックスに!
上の部分は漆で描く部分を終えて蒔絵を施したところ。この金色の水玉の下には桜の花びらが隠れています。
これは友人が蒔絵をしているところ。一度作業を終えてから、もう一度足りない部分をやり直したり、「体験」とは思えないほど丁寧に指導して下さいました。♡
こんなふうに先に細かな網が張ってある筒に金の粉を入れてトントントンと優しく叩きながら金を蒔きます。だから、「蒔絵」。
ジャジャーン!
これが私の丸盆の出来上がり。
猫が桜の頃を夢見ている様子です。
初めてだったから直すところ満載だけど、螺鈿と蒔絵をかじれたことに大満足でした。ご指導下さった先生、ありがとうございました。
そして、昼食へ向かう車の中で私も友人も「楽しかった〜!次回は何を作る?」と制作意欲満々。先生、どうぞまたご指導下さいませね。とっても楽しみにしております。♡
Keitoの4月のワークショップ、只今募集中です。
11日(土)クラスはまだ数席あり
15日(水)クラスは11:30~キャンセル待ち、14:30~あと数席のみ
是非Keitoのホームページをご覧下さい。
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