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蓼科日記 2016, その11

美しいもの。

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先日、三井の森の中にある恵泉蓼科ガーデンのオープンディへ行ってきました。

普段は恵泉女学園や恵泉のお教室の教育的ガーデンとして活用されているお庭が一般に公開されるのは一年に一度だけ。

お気に入りのハーブウォーターを買いにハーバルノートのえりこさんのところへ遊びに行ったら「今日が公開日よ~」と教えていただき、わぁ、ラッキー!!と早速伺いました。

見栄えの良いように季節ごとに花を植え込むのではなく、その季節にあった花が自然に咲くお庭には優しい風が吹きなんともいい雰囲気。♡

ガーデン長の方のお話にも頷けることが多く、彼女の人柄が現れたとっても素敵なお庭でした。:)

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そして、お庭を歩いていたら、東京の家を建てた頃、近くにあった恵泉のガーデンセンターで家の庭を作ってもらったことを思い出したり、あの頃は私ももっとたくさんの時間を庭に費やして季節ごとの花を楽しんでいたことを懐かしく思いました。Kaffe Fassett氏が「僕は庭もやらない、ペットも飼っていない、僕の時間は全て仕事に使う」と言っていたけれど、それだけ庭も動物も仕事も時間とエネルギーが必要なのね。何を優先順位にするかはそれぞれのチョイス。どうしましょ。*_*

今は蓼科の自然や恵泉ガーデンやバラクラのお庭、そして東京や京都で見つける街中の自然が私の生活の中での潤いになっています。それも幸せなこと。♡

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今週は麦草峠を越えて、気になっていた展覧会「安野光雅の世界」を見に小海町高原美術館へ行ってきました。

世界中の光景を淡い色調の水彩で描いたり、トリッキーだったり数学的だったりする不思議な絵の本で有名な安野光雅氏。実は今までそれほど興味がなかったけれど、野の花や信州の風景を描いた絵がとっても美しく、しかもその絵が描かれた信州の美術館でみられるなんて!とワクワクしながら向かいました。

「野の花と小人たち」の原画や安曇野の風景画などにうっとりした後、受付の前のテーブルに並んだ絵葉書を見ていたら、「あ、ここ知ってる」と一枚のハガキに目が留まりました。手にとって裏を返してみたら「バース近くの丘(イギリス)」と書かれていました。

あぁ、やっぱりね。15年以上も前に半年だけ住んでいたBathの町の近くの風景だけれど、思わず懐かしい気持ちでいっぱいになり、Bathの丘を吹く風や空気の香りが漂ってくるような気持ちになりました。

絵ってステキ。:)

風に揺れる葉っぱや移り変わる光の様子や風に乗って流れる雲、忙しそうに網戸を歩き回るカミキリムシや綺麗な小さな透明な羽のセミを毎日せっせと心の引き出しにしまっているけれど、それを私らしい形でいつか外に出すことができるかしら?

でも、まず感じる心が大切ね。Sense of wonderをいつまでも保つことができますように。♡

安野光雅の世界 野の花と信州風景そして不思議な絵

小海町高原美術館 ~2016. 8. 21

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