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春の京都で

京都へ行ってきました。

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ここは椿の寺として知られる霊鑑寺。初めて訪れたのは多分20年くらい前。ずっと再訪したいと願いながら公開しているのは1年のうち春のたった2週間。なかなか伺うことができないでいたけれど、それが叶った今年の春は本当に幸せ。しかも伺った日はぽかぽかと暖かく、そんな中で珍しい椿を間近に見ることができました。あぁ、うれしい。♡

親指の先ほどの小さな花や、シャネルのカメリアのような洋風な印象の大輪の花、花芯まで真っ赤な日光椿など、本当に見事でした。様々な椿の花はいずれ改めてご紹介したいと思います。今回の旅は「棒針編みのあみぐるみ」の子鹿のフラニーを連れてだったのですけれど、椿&フラニーの様子は是非Instagramの方でご覧くださいね。

Img_032942ここは京都府庁 旧本館。ここの中庭の祇園枝垂れ桜が見たくて訪れたのですけれど、まだ満開には少し早くて守衛さんも「今週末にまた来てや」と困ったお顔。いえいえ、私は人もまばらな中で上海のアパートにも似たレトロな建物の中でのんびりできたことが十分うれしく、フラニーと一緒にゆっくりと窓から桜を堪能しました。フラニーの後ろ姿って本当にかわいい。この写真が今回の旅行の間に撮ったものの中で一番好き。フラニーも自然だし、色もかわいい。今回の京都では「ここで撮ってね」とインスタ映えを意識したようなセッティングを様々な場所で見ることがあり、写真ってそんなことではないのに...と少し食傷気味だったけれど、ここでは自分の「絵」を撮ることができて印象深い時間になりました。♡

Img_032943そして、今回も有次さんの料理教室に参加させていただきました。谷本先生に教えていただいたのは「お花見弁当」。玉子の袱紗焼き、鶏鍬焼き、松風、鰤西京焼、竹の子木の芽和え、ふき、菜の花、小芋土佐煮、南京、こんにゃく、牛肉八幡巻、海老艶煮、桜餅、香のもの、瓢ご飯、いちごが隙間なくぎゅっと詰まっています。いつもよりも比較的作るのは簡単なものが多かったけれど、それぞれ丁寧にできていて見ても食べてもステキ。先生が手を動かしながら、「今、私が作ってるのは『私のもの』。家へ戻って何度も自分で作って私からこの料理を取らないといけない。何度も作ることで『自分のもの』にしてや」と話してくださいました。出汁の素晴らしさを実感することや京料理の材料を勉強したりすることに加え、こうして先生のお話を伺えることが自分の仕事のヒントにもなります。今回も楽しく、美味しく、美しい京都でした。感謝。♡

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