きっちり合うもの
「きっちり足に合った靴さえあれば、じぶんはどこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ、完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行きたいところ、行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったり合った靴をもたなかったせいなのだ、と。」という文章で始まる須賀敦子の本「ユルスナールの靴」に背中をおされてロンドンへ行ってきます。
ロンドンは自分を育ててもらったようなところなのに、この頃海外へ関心が向かず、行くのは4年ぶり。
バスの番号や行き先なんて空で覚えているはずなのに、こんなマップを眺めて入念にチェックをしたり、早々にTravel Cardを購入したりして準備万端?! ドキドキ!
トランクを出して詰めてみたけれど、いくら数日のこととはいえ片側に詰めてもスカスカな感じ。
ロイヤルバレエの1階の席を予約してるからきちんとおしゃれをしなくちゃ、と1枚だけキレイな服やアクセサリーをいれた以外は小さくなるダウンジャケットやセーター、向こうでも編みたいからブタの編みぐるみのセット、と用意したのはそのくらい。。。いえいえ、忘れちゃいけないのは旅の友!先日京都にはハリネズミのHarryを連れて行ったけれど、今回は誰にしましょうか。向こうでも猫を触りたいからSocks? うーん、いつもバッグに入れて持ち歩くにはちょっと大きいかも。
万が一、本(「棒針編みのあみぐるみ」誠文堂新光社刊)の掲載作品をなくしても困るし、どうしましょ。そうそう、本のために編んだけれど小さく編めちゃって使わなかったキャバリアがあったっけ!
というわけで、今回の旅行にはこのCharlesの弟、Andrew (英国王室にならってCharlesの弟はAndrewと命名)を連れて行くことにしました。本人に話したら行く気満々で早速トランクの上に飛び乗っていましたよ。Ha-, ha- !!
今までいろいろな場所へ行ったけれど、ロンドンは私に合う場所。きっと明日Heathrow空港に降り立ったら、すぐに住んでいた頃の気分になって歩き始めるはずです。歩きやすい靴も玄関に出したし、Andrew、どこへ行きたい?ダブルデッカーに乗ってどこまでも行こうね! 楽しみ!
お知らせ
今日からKeitoの 12月のワークショップの募集が始まりましたが、お申し込みが多く、すでに全てのクラスが満席になりました。お申し込みいただいた皆さま、ありがとうございます。
そして、私もケイトのスタッフもお一人でも多くの皆さまに作っていただけるようにと16日(日)の午後のクラスを増やすことにしました。
お申し込みは明日、11月8日の10時からです。
お待ちしています。♡
| 固定リンク
「日常のこと。」カテゴリの記事
- 久しぶりの御殿場(2024.06.04)
- Patterns 2回目の講座(月曜日クラス)(2023.11.06)
- 春の庭で(2019.04.03)
- 春の寒い一日(2019.03.23)
- 春の楽しみ(2019.03.17)
コメント