趣味

Variations!

さて、今日は編物のお話です。
幼い頃から手芸好きだった私ですけれど、14歳の時にイギリスへ住み始めてからは、暇さえあれば何かを編んでいました。数々の伝統的なニットが有名な英国なのに、私が編んでいたのは実物大に描いた製図に絵を描いて、それを編み込むという怖い物知らずのニットでした。でも、そんな自由さが面白がられて、街を歩いていると「そのニット、どこで買ったの?」と声をかけられたり、時には注文を受けて制作をしたりしていました。


大人になって日本へ戻り、暫くは子供物のニットを作るのが楽しくて、本も2冊出版しました。
[Baby Knits]「ねことクッキーとセーターと」(日本ヴォーグ社刊)
もう、絶版なので本屋さんでは入手できないのですけれど、Amazonのマーケットには、いつも何点か出ているようなので見て下さいね。かわいいけれど、楽しくてポップなセーターや小物が沢山詰まっています。

そして今年の秋に新しく、大人のためのお洒落なニットの本を出しました。

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Variations 色と素材でバリエーション自在 ニットのバッグと小物 
伊吹広子 
文化出版局刊 ¥1,400 ISBN978-4-11214-2

この本は簡単だけど、凝って見える色々な工夫でいっぱいです。ニットリングに色々な素材を編みつけたり、コードやスエードのテープを使ったり、普段は刺繍にしか使われないラメやタペストリーウールを使ってみたり、水玉を色違いで異なる素材で編んだり、立体的にしてみたり、ドイリーのようなケープを3種類の違う素材で編んでみたり.....。私らしく、色もきれいで楽しい感じが良く出ていると思います。

本屋さんで見ると、もしかしたら少し難しそうに見えるかもしれないんですけれど、良く見て、読んで頂くと、「あー、こんなに簡単にできるの???」って、感じて頂けると思います。本当は、私がおひとりずつに「ここはね、実はね...」ってお話したいくらいなんです。だって、すごく凝った編地に見えるのに、実は長編みだけで出来ていて、そのあとテープを通しただけだったり、ニットリングに長編みを編みつけてるふうなのに何か違って見える秘密は、編み上がったら裏面を表として使っていたりすることなんですもの。


以前、私の「Baby Knits」の作品を編んで着て下さっているママ+babyを、家の近くの図書館で見かけたことがあります。とってもとっても嬉しくてお話をしたかったのに、躊躇しているうちにチャンスを逃してしまいました。もしも、いつか「Variations」の中の作品を身につけていらっしゃる方をお見かけしたら、今度こそ勇気を出してお声をかけてみようかな?と思っています。だから、ぜひ、この本を手にして、そして自分の好きな作品を作って下さいね。


これは、最近私の教室で作ったニットのバッグです。実はこれも、ものすごく簡単なんです。

バッグにまとめるのは少しテクニックが要るけれど、編地はただのメリヤス編みだけなので、もしもバッグが難しかったらセーターの袖口や裾に編みつけても素敵だし、クッションやマフラーやケープなら初心者の方にもおすすめです。この頃急に寒くなってきたので、今度の週末にでも編んでみませんか?

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