蓼科日記 その19
いつもは蓼科へ来ると庭仕事をしたり、テラスや外用の家具にオイルステインを塗ったりと大忙しなのに、今年は連日の雨!
それならば諏訪湖辺りの老舗めぐりをしましょ、と出かけました。まず向かったのは、ずっと行ってみたかったセラ真澄。
ここは信州のお酒としても名高い「真澄」の醸造元 宮坂醸造の直営店。でも、ただお酒の販売をしてるだけでなく、ご当主夫妻が提案する「和やかな食卓を」ということに基づいて様々な食にまつわるものの販売をしています。楽しい。: )
この日は私が運転担当だったのでテイスティングはできなかったけれど、モダンな空間での試飲はとっても魅力的だったし、お店に置いてある食器や小物、調味料なども欲しいものばかりでした。
諏訪五臓酒造めぐりもしたいし、秋になったら「秋の呑みあるき」や「宮沢賢治on the バロック」なんていうステキなイベントもあるみたい。今度は絶対車を置いて来なくちゃね! 楽しみ~!!! ♫
そして次に向かったのはここ、信州一味噌発祥の丸髙蔵。
ここを見つけたのはホントに偶然。お昼をどこで食べようかな?とGoogleしていたら出てきたお店でした。「わぁ、味噌蔵直営のカフェ?ここが良いんじゃない?」と向かったのは大正解。
丸髙蔵は「真澄」の蔵元 宮坂醸造の19代目が「酒は楽しく飲んでも女子供には益がない。子供から大人まで、誰にでも美味しく、健康に良い味噌、醤油を造り、世の益にしたい」との思いから1916年に創業されたそうな。素晴らしい ! その考えが今のセラ真澄にもつながっているのね。: )
みそ茶屋になっている民家と2つの味噌蔵はそれぞれ山梨県と木曽から移築した百年を超えるもので、今は国の登録有形文化財になっています。美味しいだけじゃなくて見所もたっぷりね。
みそ茶屋「千の水」では信州一味噌のイメージガール み子ちゃんもお出迎え。: )
古民家を生かしたみそ茶屋で地産地消の美味しいお弁当を頂いていたら、いつの間にか気分もゆったり。吹き抜けの天井に渡る太い梁や柱に囲まれて素朴なあたたかさをたっぷりと感じて帰ってきました。
こちらのお店にも美味しい食材がいっぱい並んでいて魅力的! 長野って美味しいものに溢れているけれど、宮坂醸造のような老舗があってこそ、そして現代にあっても魅力的であるようにと様々な形で発展&発信をし続けているからなのね、と強く感じました。ふむふむ。。。
そして、丸髙蔵の裏にはこんな素敵な光景が広がっていました。
蓮よ~ ! ♡
蓮の花ってどこかへ出かけないと見られないもの、って思っていたけれど、諏訪で見ることができるなんて知らなかった!. 今まで蓮の花を見に杭州へ、京都へ、埼玉へと出かけていたけれど、こんな(或る意味)近くで普通に見ることができるなんて嬉しいな。もうひとつ夏の蓼科での楽しみが増えました。: )
宮坂醸造のご当主は「毎日に美味しさと健康を。そして和やかな食卓を」と提案していらっしゃいます。私は「手を動かすことで生まれるうれしくて楽しい毎日を」かな。
ガンバルゾ!♡
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