職場体験?!
楽しいことってどうしてすぐに終わってしまうのでしょう。
何時間か前までは京都にいたのに、もうこうして東京の自分の仕事机の前に座っています。+_+
帰る日の今日は小雪がちらつく寒い朝になりました。あぁ、早起きをして金閣寺が雪化粧している様子を見に行けばよかった~!!!
ホテルをチェックアウトして、小雪の中コートの前をぴっちり閉めて向かったのは仏光寺近くの唐丸さん。唐紙の専門店の丸二さんが今年の夏にワークショップのためのお店を開かれたと聞いてからずっと行ってみたい、唐紙摺りを体験してみたいと夢見ていた私はドキドキ&ワクワク。: )
今日用意してくださった版木はこの3種類。
左のは「ぶどう」右のは「小菊」そしてこれはなんだったかしら?でも、いかにもシルクロードを渡ってきたようなペルシャっぽいエキゾティックな模様です。♡
古い版木は天保のもの。ということは180年くらい前のものなのね。おおっ! 古いものは使い込まれているから模様の線が細くなっていて、その様子も素敵。
ワークショップではまず好きな色の紙を選び、シルバーっぽい雲母、またはゴールドっぽい絵具と合わせ、そして版木を選んで摺ります。
頭の中で色々イメージするけれど、やってみなくちゃわからないとあまり迷わずに選び、早速先生に教えていただきながらスタート!
これは2度目の摺りのために絵の具をのせているところです。こんなふうに布を貼った丸い面に刷毛で絵具を塗り、版木の上にリズミカルにポンポンと絵の具をのせていく感じ。一度絵具をのせたら紙をのせ、手で摺り摺り。
そして、こんなふうに紙を半分めくってもう一度絵具をのせて摺り摺り。
先生が緊張しないようにと楽しいお話で笑わせてくださるけれど、私は笑いながらも内心はドキドキ&真剣そのもの。* _ *
上手な先生のご指導で無事に3種類の唐紙が刷りあがり、絵具が乾くのを待つ間に今度はお隣で作業中の職人さんのお仕事を拝見しました。そのお話はこの次に。: )
ジャジャーン! これが今日私が摺らせていただいたもの。なかなかいいでしょう?
いえいえ、私がしたのはポンポン&摺り摺りのみ。
でも、こうして体験することでこの色の紙にこの色をのせるとこんな感じなのね、と少しずつわかってくるはず。そして、いつの日か家の壁面を唐紙にしたいなぁ。♡
これは私が一番好きな組み合わせ。白い紙に白い絵具。今回は雲母が入っているからちょっとシルバーっぽいけれど、光の加減で模様の雰囲気が変わる感じがとっても好きなんです。
そしてこの一番好きな唐紙をパネルに仕立てていただくことにしました。楽しみ~!!
今度京都へ行ったらまた唐丸さんへ伺ってワークショップに参加しようっと。今日はまさに「体験」だったけれど、次回はもっと教えていただきたいこととか出てきそう。それまでに色と紙のお勉強をしようかな、とワクワク夢がふくらむのでした。: )
そしてお店を出たら「スタッフ募集」の張り紙が!日常英会話ができることも条件にあり、思わず「ハイッ!」と手をあげたくなったけれど、そういうわけにもいかず新幹線に乗って帰ってきました。Ha~, ha~!
今回も楽しくて美味しい京都でした。感謝。
唐丸
京都市下京区高辻通柳馬場西入 泉正寺町460
そうそう、丸二さんが今、銀座松屋で「京からかみ展」を開催中です。
~ 12月19日(火) 7階和の座ステージにて
是非是非~
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