I am in London. その2
今日は朝からVictoria & Albert Museumへ。
今年のロンドンは暖かく日中は半袖の人もいるけれど朝晩はだいぶ寒くなってきて、街中こんなふうに紅葉しています。キレイ。♡
Londonへ行くことを決めてすぐにバレエやら何やらいろいろな切符の手配をしたけれど、見たい気持ちと重くて心に残ることが怖いという気持ちが天秤のように揺れていて、結局予約をしないうちに切符が売切れになってしまったV&Aの企画展 [Frieda Kahlo, Making Her Self Up]。
以前から彼女に興味があって絵や衣装の本を眺めたり、メキシコに家や作品を観に行こうかと思ったりしていたんだから、やっぱり展覧会を逃すわけにはいかないと決めて、悔いのないようにと向かった訳だったのでした。うぅむ。。。
当日券をめがけた人たちの長蛇の列にびっくりしながら、やっぱりこれは見ないわけにはいかない!と心が囁き、待ち時間ゼロの年間のメンバーシップを申し込み速攻会場へ。♡
子供の頃に患ったポリオや18歳の時の大きな交通事故で生涯コルセットや義足を身につけ、痛みと共に生きた彼女は「生きていることが幸せ」とベッドの上に据えた鏡を見ながら絵を描き続けたそうな。おぉ、そのエネルギー!!!
これはV&Aの中庭にあるフリーダをイメージした作品。いろいろな国籍が混ざった彼女は生涯メキシコを自分の祖国とし、身につけるものも常にメキシコの民族衣装に近いものでした。頭の花飾りや胸元の大振りなアクセサリー、そして完璧にコーディネイトされた服は上半身を華やかに飾ることで人々の関心を上半身のみに集め、足の長さの違いや義足から関心をそらすという彼女の考えの表れなのでした。
もうあと数日で終わってしまうこの展覧会、次はどこへ行くのでしょう。日本にも行くといいなぁ。
そしてそのあと、これも相当楽しみにしていた展覧会「Klimt and Schiele展」をRoyal Academyへ観に行きました。
没後100年を記念してウィーンのAlbertina Musuem所蔵の作品が並ぶ会場は世界中のクリムトとシーレファンで熱気満々。私も 大好きなKlimt の素描をじっくり見ながら、「あぁ、このスケッチはこれからあの絵につながっていくのね」と油絵を想像しながら会場を回りました。
ロンドンにいても欲しいものは何もないけれど、あの素描はいいなぁ。。。とぼんやり考えながらバーリントンアーケイドを歩いていたら、どこかで見かけたようなリボンをあしらった靴を発見!
そう、これはManolo Blahnikのウィンドーを飾っていた靴。あら?このリボン、私も度々使います。わぁ、もしかしたら同じものなの?????とドキドキ。
さすがの形と色と素材。ステキ!
美しい London, 楽しいLondon, ステキなLondon. ♡
Londonでは旅人ではなく、戻ってきた、というのが近い気持ち。そして、一番「戻ってきた」と強く思うのはもちろん日本。 そんな東京へもう直ぐ帰ります。いろいろあっても前へ、ね。
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