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Ode to Klimt.

今年楽しみなのは何と言っても4月23日から上野で始まるクリムト展。Img_012911

私が始めてクリムトの絵に出会ったのは、多分家にあった画集を眺めていた小学生の頃。
デジタル全盛の今は、以前はどのお家にもあった何十冊もの百科事典や画集なんてなくなっちゃたけれど、興味が湧くかわからないけれど「なんとなく眺める」本はとっても大事だと思うのです。
福岡ハカセも小学生の頃に図書館の書庫で今も大切にしている蝶の図鑑に出会ったと仰ってたけれど、私もきっと何もわからないまま「これは好き」「これはちょっとね」と感じながら画集を開いていたと思うのです。
その中で気に入った画家がクリムトだったり、シャガールだったり、フジタやマチスだったり。そして今はさらに狩野探幽や酒井抱一も好き。
ピンポイントで調べたりするのに便利なデジタルなものと違った時間が流れる紙の媒体が大切だと思うのはこんなところ。。。
Img_012912 この2枚のクリムトの複製画は80年代に老舗の額縁屋の八咫屋(ヤタヤ)さんで分けていただいたものです。
フジタの絵も八咫屋さんの額のものが何点かあるけれど、琳派に影響を受けたクリムトの絵が日本の職人さんが作った額縁にしっくりと収まっているのはなるほどね、と思います。
今も毎日眺めて幸せな気持ち。複製画でも好きなものをそばに、と購入してくれた親の考えに改めて感謝。♡
そんな中私もこんなものを作りました。
Img_012913
これはヴォーグ学園の卒業作品として35年くらい前に編んだワンピースの編地。先日家の整理をしていた時に棚の中にしまってあったのを見つけ、クリムトの複製画をつぶさに見ながら編図を書いたのを思い出しました。毎日10時間以上編んでも5cmも進まないほど複雑な編地。20代の私の根気と努力の結晶なのねー。
先日ロンドンへ行った時にロイヤルアカデミーでクリムトとシーレの素描の展覧会を見てきたけれど、絵を見ながら心の中に湧き上がる熱い思いを久しぶりに感じた幸せな時間でした。
そんなRAのクリムト紹介のビデオはこちら。
何十年経っても変わらない縦糸を自分の中に持つこと。
そして、それが切れないように新しい横糸も足していかなくちゃなのね。了解。♡

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