« もみの木 | トップページ | 夏の終わりに »

サマーエキシビション at RA.

今日は Londonのお話。

Londonでは「コレが始まらないと夏が来ない」と言われているものが2つあります。1つはWimbledonのテニスマッチ。そして私にとってはRoyal Academy of ArtsのSummer Exhibition!

Img_08191_20230819093501

ここはピカディリーにあるバーリントンハウス。そしてここがRoyal academy of Arts(RA 王立芸術院)の本拠地です。RAのサマーエキシビションは1769年から続く世界最大、世界最高の公募展!世界中から応募された中から選ばれたさまざまなジャンルの芸術作品(2023年は1,614点)がこの建物の中に展示されています。

Img_08192_20230819093501

チケットを買うと小さなカタログを渡され、そのカタログを見ながら部屋から部屋へと回ります。

展示されている作品には番号が振られていて、自分の目に留まった作品をカタログの番号と照らし合わせます。カタログには作品のタイトル、メディア、作家の名前、そして作品の値段が書いてあります。そう!入場者はここで気に入った作品を買うことができるんです。: )

Img_08193_20230819093501

これはかわいいふたりの少女がクロスステッチをしている版画。よく見ると刺しているのはPROTEST(抵抗)という文字。Ha-, ha-!かわいいだけじゃないメッセージ性がある作品は大人気!大きな赤丸のシールは10,小さな赤丸は1を表していて、この作品は既に115人の申し込みがあることを表しています。おおっ!

Img_08194_20230819093501

今年私の足が止まったのはこの1枚。[Unlucky Strike]というタイトルの版画です。マッチ箱の表に天敵のキツネに出会ってしまったウサギが描かれたもの。イギリスにはLucky Strikeというタバコがあるのでそれをもじったものなのね。因みにこの作品は900ポンド(今日のレートだと17万円くらい)。

来場者の多くは自分の予算を心の中で用意してきているので、友人たちと、または家族と「あの部屋にどうかしら?」「廊下の壁に良い感じ」などと実際に自分の家に飾ったら?と想像しながら会場を回っているのも楽しいこと。私もLondonに住んでいた頃は毎年この展覧会を訪れ、小さな版画を買ったりしていました。♡

こんなふうにさまざまな作品を楽しみながら審美眼を養い、自分の世界を育てていくのね。納得!今年のサマーエキシビションは明日(8月20日)まで。そして今年出品された作品たちはそれぞれの購入者の元へ。Enjoy~!!

さぁ、私も目の前の仕事をしっかりね。頑張りましょ。: )

Stay Safe & Stay Strong.

Prayers for the world. ♡

|

« もみの木 | トップページ | 夏の終わりに »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« もみの木 | トップページ | 夏の終わりに »