蓼科日記 2016, その10
週末に久しぶりに夏の白駒池へ行ってきました。大好きな白駒池はいつ訪れてもその季節の美しさにあふれています。:)
この日も朝から真っ白な入道雲がもくもく湧いていて夏休み~っていう感じ!気持ちいい。♡
いつもはゆったりたっぷり食べる朝ごはんなのに、この日はバターと自家製ブルーベリージャムを乗せたカリカリトーストを食べて大慌てで車に飛び乗って出かけました。
お盆のお休み中だからどんなにか混んでいるかしらと心配していたけれど、早起きの甲斐があって人影もまばらな静かな湖に出会うことができました。:)
「おはようございます」とすれ違う方たちの中には重装備の山ガールもちらほら。あの様子だと2-3日は山を縦走するのかな….。私の未体験な世界ね。
そして今の時期は小さな種から芽を出したこんなかわいい植物の姿を見ることができます。ふかふかの苔に根を下ろしたこの小さな小さな樅は来年はどのくらい大きくなっているのでしょう。
いつも「X番目の木道の右から3本目の若木は私の木」と決めて、訪れるたびにその一本の木の成長を見守るのも楽しそうと思うのに、いざ白駒池への木道を登り始めると周りに広がる光景に夢中になって、そんなことをすっかり忘れてしまいます。*_*
日本には約1,500種類の苔が生息していて、その1/3に当たる500種類の苔が八ヶ岳には生息しているんですって。だから、木道を歩き始めた途端に東京では見ることのできない小さな小さなワンダーにすっかり心を奪われてしまうんですもの!Ha~, ha~!!! ♡
そして、こんなか素敵なピカピカの実をつけている小さな草を見つけました。今年芽を出したグミの木のチビ助かしら?こんなに小さいのに重そうな真っ赤な実を3つもつけて偉いなぁ。。。:)太陽の光もあまり届かない原生林なのに、私が通ったその時にはこの小さな植物にピンスポットのように明るい太陽の光が差し込んでいました。その一条の光のおかげでこの草は暗い原生林の中でひっそりと、でもとっても力強く生きています。あと4か月もしたらこの辺りの気温は-30℃以下まで下がります。そんな凍てつく大地でこの小さな植物はどうなるのでしょう。きっとすべてが凍ってしまう前にこの実が土に落ちて、来年の春には小さな種から芽吹くのね。:)
お客さまが多かったり、叔母や母の用事があったりと自分の時間を作ることがなかなか難しい毎日ですけれど、しっかり毎日を楽しみましょ、とこの小さな草を見て思いました。山に感謝。♡
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