憧れの地
先日何年も焦がれていた熊野古道へ行ってきました。
早朝の飛行機で和歌山県へ降り立ち、空港からバスに乗り紀伊田辺を経て来栖川へ。今回はいわゆる「中辺路」を歩くことにしていて、一日多い日でも7kmくらいの初級ルート。
来栖川バス停からいよいよ熊野古道歩きが始まったのですけれど、いきなりの急坂に早くもゼイゼイ...*_*。
でも高原の景色も素晴らしく、見慣れている長野の険しい山々とは違う穏やかな里山の風景に見惚れながらテクテク歩いてきました。
これは近露エリアにある牛馬童子像。牛と馬にまたがる花山法皇の熊野詣での旅姿と言われているこの像は、古道から少し入ったところにあり、「ここかな?」と探しながら歩き、出会ったときのこのお像のかわいらしさにほっこり。♡ ここから石畳の道を歩いてゆくと近露の集落に着きました。この日は近露泊。泊まった民宿の前には川が流れ、秋は紅葉、春は桜がさぞや見事だろうと思われる素晴らしい場所でした。お夕飯も美味しく、夜は東京では見られないような星空が広がっていて久しぶりの旅行にじんわり。: )
近露には国際的にも有名な建築家ユニットSANAAが設計した熊野古道なかへち美術館があり、何百年も続いている風景の中にガラスの箱のような近代建築がしっくりと収まっている様子はとても面白いものでした。
この後熊野三山の熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社を訪れ、毎日何百段もの石段を登ったり降りたりしました。夜は温泉で体を休め、美味しい地元のご飯と地酒、寝る前には星空を眺めました。天の川まで手にとるように見える星空を見たのは何年ぶりだったでしょう。♡
素晴らしい那智の滝、地元の方たちに親切にしていただいたこと、自分の体力と向き合ったことなど感じることが多い数日でした。感謝。
この経験はいつか私の作品に表れるのでしょうね。さまざまな色や形となって。
さぁ、明日から11月です。11月はいよいよ冬らしい作品が並びます。どうぞお楽しみに〜。: )
Stay Strong & Stay Safe.
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