風と水のおくりもの
お天気の良い日曜日、横須賀に行ってきました。
仕事のリストがあるのはわかっていたけれど頭と心の中が悶々としていて、矢野顕子の歌じゃないけれど「こんなところにいてはいけ〜な〜い♩」という感じだったんですもの。
向かったのはここ。横須賀美術館で開催中の「新宮晋の宇宙船展」。これは、海を前にした美術館の庭に並んだ風の力で動く彫刻たち。
「無限に広がる宇宙に存在する数え切れない星の中でも、色彩豊かで、様々な光や音が響き合う、とびっきりユニークな星、地球に、一人の人間として僕は生まれた。これはどう考えても、奇跡としか言いようがない」と今回の展覧会に際してご本人がおっしゃっているように、水の重みや風の力で動く作品たちを見ていると地球の呼吸を感じるような気持ちでした。
作品を見ていたら、子どもの頃、父と一緒に作った立体凧のことを思い出し、楽しかった思い出に心が温まりました。♡
強い風の時はぐるぐると、弱い風の時にはゆったりと動く様子は、まるでコンテンポラリーダンスを見ているよう。風の形が見えてくるような感じ。
家の近くに今、こんな花が咲いています。
ブロック塀に垂れ下がっている姿はホントにかわいい。ずいぶん長い間咲いているけれど、前を通るたびに嬉しくなる感じ。:)きっちりと閉じた蕾が開くと、ベルベットのような赤い花弁の下に黄色い花びらが現れて花は2重構造になり、山折り谷折りになった様子は折り紙で作ったランターンのよう。
何て言う名前なのかしら?きっと英語だったら、何とかLanternって言うんじゃないかしら?
時計草の花も、その立体的で複雑な構造に驚くけれど、自然って本当に不思議なことで溢れてる。
この日は新宮晋の作品を見た後だったので、細い茎の先で風に揺れる花たちの様子を、立ち止まってしばらく見ていたくなりました。ゆらん、ゆらん。
久しぶりにとらやさんの主菓子をいただきました。しかも大好きな薯蕷饅頭!これは「柚形」。もうすぐ冬至ですものね。柚の皮をすりおろして加えたお饅頭の皮の中には白小倉餡。美味しかった。:)
とらやさんのお菓子には必ずストーリーがあるので、いつもそのお菓子の背景を楽しみにしているのですけれど、この「柚形」が初めて作られたのは天保11年(1840年)ですって。今から180年近く昔のお菓子。おぉ!
新宮晋さんの作品も、道端の小さな花も、こんなお菓子も全て地球からのおくりものなのね。色々イライラ悶々することもあるけれど、こんなことに出会えた喜びの方がずっとずっとずーっと大きいと思いました。Thank you. ♡
風と水の彫刻家 新宮晋の宇宙船 横須賀美術館 〜2016. 12. 25(日)
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