Morocco Diary 3 ファティマの力
今日はモロッコ、マラケシュのお話。
モロッコへ旅をする、と決めた時に楽しみのしていたことはたくさんあるけれど、心に焼き付けてこようと思ったのは「色」でした。
そして実際マラケシュの旧市街を何日も歩き回りながら気になったのはスーク(市場)のお店の軒にぶら下がる何百ものかわいいカゴバッグでもエキゾティックなランプでもなく、人々の家のドア。
こんなふうに美しい模様が描かれているのは大きな邸宅や邸宅を改装したリヤド。壁の色とドア、そして地元の女性の服の色のバランスがぴったり。旅行の間何百枚も写真を撮ったけれど、これはその中でも好きな1枚。見ていると少し暮れて暗くなってきた街の空気やスークのざわめきを思い出します。あぁ、マラケシュ!♡
そしてドアにはこんなふうにファティマの手が付いています。ファティマはイスラム教の最後の預言者ムハンマドの娘の名前、そして彼女の手はハムサ(5、5本指の意味)とも呼ばれ、イスラム教徒やベルベル人のお守りになっているんですって。だから、こうして街中のドアには魔除け&幸運をもたらすファティマの手がドアノッカーとしてついています。ファティマの手も素敵だけれど、鋲打ちがカッコイイ!ドアの持ち手も斜めについていて面白い。日本の家は外開きのドアが多いけれど、ヨーロッパのドアは内開き、そしてここアフリカのモロッコも内開きなのねと観察。
こんなふうに色や形もかわいくておもわず自分の家のドアもリフォームしたくなりました。そうよね、去年は居間のペンキをひとりで塗ったんですもの、今年の冬休みにはドアをやろうかしら?マラケシュのスークでファティマの手も買ってきたし玄関のドアは木だから鋲も打てるはず。旅で見たもの、得たものを自分の生活に取り入れて気分をリフレッッシュするのも大切なこと。ちょっと実現に向けて考えてみようっと。楽しみ!
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